2002年9月16日〜30日
2002/9/16(10895hit) サントリーオープン
千葉で行われたサントリーオープン。雨でグリーンが止まりやすくなり、アイアンの切れる選手がどんどんピンを狙ってくるようになったため、大変見ごたえのある面白い試合となった。その中で、初日と3日目に「優勝宣言」した片山晋呉プロが、今季好調の今野プロを寄せ付けず、余裕で優勝をもぎ取る事となった。 彼の理に適ったスイング、誰もが誉めるアドレスの正確さ、パッティングのセンス。アマチュアが見習うべき所は多い。それにしても、この試合では片山プロの上手さ、というか巧みさが突出していたように思う。彼のすごさは、技術的な事以外に、「優勝宣言」してしまうという、ある種のふてぶてしさと、それができる自信にあるのだろう。いくら体調やショットの調子が良くても1日寝れば調子が変わってしまうゴルフという競技において、そういう宣言をして、実際に勝ってしまうというのはやはりすごい事である(好き嫌いは別にして)。 彼は、(必ずしもセンスが良いとは言えない)パフォーマンス、左打ち、ショートウッドの多用、独特のファッションと歯に衣着せぬ物言いなど、ある種異色のプロであると言えるだろう。そのためか、ゴルフの評価以前に「好き嫌い」で判断されやすいところもある。しかし、それらすべてはわざと勝利の為になされていると私は思う。 つまり、自分を無理矢理ポジティブに持っていく為なのか、目立って自分にプレッシャーをかける為なのかはわからないが目的(試合に勝つ)の為には手段を選ばない、というか、良いゴルフをするためにはなりふりかまわずどんな事でもする、と言う事なのだろう。 マスターズのスタートで「アイーン」や「さんぺいです」というギャグをかましたのも、たすきのパフォーマンスも、恐らくそういう考えがあってのことだろう。プロなんだから結果が全て。ファンサービスも必要。そういう意味で、彼のする事は一応正当化できるだろう(好き嫌いは別にして)。 しかし、正直言って、もう少しセンスを磨く必要があると思うのだが・・・(好き嫌いは別にして) |
2002/9/17(10962hit) アイアンの苦悩・団塊の世代
hole | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | total |
par | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 36 |
score | 5 | 4 | 5 | 7 | 5 | 2 | 5 | 4 | 4 | 41 |
△ | △ | △ | ■ | △ | ○ | △ | ○ | − | ||
putt | 2 | 3 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 2 | 16 |
項目 | 今回 | 推移 | 今年 | |
アベレージスコア Scoring average |
2バーディ 5ボギー 1ダボ |
82.0* | ↑ | 88.0 |
平均パット数 Putting average |
1.778 (32)* |
↑ | 1.954 (35.17) |
|
パーセーブ率(%) Par saving average |
33.3 | ↓ | 35.5 | |
ボギーセーブ率(%) Bogey savin average |
88.9 | ↑ | 76.4 | |
パーオン率(%) Green in regulation Pct. |
44.4 | ↑ | 31.1 | |
ボギーオン率(%) Green in my regulation Pct. |
77.8 | ↓ | 79.0 | |
フェアウェイキープ率(%) Driving Accuracy Pct. |
57.1 (4/7) |
↓ | 62.3 | |
ドライバー平均飛距離(yard) Driving Distance |
207.1 | ↓ | 209.8 | |
アプローチリカバリー率(%) Scrambling |
33.3 (1/3) |
↑ | 27.9 | |
ファインショット率・ドライバー(%) Driver-shot achievement Pct. |
71.4 | ↑ | 69.6 | |
ファインショット率・フェアウェイウッド(%) FW.-shot achievement Pct. |
− | − | 62.3 | |
ファインショット率・アイアン(%) Iron-shot achievement Pct. |
− | − | 64.7 | |
ファインショット率・アプローチ(%) Approach-shot achievement Pct. |
− | − | 67.8 |
昨日は敬老の日の振替休日。いつものきさいちCCへ薄暮プレーに行って来た。昨日の練習で、突然アイアンが当たらなくなったので不安だったのだが、この不安は的中する事になる。 ドライバーは「なんちゃってフェード」で悪いなりにも安定して来た。球の斜め上からではなく、真横からヘッドをぶつけていく感じで振り出すようになってから、ヘッドスピードも上がり、飛距離も伸びている。 しかし、アイアンはまともに当たったのが全体の3割ぐらい。何かがおかしい。シャンク、トップのオンパレードである。5番ホールまで、1度もまともに当たらなかった。6番ホール以降は少しましになってきたものの、力を抜くべき部分に力が入り、入れるべき部分が緩んでいるような感じである。ヘッドが走らず、ボールが飛ばず、力が入り、だからヘッドが走らないという悪循環。また先生に見てもらわなければいけない。 さて、今回のラウンド、先週に引き続いて年配の夫婦とご一緒させていただいた。50歳〜60歳とおぼしき、いわゆる「団塊の世代」の方たちである。実はこの世代の夫婦にはある共通点があるのだが、お分かりになるだろうか? それは、異常なまでの亭主関白と奥さんの過剰な従順さである(私にとっては驚愕以外の何者でもない)。もちろん例外はあるが、我々がご一緒させていただいたこの年代の夫婦のうち、大体7割はこのパターンであった。とにかく、旦那が威張りまくる。バンカーに入ったら軽蔑するように「バンカーや」と言い放ち、アプローチをショートしたら「何でもっと大きく打たないんだ!」と怒り、パットをオーバーしたら「どうしてそんなに強く打つんだ!」と叫ぶ。 まあ、上の例は少しオーバーだが、一緒に回っていてそういう台詞や口調がぽんぽんと飛び出す。それに対して奥さんは言い返しもせず、ただ黙ってプレーする。しかし、ひどく怒っているわけでも無さそうだ。諦めの境地なのか? こういう夫婦関係の背景には、「日本の高度成長期を支えてきた自負」「自分がゴルフを教えてやっている。ゴルフの師匠である」「妻は俺よりも下手だ」という旦那の意識と、妻の「私は教わっている側だ」「この人は先生だから、言う事は正しい」という妄信か「ああ、また好きな事言ってるわ。無視無視」という諦め(冷めた気持ち?)が垣間見える。 いずれにせよ、一緒にプレーしていて気持ちが良いものではない。ひどい時はこちらまで不愉快になる。自分より奥さんの事を劣っていると考える点(私には考えられないが)、自分より目下の(と思い込んでいる)人間への思いやりの欠如と容赦ない攻撃、いずれも人間の品性の問題である。 とにかく、奥さんは何より大事にしなければいけないのだ。それができないようなヤツは、紳士とはいえない!従って、ゴルフをする資格はないっ!などと考えた昨日のラウンドだった。 |
2002/9/18(11012hit) アドレスの向きとアライメントと打ち出し方向
サントリーオープンで、面白い事に気づいた。以下、わかりにくい文章ですがちょっとお付き合いを。 ショットを打つときの一般的な概念として、フェードヒッターは目標よりも左を向き(オープンスタンス)、その方向どおり、ないしはそれより左方向へ打ち出し、そこからボールを右へ曲げて目標を狙っていく(図1)。ドローが持ち球の選手はこの逆である。
この時、スイングの方向(太い赤矢印)とアドレスの向き(赤い点線)は原則的には同じ向きの方が良い、と私は考えていた。この時、このアドレスの向きでアウトサイドインになるとこすり球がでてスライスになるし、目標方向に真っ直ぐ振るインサイドアウトの軌跡だとプッシュのストレートボールになる。 しかし、この私のインサイドアウト、アウトサイドインのスイングの概念を完全に覆すシーンを目撃したのだ。 それは、谷口徹選手のスイングである。彼は、ティーグラウンドでフェアウェイの右を向いて構え(つまりクローズドスタンス)ていたにも関わらず、そこから左へ球を打ちだしたのだ(図2)。打たれたボールは、確か軽くフェードしてフェアウェイ左に落ちたと思う。ミスショットかなと思ったのだが、次のティーショットでも同じような球を打っていた。何なんだ、これは?
ミスショットで無いとすれば、クローズドスタンスからのフェードボールと云う事になる。上の図2を見れば、目標方向に対してもアドレスに対してもクラブは極端なアウトサイドインで入ってきているわけだから、確かにフェードが出るのは納得できる。でも、あえてクローズドスタンスにする意味がわからない。また、このアドレスが許されるなら、オープンスタンスからのドローもアリということになる(この場合、極端なインサイドアウトの軌跡になる)。 繰り返しになるが、私はアドレスで両足が作る方向(スタンスの向き)がアライメントに最も大事だと考えてきた。もちろん、ひざ、腰、背中、肩のラインも重要だが、その基本になるのがスタンスだと思ってきた。つまり、「スタンスの向きに平行にクラブを振る」「フェースは目標に真っ直ぐ」というのが前提と言う事である。 もう少しわかりやすく書けば、「フェースの向き」と「スイングの向き」の2つを調整する事で球を曲げるわけだが、その「スイングの向き」の基本になるのがアドレスであると思っていたのだ。 谷口プロのスイングが示しているのは、「目標に正しく構える為の基礎になる部分は、必ずしもアドレスの足の向き」ではない、と言う事であろう。では背中や肩のラインなのか?腰のラインなのか?そもそも、谷口プロは何故そんなアドレスをするのか?となるともう全くわからない。 考えすぎかもしれないが、最近アドレスと目標方向の取り方に悩んでいるので、ちょっと考えてみた次第である。暇があれば、もう少し深く掘り下げて考えたい。 でも、実は単なるミスショットだっただけだったりして・・・ |
2002/9/19(11060hit) また目から鱗を大公開(でも毒です)
一昨日も少し触れたが、日曜日に練習に行ってきた。そこで、2つのヒントを掴んだので例によって報告する。スライス防止とアプローチ(ハーフショット)のコツである。この2つについて悩み抜き、神頼みや祈祷、雨乞い、各種占い、風水、宗教などに走ってもまだ解決しない、という猛者には参考にならないわけではないと思うが、賢明な読者は鵜呑みにしないほうが良いと思ったりもする。あくまで、私の場合はうまく行った、という話である。 「大スライス防止のスイング」 スライスは、突き詰めて考えればアウトサイドインの軌跡から発生する。フェースが多少開いていても、ストレートないしインサイドアウトの軌跡でしっかり球を捕まえられればそんなに大きく曲がる球は出ない。 アウトサイドインになる原因は様々だが、一番多いのはトップ位置からの切り返しの失敗であると思う。即ち、上半身(特に右手)からダウンスイングが開始される事で、下半身の引っ張る力が緩み、結果的に腕が外から遠回りして降りてくるのだ。しかし、これを矯正するのは相当な努力と時間が必要である。 要は、目標方向より体に近い部分からクラブが降りてくれば良いわけだ(下図1・2)。
これを実現する極めて簡単な方法は、図2のようにバックスイングとダウンスイングの軌跡を意識的に、そして強制的に替えてやれば良いのだ。バックスイングでほんの少しアウトサイドに上げ、インサイドから降ろす。かーんたんである。 ただし、何度もそういう素振りをしてイメージを掴み(図1のように、トップ位置から軌跡を変え始める方が良い)、とにかく大胆にやってみる事が重要である。スイングは自分で大きく変えているつもりでも、第三者の目から見ればほとんど変わっていないというのが常である。練習なんだし、これでもか!というぐらい大袈裟に変える。ダックフックが出るぐらい変える。絶対に右に曲がる球は打たないぞ!という不退転の気持ちで変える。 大事な事は、そういう素振りや練習を繰り返した後、インサイドから降りてくるときの体の動きを掴むと言う事である。そのイメージで振ったとき、体がどういう動きをしているのか、右肩の突っ込みはどうなのか、腕の脱力具合はどうか、上半身と下半身の動きはどうなのか、という点に注意を払っていけば、何となく矯正すべき点がわかってくる(ような気がする)。その為には、7割ぐらいの力の入れ具合で振ったほうが良いだろう。 インサイドアウトの軌跡が体でわかってくれば、憎きバナナボールとはおさらばできる・・・・かもしれない。 (アプローチの事はまた後日。過度の期待は禁物!脱力して待て!) |
2002/9/20(11105hit) 苦悩は続くよどこまでも
hole | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | out | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | in | total |
par | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 36 | 4 | 4 | 3 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 | 5 | 35 | 71 |
score | 4 | 5 |
4 | 7 | 4 | 4 | 5 | 6 | 4 | 43 | 5 | 4 | 4 | 5 | 4 | 4 | 4 | 5 | 6 | 41 | 84 |
− | ■ | − | ■ | − | △ | △ | △ | − | △ | − | △ | △ | − | − | △ | △ | △ | ||||
putt | 1 | 2 | 1 | 3 | 2 | 2 | 2 | 3 | 2 | 18 | 2 | 2 | 3 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 2 | 17 | 35 |
項目 | 今回 | 推移 | 今年 | |
アベレージスコア Scoring average |
9ボギー 2ダボ |
84 | ↑ | 87.9 |
平均パット数 Putting average |
1.944 (35) |
↑ | 1.954 (35.17) |
|
パーセーブ率(%) Par saving average |
38.9 | ↑ | 35.6 | |
ボギーセーブ率(%) Bogey savin average |
88.9 | ↑ | 76.7 | |
パーオン率(%) Green in regulation Pct. |
33.3 | ↑ | 31.2 | |
ボギーオン率(%) Green in my regulation Pct. |
88.9 | ↑ | 79.2 | |
フェアウェイキープ率(%) Driving Accuracy Pct. |
57.1 (4/7) |
↓ | 62.1 | |
ドライバー平均飛距離(yard) Driving Distance |
223.2 | ↑ | 210.1 | |
アプローチリカバリー率(%) Scrambling |
25.0 (3/12) |
↓ | 27.8 | |
ファインショット率・ドライバー(%) Driver-shot achievement Pct. |
75.0 | ↑ | 69.8 | |
ファインショット率・フェアウェイウッド(%) FW.-shot achievement Pct. |
58.3 | ↓ | 62.1 | |
ファインショット率・アイアン(%) Iron-shot achievement Pct. |
77.3 | ↑ | 64.9 | |
ファインショット率・アプローチ(%) Approach-shot achievement Pct. |
73.5 | ↑ | 67.9 |
ここ最近屁理屈大好きの編者である。スイングについては100の理屈よりも1の練習、と言う事はわかってはいてもついつい理屈をこねてしまう。頭が良過ぎるのも考えものである。ちなみに、私の知能指数は130ペソ、小学校の時の成績はクラスで40番以内、2桁の足し算など10秒前後で解いてしまえるし、九九など全て諳んじているぐらいである。円周率に至っては、小数点以下100万桁は楽勝で言う事ができる(ここを見ながらであるが)。 私の明晰な頭脳の話はさておき、ラウンドの話である。絶好のゴルフ日和、空は晴れ渡り、そよ風は涼しく、ほんの少し暑い程度で、幸せな1日であった。スコア的にもまずまずだったが、多くの課題を突きつけられたラウンドでもあった。そういえば、あれだけ練習しなければだめだと言いつつ、今週も1回しか練習に行けなかったもんなあ。 ドライバーはOBこそ無かったものの左右に結構ばらけた。左へ引っ掛けたのが3割。吹け上がってあまり飛ばず、やや右へいったのが2割。ヒールに当たって地を這うような低いスライスが1回。アドレスの向きやセットアップの時のフェースの向きが微妙にずれているような気がする。もちろん、右手で叩きに行ってアウトサイドからクラブが下りてきているのもその原因の1つだろう。練習不足である。 フェアウェイウッドはとにかくまともに当たらない。最終ホールで2打目をチョロしたが、再び3打目で脱力して打ったら、数ヶ月ぶりにまともに当たった。やはり、力みすぎ、手に力を入れすぎるのがミスショットの原因らしい。腕ではなく、手首に意識を集中し、ゆるゆる手首でヘッドを走らせるように打たないといけないようだ。練習が必要である。 アイアンは先週に比べればましになったが、ひどいトップ球が2回、ひどいこすり球が2回あった。アイアンに関しては、バックスイングで右ひざが外側へ流れる事と、インパクト付近で左肩が上がってしまうのが諸悪の根源のようだ。スイング直前まで気をつけていても、バックスイングに入ったとたんに頭の中がが真っ白になっているもんなあ。それでも体が正しいスイングをするように持っていくには、やはり練習か。 アプローチは不満。手首を使う打ち方と、使わない打ち方の使い分けが良くわからない。思うように転がせない。距離感が鈍い。練習あるのみだ。 今回最大の不満はパット。1.5〜3mをことごとく外す。5つぐらいは外した。入ったのは2つぐらいか。3パットも3つあるし、せっかくロングパットの距離感が合ってきているのに勿体ない話だ。また練習すべきだろう。 まあ、あえて良かった点を上げれば、アイアンの方向性が合ってきた事ぐらいか。スパッツを見つけ、丁寧に目標に対してアドレスし、スイング中もその仮想目標ラインに真っ直ぐ振る事を心がけるだけで大分違うものだ。やはりいい加減な気持ちでショットしてはいけない。 今日の結論。最低週2回は練習しましょう! |
2002/9/21(11161hit) HDCPの数だけのナニ(1)
ゴルファーには、HDCPの数だけ悩みがあるといわれる。つまり、HDCP36の人には36個の、そしてHDCP3の人には3つの悩み事がある、と言う事だ(じゃあ、HDCP+3の人はどうなるんだ!なんて突っ込みは無しね)。 もちろん、妻が恐ろしいとか、妻が食事を作ってくれないとか、妻の方が腕力が強いとか、そういう日常生活での悩みのことではない(もしそうなら、私のHDCPは天文学的数字になってしまう)。あくまで、ゴルフ(スイング)に関する悩みだ。 3年近く毎週のようにラウンドしているにも関わらずHDCP15にしかなれない私の場合、悩みが15個ある事になる。本当に15個もあるのか(いや、本当に15個しかないのか)、考えてみようというのが今日の趣旨である。では行ってみよう! 1、ドライバーが300ヤード飛ばない 本当は350ヤード飛ばないと書きたいところだが少し遠慮しておく。 2、アイアンの方向性が悪い 本当はいつもワンピン以内に寄らないと書きたいところだが少し(以下省略) 3、チップイン率が10%を超えない 本当は50%と書きたいところだが(以下省略) 4、平均パット数が30を切らない 本当は25と書きたい(以下省略) 5、平均スコアが85を切らない 本当は80と(以下省略) 6、アウトサイドインの軌跡 治すのに50年はかかるだろう。 7、ロングパットの距離感の欠如 一生かかっても治らないだろう。 8、りきみあふれるスイング 目標はE.エルス、F.カプルス、宮本勝昌、伊沢利光である。(そこ、笑わない!) あと7つは明日中にでっち上げるつもりだが、短い人生で、こんな事ばっかりに頭と時間を使っている私は社会人失格ですか?というかお馬鹿の王様ですか?というか、すでに周囲に愛想を尽かされてますがやっぱり悲しむべきですか?生き方を考え直すべきですか? |
2002/9/22(11189hit) HDCPの数だけのナニ(2)
ナニの話の続きである。そういえば、ナニというのは本当にアレですね。ナニさえアレすれば、あれこれナニする必要もなくなると思うんですが。ところで貴方のアレはナニですか?(ナニとアレに好きな言葉を入れよ 各10点) 9、FWが上手く打てない 最高にうまく打ってもフェードで200ヤード。練習場ではまずまずだけに悔しさひとしお。このクラブは私にとってりきみのバロメーター。あっ、だから年配者はFWが上手いのか! 10、アドレスが長い 推定4.5mもある。 11、スイング中、頭が上下動する 誰かに謝っているのか? 12、フォロースルーで左肩が上がる 北野武の霊が乗り移っている。 13、同じくフォローで左手が返らない 最大の問題点かもしれない。 14、体重が右足に残る 打った後、一歩後ろにステップするのである。格好悪い。クラブを持ってワルツを踊らせれば日本一の自信がある。 15、悩みが14個しかない あと1個ぐらい何とか捏造できると思ったのに、ついに力尽きた。 16、15個のはずなのに16個もある 15個で終わるはずだったのに、オチを付けたら16個になってしまった。 番外編、ホームページの毎日の更新が辛い 苦しくったって〜♪悲しくったって〜♪1年間は毎日更新するつもり〜なの♪ ・・・・・・えっ?あと9日で1周年? |
2002/9/23(11216hit) アイアンは何故今日も不安定か?
先週の土曜日、疲れた体に鞭打って練習に行ってきた。いつもの練習場(H田ゴルフセンター)までは車で12分。微妙な距離である。すぐそこと言えばすぐそこだが、暑かったり疲れていたりすると、この距離が遠い(実はリビングから玄関までが一番遠かったりする)。でも、12分で遠いなんて言ったら怒られるかな? 50ヤードのアプローチは、先日掴んだヒントでまずまず(そのうち書きます)。ドライバーは絶好調にも程があると云うぐらい当たる。練習場での自己最高飛距離を更新。なんちゃってフェードが安定してきた。低くティーアップした7Wもまずまず。しかし・・・ アイアンが1球もまともに当たらない。何故だ。 あらゆる注意点をおさらいし、色々と考え、SWから6アイアンまでとっかえひっかえ打つも、まるでクラブを持って3日目の超初心者のような当たりばかり。OSで例えるなら、ドライバーをWindowsXPとすればアイアンはMS-DOS4.0である。何を入力しても『コマンドまたはファイル名が違います』と返される、あのやるせなさと腹立たしさを思い出した。それくらいひどかった。 ちょっと危険な徴候だ。T先生のところへ教わりに行かなければ。あと8日で一周年だし。 |
2002/9/24(11280hit) アイアンの不調の原因
昨日からの続きである。あまりの不調に居ても立ってもいられなくなった私は、師匠のTプロに診てもらうため、次の日(22日・日曜日)H香里ゴルフセンターへ足を向けた。 先生の手が空くまで15分、とにかく少しは形にしておこうと慎重にボールを打つ。20球ほど打った時、ある大事な事を忘れていたのに気づいた。そのある事とは、右ひじのポジションである。右ひじを心もち体に近づけてアドレスするよういつも注意されていたのを、やっと思い出したのだ。 アドレスで(またアドレスの話か!)右ひじを体に近づける事で右の脇が閉まる。同時に、肩がやや右を向く。これを気をつける事で、綺麗にクラブが当たるようになってきた。スタンスがややクローズにも関わらず肩がオープンになっていた事がミスの元凶その1だったのか? 右脇を気持ち締め、そのまま開きすぎない様に気をつけながらトップへを作る。やや手の位置は下がるが、左手の手首は甲側に曲がらず、自然な位置を保ちやすくなった。フェースの向きも上を向くようになる。そこから振り下ろす事で、インサイドからの軌跡を作りやすくなったようだ。うん、左手首が折れ、スイング軌跡がアップライト過ぎたのが元凶その2か。 とにかくこの2点を気をつける事で、何とか当たるようになってきた。そこへ先生が登場。上の2点を気をつける事で、まずまずの点をいただく。ロ〜ボコン99点。 Tプロの教えはシンプルである。両足、腰、肩は全て同じ方向(目標方向)を向け、ドローやフェードは打つ前にその球筋をイメージする事が大切。イメージする事でクラブの軌跡が変わり、思った球筋が出るはずだ。つまり、クローズドスタンスにして、インサイドに引いて・・・など考えすぎるのは良くない、と言う事である。 また、ドローやフェードでは、アイアンではせいぜいワンピン、ドライバーでも5ヤードぐらいしか曲げる必要はない、との事である。その程度の曲がりなら、ドローやフェードの為のセットアップをわざわざ意識して行うのではなく、イメージだけで打てそうな気もする。でも実際には出来るものではない。こういうのを気のせいというのだろう。それが証拠に、コースへ出たら狙いとは反対に曲がる球ばかり・・・ロ〜ボコン0点。 (ロボコンについては、ここを参照のこと) |
2002/9/25(11340hit) 屁タレゴルファーに明日はあるか
hole | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | total |
par | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 36 |
score | 5 | 4 | 4 | 6 | 4 | 3 | 4 | 8 | 6 | 44 |
△ | △ | − | △ | − | − | − | +3 | ■ | ||
putt | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 3 | 17 |
項目 | 今回 | 推移 | 今年 | |
アベレージスコア Scoring average |
3ボギー 1ダボ 1トリ |
88.0* | → | 88.0 |
平均パット数 Putting average |
1.889 (34)* |
↑ | 1.953 (35.16) |
|
パーセーブ率(%) Par saving average |
44.4 | ↑ | 35.8 | |
ボギーセーブ率(%) Bogey savin average |
77.8 | ↑ | 76.7 | |
パーオン率(%) Green in regulation Pct. |
33.3 | ↑ | 31.2 | |
ボギーオン率(%) Green in my regulation Pct. |
88.9 | ↑ | 79.5 | |
フェアウェイキープ率(%) Driving Accuracy Pct. |
57.1 (4/7) |
↓ | 62.0 | |
ドライバー平均飛距離(yard) Driving Distance |
218.6 | ↑ | 210.3 | |
アプローチリカバリー率(%) Scrambling |
25.0 (1/4) |
↓ | 27.7 | |
ファインショット率・ドライバー(%) Driver-shot achievement Pct. |
64.3 | ↓ | 69.7 | |
ファインショット率・フェアウェイウッド(%) FW.-shot achievement Pct. |
− | − | 62.1 | |
ファインショット率・アイアン(%) Iron-shot achievement Pct. |
− | − | 64.9 | |
ファインショット率・アプローチ(%) Approach-shot achievement Pct. |
− | − | 67.9 |
昨日は秋分の日の振替休日。いつものきさいちCCへ薄暮プレーに行って来た。昨日の練習で、突然ドライバーが当たらなくなったので不安だったのだが、この不安は的中する事になる。・・・・って、殆ど先週の日記のコピー&ペーストだって、気づいた貴方は「ごる日々スト」であると認定する(認定書が欲しい方は、200円切手を添付してメール下さい)。 さてこの日は松のAグリーン、最も難易度の高いコースである。42を目指して、3つ潜る(普通はバーディーを潜ると言うのだが、私の場合はボギーペースの45が基本ラインで、パーが取れれば45から「1つ潜る」と勝手に称している)のが目標だ。 最初の3ホールは様子を見ながら、大叩きしないよう慎重に。ドライバーに不安を抱えながらも、何とかボギーで凌いでいく。3ホール目でフェースを開いてのアプローチがうまくピンに付き、寄せワンのパーが取れた。OKだ。4ホール目、寄せを失敗するもボギー。5〜7ホールはアイアンも切れ、ラッキーもあって3連続パー。よしよし、4つ潜った。これで一安心と油断したのがいけなかった。 8番パー5、ドライバーを左に引っ掛けてOB。トホホ。打ちなおしの3打目も左の傾斜地へ(OB杭ぎりぎりだった)。4打目、7アイアンをチョロ。トホホ。5打目、7Wは右へ出て右の傾斜地へ。トホホ。6打目、クラブ選択ミスでグリーン手前のバンカーへ。トホホ。7打目、奇跡的にバンカーショットがピン横30cmに付き、トリプルボギーで終える。 大叩きの余韻が真夏の夜の蚊のように脳にまとわりついたまま最終ホールへ。ドライバー引っ掛けスライスで180ヤードしか飛ばず。2打目の超打ち上げ150ヤード、5アイアンがチョロ。トホホ。3打目の寄せが突っ込みきれず、8mのパットを残す。これを大オーバー、返しの2mも入らず。素ダボ。トホホ。 おまけに、前の組がのんびり回っていたのでハーフ2時間45分もかかり、さらに行楽帰りの渋滞に巻き込まれ、大事な会合に30分も遅刻してしまった(と実はそういう訳なんです。関係者の方々、ごめんなさい)。トホホ。 しかし、今日一番の反省点は2-3mの下りのバーディーパットを2つもびびってショートした事だったりする。この根性なし!屁たれ!>俺 |
2002/9/26(11402hit) ジャンボの復活優勝とショット前の儀式
先週札幌ゴルフクラブで行われたANAオープン。歴史あるこの大会を今年制したのはジャンボだった。今期調子が良い藤田を何とか振りきり、1打差での勝利。復活優勝と騒がれているが、あの強かったジャンボが2年も優勝から遠ざかっていたのだからその気持ちもわかる。安易だけど。 とにかく、同一大会の1回目と30回目を勝つ、と言う事はものすごい事である。30年間の精進と努力の賜物であろう(途中スランプはあったが)。やはり、日本の第一人者なのかもしれない。逆に、若手の一層の奮起を望みたい。 ところが、やっぱり、まだやってますね。ライの改善。わざわざ2打目地点までドライバーを持っていき、ソールの広いそれでボールの手前の芝を押さえつける。これって、重大なルール違反でしょ?どうしてあんなあからさまなイカサマが平気でできるの?周りの人間、大会関係者、JPGAは何をやってるの? ギャラリーも全員「見なかったこと」にしているのか?誰も、「アレはおかしい」とか「ライの改善だ」とか言わないのか?もしそうなら、全く裸の王様である。そんな事をしてまで勝ちたいのか?そんな事をしてまで勝って欲しいのか?第一、イカサマをして勝って嬉しいのか?って、何千万円も賞金をもらえるし、嬉しいんでしょうなあ。 と一方的に批判しつつ、ふと我に返ってよくよく考えてみたら、自分もフェアウェイウッドをボールの後ろにセットした時、特にラフなどでは無意識に芝を押し付けている時がある、と気づいた。 反省。人の批判をする前に我が振り直せ。 |
2002/9/27(11465hit) 緑の絨毯
昨日は、緑の絨毯の上で一日中遊んだ。ただし打ったのはボールではなく牌である。そう、友人から久しぶりに麻雀のお誘いを受けたのだ。という訳で、珍しく木曜日なのにゴルフに行かなかった(妻は1人で出かけた)。今週禁断症状が出ないか、非常に危惧している。生命の危険があるかもしれない。 さて今日は、せっかくだし、ゴルフと麻雀の共通点でも考えてみよう。麻雀を知らない方には退屈かもしれないが、無理矢理ゴルフの話題に持って行く為には仕方がないのだ。その代わり、明日はとっておきの話題を書くつもりだ。自分で云うのも何だが、明日のネタは自信作である。皆様の期待(「どうせ期待を裏切るつもりだろう」という期待)には充分応える自信はある。 1、運に左右されるゲームである ・・・良いプレーが良い結果をもたらすとは限らない。 2、4人でプレーするのが基本である ・・・3人でも2人でも出来ない事はないが。 3、メンバーが交互に「打つ」事でプレーが進行する ・・・打つのが遅いヤツがいるとイライラするのだ。 4、日によって、流れによって、成績が大きく左右する ・・・ゲームの流れを読む力が必要。 5、でも長い目で見れば上手い人が勝つ ・・・あと、勝負強いヤツとかね。 6、「あの時のあのショット(打牌)がよかったんだよなあ」などと嫌らしく振り返る事ができる ・・・自慢は嫌らしく、弁解もまた嫌らしいんだけど、ついつい。 7、悪い結果が出てから、いつも後悔する ・・・二択の選択にいつも失敗するのはトホホだからですか? 8、痛恨の1打が存在する ・・・「はーい、前進4打になりまーす」とか、「ロン!国士無双」とか。 9、賭け事の対象になる ・・・そこにいるだけでお金がなくなってしまうと言う事だ。 10、終わった時、「もう二度とするもんか」と思うが、次の日には「今度はいつしようか」と考えている ・・・ね、池ちゃん! で、昨日の成績はどうだったって? ゴルフで例えれば、OB4個、3パット5個、7ボギー6ダボ3トリプルの100叩きだよ! |
2002/9/28(11515hit) アプローチの鱗アゲイン
今日は、先々週の日曜日に掴んだアプローチのコツを発表しよう。アプローチと言っても、エッジからのランニングというごく短いチップショットではなく、40-60ヤードのいわゆるハーフショットである。SWでコントロールしながら打つショットを思い浮かべていただければ良いと思う。 このハーフショット、一番厄介なショットのうちの1つだろう。体重移動はするべきなのか、どの程度肩を回すべきか、どの程度力を入れるべきか、そもそもフルショットの縮小版なのかアプローチショットの拡大版なのか?中途半端であるだけに悩みも多く、しっかりした打ち方を掴みにくい。 私が気をつけていた事は、「インパクトが緩まない」という点である。合わせにいって、スイング中に減速したりグリップが緩むと最悪である。しかし、緩めないからといって腕やグリップに力を入れて打ちにいけば途端にトップする。 ハーフスイングでも、ヘッドはやや加速気味にインパクトを迎えるべきであるが、色々と試行錯誤しているうちに、ハーフスイングこそヘッドの重さを感じながら下半身主体で振るべきである、という所までは開眼した。しかし、短いスイングであるがゆえにヘッドの重さを感じる方法がなかなか掴めなかったのだ。 トップ位置から打ち急がない、手で打ちにいかない、という注意点だけでは今ひとつしっくりこなかった。しかし、今回何度も素振りしているうちにもう1つの素敵なヒントに気づいた。それは・・・・ 「トップ位置からの切り替えしで、クラブをほんの少し加速してやる」のである。 ブランコに乗っていると考えていただきたい。ブランコに揺られ続けるには、最も後ろに下がった時にほんの少し体重移動を加えて勢いをつけるはずだ。スイングで言えば、トップから切り返すその瞬間、ほんの少し手首で勢いをつけてやるのだ。それによって、よりはっきりとヘッドの重みを感じる事ができ、スイングの加速感も出てくる。ちょっとしたコツがいるが、慣れれば簡単である(本当か?)。力をいれるのは、あくまでもほんの瞬間の事である。 プロとアマチュアの、グリーン周りのショットの差である、インパクトでのヘッドの走りは、この「加速感」からくるものだと思うのだが・・・相変わらず大嘘だったらごめんなさい。 (あと3日で一周年、と毎日書き続けておけば何か良い事があるかな、なんてこれっぽっちも・・・・) |
2002/9/29(11555hit) ライダーカップ!
ついにライダーカップが祭典で、ゴルフのガッツポーズである。実力以上のすごいメンバーがイングランドだ。遺恨がすばらしいショットの血湧き肉踊るが、2年間テレビの前でワクワク仕事を開催される。まるでこのウェブ一周年を祝すかのような嬉しさで、何を書いているのか判らないぐらいでしょう。 とまあお馬鹿なイントロはさておき、この週末は衛星放送(ザ・ゴルフチャンネル)でライダーカップ三昧と思っていたのだ。のに・・・・電波状態が悪くて映らないよ〜!! 実は、衛星放送は雨に弱いのだ。というか、雨雲に弱いのだ。特に、分厚い雷雨を伴う雲にはからっきし弱い。で、大阪の上空は金曜日からずっとそういう雨雲が居座り続けているいるらしく、殆ど映らない。15秒に1回ぐらい、瞬間的に映るが、後はブルーバックである。契約して約1年半、一時的に映らなかった事はあったが、こんなに酷いのは始めてである。紙芝居を見てるんじゃないっての。 そういう状態が金曜日の朝から土曜日の夕方まで続き、土曜日の夜からやっとまともに映るようになった。最悪のタイミングだったが、何とか今日1日持って欲しい。 あまりご存じない方のために簡単に説明しておくと、ライダーカップは、ヨーロッパ連合軍(ヨーロピアンツアー)とアメリカ合衆国(PGAツアー)の対抗戦で、各々12名の選抜チームによる団体戦である。ゴルフの聖地スコットランドを含む歴史のヨーロッパと、事実上世界一のフィールド・アメリカとが国と地域の威信を賭けて戦う、2年に1回の祭典なのである。 競技は三日間にわたって行われ、初日と二日はフォーボールとフォーサムという2形式で行われる。2人づつチームを組んで、マッチプレー方式で勝敗を競うのだ。三日目は、個人戦で12組のマッチプレーが行われる。で、勝つごとに1ポイントが与えられ、三日間の合計ポイントで勝敗が決まる。 フォーボール(ベストボール)・・・2人でチームを組み、2チーム4人で争う。チーム内の良いほうのスコアで勝敗を決める。4人で4つのボールを使用してプレーするのでフォーボールなのだ。 フォーサム(オルタネード方式)・・・2人でチームを組み、2チームで争うのは上と同じだが、ボールは各チーム1つづつ、つまりチームメイトが交互に打っていく方式。 初日が終わってヨーロッパチーム(EU)が1ポイントリード。2日目、午前中は2対2で、依然EUのリードは変わらず。私が見始めた時、午後のフォーボールが始まった。さすがに世界の超一流プレイヤーが集まるこの試合、ハイレベルなバーディーの取り合いが続き、見ていて飽きない。 私が最も興奮したのは、カルカベキア&デュバル(USA)対ファスト&パーネヴィク(EU)の10番ホールでの攻防であった。このホールは距離的にはワンオンを狙えるが、グリーンは池とクリークで囲まれ、ワンオンするには正確なスライスボールを270ヤード打たなければいけない。
オナーのUSチーム、まずはカルカベキアがフェアウェイをキープ。すると、デュバルが果敢にワンオンを狙い、見事にグリーンエッジまで運んだ。イーグルチャンスである。それを目の当たりにしたEUチームは、まずファストが安全にフェアウェイをキープして保険をかけておいて、パーネヴィクが負けずにワンオンを狙う。もちろん、ヨーロッパの大応援団はやんやの大拍手である。私も妻も負けずに拍手である(妻はデュバルとパーネヴィクのファンなのだ)。 チーム戦はこういう駆け引きが見られるから面白い。さらに、マッチプレーだと大叩きしても順位が下がったりせず、敵はあくまで目の前の2人である。バーディーを取っても、相手がイーグルなら負けなのだから、アグレッシブな勝負が見られる。 そして打たれたボールは、グリーン手前へ着地!・・・しかし、わずかにスライスがかかり切らず、池へ落ちてしまった。さらに、安全に攻めたはずのファスも2打目を池に入れてしまった!対するUSチームはカルカベキアがグリーンに乗せ、バーディーチャンス。EUチーム絶体絶命である。 しかし、パーネヴィクは諦めない。池の横にドロップして3打目、慎重に何度も素振りを繰り返し、難しい寄せに挑む。そして打たれたショットは、ピンに向かって真っ直ぐ転がり・・・ピンを直撃!!この瞬間、全世界の視聴者が鳥肌を立て、大声で叫んだに違いない。(私も妻も大声で叫んだ。深夜だというのに・・・)しかし、無常にもボールはカップに蹴られ、オーバーした。 結果的にはここのワンダウンが勝敗を決める事になるのだが、勝負どころで難しいショットを成功させたたデュバル、自分の仕事をきっちりこなしたカルカベキア、果敢にピンをデッドに狙ったファスト、そして1%以下の可能性に全力を尽くし、すごい見せ場を作ったパーネヴィク、もう全員素晴らしすぎて、このすばらしい瞬間を見られた幸せに、いやゴルフそのものに私は心の底から感動し、うるうるしてしまったのであった。 そう、勝負は結果に過ぎない。大事な事は、如何に戦うかである。また1つ、ゴルフから大事な事を教わった私であった。 余談だが、同じホール、ガルシア&ウエストウッドのEUチームが2人ともワンオンを狙って良い所に運んだにも関わらず、対するタイガー&ラブIIIは2人とも冒険せず、フェアウェイに打っていった。そこまでして勝ちたいか、アメリカ!とちょっと思ったのは私だけではないと思う。という事で今年はEUチームを応援するのだ! (とうとうあと2日で1周年。特別企画をご用意しております) |
2002/9/30(11596hit) ライダーカップが教えてくれたもの
昨日は昼まで仕事をし、その後息子の運動会に駆けつけ、ビデオを撮り、夕方家へかえってすぐに京都にお食事会に出かけ、帰ってきたのが夜10時。ハードな1日であった。しかし、ライダーカップが私を待っている。寝るわけにはいかない。 イギリス、ベルフリーでの熱戦は、今年もたくさんのドラマを残して幕を閉じた。大半の予想を覆し、ヨーロッパ連合チームが圧勝した。アメリカチームは、タイガー、ミケルソン、ラブIIIというエースの調子が上がらず、EUの勢いに圧倒された感じだった。 そのEU連合は、モンゴメリー、ランガー、ハリントン、ビヨーン、F.プライスといった故障や不調が囁かれていた選手が大活躍し、最終日のシングル戦では5勝2敗5引き分けと圧勝。ガルりんは勝てなかったが、あいつは出場しているだけでムード満点だし、パーネヴィクもたくさん見せ場を作ってくれた。しかし、何と言ってもニコラス・ファストとポール・マギンリー。彼らがショットのたびに見せた鬼気迫る表情は、「絶対に勝つんだ」という強い意志を感じさせた。人生で何度も無い、最も光輝く瞬間であったであろう。 ここ何年か、エキサイトが高じてギャラリーから心無い野次が飛んだり、チーム間もギクシャクしていたような感じだったが、今年は欧州のギャラリー選手も立派だったと思う。懐が広いというか、ゴルフを楽しみながらカップを勝ち取ったという感が強い。逆に、今年のUSチームには何かが欠けていた気がする。それが何かは私には判らないが。 人種、宗教、イデオロギー、地域の差を超え、厳しい中にももっと和やかに楽しめる選手権になって欲しい。全選手がホールアウトした後、両チーム全員で抱き合い、勝利と健闘を称え合うような。 今日の結論。ゴルフは楽しくやりましょう。 (明日で一周年。数日間にわたり超大作をアップ予定! でも例によって期待は禁物!) |