こんなヤツとは回りたくない
(2002/7/14)


 
 と云うわけでしばらく同伴者恐怖症に陥りそうな編者である。しかし、ただ転んでいるだけでは面白くない。今回の事件を教訓として、ごるふの同伴者として特に嫌われるパターンを考えてみよう。もちろん、自分がそうならないための戒めとして考えるのであり、特定の人物を糾弾したり笑いものにするために書くわけではもちろんある。

1、言い訳ばかりするヤツ(回りたくない指数50/100点満点)
 「ディボットからは難しいよな」「最近腰が痛くてしばらくクラブを握ってなかったんですよ」「クラブを替えたばっかりなんです」「深酒しちゃって寝不足でねえ」「グリップを先生に言われて最近変えたんですよ」言い訳をしたくなる気持ちは確かに良く判る。でも、口に出した瞬間、陳腐な人格がバレてしまう。自分は間抜けです、と吹聴するのと同じ。「今日は調子が悪い」と言うのも立派な言い訳。こういう台詞は、人に言われるもので自分で言うものではない。

2、臭いヤツ(回りたくない指数55)
 にんにくの臭いはまだ許せるが、臭いの強いポマード(あるいは丹頂チックか?)をべったり付けてカートの前の席へ乗るのは止めていただきたい。後ろの席は直撃である。気分悪くなったこと数知れず。

3、むきになって挑んでくるヤツ(回りたくない指数60)
 こういうやつに限って平気で6インチ動かしたりするんだ、また。

4、人の迷惑を顧みないヤツ(回りたくない指数85)
 色々なパターンがあるが、根は同じ。マナーをわきまえないヤツ。どうでもいい事を延々喋るヤツ。笑えないオヤジギャグや屁のような駄洒落を言い続けるヤツ。同伴者を完璧に無視してわが道を行く上級者。大叩きすると不貞腐れるヤツ。スコアばかり気にしてピリピリしながらラウンドするヤツ。グリーン上でスコアを付けるヤツ。前の組に打ち込むヤツ。みんな、幼稚園から人生やり直しなさい。あなた、フェアウェイで携帯電話は格好悪いですぞ!

5、コースを大事にしないヤツ(回りたくない指数90)
 素振りで芝を削る。ディボットをほったらかし(せめてターフを戻せよ)。ミスショットしてクラブを叩きつける(お前の頭を叩け)。ティーグラウンドで思い切り、しかも何度も素振りをする(足の裏の芝生が泣いている)。ボールマークを直さない。抜いたピンをグリーン上に放り投げる(ガシャン!)。カップインしたボールを拾う時にホールのすぐ横を無造作に踏む。ホールアウトしてピンを立てる時にホールの縁を削る。君たちは18番グリーンの横で2時間正座しなさい。

6、自慢するヤツ(回りたくない指数95)
 年配者に多いパターンが、自分のベストや過去の成績を自慢するヤツ。「若い頃はドラコンをたくさん取った」「ベストスコアは78です」「この前はここでバーディーを取った」「今年は去年に比べてバーディーの数が増えた」など、たった一度の偶然やたまたま上手く行った事を自慢げに話す。だから、聞いてないって。

7、教え魔(回りたくない指数∞)
 何もいう事はありません。ごるふ社会から消えて下さい。

 如何であろう。「おお、いるいる」と思われたのではないだろうか。ただし、人を糾弾する前に自分の言動をよく振り返って考えてみよう。はい、すいません。


編者注:偉そうにいえるほど私もマナーやエチケットを遵守しているわけではないが、
それにしてもこちらが若造だったら何をしても良いと思っている中年男は多い。
でも、やっぱり「人のことを言う前に自分の言動を反省せよ」であろう。すいません。