ちっとも上手くなりません
(2002/8/1)


 

 Q、親愛なるS田大明神、私はごるふが大好きで仕方ない39歳の男性です。週に1回ホームコースをラウンドし、練習も週に1-3回通い、レッスンプロにも教えてもらっています。それなのに、未だにコースではチョロをしたりトップをしたりしてまともに球が当たる方が少ないのです。どうして上手くならないのでしょうか?

 A、ゴルフのスウィングは、2つの側面を持つ。即ち、感性と理論。

 感性のみで突っ走れば余程の才能ありき者を除きHD20までに壁にぶち当たる。理論のみ追い求めし場合、HD15がせいぜいか。貴兄はどちらのタイプか知る由もないが、文面から察するに理論を追い求めしタイプでしょう。

 確かに理論は重要じゃある。しかし感性なくしてスウィングは構築されまい。

 恐らく、貴兄に欠けているものは感性。空を仰ぎ、風の色を見、芝の声を聴く。されば、おのずと自分に欠けている物が見えてくる。スコアを忘れ、感性の赴くままにスウィングする事が肝要。ピンフラッグばかり、スコア表ばかり見ていてはいけませんぞ。

 風の色がわかる領域まで達した時、貴兄はチョロとおさらばしていることであろう。貴兄は風の色を見よ。風の色、空気の重さ、芝の声の3つを求めていけば良い。

 ご自愛あれ。

 
(このQ&Aはフィクションであり、特定の人物を揶揄、中傷するものではなくむしろ親愛と慈愛の心でパロディ化したものであります)


編者注:企画モノの代表例。こういう文章は面白いのだが、同じ手は二度と使えない。
だから、こういう日記を書くたびに脳がスカスカになっていく気がするのだ。