練習方法
(2001/10/6)



 私は超多忙の身ゆえ、スケジュールはミリ秒単位の管理をせざるを得ない。例えば、10月6日午前9時47分9.2秒くしゃみをする、などである。そんな私だから、なかなか練習場へ足を運ぶ時間が取れない。どんなにがんばっても週に8回行ければ良い方で、ひどい週には5回しかいけないということもざらである。(嘘である。本当は週に3回ぐらいである)

 木曜日はほぼ毎週のようにラウンドするので、金曜日は体と、ずたずたに傷ついた心を休める意味もあり、「休球日」としている。したがって、練習は「土・月・水」か「土・日・火」、あるいは「土・天・海・冥」と行くことが多い。

 さて、今日は私の練習状況を書いてみたい。例によって、「そのような練習では100年後にはプロになってしまう」だとか、「私も酷い練習をしていましたが、眼が覚めました。私よりさらに酷い練習をしている人がいるとは、世の中広いです」等、感想を書いてくれる奇特な方はメールを送って頂ければ大変嬉しい。

 成績のページにも書いたとおり、今年の4月の愛宕原CCでのコンペでライバルN君に惨敗した私は、それから死ぬほどの努力を続けて(事実、何度か死んだこともあった)アプローチの練習に励むようになった。よく、練習場のマットの上ではアプローチの練習など無駄だ、と言う人がいるがそんなことはない。現に私は半年間の練習で自信が付き、少なくとも1ラウンド平均0.05ストロークは縮まった。

 さて、具体的な練習の内容であるが、できるだけ簡単に説明してみよう。まず練習場に行く。車から降り、トランクからごるふバッグを降ろし(中略)、その後買ったボールの中から比較的綺麗なものをドライバー練習用により分け(中略)、大腿三頭筋をゆっくりと伸ばすようにするのがコツで(中略)、グローブを嵌め、おもむろにタバコに火をつけて休憩し(中略)、いよいよボールを打つわけだが、そこから後の練習の流れは表形式にして列記してみよう。

 
クラブ 練習内容 飛距離 球数
LW 柔らかいピッチエンドラン 15-20y 10球
LW ブレーキのかかるピッチエンドラン 10-15y 10球
LW ハーフショット 35y 5球
LW スリークォーターショット 50y 5球
LW フルショット 65y 2球
SW ハーフショット 50y 5球
SW スリークォーターショット 70y 5球
SW フルショット 90y 5球
7W ティーショットとマットからのショットを交互に 120-210y 7球
4W ティーショット 80-220y 3球
1W ティーショット 50-240y 15(〜200球)
アイアン フルショット(奇数番手か偶数番手) - 20球
LW スリークォータショット 50y 残り数球

 こうして書いてみると、なんだか自分が完璧なショットが打てるように思えるが、学生時代の中間テストで勉強の予定を立てただけで満足していた感じと似ていなくもない。

 大体100球しか打たないのだが、150球打つ場合は上の表の1.5倍づつ打ったり、前回のラウンドで当たらなかったクラブを主に打ち込むこともある。最近はアイアンショットの練習比率が上がっている。

  なお、ドライバーはたまに異常とも思える数を打っているが、妻にいじめられた腹いせをボールにぶつけたり、隣のアスリート系ごるふぁーに刺激されて250Y先の竹薮に意地になって届かせたり(ほとんど届かないが)、たまにナイスショットが続いて気分が良くなりそのまま調子が悪くなるまで打ち続けたりしているのでは無く、我に返ったときに200球打っていた、という場合である。恐らくFBIの陰謀で、私がトイレに行っている間にモルダーかスカリーが無断で球を足しているのだろう。

 今後はこれにショートスウィングを50球ほど追加していこうと考えているが、そうすることで確実に言える事は、練習場が500円余分に儲かると言うことだ。

 最後に、今日の練習ではいつもの二階打席が試打会で満員だったため、三階打席で練習した。アプローチの練習は球を打っているのか下に落としているのかわからなかったので少なめにして、アイアンのフルショットを多めに練習。8アイアンまではまずまず当たるものの、7アイアンより長いアイアンになるとてきめんにミスショット率が高くなる。力の入りすぎという気がするが、自分の意思では何ともできない。早く歳をとり、力みたくても力めないようになりたいものだ。 

編者注:現在はもっと酷い練習をしている。