オデッセイ 2ボールパター
(2002/3/29〜3/30)
と云うわけで、オデッセイ2ボールパターである。 Yahoo!オークションで去年の11月に落札(予約)してから実に5ヶ月弱、近所の店でもちらほら出だしたにも関らず到着が遅れに遅れ、待ちに待って、この水曜日にとうとうやってきたのだ(ちなみに、送料別で定価の2割引ぐらいであった)。あまりにも時間がかかったので、到着しても嬉しくなかった。 この一見爬虫類的というか昆虫的というか、独特の雰囲気を持つパター、実物を手にとった第一印象は「で・・・でっけー」だった。ヘッドの体積もソールの面積も東京ドームの約500万分の一という、想像を絶する大きさである。もっと判りやすく書けば、長さでノミの50倍、体積で6000倍である。でも、上の数字は適当なので同じパターを500万本買って東京ドームに持って行って比較したり、ノミを6000匹集めて比較したりしても、苦労の割には悲しい結末が待っているのでそういう事はしないようにして欲しい。 というか、普通のパターの2倍は優にありそうである。しかし、見かけほどは重くない。逆に、もう少し重くても良いかな、と思うぐらいである。 さて、実際に使ってみた印象だが、最大の売りである「アジャストした時にボールが3個並び、ラインが出しやすい」という感触であるが、2m以内の短いパットの場合に限り、確かに今までのどのパターよりも安心感がある。アドレスし、目線の端でカップを捕らえたとき、例えばスライスラインでカップの左端を狙っているなら、フェースがそこを正確に向いているかが判るのだ。これは噂にたがわぬスグレモノである。後は真っ直ぐ振りさえすれば100%カップインする仕掛けである(ラインが合っていたと仮定しての話だが)。ただ、ストロークした時の残像とか言うものは感じられなかった。 多くのプロゴルファーが使っているのも頷ける。これはパッティング、特にショートパットに悩むゴルファーにはお勧めである。あの独特のフォルムさえ気にならなければ。 ストロークは大変スムースにできる。これも特筆すべき点だ。ただし、形状から想像できる通りタップ式のストロークは合わない。このパターは、早めのデリケートなグリーン上で、ラインを出す打ち方をする人に最もフィットするはずだ。つまり、手首でパチンと打って距離感を出す人、高麗グリーンを主戦場とする人、ラインを殺して強めに真っ直ぐ打つ人には使いづらいパターかもしれない。この点だけは注意が必要である。 そういう意味では、ロングパットの距離感は若干(あくまで若干である)出しにくいと言わざるを得ない。しかし、弾きが良いためか、球足は結構伸びてくれるし、慣れれば、あるいは距離感に自信がある人は問題ないだろう。 次に打感であるが、ホワイトホットシリーズの極めて柔らかいフィーリングはしっかり踏襲している。ヘッドが大きいと言う安心感からかもしれないが、オフセンターヒットにも強い感触を持った。このあたりは慣性モーメントの数字なども絡んでくるんだろうが、もちろん私には詳しいことはわからない。ソールが広いため、低く長いストロークをイメージしやすいという心理面でのアドバンテージも見逃せない。 さて、そろそろ結論に入ろう。下の表は、ヘボゴルファーの私が・独自に・たった一回だけの使用で・科学的裏づけも無く・さしたる確証もなく考えた「2ボールパターは買いか?そうでないか?」のまとめである。以上の事をしっかり頭にインプットしてから参考にして欲しい(つまり買って自分に合わなくても文句言わないでね)。
また、しばらくはバーディロで地道に練習しよう。 |
編者注:こういった何の裏づけも根拠も無い、自分勝手でいい加減な、信憑性の低い、
無責任な評論は大の得意である。