日記35

2003年3月1日〜15日

2003/3/1(22028hit) バンカーショット(1)


 さて、一昨日のラウンド、パットはトホホだったが、実はプロ並みのショットを連発したものがあった。そう、バンカーショットである。

 今まで、私はバンカーショットに関してはあまり悩んだ事がなかった。というのも、「出れば良い」という意識しか持っていなかったからである(そんな低い意識では悩みようがない)。で、気をつけていたのは次のような点だけだった。

 ○オープンスタンスに構える
 ○左足前方(飛球線方向)に球をセット
 ○クラブフェースは、距離が近い時には充分開き、遠い時は少しだけ開く
 ○スイング中、膝の高さを変えない
 ○肩から肩のスイングで打つ(スイングの縮小版・手首は普通に返す)
 ○距離感はスイングのスピードで出す
 ○目玉の時はフェースをスクウェアにして鋭角に打ち込む
 ○アゴが無く、距離が近いピンを狙う時は思い切り砂を厚く取り、トロトロ寄せる


 ・・・・あまり意識していないと言いながら、こんなにたくさん注意点があったのか・・・・ゴルフとは、なんと難しいゲームなのか。などという感想はさておいて、これらの注意点であまり困らなかった。

 しかし、最近困るケースが出てきたのだ。それは、あごが高いバンカーからのショットである。そう、私のバンカーショットは、ボールが高く上がらないのだ。それに、距離感の出し方も適当で、ピンに寄るかどうかは運任せであった。さらに、スピンも全然かからなかった

 なんだかバンカーが上手いのか下手なのか、得意なのか苦手なのか自分でも判らなくなってくるような文章である。ということは、取りも直さず下手だったという事である(そして、私の文章が下手だという事である)。

 で、何か決定的にバンカーが上手になるコツは無いものか・・・と思っていたら、さすが神様仏様高野様である。最新の日記に「信ずるものは砂地獄から救われる」を見つけ、それを早速試してみたのだ。すると、驚くような結果が!(つづく)

本日の体重・・・66.5kg(ハーゲンダッツのバカァ!美味しすぎるよ)

2003/3/2(22103hit) バンカーショット(2)


 で、そのTipであるが、実に単純なものである。高野さんが紹介しておられるのは、ポール・エイジンガーのバンカーショットについてのTipで、詳しくは是非神様仏様高野様のページをご覧頂きたいのだが、要約すれば「クラブフェースを返さない」、これだけである。

 実は、このTipに関しては試してみるまでは半信半疑であった事を告白しておく(高野さんごめんなさい)。なぜなら、私の経験からいって、いままでバンカーショットをミスする時はクラブがインパクトで止まってしまった時、即ちクラブフェースが返らなかったときなのだ。

 したがって、今まで私は一生懸命クラブを振り抜こうと努力してきたのだ。そう、フェースを返し、クラブが垂直に立つまでフォローをキチンと取るようにしてきたのだ。そのせいかどうか解らないが、脱出するだけなら困らなかった。しかし、昨日も書いたように距離感も出ず、高い球も打てなかった。

 前置きが長くなったが、本題に入ろう。そう、ご想像の通り、そのTipどおり打たれた私のバンカーショットは、まるでロブショットの如く高く舞い上がり、ピンそばにぴたりと止まったのだ!しかも、2ホール連続で、である。どれくらいビューチフルなショットであったかというのは、2つのショットとも、同伴競技者のシングルさん(ほとんどナイスショットと言わない人)が大きな声で「ナイスショット!」と言ったことからも伺えるだろう(自慢しているように思われるかもしれないがそれは誤解である。わたしは、た、ただ、そのTipの素晴らしさを、し、紹介したいだけなのだ。ほ、ホントだって!)。

 今までの打ち方よりも砂に「ドスン」と入れる感じになるので距離感が難しくなると思われるだろうが、実は逆である。というのも、球にスピンと高さがあるのでランがあまり出ないのだ。だから距離を計算しやすい。

 高野さんの書かれている通り、「嘘のよう」だが本当である。バンカーが苦手な人は、是非ここをご覧になり、プロ並みのショットを打っていただきたい。

本日の体重・・・66.4kg(足踏み続く)

2003/3/3(22143hit) バンカーショット(3)バンカーショットですくい打ちは何故いけないか


 もう一日お付き合い頂きたい。バンカーショットの話である。「クラブフェースを返さない」と、どうして球が高く上がるのか考えてみた。(文末の編者注参照)

 始めは、フェースを返さないとスピンもかからずボールとしっかりコンタクトできないと思っていた。しかし、よく考えれば逆なのである。そう、バンカーでは砂がフェースとボールの間に介在するのだ。従って、インパクトの瞬間、真っ直ぐ(=フェースを返さないで)ボールを飛球線方向に押し出すことで、より効率よく力を加えられる(ような気がする)。



 ところが、フェースを返してしまうすくい打ちの場合、砂が横滑りし、ころの役目を果たし、力が分散してしまう(ような気もする)。その分、前方へ押し出される力(青矢印)も落ちるし、球が上へ上がっていこうとする力(赤矢印)はさらに小さくなってしまう(はずだ)。



 とまあもっともらしい理屈を付けてみたが、全て適当に頭の中で考えた事なので本当かどうかはわからない。もっと複雑な物理法則によるものかもしれないが、私は物理は嫌いである。大事な事は、それが正しかろうが間違っていようが自分が納得するという事である。

 運動力学に詳しく、ゴルフをたしなみ、バンカーが得意で、このウェブを見ておられる方は、是非ご意見をお聞かせ頂きたい。ただ、私の計算ではこういう人が存在する確率は約72億分の1である(ちなみにこの確率は、死ぬまでに私がパープレイできる確率にほぼ等しい)。

(編者注・・・高野さんにご指摘を受けたとおり、この動きじゃあ「フェースを閉じる」じゃなくって「すくう」打ちかたである。考え方が正しい正しくないという以前に、前提が間違っていたのだ。という事で、この日の日記は「バンカーショットですくい打ちは何故いけないか」と改題させえいただく。トホホ。)

本日の体重・・・66.5kg(お腹こわした)

2003/3/4(22235hit) 優勝カップ


 まずは業務連絡から。雑記にうだうだと書いていた技術論を「藁をも掴む」として独立させた。まあ、私個人のレッスン内容や偏った技術論であるからあまり一般には参考にはならないと思うが、文字通りスイングに悩んで藁をも掴む方には万が一という事もあるし、何より自分のために読みやすくしておこうと思う次第である。では本題。

 ふと思った疑問。

 プロの試合で、あるいはクラブ選手権等で優勝者にカップ等が授与されるが、あれって、

 1) 1年間その優勝者が預かり、次の年に持って来る(高校野球の優勝旗みたいに)。
   で、優勝者には別にレプリカが渡される

 2) その時渡すふりだけして、優勝者が持って帰るのはレプリカだけ

 3) 1年たったら返して、手元に何も残らない

 4) 毎年新しい物を作る

 のうち、どれがスタンダードなんだろうか?


BBCのページより
(こういうのって、著作権違反?)

 ジ・オープンのクラレット・ジャグ(写真上)なんかは優勝者の名前が毎年刻まれるわけだから1)だと思うのだが、クリスタルの量産がきくもの(写真下)だと4)のような気もする。ということは、ケースバイケースなんだろうか?だとしたら、貰ったとばっかり思っていて次の年に持って来るのを忘れたり、レプリカなのに返しちゃったりする粗忽者はいないのだろうか?


こんなのは、いくつでも作れそう
(PGATOUR.COMより)


 また、アマチュアのクラブ選手権等ではクラブハウスにずっと飾られているし、これは3)のような気もする。そうしたら、手元に何も残らないのかな?記念品や盾なんかはくれるのかな?

 まあ、いずれにしても私には縁のない話、どうでも良いといえばどうでも良いのだが。

本日の体重・・・66.0kg(米の飯を我慢すればいいのだ)

2003/3/5(22323hit) 何故触る?


 掲示板で高野様にご指摘を受けたとおり、3/3の日記が不正確(というか的外れ)であった事をご報告させていただく。閃いた時は「やった〜」と思ったんだけどなあ・・・ああ、恥ずかしい。高野様、毎度毎度ありがとうございます。

 さて、今日のお話。またこの話題か!と思われる方もおられるだろうが、そして他人のことなどどうでも良いのだが、それでも私は疑問に思うのだ。そのままでも充分上手いのに、なぜそこまでしてナイスショットがしたいのだ?と。

 そう、先週のラウンドでの話である。この日は私と妻の組に、45歳前後の2人組の男性が入ってきた。この2人組、なかなかの腕前で、1人はHDCP14前後(Aさん)、もう1人はHDCP8前後(Bさん)と思われた。で、上手い方のBさん、スイングや打球音からして我々ダッファーとは一味違う。一時期真剣にゴルフをやっておられたような方のそれである。恐らく学生時代にゴルフ部に所属していたか、研修生をしていた事があるのだろう。

 ところが、にも関わらず、触りまくりなのである。「ボールを持って来るのを忘れた(本人談)」らしく、「わけのわからないロストボール(同)」でラウンドされていて、いちいち「これは俺のかな?(同)」と言いながらボールを拾い上げ、確認する。そして、慎重にボールをリプレースするのだ。

 それだけなら(何度も書くが)人のする事だし別にどうでもいいのだが、なんとこのBさん、自分のボールのみならず私や妻のボールもいちいち拾い上げて確認するのだ。おいおい、である。その腕で、自分の打った球がどの当たりにあるのかわからないの?である。

 さらに、バンカーに入った球もその都度丁寧に確認し、丁寧にリプレース。バンカーで6インチする人を見たのは初めてである。グリーン周りでも、「ロブショットを練習しよう」と言いつつボールを浮かせ、何度も何度も素振りを繰り返し、一人悦に入っている。このBさん、プレショットルーティンも短い方とはいえないのに、待たされる方の身にもなって欲しいものである。やはりこういう場合、「今日は多少練習しますので、ご迷惑おかけします」と最初に一言あってしかるべしではないのか?

 練習ラウンドだし、目くじら立てて怒るような事ではないのは百も承知だが、「俺は上手いんだぜ。文句言うなよ。下手なヤツはだまって見とけ。俺のほうが偉いんだから」という雰囲気がそのラウンドや立ち居振る舞いから何となく感じられる・・・というのは、やっぱりひがみかなあ・・・・

 あーあ、また悪口書いちゃったよ・・・。

本日の体重・・・66.3kg(まあまあかな)

2003/3/7(22441hit) アンラッキーデー

きさいちCC・竹梅(Bグリーン)
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 4 3 4 4 4 3 4 5 35 71
score 4 4 6 7 5 4 6 6 6 48 7 5 4 5 7 5 4 5 5 47 95
+3 +3
putt 2 2 2 2 2 2 2 2 3 19 3 2 2 1 2 1 2 2 1 16 35

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア
Scoring average
10ボギー
4ダボ
2トリプル
95 92.5
平均パット数
Putting average
1.944
(35)
2.025
(36.5)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0
(0/18)
2.5
(0.45/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
11.1 26.8
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
66.7 67.2
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
5.6 21.2
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
61.1 74.3
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
57.1
(8/14)
68.8
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
203.6 199.0
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
12.5
(1/8)
23.1
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
71.4 71.4
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
100.0 67.5
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
64.7 56.0
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
77.5 61.0


 また雨である(最後の3ホールだけだったけど)。一体私が何をしたというのだ。昨日も、一昨日も晴れだったのに。木曜日に限って雨が降るとはどういうもりだ。責任者、でてこーい!(-_-メ)

 そういえば、「人生幸朗・生恵幸子」のぼやき漫才は面白かったなあ。小学生の頃から大好きだった。ああいう「文句言い」の系統は、ビートたけしを経て爆笑問題へと受け継がれているが、やはり人生幸朗の足元にも及ばない。もし私がその時代の選考委員なら、文化勲章か人間国宝を与えていただろう。そうでなくても、直木賞やアカデミー賞、参加賞なら取れていたかもしれない。

 いや、ラウンドの話であった。腰は少しづつ良くなってきた。まだ恐る恐るだが、ヘッドスピードは戻りつつあるようだ。しかし、スイングは腰が引けたまま(腰をかばい切れが無い)なので、余計に始末が悪いとも言える。

 今日は、あまりに不甲斐ないパットを2ボールパターのせいにしようと企み、ホワイトホット#5を持っていった。で、この結果である。ヘッドの重さが全然ちがう為、距離感が全くわからず午前中19パット。結局午後から2ボールパターに戻して事無きを得た。つまり、不調をパターのせいにすることは見事に失敗、トホホパットは腕のせいだと確定してしまった事になる。しかし、光明も見えてきた(また後日)。

 またこの日は表題にもあるように、良いショットに限ってそれが裏目に出た。バンカーショットを10回もした事がそれを物語っているだろう。例えば、ドライバーでバンカーに入れたのが2回あったが、その2回のバンカーショット、自分ではほぼ完璧に打てたと思ったのに1回はやや右へ飛びほんの少しオーバーしてとんでもないライへ(梅1番)いったり、キックが悪くてグリーン横のバンカーに入ったり(梅2番)。

 当たり前だが、上手く打ててもそれがスコアに結びつくとは限らないという事を痛感した1日となった。まあ、ショットもスコアも悪いよりはマシだけどね。

 しかし、90を切るどころかほんとに100を切るのがやっとの今日この頃である。まあいいけど。

本日のベストショット
(或いは鼻持ち
ならない自慢)
梅9番
(パー5)
 3打目、残り100ヤード。左のラフからだが、すぐ前に大きな木があって直接ピンが狙えない。PWのフェースを思い切りかぶせ、木の左側からフックでピン横のエッジまで運ぶ。この日初めて思いどおりの球筋で打てた。で、この日初めて寄せワンでこの日2つ目のパー。
本日のワーストショット
(或いは本来の実力)
梅6番
271Y
(パー4)
 7Wのティーショットは完璧。残り60ヤードのきつい打ち上げ、SWのコントロールショットを大ダフリ。3打目、再生VTRの如く全く同じ事を繰り返す。匍匐前進してるんじゃない、ちゅーの。
本日のトホホショット
(真骨頂)
梅5番
348Y
(パー4)
 ドライバーまずまず。残り80ヤード、フェアウェイセンターの絶好の位置からSWをダフリ、グリーン手前のバンカー左隅へ。バンカー内にアドレスできない最悪の位置からトップしてグリーンオーバーのOB。3打目OBは泣きたくなるよ。

本日の体重・・・66.3kg(あせらず着実に)


2003/3/8(22535hit) ショートパットを引っ掛ける癖について


 一昨日のラウンドでは、実に多くの考察を得た。今日から何日間かその事について述べていきたい。読むのはイヤだと言われても述べていきたい。で、今日はパットの話。

 駐車場に車を止めると、田辺プロの車も止まっていた。そう、私が教えてもらっている先生である。パッティンググリーンにおられたので挨拶をして適当にボールを打っていると、先生が私の後ろに回り、そして一言。

 「全部左へ引っ掛けてまっせ」

 がーん!である。真っ直ぐ立ち、真っ直ぐ打っているつもりなのに、ボールが全部左へ行っているそうだ。そう、短いパットで特にだが、私は確かに左へ引っ掛けて外すことが多い(長いパットはただ単に引っ掛けてもわからないだけだったりする)。そして田辺プロは、その原因も簡単に突き止めてくれた。それは、

 バックスイングを真っ直ぐ引きすぎるからだそうである。

 パターのストロークは、真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すというイメージがあるが、これはあくまでイメージであって、実際のパッティングストロークは首の付け根を中心とした円運動になる。であるから、インサイドインが自然なパッティングストロークのはずである(下図1)。


図1 推奨されるパッティングストローク


 ところが、私は真っ直ぐ打ちたいと思うあまり、テークバックで真後ろにクラブを引き、それが原因で腕が体から離れてしまい、フォローで引きつける動きが入ってしまう為に引っ掛けていたのであった!(下図2)


図2 私のトホホなパッティングストローク
(2)で体にひきつける動きが入る為、ボールは左へいくのだ


 そりゃあ、こんなストロークしてたんじゃあ真っ直ぐ転がる方が奇跡である。左に引っ掛けて当然だし、さらに芯にも当たらないはずである。はい。その通り。

 田辺プロ曰く、「スライスラインだったらまだしも、フックラインはこの打ち方では入りまへんで」・・・・そうなのである。私はどちらかと言うとスライスラインを得意としている。それも、下りの。つまり、無意識にカップ左からトロトロと流し込む打ち方をしていたのだから、得意なはずである。

 また、先生は「スライスラインはボールにスライス回転をかけてカップの左から、フックラインはフック回転でカップの右から入れるつもりでストロークしたら入りやすいでっせ」とも仰っていた。実際ボールに横回転がかかるわけではないだろうが、つまりはそういう気持ちでストロークせよ、という事なのだろう。

 この話、どこかで聞いた事があると思っていたら・・あった。やはり高野さんのゴルフ「80を切る!」日記である。古くは安全パッティング理論でも言及されていたし、最近ではパットでも'One Move'でも言及されている。神様のお告げに背いてはいけない、バイブルをもっとよく読め、という事であろう。膨大なパットのTip(もちろん他のTipも)、皆さんも読んでみていただきたい。私も読むから。

 しかし、パターまでアウトサイドインになっていたとは。私のへっぽここすり球が筋金入りであるという証である。本当にドローが打てる日が来るのか・・・いや、本当にドローを打つ必要があるのか・・・パーオン率21.2%だもんなあ・・・トホホ。

本日の体重・・・66.0kg(キタ〜!)

2003/3/9(22598hit) 素晴らしいゴルファー、Oさん(1)


 さて、先日ご一緒したのはOさんご夫婦。以前書いたかもしれないが、Oさんは仕事上のちょっとした知り合いで、現在シニアの年齢だがHDCPが3で、きさいちCCの委員をされている。

 HDCP3、クラブの委員と書けば、何となくあるイメージ(あえて書かない)が浮かぶが、Oさんはそういうステロタイプなイメージとは程遠い、素晴らしい方なのである。

 まず、上級者にありがちな尊大な態度が微塵も無く、大変物静かで淡々とプレーされる。また私のような年少者にも敬語を使って話をされる。もちろん、私がプレーで四苦八苦していても勝手な助言や批判などなさらないし、良いショットには大きな声で「ナイスショット」と声をかけて下さる。

 もちろん、自分がミスショットをしてもいい訳めいた言動は一切無く、良いショットに威張る事も無い。マナーも良いし、ルールにも当然精通しておられる。つまり、アマチュアゴルファーの鑑のような人なのである。

 腕の方もずば抜けている。クラブの3大競技(理事長杯、クラブチャンピオン、キャプテン杯)を何度も獲っておられるし、シニア選手権でも複数回優勝。限りなくスクラッチプレーヤーに近い腕前なのである。午前中はなんと2バーディーを含むパープレーで回られたのだが、そのうちの1つは30ヤードのアプローチを直接放りこんだもので、それでも淡々とされている。で、奥さんに向かって一言。「そりゃあ、700球練習してたら上手くもなるよ」

 これについて後からご本人に聞いて見ると、週に1回か2回、2時間打ち放題の練習場へ行き、毎回700球ほどアプローチだけを練習されているらしい。それも、何十年も。私など足元にも及ばないゴルフフリークである。私はその話を聞き、心の中で平伏したのであった。上手くなるためにはこれぐらい練習しなければいけないという事である。そして、練習もしないで「トホホ・・・」などと言っている自分を大いに恥じたのであった。

 どうせ一生懸命するなら、「下手の横好き」よりも「好きこそものの上手なれ」の方が良いに決まっている。腰が良くなったら、私も練習に励もうとちょっぴり思った。

本日の体重・・・66.3kg(イッター!)

2003/3/10(22642hit) 素晴らしいゴルファー、Oさん(2)


 ゴルフは楽しんでプレーしなければいけない。誰もが思い、そして誰もが願う事だ。しかしそれは簡単なようで難しい。特に、私のような不自由な性格の人間の場合は。

 昨日はOさんの練習や技術について触れたが、今日はもう1つの素晴らしさについて書こう。昼食時の話である。Oさんご夫婦と私(妻はお休みだった)の3人での食事の後、Oさんは1人マッサージをしてもらいに席を立った。そして奥さんと2人きりになったのだが、その時に私がOさんの素晴らしさについて切り出すと、奥さんは以下のような話をしてくれた。

 ずっと昔は他人のマナーなどにも大変厳しく、ピリピリしながらラウンドしていたが、いつの頃からか大変丸くなった。最近ではプライベートなラウンドではラインを踏まれようが何とも思わない。プライベートでは初心者とも良く回るが、無論イライラしたりする事も無い。振り返ってみれば、「ゴルフ」はOさんの人生のほとんどの部分を占めている。だからこそ、楽しくラウンドするべきである、と思っておられる。

 ゴルフにのめり込み、練習すればするほど、そして上達すればするほどこの「楽しむ」というのは難しくなってくるような気がする。もちろん、Oさんがその心境まで到達したのは、年齢的な要因もあるだろうし、3大競技を制覇したという余裕もあるだろう。しかしそれも本人の資質と努力無しでは成し得ない心境である(私だったら月例に1回優勝しただけで増長したり威張ったりしてしまい、さらにスコアの亡者になるだろう)。

 上手くなっても初心者の気持ちや周りに対する思いやりを忘れず、楽しく謙虚にプレーする。この事は、クラチャンになるより難しく、且つ素晴らしい事である。Oさんの生き方をお手本として、精進したいものである。

本日の体重・・・66.8kg(昨日は記憶を喪失した。その間に一体何が?)

2003/3/11(22728hit) で、バンカーショットはどうだった?


  一昨日あたりから頭がぼうっとする。どうやら微熱があるらしい。と思っていたら、今度は喉がいがらっぽい。セキも出だした。というわけで、立派な風邪である。今回の風邪は喉が特別に気持ち悪く、呼吸をする刺激だけで喉を耐えられない不快感が襲う。鼻から呼吸すれば多少マシだが、私は花粉症で鼻が詰まっているのだ。逃げ場のない苦しさである。というわけで、スタートホールのドライバーショットがOBだったときのような気分でこれを書いている。

 今日のお題は「前回のラウンドから、バンカーショット編」である。クラブフェースを返さないバンカーショットが最高に上手くいくと確信を得て最初のラウンドは、おあつらえむきに10回もバンカーショットがあった。

 そのうちグリーン周りのバンカーから打ったのが8回、ライが悪く参考にならない(OBを打った)ショットを除けば、評価の対象となるバンカーショットは6回であった。で、その6回のうちまずまずのショットが5回。1回は深く入りすぎてショートであった。うん、やっぱりこのうち方は簡単だし効果が高い

 ただし、フェースを返さないといってもインパクトが緩んでしまったり減速したりすると思いどおりの球が出ないようだ。思い切って砂を爆発させるだけのエネルギーをスイングに込める必要がある。ホームランを怖がって中途半端にスイングすれば大きくショートするか、スピンがかからないだろう。そういう意味では、非力な女性にはやや難しいかもしれない。

 バンカーから練習ができる環境があれば良いのだが、なかなか難しい。練習場にあるバンカー練習場は砂場に猫の額のような着地場所があるだけのところが多いので、ただ出すだけの練習になってしまいがちだ。

 よし、思い切って裏庭に穴を掘って、整地して、バンカーとグリーンを作ろう・・・・もし宝くじが当たったら。

本日の体重・・・66.7kg(ちょっといけないねえ)

2003/3/12(22788hit) 「ダウン」スイング


 腰に不安があり、まだまだ練習にいけないので最近の日記は理屈をこねくり回す傾向がある。良くないとは判っているのだが・・・
 
 私のスイングにはまだまだ直さなければいけない部分や欠点が沢山ある。といってもすぐに思いつくのは840個ぐらいだが、そのうちの一つにインパクトからフォローでスムースに手首が返らないというのがある。

 特に、インパクト直前からフォローに向かう瞬間、右ひじから先が不自然にターンするのが自分でも良く判る。上手く説明しにくいが、インパクトの直前で段差があるというか、無理矢理右ひじから先を内転させてスイングの流れが滞るというか、スムースであるべきスイングがそこだけ「かくっ」となるというか、とにかく不自然な感じだったのだ。

 しかし、昨夜シャドースイングをしていて唐突にわかったのだ、その理由が。それは、ダウンスイングの方向が間違っている事により起こっていたのではないか?というのは、私はいままでダウンスイング開始時にグリップ右斜め後方に下げていたのだが、これを真下に下ろしてやると非常にスムースに手首や右前腕が返る事を発見したのだ。

 トップからダウンスイングに向かっての手の動きはボールに向かって直線的になされるべきだ、と色々なプロが言ってきた事だ。古くはゲーリー・プレーヤーが「教会の鐘を鳴らす(塔の天辺からぶら下がっているロープを真下に引き下ろす)ようなつもりでダウンスイングせよ」と言っていたし、福島晃子プロも、坂田信弘プロも、もちろん高野さんご紹介のTips(今回はきっちり読み返しました(^^; )にも「エルキントンの秘密」「続・エフォートレス・スイングへの鍵」、さらに「Harvey PenickのMagic Move」、特に「レイト・ヒットの研究」・「レイト・ヒットの研究・解明編」・「レイト・ヒットの研究・練習編」などはそのものずばりが述べられている。ここここ(ちょっと疲れてきた)も大いに参考になる。

 まあ、一口で言えば「レイトヒット・レイトアンコック」なのであるが、実は、何となく生理的に受け入れられなかったのだ。なんとなれば、「スイングは円運動であるから、直線的な動きはするべきではない」と思い込んでいたのだ。浅墓で間抜けな思い込みだ。しかし、よくよく考えてみれば円運動するのはヘッドであるから、手やグリップは直線的に動いても何の支障も無いはずである。また、直線で動かそうとしても実際には曲線的になるんだし。

 大変判りにくい文章だが、生憎図を書くほどの体力は残っていない。まだまだ風邪が治っていないのだ。それに、高野さんの膨大なTipsを見直すのに莫大なエネルギーを費やしてしまった。元気になったら図解化を考えよう。

 とにかく、やっとここに気づいたと言うべきか。これをマスターすれば、素晴らしい未来が待っているような気がする・・・って、何度目かな、こう思うのは。
 

本日の体重・・・66.6kg(メシが旨いんだ、最近)

2003/3/14(22942hit) 最悪の体調


 水曜日の午後10時からあった仕事の会合、それを休んでまで体調回復を図ったにも関わらず、昨日は1時間半ごとに目が覚め、水を飲み、トイレに行き、鼻をかみ、という事を朝まで繰り返した(寝るたびに悪夢にうなされた。例えれば、何度打っても300ヤードのパー4のホールの2打目という感じだ。何のことか良く解らないだろうが、私にもよく解らない)。

 朝起きても頭はぼうっとしている。鼻の奥から眉間にかけて鉛を詰め込んだような感じである。目を動かすだけで鈍い痛みが走る。とてもじゃないがゴルフができるような体調ではない。やはりこういう時はラウンドをお休みするのが正解のようだ。

 1日経った今日、ややマシにはなったが、昨夜も2時間ごとに悪夢と喉の不快感で目が覚め(なぜかメッセンジャー黒田が眠るたびに夢に出てきて、1晩かけて余りの出る割り算のようなものを計算していた。何のことかよく解らないだろうが、私にはもっと解らない)、喉はセキのし過ぎで切れまくり、セキのたびにナイフで気管を傷つけるような痛みが走る。

 というわけで、今日は何もかけません。もはや日本語にすらならないこの日記。いや、大丈夫です。心配かけるつもりはありません。だから、「お大事に」なんて甘い言葉は必要ありません。自業自得ですから。BBSもたくさん書き込みしてくださっているが、そういうわけでちょっと返事が遅れます。ごめんなさい。

 今日の教訓。花粉症と鼻風邪のダブルパンチはきつい。
 

本日の体重・・・66.5kg(痩せたから風邪を引いたのか?)

2003/3/15(23006hit) 最悪の・・・

きさいちCC・松竹(Bグリーン)
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 6 4 5 7 5 4 5 6 5 47 5 6 4 6 4 5 7 8 4 49 96
+3 +3 +3
putt 2 3 2 2 2 2 2 2 2 19 2 3 1 1 1 4 1 2 1 16 35

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア
Scoring average
9ボギー
3ダボ
3トリプル
96 92.8
平均パット数
Putting average
1.944
(35)
2.019
(36.3)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0
(0/18)
2.3
(0.41/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
16.7 25.9
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
66.7 67.1
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
11.1 20.4
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
66.7 73.6
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
64.3
(9/14)
68.4
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
204.3 199.4
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
30.0
(3/10)
23.7
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
67.9 71.1
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
50.0 65.9
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
53.1 55.7
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
69.9 62.1

 えっ、ラウンドはお休みしたんじゃないのかって? だからぁ、昨日「休んだ方が正解だった」と後悔したんじゃないですか。

 それにしても久しぶりに辛いラウンドだった。芝の上に出れば風邪なんか引っ込むと思ったが、甘かった。おまけにここ数年で最悪という花粉のせいか、1ショットごとに洟をかむ始末。そんな思いまでしてゴルフをする人間の気がしれない。きっと頭の中にはロストボールとターフが詰まっているんだろう。

 さて、肝腎の内容であるが、3/12の日記に書いた「ダウン」スイングは珍しく完璧に上手くいった。一昨年のドライバー絶好調時代を彷彿とさせる完璧なストレートボールが連発。トップでほんのわずか間をおき、グリップが真下に落ちる感じでスイングするとヘッドが勝手に走り、気がつけばフィニッシュ、という感じである。この時期にしては飛距離もまずまずだった。

 ただし調子が良かったのはドライバーだけ。アイアンは相変わらずだめで、グリーンに乗るどころかスイートエリアにかすりもしない。ダフリ、チョロ、トップの繰り返し。出ないのはシャンクだけである。わずかにティーアップして打つ球がややまともだっただけで、フェアウェイからはまともな距離で飛んだのは1球もなし。

 ティーショットでフェアウェイセンターに250ヤード近く飛ばしておいて、そこからチョロ。で、残り30〜50ヤードから寄らず入らずのボギー。こればっかり。こういうのはゴルフとは言わない。まさにゴロフ。チョコレートがおいしいのはゴンチャロフ。

 練習不足とはいえ、何故にここまで当たらぬか?アイアンよ。っていうか、地面に直接接しているボールを打つのはやっぱり難しいよね?

本日のベストショット
(或いは鼻持ち
ならない自慢)
もう、ちょっと、思い出せません。
本日のワーストショット
(或いは本来の実力)
本日のトホホショット
(真骨頂)

本日の体重・・・65.9kg(さすが消耗性疾患)



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