真実はどこにある / 究極のコツ
(2002/4/26〜4/27)



真実はどこにある
 
 自分の下手さ加減に呆れ、怒り、落ち込み、いじけ、くじけそうになりながらも自分を信じ輝かしい未来を夢見て頑張らなければと思いつつもやっぱり自分には全然ごるふの才能がないんだなあ30台のスコアはフロックなんだなあと考えへこんでいる編者である。

 昨日はたまたまHDCP3の知り合い(で、きさいちCCの役員をされている人)と同じ組になり、意識しなかったと言えば嘘になるだろう。無意識に肩に力が入っていたということもあるだろう。それにしても、アイアンが全くまともに当たらず、アプローチも全く寄らず、トリ、ダボ、ダボ、ダボ、ダボと続いた時は本気でごるふなんかやめてやると思った。

 後半は距離が短い梅コースで、アイアンのフルショットが5回しかなかったのであのスコアでおさまったが、そうでなければ100叩きのラウンドだっただろう。

 で、あんまり自分に腹が立ったのでラウンド後に練習してきた。いくらコツをつかんでも、頭でわかっても、コースでできなければただの小泉純一郎である(その心は、口先だけ)。6アイアンを手にとり、100球打ち込んだ。ホントは300球ぐらい打ちたかったが、腰が根を上げた。心が壊れそうなのに、体も壊れたら再起不能である。

 黙々と100球球を打ち続ける。そして、80球ほど打った時、私は悟った。毎回毎回、「わかった!」と偽の悟りを繰り返すごるふぁーは上手くならないと云うのが定説だが、そして私の場合もまさにそうだが、その理由がわかったのだ。

 そもそも、コツをつかんだとか、目から鱗が落ちる、というのは下手で才能がないごるふぁーが枝葉末節にこだわり、たまたま上手く行った時の動きをあたかもスウィングのすべてと思い込み、それを盲信するところから起こる。すなわち、些細な事にこだわり、最も大事な事、一番重要な事をないがしろにしていると云うことなのだ。

 何故それが判ったかというと、スウィングにおける本当に大事なことがわかったからだ。

 あっ、今、笑いましたね。吹き出しましたね。「またこのパターンか」と思いましたね。でも違う。今度こそ、プロとアマチュアが、上手い人と下手な人が、才能のある人と無い人が、上達する人とそうで無い人が決定的に違う部分を私は発見したという確信がある。私を笑った人はここより先は読まないようにしていただきたい。そして、私を信じる人だけこの先を読んで欲しい。スウィングの真実、全国1300万人の悩めるゴルファーが、一斉に目から鱗を落とす日がやってきたのだ。

 では、発表しよう。ごるふスウィングにおける最も大事な事、それは・・・・

































体の力を抜くこと

である。

・・・・・・信じなさい。笑ってはいけない!これだけ!絶対の真実!本当だってば!!



究極のコツ

 と云うわけで、皆に笑われながら、ガリレオの如く「それでも地球はコツは回って力を抜くこといる」としばらく言い続けるつもりの編者である。昨日は力を抜きすぎてバックスウィングでクラブが上がらないという夢まで見てしまった(本当)。

 ただ単に「体の力を抜く」だけではいくら私が力説しても納得してくれないだろう。どこの力を、どう抜けばいいのか。これを今日は書いてみることにしよう。

 まずは、アドレス。ここで全身に力が入っているとあなたのミスショットは約束されていると言っても過言ではない。特にグリップと肩。クラブが落ちるぐらい、ゆるゆるのへにゃへにゃで構えよう。さらに、ここでモジモジしているとだんだん力が入ってくること請け合いなので、構えたらすぐテークバックを始動しよう。

 次にバックスウィング。上げていくにつれて、ぎりぎりと力が入っていきやすい。アドレスの脱力感をそのまま維持しながら、下半身の緊張感だけを持ってクラブを上げていく。この時、肩を思い切り回さなければとか、左手を棒のように伸ばさなければとか考えすぎると肩に力が入る。

 これを防ぐためには、できるだけ無意識に正しいトップへ持って行けるよう、トップの位置でスウィングを停止する事を何度も繰り返し、形状記憶肉体を作ってやると良い(と思う)。

 そして、ダウンスウィング。一番力が入るところだ。ねじりを戻す力と体重移動だけで振れればベストである。特に右手に力が入らないよう注意が必要だ。ここでは、右手の力を抜く事を意識するより体重移動のタイミングだけを考えて振ったほうが良い結果が出やすい(私の場合)。即ち、4/25の日記に書いたとおり、左足のヒールアップを戻すこと以外何も考えないのだ。

 今日の練習では、トップで体を一瞬静止させ、ヒールアップし、すぐにヒールを落とす事でダウンスウィング始動のタイミングを掴むスウィングを試みると、一番腕の力が入らなかった(私の場合)。しばらくはトップで止めるスウィングで練習するつもりである。

 後はインパクトからフォロースルーに入るのだが、ここはどう力を入れ、どう力を抜くのか私にはまだ良くわからない。右肩を飛球線やや右側(つまりインサイドアウトの軌跡になるように)に押し出し、低く長いインパクトゾーンを作れば良いと思うのだが・・・。まあ、いずれまた練習を積み重ね、先生に見てもらう事でコツがわかってくるだろう。

 と云うわけで、とにかく「確かに力を抜くと言うのは大事だと知っていたけど、こんなに、想像以上に、これでもかと言うぐらい、いくらなんでもそれは抜きすぎと違うか、というぐらい力を抜く」という事が大事であると思った39歳の春である。

 (なお、例のごとく、これを読んでスウィングがボロボロになっても私は一切関知しない。どうかご了解いただきたい。あくまでトホホごるふぁーである私の主観に基づくコツである。信用できない、と考える方が普通かもしれない)


編者注:力を抜く事は確かに大事だよ。その通り。でも、判っててもそれが簡単に出来るか?
判っていてもできないから苦労してるんだよ!