日記274
(2017年4月)

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2017/4/1 (1463780hit)  パッティングの極意


 というわけで今年も「サイプレス詣」が終わったわけだが、そのラウンドの話をもうちょっとだけ。

 今回同組だったのは、おなじみI上さんと初対面のTさんであった。

 Tさんは我々より少し上の57歳。ゴルフ歴は40年と長く、心底ゴルフが好きだという事。でも、ショットに関しては失礼だが初心者並み。とてもじゃないが歴40年には見えない。

 ドライバーは飛距離180y前後のスライスボールで良くて右ラフ、半分は右の林の中。アイアンショットはダフリ気味のこすり玉。アプローチも9アイアンで転がすのがメイン、って感じだったんだけど、上がってみればパーかボギー。

 何故か。パットがとにかく、むちゃくちゃ上手かったのだ。

 パッティングの構えは失礼ながら上手そうには見えない。グリップこそクロスハンドだけど、スタンスもいい加減だし、ストロークの時も体が動く。どう見ても寄りそう、入りそうにないアドレス。でも、長いのの距離感はほとんどドンピシャだし、何より5m以内をほとんど外さない。

 ちなみにこの日はエアレーション+目土(砂)でグリーンはこんな感じ。



 だったのに、それでも距離感も方向性もバッチリ。

 私もプロを含めいろいろな人とラウンドさせてもらったが、これだけ無造作に打ってポンポンとカップに沈める人は見たことがない。ちなみにパターは今や骨董品ともいえる、年季の入ったキャッシュイン。

 で、それほどすごいパットをしているのに本人は結構涼しい顔なんだよね。つまりいつもそういうパットをされているということだ。

 あまりにも不思議に思った私は、失礼を承知で昼食時に聞いてみた。「Tさん、何でそんなにパット上手いんですか?」と。

 すると、最初は口を濁していたTさんだったが、私の熱心さに根負けし、「長くなりますが」と前置きして話し始めた。




 ご自身が30歳の頃、仕事でテキサス州のサンアントニオ郊外に数年間滞在したことがあるらしい。ウィークディは忙しいが、土日は何もすることがない。独身で酒も飲まなかった彼は、そこで軽い気持ちでゴルフを始めることにしたとのこと。

 で、どうせ習うなら良いレッスンプロに習いたいと考え、近郊の有名なプロの元を訪れた。しかし、そのレッスンプロはあまりにも有名すぎ、何ヶ月も先まで予約がいっぱい。諦めて帰ろうとも考えたがあまりにも悔しいので、そのプロが所属するコースを見学がてら散歩することに。

 しばらく歩き、帰ろうとした頃。パッティンググリーンに2人の人影を見つける。ある老人がグリーン脇に椅子を置き、その前で小柄なゴルファーが黙々とパットを練習していた。

 ひょっとしてこの人がレッスンプロか?と思い、彼は2人の邪魔にならないよう注意しながら近づき、軽く耳をそばだてた。

 「ダニエル、心を空っぽにして、パットの芯に当てることだけを考えるんだ」

 「まだ『カップに入れたい』と考えているだろう?そうじゃない。自然な動きで、ただ手を動かすだけでいい」

 「打たれたボールはすでに過去のものだ。君ができることは『ただパターの芯でヒットする』ことだけなんだよ」


 その時の彼は、プロが何を言っているのかまだ理解できなかった。しかし、次の老人の言葉は、まだ初心者だった彼の心にも大きな興奮と衝撃を与え、そして実際にゴルフを始めてからも「魔法の言葉」として彼をパット名人にならしめたのであった。

 「ベン・ダニエル・クレンショー、1回しか言わないからよくお聞き。パッティングの極意はね・・・・」

 そう、その老人こそがバーヴィー・ペニック。そしてレッスンを受けていたのはベン・クレンショー。つまり、T氏は世界一のレッスンプロからパットの極意を盗み聴きしていたのだ。

 そのパッティングの極意とは?T氏は惜しげもなく私たちに教えてくれたので、私も、惜しげもなく皆様にお教えしようと思う。

 「パッティングの極意はね、狙ったところつまりカップに『止める』のではなく、カップの上を適度なスピードで『通す』ことなんだよ。つまり『点』ではなく、『ラインに沿った線』が狙いなんだ」

 カップに入れようとするから窮屈になり、オーバーやショートを恐れる。そうではなく、カップは転がすラインの途中にたまたま空いている、ボールは適度な強さでその上を通過すればよい。そういう気楽な考えで打てば、ストロークもスムースになり極端なオーバーもショートもなくなる。そういう意味だろう。



 このイメージを頭にパッティングをすることで、Tさんはパットに悩んだこともなく、ただたんに打つだけで入ってくれるという境地まで上達されたのであった。もちろんラインが合わなければダメだけど、それは経験によって補うことができ、今では1ラウンドの平均パット数は25前後、多くても30は叩かないとのこと。

 うーん、すごい!









・・・のか?

 正直に書くと、「極意」というにはそれほど大した話ではないような気もする。が、それはハーヴィー・ペニックのせいでもT氏のせいでもなく、エイプリルフールネタを創作した私のせいである。

 えっと、ゴメンナサイ。
 



2017/4/3 (1463950hit)  午後スルーで18ホール


 今年のエイプリルフールは正攻法の嘘でいってみました。肝心の「極意」がショボいなあ・‥‥と思っていたけど、実際にラウンドでやってみたら結構いい感じだった(これはウソではありません)。瓢箪から駒。棚からぼた餅だぜ。


 さてそのラウンド。

 日曜日はいつも午後から薄暮プレーにいくんだけど、昨日は薄暮のスタートが午後4時50分とのこと。確実に途中で日没終了だ。考えた末、1時過ぎからの午後スルーの枠が1つ開いてると聞き、そこに入れてもらうことにした。

 というわけで、久しぶりにクラブを握った二人の若者+メンバーのKさんと4人で。若者(といっても30代半ば?)2人はスコア120オーバーの腕前だったけど、進行にきちんと気を遣うし常識はあるし、中途半端に上手い自分勝手なヤツよりよっぽどストレスなく回ることができた。

 ちなみに、この日は短いサブグリーン。前半竹は3228y、梅はスコアカードでは3099yになってるけど本当は2668yしかない。ショートコース並みだね。

 で、内容は。



 ショットの方は相変わらずダメダメ(パーオン率27.8%だもん)だったけど、ショートゲームで拾いまくった。寄せワンが8個。これって新記録じゃないかしらん。パット数も16・12の28。

 ただ、8個のうち2個はエッジちょい外からパターを使ったので、実質は30パットかな。それでも私にしては驚異的に少ない。

 何かが特別良かったということは無いんだけど、一緒に回ったKさん(三大競技常連の)にパットのヒントを頂いたのと、 アプローチがほぼ20y以内だったのが良かったのかな。

 梅のOB2つは5アイアンが右へふけたのと、1オンできるパー4でドライバーを強振してプッシュスライス。遊びのゴルフだから許される(?)けど、もっと真面目にせんとあきません。



 これからハイシーズンだから、薄暮は4時半とか5時からになる。それだったら今回みたいに18ホール回ったほうが楽しいな。でも週2回もラウンドするのはさすがに贅沢だよな、と思っている編者であった(本当は思っていない)。



2017/4/4 (1464130hit)  パットについての三題


 今日はパットの話題を3つ。

 その1。

 グリーンの近くからパターを使って寄せる、いわゆる「テキサスウェッジ」を使う場合、厳密に言えばそれはアプローチであり、そこから寄せてタップインしたら、記録的には3オン1パットとなる。

 しかし、ボールがわずかにカラーに掛かってるだけだったら実質ほとんどパッティングと変わらないよね。あと、カラーからカップまで5yぐらいしか無い場合、まあよっぽどひどいアプローチパットをしない限りは2つで上がれる。でも、記録は1パット。これは実情に合ってるのかどうか?という疑問。

 私の場合、「グリーンエッジに止まったらオンしたも同然」「エッジからのパターによるアプローチはアプローチでなくパッティングのほうがスタッツ的に正確じゃね?」という疑問から、長らく「グリーン周りからパターを使えばそれはパッティングストロークとする」というマイルールでやってきた。

 でも、それだと必然的にパット数が2〜3ストローク増えるよね(パーオン率は上がるけど)。現状の平均パット34前後って数字も情けないし、アプローチトホホ病がだいぶ治ってきたこともあり、もう少しキチンと付けてもいいんじゃないかなと思うようになってきた。

 で、「グリーン外のフェアウェイからパットする場合はアプローチと考え、カラーからパットする場合は従来通りパッティングとみなす」という「新」マイルールを制定することにした。ってどうでもいいですな。好きにしたらって話ですな。


 その2。

 昨日も書いたけど、エイプリルフールのネタ(つまり大ウソ)だったはずの、「線で狙う」っていうやつを実際にやってみたら、思いの外良かった。



 点で狙うのではなく、線で狙う。するとラインのイメージが出しやすいし、ボールがカップに入る「入り口」も意識しやすい。そして何より、「カップ前後の1m位が終着地」という狙い方だと、不思議と距離感も合いやすいんだよね。

 まあたまたまかもしれないけど、しばらくそのイメージでパットしてみようと思った。



 その3。

 ここ1ヶ月ぐらい、ホームコースのグリーンは結構速くかつ硬めで、夏はスティンプ6ftぐらいなのに最近は9ft前後出ているようだ。そうなると下りは「カツン」と打つわけにはいかない。

 しかし、お世辞にもメンテナンスがいいとは言えないホーム。ラインだけ出したらスルスルと転がってカップに向かう、なんて事はまずなく、下りの神経を使うパットでは打った瞬間に変な方向へよれたり傾斜とは反対に曲がったりするという、ある意味オーガスタナショナルよりも難しいグリーンに仕上がっている。

 そんなグリーンだからこそ、しっかり加速させて打ちたいのだが、ナチュラル・ボーン・ビビラーである私は、どうしても恐怖心から合わせるようなパットをしてしまう。するとどうなるか。パターヘッドが減速してフォローが出ていかないんですねえ。

 で、ゴルフの恐ろしいところは、そんな変な打ち方をしているにも関わらず、自分ではそれがわからない・自覚できてない(でも人が見たらすぐ分かる)、という点なんですねえ。だからよけいに迷路にハマっていく。

 日曜日のラウンドではそんなへっぽこな私を見かねてか、そこそこしっかり打てて良いパットを入れた時に、上級者のKさんが

 「今のはフォローがしっかり出てたね」

 と言ってくださったのだ。そう、短いパットも下りのパットも、やっぱりフォローをしっかり出さんとアカンのですな。そういえばだいぶ前にK見師匠もそう教えてくれた。進歩してませんなあ。



 でも、上の言葉、Kさんの優しさがにじみ出てるよね。一般的にはミスした時に「フォローが出ていないよ」という言い方をしてしまうと思うんだけど、キチンと打てた時にわざわざ「上手く打ててたよ」という風に言ってくれた。なんと素晴らしい気配りか。

 そういう人に私もなりたいが、ガサツで無神経な私にとっては、たぶんスクラッチプレイヤーになるより難しいと思う。



2017/4/5 (1464265hit)  誤所からのプレー


 アメリカ女子ツアーのメジャー第一戦、ANAインスピレーション(数年前まで「クラフト・ナビスコ選手権」という名前だった)で起こった事件について、色々と言われている。

 事件の概要はこう。3日目、トップに立っていたレキシー・トンプソン(アメリカ)の17番。カップまで50cmぐらいの位置に止まったボールにマークをしたのだが、ボールのすぐ後ろではなく数センチ横にコインを置いてマーク。そしてボールをピックアップしてすぐ、コインの真ん前、つまり元の位置より数センチ移動させて置いた。横に移動した距離はボール半個〜1個ぶん。

マークする前



 リプレース直後。右足つま先との位置関係から、ボールが微妙に画面右奥に移動していることが分かる。




 で、この行為が、TV視聴者の指摘により「誤所からのプレー」と裁定され、最終日プレー中のレキシーは誤所からのプレーの2打+過少申告の2打、合計4打のペナルティを科せられた。

 首位から陥落したレキシーは動揺するも裁定を受け入れ、泣きながらプレーを続行。そしてそんな中でもスコアを伸ばし、最終的には首位タイでフィニッシュ。プレーオフでは敗れたものの、その姿勢に賞賛や感動の声が上がっている。

 ・・・というのが顛末なんだけど。なかなか面白い事件だ。面白いって言ったらレキシーに悪いけど。


 視聴者による指摘でペナルティが付くのはフェアじゃない →わかる

 理由はともあれ、アクシデントにもめげすよく首位タイまで頑張った →わかる

 こういう事があるから、後から裁定が覆らないようにルール改正しなきゃね →わかる



 でも、誰も聞かないよね、本人に。

 何で、あんな不自然で変則的なマークの置き方したの?って。



 「理由はともあれ罰を受けた。だから故意であろうが過失であろうがこの話はもうおしまい。それより、そういうことになったしまったシステムを見直そう」というのがいかにも欧米的合理主義、っつーかキリスト教的(絶対的存在がいて、その人の言うことは理屈抜きで正しい)世界観?なのかなあ。

 でも、結果よりも過程を大事にする日本人である私としては、どうしても腑に落ちない。だって、こんな短いパットで、ボールに引かれたラインを合わせるわけでもないのに、コイン1個分ぐらい横にマークして、すぐ置き直すという行為に論理的な説明がつかないんだよね、

 恣意的にしたと考えるしか。

 つまり自分が有利になるよう、スパイクマークか何かを避けるためにそんな置き方したんじゃないの?と勘ぐられても仕方ないのではないかと。

 仮に、性善説の立場で、「何も考えずついうっかり」してしまったとしても、李下に冠を正さず、常日頃から気をつけていればこういう不注意はほぼ防げると思うんだけど。
 

 断っておくが、レキシー・トンプソンが嫌いだとか、彼女を糾弾すべきだとか、ルールはいつ何時でも厳密に裁定されなければいけない!なんて思っているわけではない。


 でも、擁護派があまりにも多いので、あえて反対意見を書いてみた。っていうか、自分も気をつけようと思った。
 



2017/4/7 (1464564hit)  ちぐはぐな日


 昨日はK嶋さんに付き合ってもらって、ホームへ。

 さすがハイシーズン、平日なのにコンペや競技が複数入っていて、10時過ぎのスタートながらコースは超混雑。毎ホール待ちが発生し、カート3台待ちというホールもあった。結局午前も午後も3時間ぐらいかかったかなぁ。

 そんな中、集中力を保つのはやっぱりなかなか難しい(チョー古典的な言い訳)。なんだかとっ散らかったラウンドになった。



 大叩きホールは1つ。梅の7番パー3、谷越えの165y。



 この日は右サイドからの強いフォロー。左サイドはOBが浅く、手前のバンカーはピンまでの距離がないので難しく、さらに奥のラフはライが悪いところが多いため、右手前〜右横からがセオリー。

 普通165yだったら6アイアンなんだけど、この日はフォロー風を信じて7番で。当たりはまずまず、方向はグリーン右端から風に乗ってピン方向へ。これは付いた!と思ったら手前のバンカーへ。5y足りなかった・・・

 ボールはあごのすぐ手前に突き刺さっていて、思い切り叩きつけるも出ず。3打目、10yのバンカーショットは緩んで脱出できず、4打目でやっとエッジまで、アプローチは5mもオーバーしてパットも2mオーバーして結局7。パー3で7はクァドループルボギー。


 というわけで、この日の教訓。

 ・自分の飛距離を過信しないようにしましょう。

 ・パー3はグリーンセンターを狙いましょう。

 ・ハザードは避けましょう

 ・距離のないバンカーショットを練習しましょう。

 ・アタマが悪いことを自覚しましょう





2017/4/8 (1464712hit)  アイアンがトゥヒットする原因


 やっと判った。アイアンがトゥヒットする原因が。


 それは一週間ほど前の練習場でのこと。「ミドルレンジのアプローチ」と「アイアンのトゥヒット」は、私の致命的な課題72個のうちの1番目と2番めである。

 で、練習場ではその2つばっかり練習してるんだけど、ミドルレンジ(30y〜70y)のアプローチに関してはフルショットと同じイメージでだんだん形になりつつある。まだ確率は低く、高さもバラバラなので先は長いけど。

 で、アイアンのトゥヒットに関してはなかなかはっきりした原因が掴めなかった。スイングプレーンの問題、グリップが浮いてトゥダウンがひどくなる、体とボールとの位置が遠すぎる、アウトサイドインの軌道だから‥‥‥

 でも、どれもイマイチ決定的ではない気がしてたんだよね。しかも、練習ではそこそこ打てていてもコースに出るとそれが極端にひどくなる。何が悪いのか。ずっと悩んでた。で、分かりました。分かってしまえば超簡単なことだった。あんまり簡単すぎて恥ずかしので小さく書く。

 前傾姿勢が保ててなかっただけ。

 練習場でね、何気なくインパクトの形つくってみたらね、見事に体起き上がってヘッドが体の方に移動したのよ。こりゃトゥヒットするわって。
 
 インパクトで体が起き上がるっていうのはつまり、我慢が足りないっていうか、気持ちが目標方向へ浮ついちゃうというか、腹筋と背筋が弱いっていうか、まあメンタル・フィジカル両方の原因から起こるんだろうけど、たぶんそれが原因だろうと。

 前傾姿勢から起き上がると単にトップしそうな気もするが、実際のスイングではグリップが浮いたりトゥダウンしたりしてフェースの先に当たるのだと思われる。


 では、どこに気をつければいいか。それは多分、

 股関節(腰)と膝だろうと。

 ダウンからインパクト、フォローにかけて左ひざが伸びる。ここで、前傾を保つ意識がないと左股関節も伸びてしまう。でトゥヒット。

 だから、左足の付け根(鼠径部)にずっとシワができている状態をキープするようなイメージだったり、尻を後ろに突き出す形をキープするようなイメージでインパクトを迎える。

 これでトゥヒットは解消されるはずだ。理論的には。


 あとは練習でこの動きが自然にできるようになるまで10万球ほど打ち込めばいいだけ。簡単な話だ。



2017/4/10 (1464712hit)  2017年マスターズ


 今年のマスターズの結果を書きます。ネタバレされたくない人は読まないでね、といってもSNSなんかでガンガン流れているけど。





 いやあ、朝3時に起きて観戦した甲斐があった。一番勝って欲しいと思ってた、ガルシアが勝った。おめでとう。優作が勝ったときも感動したけど、今回も感動したなあ。

 今回は2ちゃんねるの実況を同時に見ながらだったんだけど、2ちゃんねるの、センスは良いが口は悪い面々が、


(バックナインに入ってガルシアのショットが荒れだしたのを見て)

メンタル紙の子

とか、

セベ・バレステロスの力が・・と繰り返す実況と解説の2人に対し、

(セベセベって言うけど、実際には)セベ1mmも関係ない

とか、

13番でガルシアがナイスリカバリーからパーをセーブしたのを見て、解説の中島さんが言った、

「イーグルに匹敵するバーディのようなパー」って超意味不明

とか、

ヒゲが伸びるのが速い時のガルシアは強い

(どんな根拠が?)とか、

16番のバーディパットを外した事に対し、

セベがガードした

(いや逆ならともかく)とか、

髪の毛はローズの勝ち

(また髪の毛のこと言ってる・‥‥)とか、

18番グリーンの脇で待つガルシアのフィアンセが写ったら

おっぱい

とか、とにかくアホすぎる(けどナイスな)書き込みを見ながらの観戦はなかなか乙(?)なものだった。

 しかし、あれだけパットに苦しみながらマスターズに勝っちゃうんだもんなあ。世界中のパットイップスのゴルファーに勇気を与えた功績は計り知れないかも。




 マスターズの舞台では「因縁」めいた事がよく起こるよね。それこそハーヴィー・ペニックが亡くなった年のベン・クレンショーの優勝とか、もう引退か?と言われていた頃の「ジャックイズバック」(1986年)とか、どうしても勝てなかったグレッグ・ノーマンとか、ガルシアがローアマに輝いた1999年に同じスペインのホセ・マリア・オラサバルが優勝してたとか。

 そして今回。やっとの思いでガルシアがメジャータイトルを獲得したまさにその日が、同じスペインの英雄の誕生日なんて出来過ぎだよね。



 もし、ジャスティン・ローズが勝ってたら、本人には可哀想だけど一番祝福されない、ヒールの勝者になってたかもしれないね。まあ、そんな結末もまたゴルフらしいのかもしれないけど。



2017/4/11 (1465052hit)  信じることと諦めないこと


 今回のマスターズを見て。勝利のために必要なことは、

 自分を信じることと諦めないこと

 だなと。Jポップの歌詞みたいで陳腐だけど。以下は自分を戒めるために書く。


 自分を信じるとは、今までしてきた練習やゴルフに費やした時間を誇り、頼り、ベストなパフォーマンスがコースでも出せると心から思ってスイングする。これは意識してできることじゃないからなかなか難しい。

 例えば私の場合、練習場で10球打ったとすると、そのショットの内容は

 [ 良い1 : まあまあ4 : イマイチ3 : トホホ2 ]

 ぐらいなんだけど、コースヘ行くとこれがどうなるか。

 [ まあまあ1 : イマイチ3 : トホホ6 ]

 ってのが通常運行になる。誇張ではない。謙遜でもない。本当である。

 けど、広いパー5の2打目のレイアップだったり、何のプレッシャーもかからない薄暮プレーのドライバーショットなどかの時は、「良い1」が出ることもある。ごくたまにだけど。


 つまり、ミスをするのは自分の「どうせうまく打てないんだろうな」という心のあり方によるんだよね。その心のあり方こそ、自分を信じていない(過去のミスした自分を信じている)ということ。これはネガティブな気持ちによるミス。

 逆にポジティブな気持ちによるミスもあるよね。「良いところを見せたい」「飛ばしたい」「乗せたい」という欲が普段より力ませたりスイングプレーンを歪めたりする。これも自分の潜在能力を信じないで、「きちんとコンタクトしよう」「しっかり振ろう」「まっすぐ飛ばそう」「腕力で持っていこう」と思うから出る。

 これ、どっちも自分を信じてないんだよね。だから、ある程度技術が固まってきたら、自信過剰で楽観的で前向きな性格、つまり「やな奴」(笑)の方がゴルフに向いているということになる。

 私のように自分に自信がなく消極的で悲観的で後ろ向きで根暗な性格はゴルフに向いていないのだ。



 でも、そんな私にとっての唯一の希望、それが「諦めない」じゃないかなと。

 OBを打っても、初心者レベルでアイアンをダフっても、パー3のティショットで酷いミスをしても、パー5でダボを叩いても、大叩きしても、チャックリしても、4パットしても、出だし3ホールで7オーバーになっても、ミスショットが4回も5回も続いても、連続トリプルボギーを叩いても、「ま、そんなこともあるか」「次のホールで頑張ろう」と思えるか。

 イマイチの当たりが続いても、自分はほんとにヘタだなと落ち込んでも、汚い球筋でも、ナイスショットが1度も出なくても、我慢してパーやボギーをコツコツと積み重ねていく事ができるか。


 そのへんがへっぽこトホホ野郎である私が勝負できるカギになるんだろうな、とガルシアを見て思った。



2017/4/12 (1465208hit)  トライワン・DrD3


 こんなものを買ってみた。



 トライワン・ウェッジ60度。よくある「お助けウェッジ」の一種なんだけど、一応ロイヤルコレクションが作ってるので品質的には大丈夫かと。価格は驚きの5000円以下(笑)。



 右がクリーブランドのCG10。一回り大きいのが分かる。


 で、このウェッジにはソールがアホほど大きい以外に2つ大きな特徴があって、1つは重量。一般的なウェッジは450g前後だが、このトライワンウェッジは620g、つまり4割も重い。それでいてバランスはD3。つまり極端にヘッドが効いているわけではなく、クラブがバランスを取れた状態で重いのだ。

 よって、素振りやウォーミングアップだけでなく、実際にそれほど違和感なくスイングしたりチップすることが可能。練習で50球ほど、薄暮9ホール中5ホールほど使ってみたが、それほど問題なく使えた。

 そう、特徴その2は、実際にラウンドや競技でもそのまま使えるという事だ。これほど極端に重いクラブだったら今までのウェッジとの違和感が出るかとも思ったんだけど、まあ私のような大雑把な人間にはそれほど関係なさそう。フルショットで使うわけじゃないしね。

 打感は残念ながらステンレスなので良くない。音も「カチン」と安っぽい。でも、メーカーが謳う、「手打ちグセを矯正」「リズムの良いスイング」はけっこう意識しやすい。コースではまだまだ手打ち&打ち急ぎが出るからね。

 ちなみに56度と60度があったんだけど、60度をチョイスした。今使ってるのが50度と56度のウェッジなのでその上ってことと、砲台グリーンの手前に切られたピンに対してのチップが楽になるかなというのと、どうせバンカーショットでも使うなら、距離を殺しやすい60度の方がいいかなと思って。


 まあ実戦でしばらく使ってみないと実際にスコアを縮めるのに貢献できるかどうかわからないけど、まあ実戦でダメでも練習器具として優れてると思うしね。

 実はこのクラブを初めて見つけた瞬間、これはアプローチイップス野郎の私にとって救世主になってくれるような気がしたんだよね。明日、初めて18ホールのラウンドで使ってみようと思う。乞うご期待。



2017/4/14 (1465468hit)  二度目の小野東洋GC


 今年の2月に続き、また小野東洋GCへ。私の住む大阪東部から高速で1時間+地道20分と少し遠いんだけど、このハイシーズンにキャディ付き12500円で上田治設計の歴史あるトーナメントコースを回れる、と考えるとリーズナブルと言えなくもない。いや十分安い。でも絶対的比較ではやや高い。どっちやねん。



 しかし、桜の季節のラウンドはいいものだ。最高のゴルフ日和だったし。



 美しいの一言。



 さて、内容は大叩きホールが2つ、アイアンショットが壊滅状態(いつものこと)、それ以外はまあまあ。



 7番334yパー4。



 ティショット右ラフ、2打目でクラブ選択ミス。やや左足下がりのラフから100y、アゲンスト打ち下ろし。PW(115y)で打つも当たり損ないで手前の深いバンカーへ。

 あごが高くピンはすぐそこ、しかしひどい目玉。ピン方向に打てず、グリーンを横断。アプローチはチャックリしてさらに3パット。

 やや左足下がり(コンパクトなスイングになるので10yプラス)、ラフ(ミスの確率高くなるので5yプラス)、アゲンスト(10yプラス)、打ち下ろし(5yマイナス)だから9番(125y)でないといけなかったのだ。っていうか、グリーンセンターを狙ってたら最悪でも3パットボギーで済んでた可能性が高い。

 傲慢にもピンを狙ったからこういうことになるのだ。なぜ素直にグリーンセンターを狙えないのか。ヘタなのに。


 12番160yパー3。



 右端に切られたピンに対し、「絶対ピンの左に乗せる」と宣言してティショットしたんだけど、その気持ちが強すぎて6アイアンを超絶引っ掛け、左サイドのバンカーに。

 打つ前に「こうしよう」と考えるのはいいけど、打つ時は考えちゃダメだね。あと、この日はアイアンが狙いより右へ飛んでた(から余計に左へ乗せようとか考えた)んだけど、そういう時はグリーンの左サイドを向いて打てばいいだけの話で、フック打とうとか思い上がりだよね。またしても傲慢。

 その後は重いウェッジ(DrD3)でバンカーショットしたらダフって出ず。次も距離が出ず、3パットでトリプルボギー。



 総括。傲慢は身を滅ぼす。あと大きなミスをしたホールで3パットする癖を何とかせんとあかん。



2017/4/15 (1465638hit)  トライワン・DrD3(ウェッジ)は使えたか?


 ホームコースの薄暮プレーではそこそこ使えたトライワン・DrD3ウェッジ。一昨日のラウンドではどうだったか。1回のラウンドで結論を出すのは早すぎるかもしれないけど・・・

 ダメっぽい。

 重いということは鈍感でフィーリングが出せないという事。ま、私ぐらいの(スカタンな)腕前だとフィーリングもへったくれもないんだけどね。

 たとえば、バンカーからとりあえず脱出するだけだったり、グリーン周りの深いラフからとりあえずグリーンに乗せる、という時はこのクラブだと大きなミスが出ないので使えると思う。

 でも、アプローチの生命線は距離感。その距離感の出し方がすごく難しい。「大きくゆっくり振る」っていうのがこんなに難しいとは思わなかった。

 ただ逆に、その「大きくゆっくり振る」という練習にはぴったりのクラブだと思うし、そうやって練習を重ねるとこのクラブでも距離感が合うようになってくるかもしれない。

 そういう意味で、「粗削りの未完の大器」と言えなくもない。



 ま、せっかく買ったんだし、もうちょっと練習してみよう。



2017/4/17 (1465810hit)  男子ツアー開幕・女子ツアーの逆転劇


 今年の男子ツアー開幕戦、東建はリャンウェンチョンが優勝。スイングが素人っぽくても、格好悪くても、正確性と再現性があれば大丈夫ってことだよね。

 リャンは38歳、身長は173cm、体重は62kg。大型選手ではない。平均飛距離は26位、飛ばし屋でもない。フェアウェイキープ率は86位タイなのでドライバーが正確というわけでもない。でも、パーオン率が4位でバーディ率が3位。平均パット数13位。

 つまり彼はアイアンとパターが上手い。それだけでトップに立てるんだよね。ゴルフでパワー(飛距離)があることは有利だけど、絶対条件じゃないということだよね。

 アイアン上手い人って羨ましい。昨日の薄暮なんて9ホール中パーオン2回だもんなあ。



 女子の試合は去年地震で中止になった熊本のバンテリンレディス。2打差のトップで18番を迎え、ほぼ優勝は間違いないと思われていた上田桃子が痛恨の3パットボギーでプレーオフに。同じ18番で気合のバーディパットを入れた西山ゆかりと。

 上田桃子は一度目の18番でレイアップして3パットボギー。西山は同じくレイアップして1パットバーディ。プレーオフでは西山が(2打目のライが悪かったのもあった?)同様にレイアップしてパー。一方の桃子は今度は2オンを狙って池に入れてしまう。

 これ、解説の古閑美保も言ってたけど、最初レイアップは間違ってないと思う。100y以内から3打で上がる確率は99%以上だろうし、もし西山がバーディ(実際そうだったけど)でも1打差で逃げ切れると考えるよね普通。

 でも、優勝が決まるはずだった、上から1mのパットを外す。あの心理はよーく分かる。絶対入れなきゃ、外したらダメという気持ちで心がいっぱいになって、きちんとリズム良くパットしようとかしっかりヒットしようという気持ちがどっかに行っちゃってた。

 切り替えろって言われてもなかなかね。せめてプレーオフ1ホール目ででレイアップして引き分けに持ち込めたら少しは落ち着けたかもしれないけど。レイアップしてもボギーのイメージが強くでたんだろうなあ。でも、あそこは「攻めの3オン狙い」をしてほしかった。さっきの自分に打ち勝つために。



 地元開催、地震からの復活、色々背負ってたものが大きすぎたんだろうね。これを糧に、また頑張ってほしいね。



2017/4/18 (1465967hit)  伏線


 このウェブを開設して数ヶ月しか経っていない頃の話。


 どうにか90を切れるようになってきた2002年の1月末、ホームコースで45パットして三桁を叩いた。その当時の腕前を考えれば全然大叩きじゃないんだけど、自意識過剰で思い上がっていた私はショックを受け、落ち込み、その頃流行っていたリバイバル曲の「明日があるさ」の替え歌でその時の心境を表現した。

 

 ♪あしーたがある、あしーたがある、あしーたがあーるーさー

 ♪いつーものコース きさいちの
 ♪きょうーも 梅梅 飽きてきた
 ♪それーでもいいさ それーでもいいさ
 ♪ごるふできれば しあわせさ

 ♪あしーたがある、あしーたがある、あしーたがあーるーさー
 
 ♪ろくーばん ぱーフォー 苦手なホール
 ♪いちーだめ てんぷら にだめでバンカー
 ♪寄せーはダフり つぎーはートップ
 ♪きがーつけば ダブルパーアー

 ♪あしーたがある、あしーたがある、あしーたがあーるーさー
 
 ♪さいーしゅう ロングの てぃーしょーっと
 ♪りきーんで おーびー さよならさ
 ♪あいーあんはちょろ 寄せーはトップ
 ♪さいーごーは ふぉーぱーっとーーー

 ♪あしーたがある、あしーたがある、あしーたがあーるーさー

 ♪らうんど おわーって かんがえた
 ♪どーおーして おーれーは へたくそなんだろう
 ♪パーアーットーがダメ 寄せーもどへた
 ♪こたーえーは でてるけど

 ♪あしーたがある、あしーたがある、あしーたがあーるーさー


 しかし・・・・

 本当に明日はあるのか?(涙)



 で、次の日の日記で、「本当に明日はあるのか?」という自分自身の問いに対し、

   明日は、たぶん、15年後ぐらいにあると思う

 と書いた(全然覚えてない)。もちろん15年なんて数字に根拠も理由もなかったんだけど。しかし奇しくも。

 そう、その15年後が実は今年なのだ。



 つい最近、たまたま思い立って過去の日記のレイアウトや言葉の修正をしていて、この替え歌と「15年後」を再発見したんだよね。

 こういうオカルティックというか因縁めいた話は嫌いなたちだが、偶然で済ますにはちょっとドラマチックすぎるかなと。今年は「その明日」が来たのかどうか、自分で張った伏線を回収できるのかどうか、真価を問われる年になりそうな気がする。


 「ふーん、で、君にとっての明日って何?」って聞かれても実は自分でもよくわかってないんだけどね。



2017/4/19 (1466149hit)  左腰が蝶番


 過去の日記を読んで、その2。

 今までの私は、背骨を軸としたスイングイメージで打ってきた(実際できてたかどうかは別として)。バックスイングでは右股関節に体重を乗せて、インパクトからフォローにかけて左股関節に乗せていく感じ。今風に言うと「二軸スイング」ということになるんだろうか。

 でも、昔から口の悪いゴルフ仲間に「頭が動きすぎる」「スエーがひどい」「吐き気を催すスイングだ」「見たら目が腐る」「クラブが可哀想だ」「ゴルフのスイングというより阿波踊りに近い」「それはいくら何でも阿波踊りに失礼だ」などと言われ続けてきた。

 これについては色々悩んだり治そうと頑張った。その苦悩の証拠が15年間の日記なのだが、ご存知の通り、ぜんぜん直ってない(ダメじゃん)。



 で、日記の話に戻るのだが、そんな中、生まれて初めて本格的なレッスンを受けたのがH香里GセンターのT辺プロ。そのT辺プロに教わったドリルの1つに、

 「両足をそろえて立ち、体の捻転だけで打つ」というのがあった。まあ有名なドリルだけど、そのドリルの注意点の1つに、

お尻が目標方向を向くぐらい腰を捻転させる

 というのがあって、つい最近それを読み返した私はここ2回ほどの練習でそれを久しぶりにやってみた。そしたら、久しぶりに下半身が筋肉痛に。そのなつかしい痛みを感じた私は、はたと思い当たった。

ひょっとして、これぐらい下半身踏ん張らないと捻転ってできないんじゃないか?

 と。つまり、

下半身が踏ん張れていないから捻転が弱い、よってスイングに切れがなくクラブヘッドが走らない、だからアイアンが思うように飛ばない、そしてその分腕力に頼るから再現性が低い、さらに飛ばないから体重移動でヘッドスピードを上げようとしてしまう、というわけでスタンスを広くしその結果スエイしてしまう。

 そんな気がするイヤそうに違いない。そう思って、薄暮で試してみた。試したのは、

・スタンスをやや狭くする(捻転しやすくするため)

・二軸ではなく、左サイドに捻転軸を作る(左股関節に体重を乗せた状態でスイング)

 すると、驚くべきことにドライバーは7ホール中2ホールで最長飛距離を更新し、アイアンショットでは9ホール中3ホールでグリーンオーバーしたのであった。今までグリーンを狙うアイアンショットは99.7%ショートだったのでこれは驚くべき数値である。

 これだったのか・・・?俺の明日は?!左腰が蝶番!!これなのか?



 それが真実なのかどうか、明日のラウンドではっきりするはずである。しかし、日記でこういう文章の終わり方をした次のラウンドは99.7%が最悪の結果になるので、今からあきらめムードなのである。



2017/4/21 (1466433hit)  8度目の枚方カントリー倶楽部


 春の良い天気だった昨日、井上誠一設計の枚方カントリー倶楽部へ。



 6年前からお誘いを受けて年に1回ペースでラウンドしているのだが、アウトの平均が42、インの平均が45オーバーとスコアが出ていないコースの1つだ。



 特に苦手なのが2番、15番、16番、18番。上がり4ホールでグダグダになってしまうケースが多い。今回はその上がり4ホールまで気力を保てればいいな、と思いつつ。


(16番458yパー4。長い!狭い!)

 お誘いくださったM田さんのお気遣いにより、バックティからラウンドさせてもらえることになったのはラッキー。この日は残念ながらセカンドグリーン(サブグリーン)だったんだけど、それでも6655yと長めだ。スティンプ9ft。ちょうどいい感じ。


(5番160yパー3。箱庭のよう。)

 で、内容だけど、残念ながら皆様が期待していた、最悪な(トホホな)結果ではなかった。芝が伸びてきて、30y以内のアプローチがストレスなく、何とかカップに近づくイメージで打てるようになってきた。っていうか、

 地道なアプローチ練習の成果がやっと出てきたかも。嬉しい!!!

 パッティングも4パット(笑)が1つあったけど、1パットが6個あったのでまずまず。


(1番378yパー4。春霞。)

 でも、スイングイメージを変えて臨んだドライバーとアイアンはねえ。たしかによく飛ぶようになったんだけど、ドライバーはプッシュスライスか引っ掛けフック、アイアンは捕まらずプッシュ、って感じ。思い通りに打てたのは5回ぐらい。でも方向性は間違ってないと思う。

 というわけで。



 ヒラカンの自己ベスト更新はならなかったけど、バックティからだし上出来かなと。

 アウト3番は長い打ち上げのパー5。ティショットまずまず、2打目左足上がりからの4Wをチョロ、3打目7アイアンでレイアップ、4打目80y打ち上げが低めに入ってグリーンオーバー、奥から寄せきれず2パット。2打目のクラブ選択ミス(きつい左足上がりだったから無理せずアイアンでも良かった)、4打目の単純ミスがそのまま2打のロスに繋がった。

 最終ホールはティショット右の林の中、2打目は出すだけ、3打目残り170y左足下がり。5アイアンでこのライから打つ技術は持ち合わせていないので、ユーティリティのコントロールショットで。うまく打てたけど狙いより10y右へ、さらに20yオーバー。ライがよく奥からピン下5mに寄るも、パットを打ちきれず。

 懸案の後半、3番の4パット以外は何とか我慢できた。特に上がり4ホールを2オーバーは頑張った方だと思う。



 ニュースイング、正しいけどもっと練習が必要だ。



2017/4/22 (1466591hit)  「左腰が蝶番」の続き


 10年以上前、ひかみCCにお邪魔した時のこと。

 先輩のO谷さんと、O谷さんの知り合いであるHDCP3ぐらいのK田さんに色々と教えていただきながらラウンドしたのであるが、あるホールで私がドライバーそこそこのショトをし、悦に入っているのを見てK田さんがぼそっと一言。


 力で打ってるようではまだまだやな。


 このオッサンいやらしいこと言うなあ、とその時は思ったのであったが、今なら分かる。その言葉は全く、完璧に正しかったと。

 そう、腕っ節で打っているスイングは、ゴルフのスイングとは似て異なるものなのだ。では何で打つのか。体か。下半身か。そうではない。ゴルフボールは、

 タイミング(捻転差)で打つのである。

 つまり腕は振るものではなく振られるものであり、腕は「正しい軌道からズレないようにするため」に力を入れるものなのである。

 体重移動があり、それが膝の動きに連動し、その上で腰の動きがあり、上半身の捻転(差)に繋がり、さらに肩が回転、腕が振られ、最後に手首のコック。それらが順番に、精密な歯車のように連動し、インパクトで効率よく最大のパワーを出す。

 あたかも多段ロケットのように、頂点のクラブヘッドが加速していく。これこそが、球を遠くに飛ばす最大にして唯一無二の秘訣。




 ・・・などと意味不明の供述をしており、世間は今回も「ふーんあっそう(ハナホジ)」という反応をしています。って言う感じだけど。

 でも、「左腰が蝶番」という意識は、その秘訣の入口になるような気がするんだよね。まあ、実際はそんな単純なものじゃないんだろうけど。



2017/4/24 (1466771hit)  4月月例


 やっと半袖の季節がやってきた。朝は寒かったけど。4月の月例。



 いやねアプローチはホントましになったんだよ(それでも人並みだけど)。ダフリとトップが1個づつあったけど、競技でもだいぶきちんと打てるようになった(「きちんと打てる」であって「きちんと寄る」ではないところが辛いけど)。

 でも、12回チャンスがあったのに寄せワンが2個だったのは、パットがダメダメだったから。

 っていうか、男らしくないし言い訳になるし言っても仕方ないことだし品性に欠ける行為なのは百も承知で、一回だけ言わせて。

 きさいちカントリー、グリーンなんとかしてくれ。

 エアレーション・目土が終わって1ヶ月、もうそろそろ仕上がってきても良い頃だろ。なのに何でこんなに転がりが悪いの?スティンプ7ぐらいだろ。いまどきこんな重いグリーンなかなか無いぜ。

 いや、重いのはまだ許せる。アジャストするのもゴルフの腕前だし。でも、

 1mのまっすぐがまっすぐ転がらないのはストレス溜まるぜさすがに。

 カップに向かってる短いパットが、途中でスタンド攻撃受けたみたいに方向変えるってどんなグリーンなんだよって。それが1ラウンドに3回もあったらいくら温厚な俺でもキレる。イヤになる。



 まあ結局は言い訳なんだけどね。もっと直進性のいい、伸びのある球を打て、って事なんだろうねどね。

 というわけで。



 松3番は2打目をレイアップしてボギー作戦だったんだけど、3打目残り60yを思い切りダフってダボ。

 松8番は2打目のフェアウェイウッドをまたダフって100yしか飛ばず、4打目40yのアプローチをトップさせてボギーオンもならず。

 竹2番はアプローチで2mに寄せられたのにそこからスタンド攻撃を受けて3パット。

 竹4番はティショットが右バンカー、2打目アゴに当たり、3打目当たりが悪く、4打目でグリーン手前。1.5mに寄ったのにまたスタンド攻撃されて入らず。



 いつもトホホなことしか書かないのでたまには良かったことも書かせてね。

 竹8番のバーディはティショット会心、2打目4Wも会心で3打目残り40y、左足下がりのフェアウェイからウェッジで80cmに。去年までなら残り40yから良くて3打、だいたい4打、下手すると5打掛かってた(本当)。


 アプローチってやっぱり大事。



2017/4/25 (1466922hit)  アプローチの打ち方・2017年


 ようやくアプローチイップス(っていうか単なるヘタ)のトンネルから抜け出せそうな感じなので、今のイメージをきちんと書いておきたいと思う。でないとすぐ忘れちゃうからね。

 ちなみに、以下の原則はグリーン周りから30y以内のショートレンジの話。



 大原則その1:終始一貫して体の捻転で打つ。手や手首はずっと体の正面のまま

 原則その2:肘を胴体に固定したままスイングする

 原則その3:切り返しは体(上半身・腰あるいは膝)から。手は最後

 原則その4:視線はボールの10cm左側に固定




 直前の素振りでは体の回転・捻転で打とうと思っていても、本番では手や手首で打ってしまう。何故か。それは、切り返しでまず手が動くから。恐怖心から打ち急いでしまうのだ。

 よって、切り返しでワンテンポおき、体(上半身)を意識して動かせばいい。芹澤信雄プロが言ってた、「切り返しをゆっくり」というのは、体で打つため、そして、手で打たないようにするためだったのである。

 そうやって打つことにより、上半身と腕の捻転差ができ、自然とヘッドは然るべき場所に戻る。その時、当然グリップは適度に脱力している。ただし、左手の小指まで力を抜いてしまうと緩みにつながるので注意。

 むしろバックスイングの最中、クラブが上がり切る前に体のほうはダウンスイングに入っているというイメージでも良いかもしれない。



 とにかく、徹底的に、何があっても、絶対に、手で打たないこと。以上。



2017/4/26 (1467071hit)  ドラマ「ウォーキング・デッド」


 アマゾンプライムに加入すると無料の映画やドラマが見れるのは皆さん御存知の通り。私がつい最近ハマったのが「ウォーキング・デッド」、つまりゾンビが出てくるアメリカのドラマ。今、シーズン6か7までやってる。

 アメリカが舞台で、突然殆どの人間が死んでゾンビ化し、わずかに生き残った人間がサバイバルするという筋書きはベタ中のベタ。ゾンビ化した原因などは描写されておらず、ゾンビは食欲の衝動で生きた人間を襲い、頭(脳)を破壊されると活動を停止するというのもお約束どおり。

 最初は「今さらゾンビかよ?」と思いながら見てたんだけど、「ゾンビ対人間」が主軸じゃなくて、「ゾンビに対抗する人間同士のドラマ」「極限状態における人間の考え方、小社会のあり方」という部分が肝になって話が進んでいく。

 で、見続けているうちにゾンビは「日常化」していき、「油断をするとゾンビに食い殺されるけれど、この状況で生きていくためにはそれよりもっと恐ろしい、もっと大変なことがたくさんあるんだ」という風にスポットライトが移動してくる。

 そう、このゾンビたちは、我々の現実社会における「病気」や「アクシデント」や「生きていく苦しさ」や「仕事の大変さ」や「人間関係の大変さ」や「人生の不条理さ」なんかのメタファー(隠喩)なんだよね。

 そういう「人生に降りかかる、不条理で、でもすぐそばにある厄災」に対し、人々はどう向き合い、どう協力し、どう生きていくのか。それがこのドラマの根底にあるテーマなのだ。



 このゾンビつまり「すぐそばにある厄災」はゴルフに置き換えると何か。それが今日のテーマである。

 苦手なホールロケーション。狭いフェアウェイ。距離の長いパー4。両サイドのOB。あごの高いフェアウェイバンカー。深いラフ。林。クリークやウォーターハザード。距離のあるバンカー。バンカー越えのアプローチ。触るだけで転がる下りのパット。

 普通にラウンドしていても、コースにはいろいろな厄災が潜んでいる。まず重要なのは、そういう厄災に敏感になること。認識した上でときには鈍感になること。情報収集と分析が最初の第一歩である。

 そして次に、そういう厄災に立ち向かうのか、それとも逃げるのか。立ち向かうから勇気があるともいえないし、逃げるから臆病とも一概には言えない。重要なのは自分の背丈に合った最小ストロークで無事ホールアウトすることであり、ゾンビを殺すこと(厄災に打ち勝つこと)が目的ではない。



 しかし、脇道からいきなりゾンビが現れることもある。寝首をかかれることも、絶体絶命のピンチを迎えることもある。

 広いホールでOB。ディボットホール。逆目の深いラフに沈む。アンラッキーなキックで狙えない所に転がる。バンカーの目玉。絶対に寄らないアプローチ。20m以上のパット。

 こういう場面で必要なことは、後退する勇気である。OBを打てばトリプルボギーもやむなし。ディボットからはグリーン付近へ行けば良いと割り切る。深いラフからはウェッジで出す。狙えない時は1打謝る。目玉はとにかく脱出。寄らない位置からのアプローチは次にパットができる所に打てれば100点。ロングパットは3パットを覚悟する。

 でも、こういう事は文章にするのは簡単なんだけど、実際に起こったらなかなか決断できないんだよね。特に競技や大事なコンペの時は。だから、普段のラウンドから「こういう時はこうする」と決めておいて、その姿勢を崩さないことが大事なんじゃないかなと思う。

 遊びのラウンドだからギャンブルショットをする、練習ラウンドだから無理な狙い方をする、ということを繰り返していると、その判断があやふやになってくる。なまじ成功したりすると余計に本番(競技)でもしたくなってしまうしね。競技ゴルフの「我慢」は、その当日だけではなく日常のラウンドにも及んでいるのだ。



 ゴルフでは、もっと理不尽な厄災との遭遇も起こる。

 とんでもない同伴競技者。突然のスランプ。体の故障。暴風雨。モチベーションの低下。何をやっても裏目に出る日。上達しない日々。そしてイップス。

 こういうゾンビは、実はあなたのすぐ横にいるのだ。あなたが気づいていないか、まだ見えていないだけなのだ。そのまま無事に通り過ぎることができればいいんだけど、いつか遭遇するかもしれない。旅の道程が長くなればなるほど、その確率は高くなる。

 その時、何をすべきか、どう考えるべきか。それを想像しておき、どう対処するのかを普段から考えておくのが大事なのかもしれない。偽善的なニュースキャスターの決まり文句のような締めだな。



 ちなみに、私の場合。

・とんでもない同伴競技者・・・日記のネタにして昇華

・突然のスランプ・・・日記のネタにして昇華

・体の故障・・・プレステ4の「NEWみんなのGOLF」をプレーする

・暴風雨・・・日記のネタにして昇華

・モチベーションの低下・・・プレステ4のドラクエ11をプレーする

・何をやっても(ry・・・日記のネタ(ry

・上達しない(ry・・・日記の(ry

・イップス・・・もうとてつもない回数、日記(ry


 というわけで、大丈夫。たぶん。



2017/4/28 (1467386hit)  GB月例@有馬カンツリー


 もう数え切れないぐらい行ってる(20回ぐらいと思われ)有馬カンツリー。ホスピタリティとグリーンが素晴らしい。



 この日は天候も気温も良く、同伴競技者(K藤くん、T中さん)も楽しい仲間、仲間内の競技会と良いこと尽くめ。



 悪かったのは中身だけ。





 85前後で安定。っていうかあの内容(下記参照)では70台は出んわな。相変わらずすぐ素ダボを叩いてしまう。

 3番は左からのアゲンストに過剰反応してティショット(6アイアン)左引っ掛け、木の下からワンクッションで下り傾斜のグリーンを狙うもオーバー、3オン2パット。

 10番はティショットを左30度引っ掛け、2打目は正面の木に当て、3打目でグリーン手前、4オン2パット。

 12番はティショットが右バンカー、2打目9アイアンでレイアップする予定が死ぬほどダフリ(フェアウェイバンカーからまともに打てた例がない)3打目はまたしても木の手前でレイアップを余儀なくされ、4打目で5mに乗せ2パットダボ。

 16番はティショットが天ぷら気味で220yも残り、2打目4アイアンで花道を狙うも引っ掛けてグリーンサイドバンカーの手前。3打目アプローチはトップしてバンカーイン。トホホ。4オン2パットダボ。



 アプローチはほんとにひどいのが1発あっただけで、だいぶショートレンジ(30y以内)もミドルレンジ(30y〜70y)もミスの確率が減ってきた。一番ひどいのがやっぱりアイアン。


 やっぱりやさしいアイアンに買い換えるべきなのかなあ。見栄張らないで。




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