日記72

2004年9月16日〜29日

  2004/9/17(156191hit) 良かった事ととんでもない事

9/16・きさいちCC・梅松・Bグリーン・Par71 
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 4 3 4 4 4 3 4 5 35 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 71
score 4 4 3 5 3 4 3 6 5 37 5 3 4 6 5 3 5 5 5 41 78
topics         *1     *2           *3 *4   *5       
putt 1 2 2 2 1 2 1 2 2 15 2 2 1 2 2 1 3 2 2 17 32

*1・・・ティーショットがグリーン手前のバンカーとバンカーの間5mの間に止まる幸運。
ウホホ度4

*2・・・ドライバーを左へ引っかけOB。思い切り手打ちでした。トホホ度3

*3・・・3打目、残り30ヤードから4打費やす。トホホのホ。トホホ度5

*4・・・ティーショットが右のカート道へ。ドロップして左足下がりのラフからフェースを開いて我ながらうまく球を上げたと思ったけどわずかに足りず手前のバンカーへ。バンカーから3mに付けるも、5cmショートして入らず。上手いのか下手なのか判らない。
トホホ度2

*5・・・20mのパットを残す方が悪いと言えよう。トホホ度1

ウホホ29点(4点 + パー2点x10個 + 寄せワン1点x5個) VS トホホ11 でウホホの勝ち(^^;

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
1バーディー
6ボギー
1ダボ
78
(+7)
84.8
平均パット数
Putting average
1.778
(32)
1.903
(34.25)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.6 4.7
(0.8/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
61.1
(11/18)
46.2
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
94.4
(17/18)
82.8
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
44.4
(8/18)
39.4
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
94.4
(17/18)
84.3
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
57.1
(8/14)
70.0
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
224.3 225.3
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
50.0
(5/10)
34.3
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
66.7 74.4
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
100 69.8
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
65.4 61.9
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
66.7 66.8

 爽やかな秋。いよいよハイシーズン到来である。

 この日はアプローチが良かった。寄せワンのチャンスが10回あって、そのうち3回がOK、2回が1m程に付いた。こういう日は珍しい。とんでもないミスは出だしのトップと松の4番のトップだけで、あとは距離感のミス(ショート)が多かったが、上出来だ。

 ドライバーはある理由があってボロボロであったが、アイアンもパッティングも普段よりちょっとだけ好調で、7オーバーで何とかホールアウトできた。ワーイ!

 このように、スコアは大変良かったのだが、実は途中でとんでもないことが起こったのである。どれくらいとんでもないかと言えば、その事件が起こった瞬間、顔色が瞬時に真っ青になり、冷や汗がたらーりたらりと流れだし、これから続く人生という道のはるか先まで真っ黒な光で照らされ、学友に「ワザ、ワザ」と耳元で囁かれ、ヨオロツパから帰る客船の中で突然愛する人の訃報を受け取ってしまうぐらいとんでもないことなのである。そして私は今、暗い気持ちを抑えきれずにいる。

 まあ、自業自得だから仕方ないんだけど。もう今日は、悲しくてこれ以上書けません。「そんな事書きながら、どうせ大したこと無いんだろう。○さんとケンカしたとか、○さんの方が成績が良かったとか、そんな事じゃないのか?」などという声が聞こえてきそうだがそうではない。ヤバイのだ。本当にヤバイ。

 でも、ライダーカップが始まるから、また明日ね!

本日の体重・・・69.0kg(大変やばい予感)

  2004/9/18(156636hit) そのとんでもない事


 ライダーカップは前評判に反して欧州組の大リードで初日を終えた。タイガー・ミケルソン組が午前午後と2連敗したのが、アメリカ組キャプテンであるハル・サットンの大誤算であっただろう。

 そのタイガーとミケルソン、決して調子が悪かった訳ではなかった。もちろんタイガーに往年の迫力はないが善戦していたし、ミケルソンがその分頑張っていたと思う。ただ、欧州組の調子が良すぎた。今年のライダーカップはこのままヨーロッパが突っ走るのかもしれない。

 さて、昨日の続き。そのとんでもない事は、前半梅コース7番ホールで起こった。

 4人がティーショットを打ち終わり、私はいつものように最後に赤ティから打った○に向かって「今のアドレスはあの木の方向を向いていたよ」とアドバイスをした。最近、ショットやパットの時に「目標に真っ直ぐ立てているか」「ヘッドがどのように動いているか」などを夫婦で教えあっているのである。何と仲の良い夫婦であろうか。そして素晴らしき夫婦愛。しかし、その夫婦愛がとんでもない惨劇の原因になるとは・・・

 私のアドバイスに対し、○は「えっ、どの木?」と答える。私は「あの、真ん中に生えている・・・」と木の方を見て、指さしながらティグラウンドを降りていた。その時、私の足元で、



「ぷちっ」



 っと音がした。反射的に足元を見ると、私の目に飛び込んできたのは



「右足のシューズの裏」



 であった。えっ?シューズの裏?・・・そうなのである。私の右足は、足首で内側に約110度内転していたのであった。そして「ぷちっ」というその香ばしい音は、私の足首から発せられたのであった。そして約0.18秒後、猛烈な痛みが襲ってきた。



「いてててててててててっっっっっっっ!」



 私は叫んだ。しかし、いくら叫んでも痛みが引くわけではない。すでに私の足首の「何か」は、確実にその機能を停止しつつあった。っていうか壊れた。っていうかヤバイ。

 30秒ほどそのまま立ち尽くしていただろうか。痛みが多少和らいできたので、恐る恐る右足を一歩前へ出す。大丈夫、歩けそうだ。歩けるぐらいだから骨に異常はないだろう。私は「軽い捻挫」と自己診断し、カートに戻った。そしてそのままラウンドを続けることにした。

 幸い、多少足をかばうだけで歩くのには支障ない。足首にねじれの力が掛かると多少痛むが、足首とごるふだったらごるふの方が大事に決まっている。この日最後までラウンドできれば明日から歩けなくても全然かまわないのである。1週間もあれば治ってしまうだろう。いや治るはずだ。治す。絶対治す。「だから神様今日だけはラウンドを続けさせて下さい明日からどうなってもいいですから」と私はごるふの神様にお願いした。

 するとその願いが通じたらしい。次のホールこそおっかなびっくりでOBを打ったが、次のホールからは何とかスウィングできるようになった。バックスウィングで多少痛みがあり、それをかばうせいかトップが浅くなり、特にドライバーでスライスやプッシュが頻発したが、それ以外は大きな支障もなく、何とか1ラウンド回ることができた。家へ帰って見てみると、足首がひどく腫れている。しかし半日歩けたのだ。まあ大丈夫であろう。しっかり冷やし、軽く固定してその日は床についたのであった。

 そして次の日。ごるふの神様は、本当に私の言うことを聞いてくれた事に気付く。そう、痛くて痛くて痛くて痛くて右足を地面に着けないのだ。体重を支えるどころか、地面に置くだけで痛い。完全に1本足である。階段を座りながら降りつつ、私はごるふの神様に「今度から無理しませんから1日も早く足を治して下さいお願いします」とお願いした。

 この願いは、今のところ聞き届けられていない。

本日の体重・・・69.4kg(足首の保冷剤込みの体重である)

  2004/9/19(156970hit) 捻挫の日々


 ライダーカップ2日目。明らかにアメリカ組は浮き足だっているように感じた。午前のフォーボール、50歳のJ.ハースの奮闘だけが目立ったが、タイガー・ラブの組も相手の調子が悪く何とかぎりぎり勝ったという感じだし、フューリック・キャンベル組も勝てる試合を落としてしまった。初日の5ポイント差は1ポイントしか縮まらない。午後のフォーサムでは逆に欧州の3勝1敗と差は大きく開いてしまった。

 今日の決勝、シングルマッチで6ポイントという大差をひっくり返すのはまず不可能に近いだろう。個々の力が抜きんでていても、団体戦では戦略とチームワークがモノを言う事を証明するような試合だ。やっぱり、普段から仲の良い欧州と、個人主義の米国の差かな、と思ったりもする。

 さて本題。お陰様で捻挫は痛みもだいぶ引き、恐る恐るなら足をついて歩けるようになってきた。ただ、平地もひょこひょこ歩きだし、階段など思い切りひょこひょこだし、あわせて六ひょこひょこである。

 ネットで調べてみると、患部が熱感を持っている間は冷湿布が良いらしいので、とにかく冷やす。幸い、我が家にはスコアカードサイズの保冷剤が売るほどあるので、それを患部に当て、タオルで巻き、ぱんつのゴムの太いのでぐるぐる巻きし、3時間毎に取り替えている。

 そうやって患部を強制冷却あんど固定していたのだが、昨晩ふと足先を見ると、足の甲が異様にむくんでいることに気付いた。指で押すとへこんだまま元に戻らない。面白がって足の甲をボコボコにしている(お前は小学生か!)と、それを見つけた○が、「あんた何してんの?それおかしいでちょっと。何で足首捻挫して足の甲が腫れんねんさ。締めすぎて血行が悪うなってるんと違う?」と言い出した。

 タオルを外して見てみると、確かに足首の部分はもうほとんど腫れていない。保冷剤とタオルで締めつけていたお陰である。しかし、そこから先がEEEEEEEEEEEEEぐらいの足になっているのだ。

 私は、早く治す→冷やして固定→冷やすなら徹底的に、固定するなら徹底的に→そのためなら多少の痛みや不具合は我慢する、という思考パターンにはまっていた。目の前の事象ばかりに目がいき、その周辺や先のことを考えるということをしない。私の悪いクセである。

 結局、昨夜は半日痛み止めの湿布だけで過ごしたのだが、今朝起きてみるとやっぱり一歩後退である。ちょっと痛い。六ひょこひょこである。という訳で、再び保冷剤を足首に巻いた私であった。

っていうか早く医者へ行けよってば!!>俺

本日の体重・・・69.6kg(今日の保冷剤は重い)

  2004/9/20(157234hit) ドライバーが欲しい


 2年に一度のアメリカとヨーロッパの戦争、ライダーカップは欧州の圧勝で幕を閉じた。初日の4ボールで圧勝するはずだったタイガー・ミケルソン組が負けたとか、観客受けする組み合わせを優先した、ハル・サットンの作戦が悪かったとか、ミケルソンが直前にクラブを総とっかえして調整に失敗したとか、ガルシアが大健闘したとか、冷やし方が足りなかったとか、締めつけすぎてむくんだとか、インドメタシンよりフェルビナクの方が鎮痛作用が強いとか、色々と理由はあるだろうがやっぱり安静が一番である。ん?

 さてそのライダーカップを見ていて思ったのだが、ドライバーのヘッドがどれもこれもみんなとんでもなく大きいという事である。殆どが400ccオーバーなのではないだろうか?調べてみると、ガルシアはr7(400cc)、タイガーはイグナイト(410cc)。ミケルソンはFusion(360cc)だが、プロトタイプはもっと大きなヘッドになる可能性が大だろう。どれもこれも、今までのプロの常識からは考えられない大きさのクラブである。

 操作性や見た目を重視するプロでさえ、オフセンターヒットの寛容さと優しさを求めて400ccクラスのドライバーを使用する時代なのだ。であれば、アマチュアの我々が使わない手はないではないか。

 という訳で、ドライバーが欲しい。格好良くて、簡単で、すごく飛んで、しかも曲がらない。そんな夢のようなドライバーが巷にはあふれているのだ(←本当か?)。

 今私が目を付けているのは、キャロウェイのERC−Fusion、テーラーメイドのr7、スリクソンのW−404、そしてナイキのイグナイト410である。以下理由を述べる。キャロウェイは○のビッグドライブと安定を目の当たりにしているから。r7は高野さんも購入したし、何だか面白そうだから。スリクソンはカッコイイから。イグナイトはアメリカで評判が良さそうだから。

 カッコイイなあ欲しいなあ試打したいなあ買いたいなあ・・・・よし、お昼からショップへ行って、試打してこよう。

 っていうか、捻挫してるからできません。トホホ。

本日の体重・・・68.9kg(今日の保冷剤は軽い)

  2004/9/21(157655hit) お医者さんと会報誌とドライバー


 今日は私の立てた1週間の予定によるとお医者さんの日である。さっそく市内の整形外科をチェックし、時間を調べた。すると、私の仕事時間とお医者さんの仕事時間がほぼ一致しているではないか!何という偶然だ。医者へ行くためには仕事を休まねばならない。

 迷った末、やっぱり足の方は気合いで直すことにした。グルコサミンとコンドロイチンを含んだサプリメントをむさぼり食い、患部にはフェルビナク配合の湿布薬をむさぼり張り、保冷剤を10個ぐらい一気に貼ってむさぼり冷やす。その結果、サプリメントでお腹が一杯になり、湿布薬の剥離紙でゴミ箱は一杯になり、足首は凍り付くのであった。

 さて、そうやって象の足首のようになった足を抱え安静にしている私の元に、1冊の会報誌が届いた。名前はassorbi。タイプミスではない。「アソルビ」と読む。イタリア語で「夢中」を意味する「assorbimento」と日本語の「遊び=asobi」が融合した新しい造語だそうである。良くあるパターンである。

 この会報誌、私が良く行くヴィクトリアのポイントカードVIP会員に送られてくるらしい。ちなみに創刊号である。ハワイのごるふ場を特集していたり、ウェアの特集をしていたりしている、オールカラー48ページのその季刊誌をぱらぱらとめくり、またハワイへの思いなどを募らせていた私であったのだが、その最後の方でナイスな記事を見つけた。

 それはポイントカード変更のお知らせで、その変更に伴い今まで貯まっているポイントにさらにボーナスポイントが付くというアナウンスであった。ちなみに私は現在約20,000ポイント(1ポイント=1円)を貯めているのだが、それだとボーナスとして15,000ポイントが加算されるらしい。つまり合計で35,000ポイント、35,000円分の金券に相当するのである!!!!!!

 しかも、行きつけのヴィクトリア寝屋川店は11月7日で閉店してしまう。つまりその時までにポイントカードを使い切らなければいけないのだ。

 どうやらごるふの神様はどうしても私にドライバーを買い換えさせたいらしい。仕方ない、買い換えだ。(^^;

(でも試打もできない状態でどうやって決めるのだろうか?)

本日の体重・・・69.4kg(今日の保冷剤は400g)

  2004/9/22(158161hit) ヘッドスピードと飛距離


 9月9日から12日まで行われたサントリーオープン。そのプロアマ試合が先日放送されていた。試合の放送と言ってもその中身は100%バラエティで、例によってうんざりするモノであった。

 (注:ここから悪口です。そういう話が嫌いな方は次の段落まで読み飛ばして下さい) 誰とは言わないが、ただ五月蠅いだけで芸のかけらも持ち合わせていないゲーノー人、大学の理工学部を卒業したにも関わらず「環境開運学」なる珍学問を作り出し、根拠の乏しい風説で人の心を惑わす詐欺師まがいの大先生、下半身のだらしなさがもろに表れている顔を恥ずかしげもなくブラウン管に晒す俳優、鵺のように芸能界の底辺でおこぼれを食らってかろうじて生きる泡沫芸人など、魑魅魍魎のオンパレードであった。

 (注:悪口は終わりました。性格の悪い私はいつか刺されるかもしれません)
 お前らみんな、神聖なごるふ場から出て行け!!と心の中で毒づきながら、それでも見ていたのはレティフ・グーセンが出ていたからである。しかしPGAチャンプがそんな妖怪と一緒にラウンドしているのを見るのは、やはり苦痛であった。可哀想なグーセン。

 そんな番組の中で一つだけ興味を引かれたのが、プロとアマのヘッドスピード計測である。PRGRのヘッドスピード計測器の前で素振りして計測していたのだが、この「素振りで」というのがミソなのである。そう、当然マッチョを気取るゲーノー人は、ボールの行方を気にせず思い切り振り回し、高い数字を稼ぐことができるのだ。ゲーノー人は見栄が命、だからね。

 ただし、芸能人の中でもごるふを真面目にしている上級者は、素振りでも本番のスウィングに近い振りをしていたことを補足しておこう。そういう人は、ラウンド中に無茶振りするとその後のスウィングが無茶苦茶になってしまう事を知っているのである。

 さて、そんな風に計測されたヘッドスピードであるが、アマチュアの結果は以下の通り。河村隆一が47.7m/s、柴田恭兵が49.2m/s、中山何とかが46.0m/s、原辰徳が52.5m/s、ランディ・バース(元阪神タイガース4番打者)が48.7m/s、九重親方(元横綱千代の富士)が50.9m/s。結構優秀なのは、そういう人ばかり集めて放映しているからか、はたまた素振りだからか。まあ皆さん、結構のびのびと振っておられたようだし(←意味深)。

 一方、プロはというと片山晋吾が46.6m/s、R.グーセンが53.3m/sであった。グーセンは納得できるが、片山プロのこの数字は意外である。

 片山プロはたしかに飛ばし屋ではないが、それでもそこそこのロングヒッターである。計測後、彼は「テレビ的には残念な結果が出たんですよね」とあくまで冷静。プロの世界では賞金が全てで、ヘッドスピードなど意味がないという事を理解しているせいか?はたまた賞金王の余裕か?それとも遅いヘッドスピードでも十分飛ばせる=自分のスウィングに無駄がないという自負か?あるいは単なる強がりか?

 それにしても、46.6m/sで300ヤード近いドライブを放つのが十分可能だ、という事は衝撃である。普段私がいかに効率の悪いスウィングをしているかという証明みたいなモノである。逆に、ヘッドスピードを無理に上げなくてもうまく当たればそれなりに飛ぶという事でもある。

 よーし、新しいドライバーを買って、俺も300ヤードに挑戦だ〜!!(結局そこへ無理矢理に持っていく)

本日の体重・・・69.5kg(保冷剤とサポーターのせい)

  2004/9/24(159089hit) ドライバー再び

 結局昨日のラウンドは前日まで悩んだあげく自粛することにした。あと1週間お預けである。ああ、イライラする。まあたまにはいいか(ちなみに○は一人で出かけていった)。

 しかしその甲斐あって、捻挫の方は日に日に良くなりつつあり、腫れもほとんど引いてきた。少しずつ可動域も広がっている。熱感もなくなった。後は暖めながらリハビリである。治ったら、しっかり歩いて足首を鍛えようと思う。思うだけだと思うが。

 さてそういう訳で丸1日時間ができた。このチャンスを逃す訳にはいかない。お昼頃、ヴィクトリア寝屋川店へと出かけた。我が愛しのドライバーを見に行くのだ。そしてあわよくば試打をし、あわよくばお気に入りを決定し、あわよくば購入し、そしてその足で練習場へ行き、再び捻挫を悪化させよう。そういうシナリオを勝手に考えていた私であった。

 しかしショップへ着き、ごるふコーナーに足を踏み入れた瞬間、我が目を疑った。がらーんとしているのだ。何もないのだ。品物がないだけではない。陳列棚さえ大幅になくなっている。従って商品も今までの1/4ぐらいしか陳列されていず、不安を覚える。

 祝日のせいか、はたまた閉店セールのせいか、店内は普段より忙しそうだ。手が空くのを待ち、私は顔見知りの店員さんに声をかけた。以下、その会話である。

私「何だか大変なことになってますね」
店員さん(以下店)「そうなんですよ・・・(寂しそうに)」
私「ひょっとして、もう新しい商品は入荷しないの?」
店「ええ、そうなんです。お取り寄せももうできないんですよ」

 ガーン!それじゃあ、スリクソンの新しいドライバーはもちろん、Fusionもr7も現品限りって事じゃないか!いくら35000円の金券があっても、2割引であってもそれは困る。ここはサイエンスアイがあり、いつでも試打ができるし、店長の保田さんが多少の無理も聞いてくれるから通っていたのである。

 しかし、保田さんは配置替えになり、店員さんは忙しそうで試打を頼めるような状態ではなく、ましてや欲しいメーカーやスペックのクラブが手に入らないのでは仕方がない。

 私はシューズの鋲と小物をかい、肩をがっくり落としながら帰路についたのであった。

本日の体重・・・68.4kg(?o?)

  2004/9/25(159618hit) ドライバーみたび

 さてドライバーである。最近ドライバーのことばっかり書いているなあ。

 何を買うか試打もしないで(というかできないで)悩んでいる訳であるが、ヒマな私は候補に上がっているクラブの長所と短所を書き出し、比較検討することにした。それが、下の表である。いずれもロフト10度前後のSシャフトという事で比較している。

メーカー
型番
スペック シャフトの
スペック
定価 販売価格
(おおよそ)
長所 短所
キャロウェイ
C4
体積360cc
材質カーボン
先調子
トルク5.1
曲がらない+3 飛ばない-1
音が悪い-1
打感が悪い-1
キャロウェイ
Fusion
体積360cc
コンポジット
先中調子
トルク3.4
重さ59g
\99750 \69000 曲がらない+2
キャロウェイである+1
○で飛びは実証済+1
デザインが・・・-2
値段が高い-1
ヘッドの体積が小さい-1
テーラー
r5
体積450cc
チタン
中調子
トルク4
重さ?
\58800 \46000 評判がよい+1
ヘッド体積大きい+2
値段が安い+1
r7にしたら良かったと
後悔しそう-2
初心者っぽい
-1
テーラー
r7
400cc
チタン
中元調子
トルク4.3
重さ?
\84000 \66000 面白そう+2
楽しそう+1
長く使えそう+1
ヘッドカバーが大きい-1
ブランドイメージが・・-1
スリクソン
W−404
405cc
チタン
手元調子
トルク3.8
65g
\68250 \58000 カッコイイ!+1
上級者っぽい+1
安い+1
難しそう-1
手元調子-1
地味-1
ナイキ
イグナイト460
460cc
チタン
中調子
トルク4.7
55g
\72450 \58000 やさしそう+1
ヘッド体積大きい+2
良く飛ぶ、らしい+2
ミーハーっぽい-1
デザインが・・・-2
ミズノ
MP−001
体積400cc
コンポジット
中調子
トルク?
57g
\84000 \70000 上級者っぽい+1 難しそう-1
値段が高い-1

 机上の空論による総合評価は、現在使用しているC4が±0であるのに対し、

イグナイト・・・+2
r7・・・+2
r5・・・+1
W−404・・・±0
Fusion・・・±0
MP−001・・・−1


という結果である。

 うーむ、やっぱりokさんお勧めの、そして高野さんと同じr7が無難な所なのだろうか・・・

 でも、試打してみたら、とんでもないクラブに決定したりするんだよね。ああ、早く試打したいよう。

本日の体重・・・68.8kg(昨日は一体何だったんだ)

  2004/9/26(159963hit) 週間ゴルフダイジェストの記事より(あるいは390ヤード飛ばす方法)


 木曜日、ごるふへ行けない腹いせに週間ゴルフダイジェストを買った。定期的に買わなくなってだいぶ経つが、最近のドライバーの傾向も知りたいし、特集に「人気10大ドライバー、おいしい打ち方使い方」というタイムリーなものもあり、久々に買ったという訳である。

 で、今日はその10月5日号の内容から。と言っても今日は広告の話。

 ナイキ・イグナイトドライバーの広告

 ナイキと契約しているプロが、ドライバーをイグナイトに換えた際、ヘッド体積がこんなに大きいクラブを選んでいますよ、という紹介である。下はその一覧。

 350→380cc 深堀圭一郎

 340→410cc タイガー・ウッズ
 380→410cc トレヴァー・イメルマン、ローリー・サバティーニ、デイヴィッド・デュバル
        
 (他9名が、410ccのイグナイトを使用している)

 405→460cc 片山晋吾他3名


 プロでも400ccオーバーは当たり前。片山晋吾は何と460ccのドライバーを使用している。あれだけドライバーに定評がある彼でさえ、さらに易しいクラブに換えているのだ。やっぱりドライバーは易しく曲がらないが1番。


 ツアーステージViQシリーズの広告

 これは少し前からの広告だからご存じの方もおられると思うが、宮里藍ちゃんが出てくる。しかし、男性用クラブの広告に女子プロが出てくるというのも、よく考えれば画期的というか型破りだと思う。

 で、そのコピーは
 
 事実、
 宮里藍は
 ヘッドスピード42m/sで
 270ヤード飛ばす。


 である。その秘密は「ターボラバー」を装着したドライバーヘッドにある、と続くわけだが、2003年度版のダンロップのカタログやキャスコのウェブページによると、ヘッドスピードと飛距離の関係は

 
ヘッドスピード 飛距離 目安
48m/s以上 280ヤード プロのハードヒッター
43−48m/s未満 240ヤード アマのハードヒッターおよびプロ
38−43m/s未満 200ヤード 一般ゴルファー
33−38m/s未満 180ヤード シニアおよびやや非力なゴルファー
33m/s未満 150ヤード 女性ゴルファー

 と言う事らしい。つまり藍ちゃんは本当は200ヤードしか飛ばないのに、クラブの力で70ヤード大目に飛ばしているという事になる。ホントか?

 私は、この表はややデータが古い気がする。恐らくパーシモンと糸巻き時代のデータなのではないか?最近のボールやクラブの進歩から考えると、あと20ヤードから30ヤードは増やしても良いのではないかと思うのだ。つまり、上の表を現代風に勝手に書き換えるとこうなる。

 
ヘッドスピード 飛距離 目安
48m/s以上 310ヤード プロのハードヒッター
43−48m/s未満 270ヤード アマのハードヒッターおよびプロ
38−43m/s未満 230ヤード 一般ゴルファー
33−38m/s未満 200ヤード シニアおよびやや非力なゴルファー
33m/s未満 170ヤード 女性ゴルファー

 如何であろうか。こちらの方が現状に合っていると私は思う。しかしこれから考えても、藍ちゃんは飛びすぎである。ViQドライバーが他のクラブより40ヤードも飛ぶのなら、私が真っ先に買うだろう。

 また、この表とは別にヘッドスピードX6が理想の飛距離である、という数式もある。この式で考えると、藍ちゃんは

 42 x 6 = 252ヤード

 という事になり、だいぶ現状に近くなる。クラブとボールで18ヤードプラス、といったところか。という訳で、この数式が最も現状に近いと考えると、私の理想の飛距離は

 44 x 6 = 264ヤード

という事になるだろう。私の普段の230〜240ヤードの飛距離はつまり、芯を喰っていない、サイドスピンが多すぎる、力んでヘッドが走っていないという事になるのだろう。

 従って、芯にしっかり当て、サイドスピンを減らし、力まず振れば264ヤード打てるはずである。そしてボールとクラブを換えればプラス18ヤードで282ヤードも夢ではない。さらにフォローが吹けば290ヤード、落下地点が下り坂だったり打ち下ろしだったりすれば300ヤード打てるという事だ!ばんざーい!ばんざーい!!

 いや、それだけではない。台風並みの追い風だったら310ヤード、ドローボールでランを稼げば320ヤード、飛びすぎ違反ボールを使えば330ヤード、マン振りすれば340ヤード、気合いで350ヤード、高地のコースへ行くと360ヤード、落下地点にスプリンクラーヘッドがあれば370ヤード、さらにカート道を転がれば380ヤード、念力を使って390ヤードドライブも可能である。

 うーん、あと10ヤードで400ヤードドライブが可能なのに・・・残念だ。

本日の体重・・・68.6kg(これが真実だ)

  2004/9/27(160338hit) ついにドライバーを・・・

 日曜日。仕事を終え、満を持してヴィクトリアゴルフ奈良南店を目指す。家から車で1時間の距離だが、こういう時の1時間は5分ぐらいに感じて全く苦にならない。仕事の1時間は10時間ぐらいに感じるのに、人間なんて勝手なものである。

 初めて訪れる店舗だったが、国道24号線という大きな道に面していたのですぐに見つかる。中へ入り、試打を予約して一通り店内をチェック。イグナイトを除き試打クラブは結構揃っているようだ。r7TPもある。一安心する私。20分ほど待ち、いよいよ試打のスタートだ。

 私のやる気を察知したのか、わざわざ店長さんがサイエンスアイを操作してくれる。っていうか、自分のドライバーを持って店内をうろうろしている私を見て、警戒したのかも知れない。

 チョイスした試打クラブはFusion、r7、r7TP(Fujikura)、W−404である。FusionだけRシャフトだったが、他は全てSシャフトで、ロフトは9〜10度。

 まずはC4のデータを取る。約10日ぶりのスウィングだし、やっぱり球がなかなか捕まらない。右へのサイドスピンが多く、スライス球ばかり。5球打ったヘッドスピードが44〜45m/s、ミート率は1.4前後。まあこんなものであろう。

 次に同じキャロウェイのFusionを手にする。同メーカーだし同じ先調子だしよく似たイメージで振れるかな、と思ったのだが、やはり400ccオーバーのヘッドを見慣れた目には360ccのFusionは小さく感じる。また、シャフトのせいか球がばらけ、打った感じもC4と変わらない。さすがに飛距離は5〜10ヤードプラスではあるが、私には合わないようだ。準決勝敗退。

 3番目に本命のr7。さすがに素晴らしい。試打クラブのウェイトポジションは1(高弾道)であったが、ややトゥ寄りですっぽ抜けたかなと思っても高弾道で真っ直ぐ飛んでいく。引っかけたと思っても軽いドローで収まる。5球打って3球がストレート、2球が軽いドローという完璧な結果である。飛距離もC4より15ヤードプラスだ。ヘッドスピードも1〜2m/s上がっている。文句なし。

 次がr7TP。それならこちらはもっと素晴らしい結果が出るかも・・と思ったが、FujikuraのSシャフトは私には少々荷が重かったようだ。球がばらけ、スムースに振れない。ひょっとして、先調子の方が合わないのかな?(ノーマルのr7は中調子)。敗退である。

 そして最後に対抗馬のスリクソンW−404。店長さんの話によると、今回の404はダンロップが満を持して投入してきたクラブらしい。シャフトも結構評判が良いとの話だ。しかも、よく売れているとの事。一部ではXXIOの焼き直しだとか名前だけ変えただとかいう輩もいるようだが、とにかく打ってみる。手元調子で振りにくいというイメージがあったが、そんなに気にはならない。私が鈍感なせいだろう。そして、球はといえばやや左右にばらけるものの、飛距離はr7に負けていない。ヘッドスピードも45〜46m/sと遜色がない。やや低弾道だが、その分スピンが少なく、曲がりも少ない。何より叩いていける感触が心地よい。

 5つのドライバーを打ち、予想通りr7とW−404が残った。うーん、悩む。無茶苦茶悩む。今の時点ではr7が一歩リードである。データがそれを裏付けている。でも打感はW−404の方が良い。この、性格もイメージも正反対と言える2つのクラブ、どちらにすべきか?悩む。本当に悩む。

 悩んだ末、私は店長さんに無理を言ってもう一度だけ両者を打ち比べることにした。

(続く)

本日の体重・・・68.6kg(いいぞ)

  2004/9/28(160993hit) ついにドライバーを・・・(2)


 さて、決勝戦は日本が誇るタイヤメーカー・ダンロップの世界戦略ブランドであるスリクソンの新製品、W−404と、フランスのスキー用具メーカーとして名高いサロモンが1985年にアメリカのゴルフクラブメーカー・テーラーメイドを買収し、さらに1997年にはドイツのアディダスがサロモングループを傘下におさめ、世界ナンバー2のスポーツメーカーとなったアディダス・サロモングループの子会社であるサロモン&テーラーメイドが出した画期的なドライバー、テーラーメイドr7との一騎打ちになった。ああ読みにくい。

 再びサイエンスアイの前に立ち、5球ずつ打つ。今度はより実戦に近い感覚で、つまりやや力みつつも真っ直ぐ打つことを心がけてスウィングした。

 そうして打たれた2つのドライバーのデータは、以下の通りである。もちろん実測ではないので、飛距離のデータは5%から10%は割り引いて考えるべきだろう。
 
クラブ W−404 r7 備考
ヘッドスピード 45.4 45.3 m/s
ボール初速 63.3 61.5 m/s
打ち出し角 15.1 18.5
バックスピン量 2472 3000 rpm
サイドスピン量 +4 +410 rpm
トータル飛距離
(ラン含む)
257 247 ヤード

 ヘッドスピードはほぼ互角。両者とも振りにくいクラブではない。ボール初速はW−404がややリード。しかし打ち出し角はr7の方が高い。球筋としては、W−404は低〜中弾道でランが稼げるタイプ、r7は高弾道でキャリーで持っていくタイプなのであろう。

 その分、バックスピン量はW−404の方が理想に近い。r7はウェイトの位置を変えれば多少は違ってくると思うのだが、上がりすぎという感じがあった。

 そして曲がりにくさを表すサイドスピン量。これははっきりと差が出た。r7が少し気を抜くと右へ曲がってしまうのに対し、W−404はごく軽いフェードと力強いドローが出て、やはり思い切って叩けるイメージが強いのだ。

 そしてトータルの飛距離はW−404の勝利であった。5球のうち1球ははっきり判るミスショットで、右へ大きくスライスし237ヤードしか出なかったにも関らず、平均でr7を上回った。

 さて、そろそろ結論を出さねばなるまい。

 派手で楽しめそうで高弾道で安定していて高野さんとokさんお勧め(?)のr7か、それとも打感が良く叩いて行けて中弾道で低スピンで力強いドローが打てる404か?

 しかしr7は高野さんが買っちゃいけないって言うし、ヘッドカバーが大きくて派手すぎるし、テーラーはすぐ新製品を出しそうだし、みんなが買いそうだし、1年後には値崩れして3万円台ぐらいで買えそうだし、ウエイトも一度決めたらあんまり動かさないような気がするし・・・・・・

 しばし逡巡した末、私は店長さんに高らかに宣言した。















 「今日は(買うの)止めときます」












・・・・・というのは嘘で、本当はこう言った。


 「スリクソン、1個下さいっ!」



 というわけで、明日には家に届く予定なのである。楽しみである。むふふふふ。わーい!


本日の体重・・・69.0kg(元の木阿弥・観阿弥世阿弥)

  2004/9/29(161492hit) W−404?


 ついにその日がやってきた。台風の影響で勢力を強めた秋雨前線によりまとまった雨が降る中、佐川急便のオジサンが私の家までW−404を運んできてくれたのだ。佐川のオジサン、ありがとう!ず
ぶ濡れになりながら大事なドライバーを運んできてくれたその雄志、ボクは忘れないよ!いつまでも元気で頑張ってね!風邪引かないでね!

 ・・・なんて思った、と書くと嘘になるが、私は感動しつつ震える手で梱包を解く。えーい!この透明な梱包テープは何て剥がしにくいんだ!いらいらがつのった私はカッターナイフを取りだし、ビビビビビビビビと大胆にテープを切っていく。切っているうちにだんだん興奮してくる(危ない)。そう、私は昔から「調子乗り」だったのだ。

 そして最後の一辺を一気に切り終わった時、カッターの刃は勢い余って箱を押さえていた左手の親指の腹にぶすっと!吹き出る血!闇夜にこだまする絹を引き裂いたような悲鳴!飛び出る内臓!転がる首!

 ・・・というのも嘘で、無事切り終わって開いてみる。と、糸くずのようなモノが目に入った。何これ?とちょっと嫌な予感を感じつつ中のビニールを見るとビニール袋もカッターの刃で切り裂かれ、その下にあるカッコイイヘッドカバーの真ん中に長さ3cmの穴が!SRIX/ONになってる!!!コピー商品にしちまった!!!わあああああああああああ!!!!私の幸福な気分は一瞬にして消え失せ、それどころか逆バンジーのように勢いをつけて不幸のどん底まであと2mという所へ私はたたき落とされたのであった。っていうか自分で自分を落とした。

 ・・・というのも実は嘘で、早くクラブについて書け!とそろそろ読者の皆様も「苦笑」モードから「怒り」モードに気分が切り替わってきているのを素早く察知した私は、やっとドライバーを手にして記念撮影・・・・

・・・・・・・・・・・。

 できない。写真が撮れない。何故なら現物がないから。そう、今日の午前中に届くはずであった私の404は、夕方5時になっても届かないのであった。つまり、今日の日記は最初から最後までフィクションなのであった。

 皆さん、ごめんなさい。でも私も不幸のどん底まであと20cm・・・

本日の体重・・・69.0kg(ほんまにわからん体や)



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