スウィングは誰がする?
(2002/12/11)


 

 昨日書いた、アドレスの重要性に関係する大変含蓄のある言葉を、最近田辺プロから聞いたので皆様に紹介しよう。実は、この言葉の本当の意味を知って、アドレスをきっちり取ろうと思い始めたのだ。それは、以下のような事である。

 きっちりアドレスをとり、きっちりスウィングさえすれば、クラブヘッドはおのずからインパクトできっちり当たるよう返ってくるのだ。それを、意識的、恣意的に行おうとしても無理である。アドレスの位置にクラブヘッドを戻す事に関して、意思の力でどうこうなるものではない。であるから、「球を打とう」と思った段階で間違い。「きっちりスウィングをする」事を主眼に置く事が、即ちごるふのスウィングなのである。

 何度も言われ続けている、ごく当たり前の事ではある。しかし、よーく考えて欲しい。野球なら、ボールを打つのは積極的な意思の力だろう。ジャストミートには、動体視力が不可欠であるとされる。しかし、ごるふの場合、一瞬のタイミングを逃せばキャッチャーミットにおさまるわけではない。ボールはずっとそこにあり続けるのだ。

 そう、ロボットのように、ある決まりに従って正しい動作をすれば、目をつぶっていても球はスイートスポットに当たり、思った高さで思った方向に飛んでいくはずなのだ。つまり何が言いたいかというと、ごるふでは「自分の意思で球を打っ」てはいけないのだ。「体が球を打」つのにまかせれば良いのだ。

 だから、スウィングをするのは「私(頭)」ではなく、「体」という事になる。当たり前のようだがこれがなかなか出来ない。ついつい、自分の意思の力で打ちにいってしまってはいないだろうか?本当に体の動きに100%任せて打てているるだろうか?そう改めて問われれば、自信を持って答えられる人は少ないだろう。もちろん、私は意思の力が入りまくりである。

 体に任せてスウィングするためには、もちろん「(再現性の高い)良いスウィングをができる」事が最低条件だが、それ以外にも、「迷いなく振りきる」事や「自分のスウィングに対する自信」「(スウィングを)体にまかせてしまう勇気」「(飛ばそうなどという)すけべ心をシャットダウンする意思の力」が必要とされるのだろう。

 私は今まで、「良いスウィング」の事だけしか考えていなかったような気がする。しかし、それではいけないのだ。というか、だからこそ「ごるふでは精神力が大切」なのか!

 しかし、やっとこんな大事な事に気づいたというのは、やっぱり私はキング・オブ・トホホですか?


編者注:こうしてダッファーは重要な事に少しづつ気づいていくのだ。
しかし気づく事とそれができる事には、とてつもない隔たりがある事もまた事実である。
そして再び苦悩の道が始まる。