日記61

2004年4月2日〜14日

  2004/4/2(95882hit) 清水さ〜ん、見てますかぁ〜!!

4/1・きさいちCC・竹松(Bグリーン)・晴れのち曇
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 4 3 4 5 5 4 4 5 4 38 4 4 5 8 5 4 3 5 4 42 80
+3
topics         *1   *2 *3       *4   *5   *6 *7   *8    
putt 2 2 1 2 3 2 1 2 2 17 2 3 2 2 2 2 1 2 1 17 34

*1・・・グリーンの奥から15mのパットを打ちすぎて5mオーバー。グリーンをこぼれる。トホホ度2

*2・・・セカンドのアイアンを大ダフリするも、寄せがラッキーバウンドして何とか寄せワン。
ウホホ度2

*3・・・残り50ヤードのウェッジショットトップするも大結果オーライ。トホホ度1

*4・・・*1と同じような状況(10m)で、今度は大ショート。何やってんだか。
トホホ度2

*5・・・ティーショットを右へOB。アプローチも寄らず入らず。
トホホ度2

*6・・・目の前にピンがある状況から3打費やすのは悔しいっす。
トホホ度1

*7・・・10mのパットが入る。やっぱりパットはのぼりに限る。
ウホホ度3

*8・・・ティーショットでチョロするも、最後に2mの上りを根性で沈める。
ウホホ度4

ウホホ9 VS トホホ8 でウホホの辛勝

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
1バーディー
6ボギー
1トリプル
80
(+8)
86.3
平均パット数
Putting average
1.889
(34)
1.953
(35.2)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.6
(1/18)
3.8
(0.7/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
61.1
(11/18)
39.7
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
94.4
(17/18)
80.2
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
55.6
(10/18)
36.1
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
94.4
(17/18)
82.5
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
78.6
(11/14)
71.9
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
235.0 221.4
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
50
(3/6)
26.8
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
78.6 74.7
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
83.3 67.3
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
60.7 65.3
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
75.0 67.6

 日本一暇なウェブマスターとして有名なhiroです。っていうか、皆様、昨日はお楽しみ頂けましたでしょうか?でも、冗談ではなく、「まんだら屋の良太」は日本漫画史上、いや日本文学史上に残る名作なので、もし機会があれば読んでみてください。おそらく、想像を遙かにしのぐイヤラシサです。でも、人間はエッチが普通なのだ、という事もよく解ります(ただし、1話につき5回は読み返さないと、そのセリフに隠された深さに気づかず、単なるエロ漫画で終わってしまいます)。

 さて、トップページの写真をご覧頂けば解るとおり、きさいちのCCの桜はこの1週間で満開になっていた。天候は晴れ。気温は適温。時は春。年に何回もは訪れない、すばらしいラウンド日和である。

 おまけに、今日は仕事関係の友達、清水さん(名前出して良かったですよね?)との初ラウンド。仕事中、ふとごるふの話になり、お互いにどっぷりはまっている事が解ったのが約1年前。それから是非ご一緒しましょうといいつつなかなか実現しなかったのが、今日やっとご一緒できる事になった。嬉しいのだ。


嬉しくて記念写真なんか撮ったりしたのだった


 何度か書いたが、何故か私の周りの友達はほとんどごるふをしない。唯一、N君とSさんが例外で、あとはことごとく「ごるふ」に拒絶反応を示す人たちばかりなのである。本当です。たまたまなのです。嫌われているのではありません!もちろん、隠れて皆でごるふをしているけど、私だけ呼んでくれないという訳でも断じてありません。信じてください。

 という訳で、「友達とのラウンド」は本当に嬉しいのだ。

 で、ラウンドの方だが、清水さんは学生時代に野球をやっていて、しかも上の写真で見てわかるとおり、良い体格をされている。その体をフルに使った豪快なドライバーショットが信条の、スケールの大きなごるふをされる。その飛距離は、芯を喰えば楽々300ヤードというとてつもないシロモノである。


清水さんの左サイドに体重が乗り切った
フィニッシュ。うらやましい・・・


 最初の数ホール、清水さんの豪快なショットを目の当たりにし、私は相当力が入っていたらしい。○に指摘されて初めて気づいた。いやあ、私もまだまだ若い(というか、修行が足りない)。

 しかし、結果オーライ(トップボールがグリーンにオンしたり、盛大にダフったセカンドショットが傾斜でグリーンエッジまで転がったりというケースが少なくとも4度はあった)、偶然、幸運が重なり、前半は出来過ぎのラウンド。

 後半も中盤に長時間待たされて集中力が途切れた(はい、言い訳ですごめんなさい)り、後ろの組のオヤジどもが人がティーショットを打つときにずかずかとティーグラウンドに上がり込んで至近距離で(しかも目の前で)見物するからOB打ったりするんじゃこの■ソオヤジめ!(言い訳は醜い)という事はあったが、上がり3ホールは何とか持ち直し、たまたま長いパットが入ったりもして、今年最高スコアでフィニッシュする事ができた。

 清水さん、ありがとうございました!また行こうね!!

本日の体重・・・67.8kg(なかなかですわ)

  2004/4/3(96282hit) 恐ろしきはオ■ハンなり


 木曜日のラウンドは、季節も天候も良く、またコースの特別セルフデーであったため、普段の1.5倍ぐらいのエントリーがあったようだ。その数、約90組!

 おまけにコンペもたくさん入っていたようで、スタート時間になっても我々の前にはカートが3台ほど並んでいる。あまりに遅いので、コース側がラウンドするルートを変えてくれた。

 で、竹コースへ向かったのだが、我々の前の組は妙齢のご婦人2人組。その前は同じくご婦人の4人組。この時点で嫌な予感がした(「嫌な予感は、だいたい当たる」byマーフィーの法則、「良い予感は、めったに感じないし、感じても当たらない」by hiro)。

 すると案の定である。腕はまずまずなのだが、乗用カートセルフプレーの回り方が全く解っていない。というか解ろうという気もないのだろう。

 グリーン上でスコアをつける。移動するのもしゃべりながら、スコアをつけながら牛歩の如くである。ああ、思い出しただけでも暴れたくなるくらいいらいらする!しかし、こんなものはまだ序の口であった。

 例えばティーショットで、まずご婦人Aが150ヤード打ち、ご婦人Bがややミスして120ヤード打ったとする。で、120ヤード地点まで2人でカートに乗っていくのは良い。ところがそこでBが降りてボールに向かっていくのに、AはBが打ち終わるまでずっとカートに載ったまま。再びAがカートに戻るまでじっと待ち、2人でわざわざ30ヤード先までカートに載って移動

 Aはそこで初めてカートから降り、そこで初めてクラブを選び、ちんたら歩いてボールへ向かっていく。ボールのところへ到着してからも大変だ。ボールの後ろから目標確認、2回の素振り、再び後ろへ回って目標確認、1回の素振り、アドレスして5秒は静止、そしてやっとショットしたと思ったらチョロ。

 これが、18ホール延々と続くのである。さらにひどい時には、この儀式を終え、5秒静止した後、おもむろにアドレスを解き、再びカートまで歩いてクラブを換え、再び悠々とボールの位置へ向かい、1から儀式をやり直した事もあった。この時ばかりは温厚でおとなしいと多くの人が(特に私を知らない人が)認める私でさえ、さすがに堪忍袋の緒がぶち切れそうになった。

 しかし、オ■ハンの快進撃はそれだけではない。自分の距離感が解らないのか、コースでの距離が理解できないのか、とにかく異常なぐらい前を開けるのだ。男性が打ってもまず届かないだろうという距離まで前の組が行っても、ティーグラウンド上で2人でおしゃべりに夢中である。ミドルホールで、前の組がグリーンの近くへ行ってはじめて、アドレスを取り出す。そして、ボールの後ろから目標確認、2回の素振り、再び後ろへ回って目標確認、1回の素振り、アドレスして5早よ打たんかいオ■ハン!!その頃、もう前の組はパットをしているのである。トホホ。

 でも、ティーショットはまだ許そう。台風並みのフォローウインド、急激なダウンヒル、生涯一の当たりで250ヤード飛ばないという可能性が無いわけではないだろうし(0.0000000000000000000000001%ぐらいだと思うけど)。しかし、である。

 ロングホールで150ヤードぐらいしかティーショットが飛んでないのに、前の組がグリーンへ上がるまでセカンドショットを打たないのはどう考えてもおかしいやろオ■ハン!お前はスプーンで320ヤード飛ばすのか!!!!これまでのホールを見てると、125ヤードがやっとだろ!!どう計算したら自分の飛距離を2倍以上間違える事ができるんだ!もう最後には、腹を立てる自分が馬鹿らしくなってしまった。

 と言うわけで、この日のラウンドはハーフで3時間15分以上かかったのであった。もう、嫌。

本日の体重・・・68.3kg(油断した!)

  2004/4/4(96454hit) 同窓会に行ってきた


 昨日、小学校6年の時の同窓会があった。前回は10年前だから、ちょうど10年経つ事になる。つまり、10年振りだ。当たり前だ。中には卒業以来会っていない同窓生もいて、そいつらとは実に29年振りという事になる。

 当時はかわいかった小学生たちも、今では41歳のオヤジやオバサンになり、ちょうど自分たちの息子や娘が小学校高学年や中学生という世代である。全42人中出席者は14名。三分の一という集まりは多いのか少ないのか解らないが、それより消息が分かったいる人間が約半数しかいないことが気になる。

 中には、ネズミ講で作った借金で首が回らず逃げているというヤツや、離婚して泥沼にはまっているやつ、刑務所に入ったと噂されているヤツもいるらしかったが、幸い物故者はいないようだった(10年後の同窓会では解らないが)。先生もお元気だった。

 しかし女の子(今はオバサンだけど)は皆、これでもか!と言うぐらい気合いの入った格好をしていた。当時は全く目立たなかったのに無茶苦茶美人になっている子(オバサンだけど)や、全く変わらない子(オバサンだけど)、そして小学生の頃は解らなかった内面の魅力を存分に出している子(オバサンだけど)。それに、やっぱり元気だわ、女の人は。

 気心が知れていて、家庭に余裕があり、懐かしい気持ちになるこの同窓会で、焼け木杭に火がつくという気持ちが何となく理解できた。いや、もちろん私はそんな事間違ってもしませんけどね、ええ。私は○を、ココロカラ、アイシテイマスカラ。ウ、ウワキナンテ、ツメノサキホドモ、カンガエタコト、アリマセン。

 それに比べて、男はみんな風采の上がらないオヤジばっかりであった(←人の事は言えない)。それに、みんなよく太ってるんだ(←人の事は言えない)。また、髪の毛が薄くなってたり(←人の事は言えない)、人生訓を垂れだしたり、女の子(オバサンだけど)に露骨に色目を使ったり(ワ、ワタシデハアリマセン)。でも、やんちゃな子に限って元気で活躍しているようだ。人間なんて、その本質は子供の頃から変わらないんだよね。

 というわけで、2時まで飲んで騒いだのであった。残念ながらごるふの話題は出なかったのであった。いや、唯一出たのが、「うちの旦那がごるふばっかり行って全然家庭をかえりみない」という旗色の悪いモノだったので、自主規制したのであった。残念。

 それにしても、最近オバサンの話題ばっかりだな。ウェブの名前を「オバサンな日々」にしようかな。「今日のオバサン」「オバサンの成績」「オバサンって、何?」「オバサン格言集」「オバサン辞典」「オバサンの規則」など。来年のエイプリル・フールにはひょっとして・・・(なわけないって)

本日の体重・・・69.1kg(死ぬほど飲み食いした)

  2004/4/5(96691hit) 中部銀次郎という生き方


 これまでこの日記では、ごるふに関係する多くの人を紹介してきた。私の周りの人をはじめ、ウェブの知り合い、著明な作家、エッセイストなど。さらにはラウンドでご一緒させて頂いた方、現役のプロごるふぁー、海外のプロごるふぁーについても、やや独断的で、また個人的感想ではあるが書いてきた。

 しかし、中部銀次郎氏についてはほとんど触れてこなかった。いや実は、意識的に避けてきたのだ。その理由は、大変失礼でバカバカしい話なのだが、「顔が好きじゃないから」だ(伝説のごるふぁーをつかまえてこんなトンでもない事を書くのは日本広しといえども私だけであろう)。

 また、そのストイックすぎる姿勢が私のごるふと合わないと感じていたのかも知れないし、あるいは偉大すぎる戦歴を妬んでいたのかも知れない(私と中部氏では、妬むというにはあまりにレベルが違いすぎるのだが)。

 しかし、いつかは氏のごるふに触れなければいけないだろうとは思っていた。氏を語らずしてアマチュアごるふぁーは語れない、というか日記のネタが尽きかけているからである。(^^;

 というわけで、さっそく本を買ってきた。日経ビジネス人文庫の「中部銀次郎 ゴルフの心」である。


上記リンク先より拝借(^^;

 一読して、まず思ったのは「やはりこの人とは住むところが違う」という事であった。もちろん本人のものすごい努力と突出した才能があっての話だが、そりゃあこれだけ環境に恵まれ、スクラッチプレイヤーに近い父親を持ち、経済的余裕があれば死ぬほどごるふに打ち込めるよなあ。上手くもなるよなあ、とやっぱり妬んでしまう(私は正直者だ)。

 しかし、道を究めた人の言葉には、やはり重みがあるし、我々アベレージごるふぁーの参考になる部分も、いや、アベレージごるふぁーだから知るべき言葉もたくさんあった。

 その目から鱗を、何度かにわたって紹介しようと思う。ちなみに、この文庫本を読んで、私が「なるほど!」と思って貼った付箋は実に18枚。その多くが、本の帯に書いてある通り「心」に対するレッスンである。

 乞ご期待。
 

本日の体重・・・68.4kg(胃が広がったかも・・・)

  2004/4/6(96982hit) 中部銀次郎という生き方(2)


 たまたま月刊誌Choiceの今月号でも、中部銀次郎氏の長兄の記事が掲載されていた。それによると、氏の父親は大洋漁業の創設者であり、ご兄弟は銀次郎氏を含めて3人。父親を入れて4人のHDCPを足しても9にしかならなかったという。また、父親は息子たちとごるふができるようにと自ら下関カントリークラブを作ったそうだ。とんでもないごるふ一家である。私もそんな親を持ちたかった。

 さて、さっそく彼の珠玉の言葉を紹介していこう。

 「クラブに自分を合わせる」
 人間はその日の体調、気分、練習の度合いによって変化する。ましてやスウィングが固まっていないアベレージごるふぁーなら尚更である。つまり、「自分」という道具は信用できないのだ。
 しかし、クラブは変化しない。それなら、自分のスウィングをクラブに合わせて作って調整しておけば、調子が悪くなった時、自分のどこかがおかしいとはっきり言えるし、また道具のせいにしたり道具を何度も買い換えたりする必要もなくなる。

 (我々は調子が悪くなるとすぐ「クラブが自分にあっていなのでは?」と考え、新しいクラブを買いたくなるが、それを戒める意味もあるのだろう。クラブを換えると、なじむまでに中部氏でさえ最低3ヶ月はかかったそうである)


 「練習しても上手くならない」
 週に1回か2回、自己流で、しかも確固としたプログラムも立てずに練習しても上手くなんてならない。では、何のために練習するのかというと、失敗してもたじろがないため、精神力をつけるため、ミスの免罪符を取得するためである。

 (まともに球が当たらない初心者ならともかく、ある程度上達したごるふぁーにとって練習場通いとは「ラウンド時の心のありかた」を安定させるために行くもののようである。もちろん、ここで言う「ある程度上達した」というのは、氏の言う事だからシングルハンデぐらいを指すものなのであろう。しかし、我々アベレージごるふぁーでも、「これだけ練習したんだから」とか、「練習場で上手く打てるんだから、コースでも打てるに違いない」という安心感は重要である〜それでも上手く行かない方が多いが。

 また、「ミスを確認するために練習するのだ」と氏は言う。氏でさえ、人の2倍や3倍練習しても上手く行かない、思ったように打てないという時期が続き、思い詰めて自殺未遂を図った事もあるそうだ。そしてたどり着いた結論は、ごるふはミスして当たり前、そのラウンドでのミスが何故、どういう時に、どういう形で現れたのか、それを理解するために練習はあるのだ、という事であった)



 「ミスショットとナイスショットの差は紙一重」
 ごるふはミスが当たり前。しかも、ミスショットとナイスショットの差は紙一重の場合が多い。それなのに、いちいちミスするたびに腐ったり悩んだり、後に引きずったりするとさらにミスを呼ぶ。ミスは技術の精度が低下したときよりも、心の動揺によって生じる事の方が多い。技術は急に低下したり向上したりしないのだから。

 (もっともである。飛ばそう、寄せよう、入れようというスケベ心がミスを呼んでいるのである。ここをしっかり理解しておかないと「練習場であんなにうまくできたのにどうして?」と頭の中はクエスチョンマークと疑心暗鬼と自己嫌悪でいっぱいになってしまうだろう)

 続く。

本日の体重・・・68.2kg(まるでどこかのパクリのような構成だ)

  2004/4/7(97273hit) 中部銀次郎という生き方(3)


 何てこった(その1)。ホームコースに会社更生法が適用されちまった。でも、まあ、プレーできればいいか。

 何てこった(その2)。4年前治療した歯が痛くて飯が食えない。それにしては痩せない。トホホ。

 何てこった(その3)。久しぶりに練習したら腰が痛い。虚弱体質だ。

 何てこった(その4)。世間はマスターズウイークではないか。この時期にマスターズについて熱く語らずしていつ語るのだ!なのに、これ以上安易なネタで引っ張っても良いものか?良くないだろう。そうだろう。

 という訳で、まだまだ書き足りないが今日でこの話は一時中断し、折を見てまた再開する事にしよう。そうしよう。でわ、どーぞ。


 「何故パットが難しいか」
 ショットのストロークと違い、パットのストロークにはスピードがない。フルショットには遠心力(や慣性の法則)が働くので多少の軌跡のズレはそのスピードが修正してくれる。しかしパットのストロークにはそれが無く、またストロークそのものもデリケートな上に心の迷いが入りやすく、だから難しいのだ。

 (我々のレベルではパットよりショットの方が難しいと考えがちだが、実は逆なのだ。でも、パットにはOBや池ポチャがないからやっぱりショットの方が難しいかもしれない。しかしショットには4パットや5パットがないからやっぱりパットの方が難しいかも知れない)


 「結果にとらわれるな」
 いつも結果だけの事を考えてプレーしていると、結果が全てのごるふになってしまう。トップしたボールがコロコロ転がってホールインワンしても面白くないのと同様で、納得のいくショットやパットをする事を考えてプレーしないと、パットなどでは特に「外す恐怖感」が芽生えてくる。すると、恐怖感で体が思うように動かなくなり、入れごろ外しごろが全て「外しごろ」になってしまう。

 (狙ったとおりに狙った球筋で球が打てれば、また思うような強さで決めたラインに球を転がす事ができれば、それで100点満点。それでキックが悪くてバンカーに入ろうが、ディボット跡に入ろうが、カップをなめようが、ラインが狙いと違っていて外れようがそれは単なる結果である、と。でも、解っちゃいるけどなかなかそこまで悟れません。「何で俺ばっかり・・・・」「どうしてこんな大事な局面で・・・」「寄りによってコンペの終盤で・・・」というのが我々アベレージごるふぁーの嘘偽りない心情だと思う)


 「ごるふは縁起のゲームではないか?」
 何となく調子が出ない、流れが悪い。そういうときは、気分転換をしたり着る物や食べる物を換えたりするが、効果はなく、むしろ悪くなる事が多かった。やはり、いつも通りの事を淡々と、そして安定した気持ちでこなせる事が一番と思う。ボールの番号。着慣れたウェア。ロッカーの位置。コースへ入る時間。それらは極力変えない方がしっくりくる。それが、「縁起をかつぐ」というのなら、そうであろう。

 (意外に思われるかも知れないが、中部氏は縁起をかつぐ方だったのだ。ただし、それは超科学的な魔力を信じて強迫観念にかられて行う物ではなく、夾雑物を排し、自分の心を平穏に保つためのいわばプレショットルーティンなのであろう。その証拠に、氏は「その日のスコアは朝起きたときにだいたい読める」んだそうである。その予測した数を自己管理して達成する、それがプレー中の自己管理にもつながる、と氏は言う。やっぱり雲の上のお方である)


 「絶好調の時ほど要注意」
 ごるふに100%はない。どんなショットでも失敗する可能性がある。従って、ミスする可能性が一番低い、つまり最善の攻め方をいつも考えてプレーするわけだが、絶好調の時はこの「最善」と「無謀」の見分けがつかなくなっている。だから、最善を求めている時は精神的に最悪の状態といって良い。むしろ、最悪で当たり前と思っている時の方が精神的には最高の状態なのである。

 (仰るとおりである。しかし、「乗せてやろう」「寄せてやろう」と思っている時の精神状態が最悪とは!この考え方には個人差があるとは思うが、確かに私も「乗るかエッジまでいけば最高だ」とか「寄らなくても2パットでボギーだからまあいいか」とか思って打った時の方がかえって結果がよい場合が多い気がする。要は、「汝おごるなかれ」ということであろう)


 付箋はまだ7枚残っているが、ひとまずここで筆を置こう。今月中にはまた再開したいと思う。明日までに腰が良くなっていますように・・・

本日の体重・・・68.0kg(おやつを我慢)

  2004/4/9(97807hit) 悪い時は悪いなりの

4/8・きさいちCC・竹松(Aグリーン)・晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 6 5 5 7 4 3 4 6 4 44 5 5 5 5 3 5 4 7 5 44 88
topics *1 *2   *3               *4   *5 *6 *7 *8        
putt 2 3 2 3 2 1 1 2 2 18 2 3 1 1 1 2 1 1 2 14 32

*1・・・アイアンもアプローチもトップ。4オン2パット。トホホ度4

*2・・・ティーショットのアイアンをトップ。バンカーから乗せただけで、3パット。
トホホ度3

*3・・・ドライバーをチョロ。7W2回でつなぐも、アプローチでまたトップ。トホホ度3

*4・・・午前中の2番ホールと同じパターンでダボ。学習しろよ。
トホホ度4

*5・・・やっとショットが当たりだし、手前から快心?の寄せワン。
ウホホ度3

*6・・・セカンドをダフるも何とかグリーンオン。5mをねじ込む。
ウホホ度2

*7・・・パー3のアイアンがみたびトップ。またバンカーへ。おまけにホームラン。トホホ度5


*8・・・セカンドのアイアンでトップ。ころころころ・・・でも3打目でリカバリー、タップインパー。
ウホホ度4

ウホホ9 VS トホホ19 でトホホの圧勝

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
1バーディー
5ボギー
6トリプル
88
(+16)
86.4
平均パット数
Putting average
1.778
(32)
1.940
(34.9)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.6
(1/18)
3.7
(0.7/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
38.9
(7/18)
39.6
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
66.7
(12/18)
79.3
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
16.7
(3/18)
34.8
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
77.8
(14/18)
82.2
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
71.4
(10/14)
71.9
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
210 220.6
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
33.3
(4/12)
27.4
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
75.0 74.7
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
70.0 67.6
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
44.7 63.5
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
66.7 67.5

 実はこの日、火曜日の練習で痛めた腰がさらに悪化し、朝の時点でラウンドを止めようかと真剣に悩んだ。じっとしていれば大丈夫なのだが、体をひねると右腰にするどい痛みが走る。こういう日はゆっくり家でのんびりしていよう。私は珍しくそう思い直し、コースに向かった・・・って行っとるがな!!

 そう、理性が大声で警告を発しているにも関らず、私はそれを無視し、暴れる理性を押さえつけ、口にガムテープを貼り、縄でぐるぐる巻きにして家の押し入れに閉じこめ、出発したのであった。

 とにかく無理しないようにしよう。そう思った私は、今日の目標を普段より9ストロークぐらい多く見積もり、不安を抱えてのスタートしたのだが、その不安はスタートホールからいきなり炸裂する。

 ティーショットこそまあまともに当たったものの、アイアンが壊滅状態である。痛みの恐怖から腰を入れて打てず手打ちになるため、ほとんどまともに当たらない(まともに当たらないと言ってもレベルによって差はあるが、私の場合は空振りの一歩手前レベルである)。アプローチもピリッとせず、連続ダボスタート。

 その後も着実にダボを積み重ね、中盤やや持ち直すも合計6個のダボ。今年の最高記録達成である。さらにOBも無かったのにダボ6個はもちろん新記録(2000年11月30日には瀬田GCでダボが10個、トリプルボギーが2個という記録が残っているが、この時はOBをいくつか叩いたと思う)。でも、そんな新記録は出しても全然嬉しくない。

 まあ、自業自得だから落ち込んだりはしなかったが、アイアンのファインショット率は5割を切るわ、パーオンは18ホール中3ホールだけだわ、特にショートホールでは4ホール中3ホールで当たり損ないのトップで平均スコアが4.5。ミドルホールの平均スコアと同じだった。トホホ。

 それでも80台でおさまったのは、最近好調なアプローチとパットのお陰である。寄せワンが4つ、1パットが7つ(ボギーパットとダボパットが1つずつあるのはご愛敬だが)はショットの不調を7割ほどカバーできたと思う。

 まあそういう訳で、腰も最後まで致命的な痛みが出る事もなく、成績の割には満足のラウンドだったかな、と。

 あ、そうそう、家へ帰ってそっと押し入れを開けてみると、理性は暴れすぎて布団の角で頭を打ったらしく、失神していた。ザマミロ!(って喜んでいいのか?)

本日の体重・・・68.4kg(あれ?)

  2004/4/10(98184hit) マスターズの事


 マズターズウイークだと騒いでいる割には全然マスターズの事を書かない私は巷では嘘つきと言われたりしているんだろうかと心配になってきたので今日からマスターズについて書こう。と言っても、小学生の日記の如く低レベルの内容である事を最初に告白しておこう。

 今日で予選が終わったわけだが、今年は残念ながら丸山、伊沢の日本組は予選を通過できなかった。初日の雷雨による中断、難しいピン位置に翻弄されたのだろうか。特に、伊沢は2日間帝王ニクラウスとのラウンドだったので、緊張したりしたのかも知れない。本人は「ツキに見放されていた」とコメントしたらしいが、ちょっと言い訳がましい気がした。

 去年の覇者、マイク・ウィアも1打差で予選落ち。はじめてマスターズに出場した中国人、張連偉も1打差に涙をのんだ。惜しかった。伊沢と同じ組のニクラウスは2打及ばず。これも惜しい。しかし、いくらオーガスタのラウンド経験、優勝経験があるとはいえ、64歳で伊沢やマルちゃんよりはるかに良い成績というのは驚異的である。

 ただ、日本ツアーでおなじみT.ハミルトンは4オーバー32位でぎりぎり予選通過だ。是非頑張ってほしいが、あんまりテレビには映してくれないんだろうなあ。NHKならともかく、民放のTBSだし。映さないだろうなあ。上位に食い込んで映ってほしいなあ。

 なお、同じ32位タイにはジャスティン・レナード、ブラッド・ファクソン、ビジェイ・シンなどがいる。そして、初日3オーバーと出遅れたタイガー君はこの日きっちり借金を返し、イーブンパー14位タイまで上がってきた。やはりこいつが上がってこないと私的には盛り上がらない。

 ちなみに、トップはイングランドのジャスティン・ローズ。6年前、アマチュアながらジ・オープンで4位に入り、大器の片鱗を見せた彼がこのまま完全優勝を遂げるのか?私の予想では、最終日前半までは善戦するが、バックナインの勝負所で不運なボギーが出て、3位タイぐらいで終わりそうな気がする。

 優勝予想は、ラブIIIが3.5倍、ミケルソン4倍、タイガー5倍、オラサバル5倍、エルス・ローズが7倍、チェッカ・チョイ・カプルスが10倍、と言ったところであろうか(←すごく無責任)。

 そして、私が賭けるなら・・・・願望も含めてミケルソンに5000円!がんばれミケルソン!今年こそ優勝だ!
 

本日の体重・・・68.0kg(おやつを我慢)

  2004/4/11(98347hit) マスターズの事(2)


 ミケルソンキター!(2ちゃんねる風に)

 えっと、昨日の日記はあまりに内容がお粗末(やっつけ仕事みえみえ)だったので。今日はしっかり観戦して、つまりビデオをしっかり見てから日記を書きます。

 という事で、アップ予定は午後10時頃になります。ごめんなさい。

 ・・・・はい、ばっちり見ましたよ、ビデオ(誰も待ってないって)。

 いやあ、やっぱり、ミケルソンの安定感が抜群である。何より表情に余裕がある。パットも安定しているし、アイアンでも無理しないし。後半のホール(確か15番パー5)で、左のラフのティーショットを曲げてしまい、計算していた2オンが難しいシチュエーション。これまでのミケルソンなら、狙って自滅していたかもしれないが、今年は違う。きっちりレイアップして、きっちりパーをキープした。

 この日のバックナインは全てパーで締めくくり、なんとこの3日間でボギーが1つというミケルソンらしからぬスコア(知らない人のために書いておくと、イーグルも出ればダボも叩くというのが今までの彼のスタイルである)でトップタイ、6アンダーである。期待が持てるぜ!

 パターもフォーチュラから昔使っていたシンプルなL型(?)に戻したようだ。あの触れただけで10mも転がる、アプローチパットをホールの真横にむかって打たないと寄らない、10cm落とし所がずれると2打から3打の違いが出てくる変態グリーン(オーガスタナショナルのグリーンキーパーはきっととんでもないサディストに違いない)で、操作性を重視した昔のパターを使うという事は、パットのフィーリングも好調なのだろう。

 ミケルソンの歓喜を見たい。生で・・・じゃなくってリアルタイムで見たい!そう思った私は、今晩は徹夜でTVを見る事にした(毎年こんな事言って、毎年実行して、毎年数日間後悔するのである)。そう○に声も高らかに宣言すると、○は、

 「そんな阿呆な事は止めときなさい」

 と妙に冷静に私に水を差してくれる私の体を心配してくれるのであった。でも見ちゃう私であった。

本日の体重・・・68.4kg(タガが外れそう・・・)

  2004/4/12(98504hit) ミケルソンおめでとう!


 オーガスタの女神は、ついに彼の熱意に応えた。

 メジャー挑戦47回、無冠の帝王と言われ続けてきたたフィル・ミケルソンが、ついに念願の王冠(グリーン・ジャケット)を手に入れたのだ。

 かの球聖ボビー・ジョーンズが創設し、歴代の優勝者にはジーン・サラゼン、バイロン・ネルソン、サム・スニード、ベン・ホーガン、アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラウス、ゲーリー・プレーヤ、トム・ワトソン、セベ・バレステロスなど伝説のプレイヤーが名を連ねる。そこに、彼はついに仲間入りしたのである(こんな当たり前の事を書くのは、ごるふの歴史に疎い人に少しでもごるふの事を知って頂きたいからである。水増ししているわけではない)

 しかし、今年のマスターズはまさに名人(Master)たちの集いであった。特に最終日はすばらしい技の連続で、久々に見応えがあった。しかし、ここの女神は恐ろしく気位が高い。名人たちが100点満点のショットを重ね、満足のいくパットをして、やっとパーというシーンばかりで、パー5を除き、バーディーはそれこそミラクルショットかミラクルパットでないと出てくれない。

 そんな中、前半でボギーを3つ叩き、首位の座から転がり落ちたミケルソン。一時は3打も離されてしまい、暗雲が立ちこめる。しかし、今年の彼は今までと違った。バックナインに入って底力が爆発し、勝負所の12〜14番で3連続バーディ。すげえ!そしてプレッシャーのかかる池越え16番でもバーディだ!パトロンたちは大興奮だ!

 そして、エルスと首位タイで迎えた最終ホール。距離が伸びて難しくなったこの18番で、ボギーなら「ミケルソン、今年もか」、パーならプレーオフ。誰もがあきらめかけたそのホールでドラマが起きた。

 5mのバーディーパット。しかし、そのラインは、クリス・ディマルコがたった今打ったパットと幸運にも同じであったのだ。最後の最後で、女神が彼に微笑んだとしか言いようがない。努力し続けた彼へのご褒美だったのか。

 そのパットをぎりぎり沈め、見事バーディ。その時、オーガスタの森は、この遅れてきたチャンピオン誕生に対する歓声に大きくどよめいたのであった。いやあ、ええモン見せてもらいましたわ。


 さて、この記事を書くに当たってpgatour.comを参考にしたのだが、ミケルソンの優勝記事には「ful・Phil・ed」と言う見出しがつけてあった。しばし考え、fulfilled(満足した)とPhil(ミケルソンのファーストネーム)をかけている事に気づき、アメリカ人もダジャレ(言葉遊び)が好きなんだなあと思った。でもこのダジャレは3点(10点満点中)。

 またその下にはアーニー・エルスの記事が。そこには彼が頭を抱えている写真とともに「Somebody Els」(その他大勢で終わった、という感じだろうか)だと。ストレートだけどまずまずで5点。

 さらに善戦したベテラン、ベルンハルト・ランガー(彼は過去2回この大会に優勝している)の記事には、「Langer lingered」(linger・・・ぐずぐずする、手間取る)とかけことばが。2点。

 ったく、アメリカ人のセンスは噴飯ものである。では、ここで私が見本を一つ。

 「プレッシャーにフィルまず、見事なウイニングパット!」

 ・・・・あかん。1点。

本日の体重・・・68.5kg(食欲の春)

  2004/4/13(98893hit) マスターズの余韻


 昨日の日記では感動的な今年のマスターズに泥を塗ってしまうようなダジャレで締めてしまって反省しきりである。もっと内容は推敲して書くようにしないとダメだ。こんなくだらない日記でも全世界で毎日300人以上の方が毎日見ケルソン・・ああ、また書いちまった!!しかもつまらん!

 とまあ冗談はさておき、いまだ感動の余韻さめやらぬ編者である。今日は昨日書かなかった事をもう少しだけ書かせて欲しい。

 そのミケルソン、フロントナインでは短いパットを外したり、バンカーからの脱出に失敗したりして、それがボギーにつながった訳だが、表情には終始余裕があったように見えた(その理由は、「ゴルフプラネット」というメールマガジンにばっちり書いてあった。興味のある方は、こちらへどうぞ)。

 先を行くエルスが憎らしいぐらい隙のないごるふでどんどん先を走っていくのに、しっかりとついて行き、ついに最終ホールの逆転まで諦めることなく走り切った。技術ではなく、心のスーパーショットであると言えよう(何のこっちゃ)。


難しいパーパットを狙うフィル(TBSの放送よりキャプチャ)


 しかし、パトロンたちの声援もすごかった。パーマーやニクラウスに対してでなく、またベン・ホーガンのように瀕死の事故からのカムバックでもなく、単なる「なかなか優勝できない自国の一プレイヤー」に対して、バックナインではほとんどのホールでスタンディング・オベーションが起きていたのは異例中の異例ではないか。


世界で一番美しいパー3、12番ホール


 それだけ彼の(なかなかメジャーに勝てないという)悲劇性に心を痛めていたのであろうし、また彼が愛されているという証拠でもあろう。まるで阪神タイガースのような、と言えば「それはちょっと違うやろ」と突っ込みがはいりそうだが。

 反対に、最終日2イーグル・3バーディー・2ボギーの5アンダーという最高のプレーで逆転優勝を狙ったエルスは、可哀想に今回は完全なヒール(悪役)になってしまった。USオープンに2回、ジ・オープンに1回優勝している彼も、グリーンジャケットは持っていない。それなりの声援はあったのだが、ミケルソンのそれと比べるとやはり桁違いであった。

 ベテラン勢の活躍もマスターズの楽しみの一つであるが、今年も、フレッド・カプルス(44歳)、ベルンハルト・ランガー(46歳)、ニック・プライス(47歳)などが上位に食い込み、我々中年を勇気づけてくれた。

 他にも、16番での連続ホールインワンもビックリだった。ベストアマのウィッテンバーグ(最終日3アンダー、13位タイ!)のスピーチも見事だった。しかし、今年のマスターズを語る上で、K.J.Choiの大健闘は特筆すべきだろう。勝負所での正確なショットといい、精神的なタフさといい、日本人にはない芯の強さと度胸を、我々は大いに学ぶべきである。もともとパットには定評のある選手だけに、オーガスタのグリーンに慣れれば間違いなく優勝できるチャンスがあるだろう。


最終日バックナインを31でラウンドしたChoi


 日本人選手にも、がんばって欲しいなあ。

本日の体重・・・68.3kg(おやつがデフォルトになってきた)

  2004/4/14(99198hit) 便利な世の中に


 昨日のTV画面の画像は如何でしたか?結構きれいに取れてるでしょ?実は、2ヶ月ほど前、DVDレコーダーを衝動買いしたのである。ハードディスクに録画し、それをDVD−Rに焼き直し、コンピュータのDVD再生ソフトでキャプチャ(静止画切り取り)したのが昨日の画像なのだ。いやあ、便利な世の中になったもんだ。特に日記のネタに困るウェブマスターにとっては。

 私が高校生の頃は、銀塩カメラで直接TV画面を映していた(何を撮っていたかは内緒である。何故なら、「うる星やつら」のラムちゃんを撮っていた事がバレると、おたくでスケベな私の本性があらわになってしまうからである)が、出来上がりはいつも画面の端の方が異様にゆがんでいたし、おまけに、変な黒い帯が映り込みラムちゃんが台無しになっていた。

 さらに遡り、小学生の頃。世の中は歌謡曲の全盛期で、いわゆる「アイドル」が花盛りの頃である。先日の日記でも書いたが、花の中3トリオ(山口百恵、桜田淳子、森喜朗)を筆頭に、南沙織、浅丘めぐみ、アグネス・チャンなどが毎日どこかのチャンネルで歌を唄っていた。

 私も好きなアイドルがいて(誰が好きだったかは内緒である。何故なら、浅田美代子が好きだったなんて事がバレると、唄なんてどうでもよかった事が丸わかりであるからである)、その歌を録音するのに、テレビの前へラジカセを持って行き、内蔵マイクで録音したものである。でも、後半で必ず母親の「ゴハンできたで〜」という声が入り、かんしゃくを起こすのであった。

 そう、その頃のテレビには、出力端子などというものが無く、ヘッドホン端子もなく、いや仮にあったとしても接続コードでTVとラジカセをつなぐなんて事は想像も付かなかったのである。

 後日談であるが、そんな私も中学生になり、接続コードでTVの音声を録音するようになったが、私がTVの前にラジカセを出している時は、私がいくら「もういくら声を出しても大丈夫」と言っても、腫れ物に触るように静かにしていた。きっと、小学生の時の私のかんしゃくがよっぽど酷かったんだろう。

 そんな接続コードを知らなかった私でも、今では簡単にTVの画像を加工する事ができるようになった。まったく、便利な世の中になったものである。あとは、自動的に日記を作ってくれる機械が出るのを待つばかりである。
 

本日の体重・・・68.4kg(トルコアイスくっちまった)



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