日記261
(2016年3月)

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2016/3/1 (1406561hit) しっかり と ゆったり


 またアプローチの話なんだけども。

 いろいろな人のアプローチ、つまりコントロールショットを見て気づいたのだが、アプローチって大ざっぱにいって2通りの打ち方があるよね。

 1つめはフルショットと同じで、コンパクトなトップから加速して打つタイプ。もう1つは、大きめのトップからゆったりとクラブを動かして距離感を合わせる打ち方。仮に前者を「しっかりアプローチ」後者を「ゆったりアプローチ」と名前をつける事にする。

 「しっかりアプローチ」はフルショットの縮小版。単にスイングが小さくなっただけで、体の捻転も肩の入りもヘッドの加速もフルショットのイメージと同じ。

 一方の「ゆったりアプローチ」は一見無造作にふんわり振ってるように見えるけど、たぶん体幹にはきっちり捻転の力が掛かっていて、その体幹の捻転でクラブスピードを制御していると思われる。

 で、どっちが正しいというのはないと思うんだよね。たぶんどっちも正しい。しかし、どっちが難しいか、と問われればこれは間違いなく「ゆったり」の方だと思う。だってこれ、きちんとスイング軸ができてないと打てないもの。一方の「しっかり」のほうはスイングの縮小版だからまだごまかしが効く。っていうか難しい点が見つからない。

 「いや、その難しい点が見当たらないアプローチで世界一苦労してるんお前やん!!」というツッコミがたくさん聞こえてきたが、そうなのだ。その通りなのだ。それはなぜか。私が、

しっかりでもゆったりでもない、へっぽこすかたんアプローチをしていたからなのだ!

 という事に気づいたのである。

 説明しよう。へっぽこすかたんアプローチとは何か。それは、イメージだけはゆったりで、そのくせ体に締まりも何もなく、当然捻転も肩の入りも加速もなく、ただたんに腕でクラブを動かしていただけという、単細胞超絶お馬鹿アプローチの事である。つまりコントロールショットどころかスイングの体もなしていないという酷いもの。


 これを直すための一番簡単な方法は、まず「しっかりアプローチ」を打つのか「ゆったりアプローチ」を打つのかをはっきり決め、それに合ったスイングをすればいい。だから選択肢は2つなのだが、ここは当然簡単な「しっかりアプローチ」であろう。そして、そのしっかりを実現させるための方法はただ一つ。上に正解出てるけど。

 コンパクトなトップからフルショットするイメージで打つ。

 まあ、例によって、あくまで机上の空論、絵に描いた餅、取らぬ狸の皮算用、だけどね。でもいいセン突いてると思われる。
 

2016/3/2 (1406741hit) 自己ワーストスコアを更新する方法


 昨日ブログ版の方のアクセス解析をたまたま見たら「へぼゴルファーの日々」というキーワードで検索してくださった人がいたようで、わたしもそのワードでグーグル検索してみたら、なんと見事なまでにうちのウェブがトップに出てきて、嬉しいような悲しいような気持ちの編者hiroではある(いや、自分でトップページに「あるヘボゴルファーのトホホな日常って書いてるからなんだろうけど)。

 さて、ヘボつながりということで。

 巷にあふれるゴルフの本でも星の数ほどあるゴルフのウェブでも、100を切る方法、90を切る方法、80を切る方法などつまりまベストスコアを更新する方法は掃いて捨てるほど見つかるが、ワーストスコアを更新する方法については皆無である(当たり前だ)。インターネッツもたいしたことないのう。

 というわけで今日は「へぼゴルファーhiro」にしか書けない、自己のワーストスコアを更新する方法について乾坤一擲の気合いを込めて書いてみたいと思う。もちろんふざけているわけではない。100%、思い切り真面目に、である。


自己ワーストスコアを更新する方法

日常生活編

 1,普段の生活では一切ゴルフのことを考えない

 2,あるいは、あらゆるゴルフ雑誌を買い、すべての記事に目を通し、すべてのドリルを実践する


練習編

 3,とにかくドライバー!プロ球が出るまで打って打って打ちまくる!

 4,自分の理想とする、完璧なスイングと弾道を追求する!


ラウンド編

 5,コースにおいても完璧なスイングと弾道を追求!

 6,パー3以外はドライバーを渾身の力を込めて振り回し、毎回自身の最長不倒距離を目指す!

 7,2打目以降はどんな場所からでもどんな距離からでもグリーンを狙い、パーオンを追求!

 8,林の中やハザードからも奇跡的なリカバリーショットに挑戦する!

 9,パー5はすべて2オン狙い!直(じか)ドラにも挑戦だ!

 10,パー3ではピンしか見ない!いや、ホールインワンしか狙わない!

 11,アイアンの番手で迷ったら小さい方を持ち、120%のスイングで届かせる!

 12,アプローチはウェッジ、低く出てスピンの効いた球でチップインを狙う!

 13,ライが良ければスーパーロブ!気分はミケルソン!!フルショットで20yしか飛ばさないぜ!

 14,バンカーからもスピン!OKの位置へピタッと止めちゃうぜ!

 15、パットはネバーアップ、ネバーイン!!ファーストパットは絶対にオーバーさせる!

 16,下りのパットを怖がらない!下りこそ壁ドンでカップインだぜ!

 17,ごく短いパットは慎重の上にも慎重に、じっくり時間を掛けて、保険もかけて。

 18,ショットごとに一喜一憂、喜怒哀楽を表に出してストレスを溜めない!




 この18条をしっかり守ることができたら、簡単に自己ワーストスコアを更新することができるはずである。へぼゴルファーhiroが保証する(責任は取らない)。

 え、何で保証できるんだって?それは、俺がずっとこの18条を実践してきたからさ!経験者は語るってやつだぜ!!そりゃあもう、効果抜群だぜ!!




 ところで、ベストスコアを更新する一番いい方法、誰か教えろくださいお願いします。

2016/3/4 (1407095hit) 初めての奈良カントリークラブ


 突然だが問題である。

 問題1 次の数式を解け

   hiro x (初めてのコース + 上田治 + 6846y) = ?

 問題2 問題1の答えを導き出した理由を説明せよ



 問題1の答え 大叩き

 問題2の答え 下記参照


 というわけで大阪府をほぼ縦断し、奈良と和歌山の県境に近い奈良カントリー@上田治へ。ここは葛城山の麓で、季節はまさに早春、春霞に煙る葛城山と吉野の山々はそりゃもう幻想的な美しさであった。



 で、問題2の答えである。

 400y越えるようなパー4ばっかりで、2打目が上田治お得意の打ち上げ&砲台グリーンとなるとパーオンは至難の業。つまり高い確率でアプローチになるわけだがアプローチの下手さに世界的定評のある私はそこからグリーンに乗るだけで100点なので最高に良くてボギー、やっぱりダボやトリプル量産。結果大叩き。Q.E.D

 だってね、パー4が9ホールあって、2打目で持ったクラブが以下のとおり。

イン(インスタートだったのだ)
 11番 7W
 15番 7W
 16番 (ティショットOB)
 18番 5アイアン
 2番  7W
 3番  4アイアン
 6番  7アイアン
 7番  6アイアン
 9番  7W

 もちろんドライバーが全部芯を喰ったわけじゃないからあれだけど、このハードさよ。6846yは伊達じゃない。もちろん距離だけじゃなく、ティショットもそこそこプレッシャーが掛かる。

 こんなん(13番パー5)とか。


 こんなん(2番パー4)とか。


 こんなの(3番パー4)とか。


 これとか(7番パー4)。


 で、こうなる。



 15番は2打目ミス+アプローチミスで4オン。16番は右OBからグズグズ。3番もアプローチミス2連発。パットが入ってくれたから90切れたけど、内容はボギーペースだった。



 しかしアプローチはたった一発も練習通りに打てない。それでも練習し続けないといけない。辛いのう。


2016/3/5 (1407285hit) 「よう飛びまんなあ」


 えー、自慢に聞こえたらごめんなさい。薄暮プレーなどで知らない人(特に年配の方)と一緒にラウンドすると、たまに

「よう飛びまんなあ(訳:ドライバーショット、よく飛ばしますね)」

と言われる。

 自分では飛ばし屋だなんて思ったことはないし、実際仲間内でもそんなに飛ぶ方ではない。まあ飛ばない方でもないと思うけど。私が思うに、私にそう言って下さる人は、本音では

(背が低いくせに)「よう飛びまんなあ」

とか、

(バックスイング小さいのに)「よう飛びまんなあ」

とか、

(軽く振ってる割には)「よう飛びまんなあ」

 と言いたいんだと思う。身長は164cmしかないし、トップは浅い。ただ軽く振ってるつもりはないんだけど。で、そう聞いてくる人の多くがその次に

「なんかスポーツやってはったんでっか?」

 と聞いてくる(ちなみにスポーツは中学校の時に卓球をやってたぐらいで、高校大学とバリバリの文化系である)。だから、私にそうやって聞く人は、心底不思議なんだろう。

「何でこんなチビがあんなスイングでそこそこ飛ばすんやろう」

と。



 繰り返すがそんなに飛ばすわけではない。そりゃ芯を食ったら250yぐらいは行くだろうけど、そんなのは1ラウンドに1回あるかないかで、ほとんどスライス球で220y行けば御の字って感じだ。

 それに、そこそこ人並みに飛ぶようになったのはここ10年ぐらいの話で、それまでは210y平均が関の山って感じだった。

 それが、クラブを替え、スイングについて考え、先生に習い、練習を積んでいるうちにいつの間にか少しづつ人並みの飛距離が出るようになっただけなのである。飛ばしに特化した練習はしていない。体も特別鍛えてない(2年前数ヶ月走ったけど、その時は確かに軸が安定した分平均飛距離は伸びたと思うが、故障を繰り返してやめてしまった)。

 つまり、「なんで私のような運動経験もないチビがこんなスイングでそこそこ飛ばすのか」の答えは、「飛ばそうと思って色々努力したから」ではなく「スイングについて色々考えたり(ちょっとだけ)努力するうちに自然と飛ぶようになっていた」としか答えようがないのだ。

 逆に言うと、スイングが安定してくるとヘッドスピードが上がり、さらにボールは芯に近い所に当たりやすくなり、結果勝手にそこそこ(普通に)飛ぶようになるということだと思うんだよね。これはゴルフ歴の長い、ローハンデの人ならわかってくれると思う。

 でも、それを「よう飛びまんなあ(何ででっか?)」と聞いてくる人に正直に言うことはできない。なぜなら、

「いいえ、私が飛ぶのではありません。あなたが飛ばないのです。なぜなら、あなたのスイングに何らかの問題があるからですよ」

と答えるのと同じになってしまうから。そんなことは言えない。だから、

「よう飛びまんなあ」

と言われたら、素直に

「ありがとうございます。でも、大事なのは2打目以降なんですよね・・・」と答えてチャックリ連発する編者なので・・・あ、判った。聞いてる人は、

「よう飛ばしまんなあ(アイアンとアプローチはあんなヘタやのに)」

 と言いたかったのか!!つまり悪口?(←正解)


2016/3/7 (1407497hit) 良いコース・悪いコース・普通のコース


 今から30年以上前、TVのバラエティを「欽ちゃん」こと萩本欽一氏がほぼ独占していたころ、その代表的な番組に「欽ドン!良い子悪い子普通の子」というものがあった。

 まあ視聴者の投稿がベースのベタな家族コントなのだが、3人の個性的な息子で三段落ちをするというのが1つのスタイルとなっていた。

 今は野球好きの好きなコトしてるおじいちゃん、って感じだけどその当時の人気はそりゃあ凄かった。家族で安心して見られる「毒のない王道バラエティ」だったしね。

 で、今日ははその「ベタな三段落ち」をゴルフ場で考えてみた。題して「良いコース・悪いコース・普通のコース」。あ、中身は独断と偏見とジョークですので、生暖かく読んで頂ければ。


普通のコース 外資系グループ
良いコース すべての従業員がプライドを持っていい仕事をしているコース
悪いコース プライドだけの名門コース


良いコース 仕事のできるキャディがほとんど
悪いコース 仕事をしないキャディがほとんど
普通のコース キャディがいない


良いコース 綺麗で掃除が行き届いたクラブハウス
普通のコース 印象に残らないクラブハウス
悪いコース わけの分からない段ボール箱や変なゴミが散乱している


普通のコース ポーターがシルバー人材センターからの派遣
良いコース ポーターが若くて可愛い研修生のオネーチャン
悪いコース ポーターが無愛想で車によって客を値踏みする


普通のコース スタート室やプロショップでコインを購入して練習場へ
良いコース 練習場にてサインのみでコインが購入できる
悪いコース 練習場へ行ってからスタート室でコインを購入しないといけない事に気付かされる


普通のコース 申請すればバック(レギュラーティ)からラウンドできる
良いコース 自己責任でティを選択できる
悪いコース ビジターは腕前に関わらずティが固定されている


普通のコース 食事の値段が高くて味は普通
良いコース 値段が安くて美味しい
悪いコース 何を頼んでも高い、または何を食べても不味い


普通のコース コーヒーのお代わりはできない
良いコース コーヒーお変わり自由
悪いコース コーヒーがインスタント(カップ式)



普通のコース たまに修理地がある
良いコース まれに修理地がある
悪いコース たまにフェアウェイがある



悪いコース 予想を裏切る(悪い意味で)
普通のコース 予想通り
良いコース 予想を裏切る(いい意味で)



悪いコース メンバー >>>>> ビジター(優遇度)
普通のコース メンバー = ビジター
良いコース メンバー > ビジター



悪いコース 印象に残るホールがほとんど無い
普通のコース 名物ホールが1〜2個
良いコース 全ホール思い出すことができる




番外編

普通のゴルファー ゴルフを楽しむ
良いゴルファー ゴルフができることを感謝する
悪いゴルファー スコア・ニギリの結果に一喜一憂


 はい気をつけます。感謝の気持ちを忘れたら人間終わりだもんね。

2016/3/8 (1407688hit) なまじブログなんてしなければ


 最近よく思う。俺はほんとにバカだなと。

 底の浅い、誰も興味のない、特別に上手くもない、かと言って無茶苦茶下手でもない、無名の、似非シングルの、アプローチさえ満足に打てない、魅力も特技もない、自分勝手な、空気が読めない、どちらかといえば人に嫌われるようなタイプの人間のラウンドなんて誰が喜ぶのか。

 人におだてられ、「いつも読んでます」とお世辞を言われ、15年近く続けているこのブログ(ウェブ)だけど、最近はもう惰性で続けてるだけでみんな影で笑ってるんじゃないか、バカを上塗りし続けてるだけなんじゃないかという気になってきた。

 もちろん自己満足のために始めたウェブだから自分さえよければいいんだろうけど、最近色々と他人のウェブやブログを見てると、ああこの人自分が裸の王様なのに気づいてないんだろうなあと思うようなこともあり、しかし冷静に考えてみるとそれはお前やろと。お前が一番アホで笑いもんになってるやないかと。そう思うわけで。

 なまじブログなんてしなければ自分のアホさを世間に晒すことも自分のアホさに気づくこともなかったのに。なんだかなあ。色々と努力が報われないのも辛いし、成績もHDCPも頭打ちだし、いつまでたってもヘタだし、片手なんて夢のまた夢だし。


 とまあ人のふり見て我がふりを考えている今日このごろであった。あ、安心してください、ブログはやめませんよ(たぶん)。


2016/3/9 (1407878hit) アプローチ健忘録最新版


 掲示板に書き組んでくださった田中さんの開眼を参考に。アプローチ最新版。


1,フォワードプレスからバックスイング開始

2,バックスイングは思い切って小さく、そこから加速

3,フォローでクラブヘッドを低く出す


4,フォワードプレス(1)・バックスイング(2)・インパクト〜フォロー(3)を一定のリズムでゆっくりと(3/11追加)

 1はつまりハンドファーストのインパクト。グリップ先行をイメージしやすくする&ダウンブロー気味の軌道

 2はつまり緩まないようにする&動きを小さくして軸ブレを最小限に

 3はつまり球をすくい上げない、左脇が開かない、左肘を引かないように

 4はつまり手打ちせず、上半身の捻転で打つってこと


 この4つで1mのアプローチがちょっと当たるようになった。まあ本番でできるかどうかは別問題なんだけどね。

(3/11に4を追加)


2016/3/11 (1408202hit) 今年2回めのダンロップ


 今日は3月11日。あの日から5年。遠い東北の地で起こったことなので関西に住んでいる私にとっては現実感に乏しい出来事だったが、津波も地震もいつ、どこで起きても不思議ではない。明日は我が身。少しだけでも防災意識と命について思いをはせてもバチは当たらないだろう。合掌。



 で、本題に入る前にもう一つ。一昨日の「アプローチ健忘録」に1つだけ追加を。

1,フォワードプレスからバックスイング開始

2,バックスイングは思い切って小さく、そこから加速

3,フォローでクラブヘッドを低く出す


4,フォワードプレス(1)・バックスイング(2)・インパクト〜フォロー(3)を一定のリズムでゆっくりと

 打ち急ぐ=手打ちになる、なので、できるだけゆっくり、3つの動作を同じテンポで行う。これがミスを防ぐカギに(私の場合)なるかもしれない。





 さて、昨日は兵庫県のパブリック、ダンロップゴルフコースへ。今年1月に続き2回めの挑戦。前回は2OB、45・41とイマイチだったんだけど。



 すごく良かった。とにかく出来過ぎ。悪かったのはアイアンの縦の距離感(手応えのあるショットがグリーン手前のバンカーに入ること2回、奥にこぼれること2回)、とフェアウェイウッドとパットぐらいで、OBなし、フェアウェイを外したのは3回、寄せワンが3個。芝も薄く、あまり練習出来ていないこの時期にしてはもうベストなラウンドと言っていい。

 思い当たることその1。

 とにかくアプローチ。山田さんに教えて頂いた「グリップの位置」をヒントにブラッシュアップしたアプローチが炸裂し、7回のアプローチのうち5回成功、3回寄せワン達成。1回チャックリはあったけど、この時期の薄芝からにしては(そして私にしては)上出来。

 思い当たることその2。

 プライベートでちょっと落ち込むことがあり、気が乗らない、とまでいかずともいつもより冷めた気分でスタートしたのだが、そのせいで「飛ばそう」とか「乗せてやろう」という欲が少なく、中庸というかニュートラルな感じで回れたのが結果的に良かった。

 ミスしても気にせず、ナイスショットしてもはしゃがず。あんまりスコアに固執しなかったので、ドライバーはのびのびと振れ、アイアンも大きめのクラブで軽く振ってグリーン真ん中を狙い、アプローチも結果より「きちんと打てるか」を考えて打ったのが結果的に良かったかも。

 でも、後半元気が出るに従って欲が出て(笑)、フェアウェイウッドで大ダフリしたり3パット連発したけどね。

 後半アウトの3パット連発はスコアを意識しだして最初のパットをショート、あと短いのを2つ連続で外す的な。それさえなければ70台、なんて言いませんよ。それまでが出来過ぎだっただけだから。

 やっぱりゴルフは「自分ができること」を「淡々と積み重ねていく」のが一番の近道なんだなあと思った。
 


 おまけ:ドライバーはアン・ソンジュ(クラブを縦にふる)



2016/3/12 (1408389hit) 己を知る


 最近つくづく思う。ゴルフはいかにセルフコントロールができるかを競う競技だなあと。言い換えれば、スコアを少なくするためには、「私にとって」ベストな戦略とは何か、を考え続ける競技。


 私の場合、ドライバーはスライスする、フェアウェイウッドはヘタ、アイアンは縦も横も距離が合わない、アプローチは壊滅的にヘタ、パットは普通にヘタだ。そしてメンタルが弱く、おまけにとんでもなくバカ。

 ここから導き出される戦略(心構え)は、

 ドライバーはスライスする・・・右が狭いホールは思い切り左に逃げるか左に曲がりにくいクラブ(フェアウェイウッドとかね)でティショットをする

 フェアウェイウッドはヘタ・・・パー5の2打目は無理に狙わない、落とし所が狭い時はアイアンでレイアップ、とにかく力まないよう(古閑美保チックな!)スムースなスイングを心がける

 アイアンは縦も横も距離が合わない・・・いついかなる時でもグリーンセンターを狙う、外してはいけないところを考えて打つ

 アプローチが壊滅的にヘタ・・・できるだけ苦手な(中途半端な)距離を残さない、転がす、パターを使う

 パットが普通にヘタ・・・ファーストパットは外れた時に次やさしいところを狙う、下につける、寄せるパットと入れるパットを区別する

 メンタルが弱い・・・萎縮せず、かといって無謀にもならず、中庸で

 とんでもなくバカ・・・大事なことをすぐ忘れる、という事を自覚せよ


 といったところだろうか。もちろん上の戦略がいついかなる時でも全て正しいというわけではないが、最低限それぐらいは考えながらラウンドしないとすぐに大叩きしてしまう。つまり自分がヘタだということをショットの度に心から自覚しないといけないのだ。



 あと、ラウンドの心構えとして。今私のHDCPは9.5だから、80で回れれば御の字。つまりボギーが8個〜10個はあらかじめ想定しておくべきなのだ。よって、1ラウンドで、

・ドライバーの中ぐらいのミス
・アイアンの大きなミス
・アプローチのミス
・3パット


が10個ぐらいまでは普通、っていうか出ないほうがおかしいと。だから、

 ドライバーの中ミス(バンカーに入る、深めのラフに入る、グリーンを直接狙えないところへ行く、200y近く距離が残る)が出た段階でパーを諦めダボにならないよう気持ちを切り替えないといけない。

 ドライバーがうまくいっても、アイアンをダフったり、グリーンサイドのバンカーに入れたり、ややこしい所にこぼした時は必死のパッチでボギーを取りに行かないといけないのだ。あわよくばパーなんて思うからダボになるわけで。

 アプローチをしてる段階ではもう寄せワンなんて考えず、とにかくピンの下にボールを止めることだけを考えてクラブ選択や狙い所を決めないといけないのだ。

 長いパットが残ったら、3パットを覚悟しつつ、でも2パットの確率が高いところへいくような気持ちでアプローチパットをすべきなのだ。

 そしてさらに。

・OB
・池ポチャ
・ロストボール
・アンプレアブル


 は全力で避ける。逃げてばかりでももちろんダメだけど、ティグラウンドでイヤな感じがしたら勇気を持って刻む、入れてはいけないハザードは全力で避ける、ギャンブルをせず勇気ある撤退をする、前のホールの大叩きを取り返そうとしない、バーディを狙いに行かない、ピンを攻めない、バンカーから寄せようなんてしない、下りのパットを入れにいかない、それらを守るだけで、きっと身の丈にあったゴルフになるはずなのだ。

 だから、スタイミーな木の後ろからフックを掛けてグリーンを狙うとか、バンカーからスピンを掛けてベタピンに寄せるとか、傾斜地からきれいにグリーンに乗せようとか、220y先のグリーンをピンポイントで狙うとか、深いバンカーの先に切られたピンをダイレクトに狙うとか、そんなバカなことを私の分際では考えてはいけないのだ。そこにロマンはあるが、ゴルフはロマンを競う競技ではない。大事なのはあくまでスコア。

 その上で、偶然に偶然が重なり、寄せワンが取れたりバーディパットが入ったりOBが無かったりパーオンが続いたりしたら、HDCPより良いスコアが出る。でもそれは実力ではなくあくまで偶然。偶然だぞhiro。いい気になるなよ。

 
 ヘタレと笑わば笑え。これが「ドライバーはスライスしフェアウェイウッドはヘタでアイアンは縦も横も距離が合わないしアプローチは壊滅的にヘタだしパットは普通にヘタでそしてメンタルが弱くおまけにとんでもなくバカな私」のストラテジーなのである。




2016/3/14 (1408389hit) アホちゃう?


 えー、今日の日記は一般論であり、登場する人物は全て架空、あるいは実際に居るとしても遠くかTVの中とかネットに生息する名も知らぬ人物であり、私の周囲の特定の人物を指すわけではありません。ホントですってば。


 女子プロの試合で「ないすしょー!!」「ないすおー!!」「はいれー!!」「ないすばーでー!!」と野太く汚いだみ声で叫ぶギャラリー。耳障り極まりなし。民度低すぎ。アホちゃう?

 とっくに試合が終わり、結果も調べたらわかるような状態から放送する「1時間のダイジェスト」をファンが喜んで見てると勘違いしてるディレクター。その驕りが自分の首を絞めてる事に気づかない。アホちゃう?

 カモフラージュ柄のゴルフウェア。コースでステルス性能発揮する意味が全くわからん。ボール当ててほしいの?アホちゃう?

 セルフプレーが選択できないのに、仕事のできない婆さんキャディが付く名門コース。何で見ず知らずの婆さんを金まで払ってこっちが介護せなあかんねん。アホちゃう?

 80どころか100も切れない分際でフルバックから回りたがる若造。ティはドライバーの飛距離じゃなくスコアとプレーの速さで考えるもんだ。身の程を知れ。アホちゃう?

 カネさえ払えばこっちは客だ、無理聞け従え俺を何様だと思ってるんだ!お客様は神様だろう、とコースを困らせる還暦・古希のジジイ。よく聞け、お前の論理でいくと周りのお客さんも全員神様だぞ。1人の神様と他全員の神様のどっちがコースにとって大事だと思う?恥知らずが。アホちゃう?

 打ち込みグセのあるやつ。そういう奴に限って「届くと思わなかった」「フォローが強かったから」「待たすほうが悪い」と開き直って他人のせいにする。まさにリアルキチガイに刃物。アホちゃう?

 ゴルフはいついかなる時でも自己責任。キャディの指示が間違ってようが、コースの表示が間違ってようが、木の後ろに球が止まろうが、前の組が遅かろうが、最終的な責任は自分が負う。不条理を我慢するのもゴルフのうち。そもそも、球を打ったのはあなたであって他人ではない。アホちゃう?

 70台半ばのスコアを出して「ヘタだ」、バーディを3つもとって「ヘタだ」、ハーフパープレーして「アンダーが出なかった、ヘタだ」お前はプロか。謙遜してるふりの自慢はうんざり。相当性格悪いやろ。っていうかアホちゃう?

 体調が悪いから、コースが悪いから、暑いから、寒いから、雨が降ってるから、グリーンが重いから、グリーンが速いから、変な所にピン切ってるから。言い訳は恥ずかしい。だから自分はヘタじゃないとでも?アホちゃう?


 

 そしてもう一つ。


 自分のことを棚に上げ、偉そうに他人様のことをバカだのアホだの好き放題批判するやつ。お前は一体何様なんだ?神様仏様稲尾様か?自分がバカだとわかっていない事は最大のバカなのだなきっと。ホンマにアホちゃうか?>俺

 お後がよろしいようで。



2016/3/15 (1408774hit) 岩田偉い!!!


 えっと、誤解があったらアレなんで。昨日の日記で、カモフラージュ柄のゴルフウェアに対してアホちゃう?と書いたのは、某アパレルメーカーの製品、つまり



 これはまだ十分許せるけど、こういうの。



 もうね、アホかと。バカかと。ということであり、5年前の東北で、想像を絶する極限状態の中、身を粉にし心を壊してまで国民を助けてくれた自衛隊の皆さんをリスペクトするために迷彩柄のウェアを着た岩田の事を言っているのでは断じてありません。


(GDOのウェブより拝借)

 岩田、お前は偉い!!ホントにえらい。



2016/3/16 (1408958hit) ティショット考


 さて今日も独断と偏見に満ちた、それでいて薄っぺらい、独りよがりの、さらに何の役にも立たない、寝言みたいな駄文を書きなぐるのでため息をつく用意をしてからお読みください。



 プロやスクラッチプレイヤー、そしてバリバリの競技ゴルファーをのぞき、私のような一般へっぽこアマチュアにとってティショットの最大の目的は何か。そう、

 次のショットが打てる所に打つこと。

 はい、単純ですねー。突き詰めればそれだけですねー。パー4ならグリーンを狙えるところ。パー5ならもっと敷居が下がって、まあその辺の見えるところ(笑)。パー3は特殊だから今は考えない。

 つまりラフであろうが200yしか飛ばなかろうが、それで100点満点なのよ。ダメなのは林の中とかあごの高いバンカーに入れること。その段階で最高でもボギー、高い確率でダボ、ヘタするとトリプル。もっとダメなのは池ポチャ、OBだよね。最高でもダボ、高い確率でトリプル、ヘタをするとダブル(ry

 え、ラフよりフェアウェイのほうが絶対いいじゃんって?傾斜地より平らなところのほうが絶対有利じゃんって?そういう人は幸せである。っていうか上手い人である。

 私の場合、フェアウェイセンターから打つほうが変なプレッシャーからリキんでミスしたりするんですが何か?軽いラフとかのほうが慎重に打つからパーオン率高かったりするんですが何か?それに、特に今の時期はフェアウェイよりラフのほうがライが良かったりするよね。ボールが軽く浮いてたり。

 え、深いラフもあるじゃんって?いや、私がいつも行くような大衆コースはそんなにラフ深くしてませんから。日本オープンじゃありませんから。

 え、フライヤーの計算が?回れ右してもっと上手な人のブログ見に行きなさい。

 え、200yより240y飛ぶ方が絶対有利だろって?そもそもバーディを狙うわけじゃないんだから次に持つクラブが8番であろうがピッチングであろうが、あんまし変わりませんが(どうせどっち持ってもミスするし)。

 え、400y越えるパー4とかキツイじゃん、だって?そんなホールは最初からボギー上等ですから。それに残り200yだったら気楽に花道のいいところ狙えるけど、ヘタに160y残って6アイアンとか持つほうが欲が出てダフって次も精神的動揺から乗らずダボとかありまくるんですが。


 だから、ティショットで飛ばす必要はこれっぽっちもない(あくまで私の場合ね)。ティショットこそ方向性重視。だから私はティショットでフェアウェイウッドや4アイアン(ユーティリティみたいな易しいのね)を多用するわけですねー簡単ですねー。

 今お気に入りは、中古ショップで何となく買った、「ミヤザキ」シャフトの入ったキャロウェイXホットのバフィー(4W)。バフィーだからフェアウェイからも何とか打てるし(ミスもするけど)、5Wより飛ぶし(当たり前だ)、ティショットではきちんと当たれば220yぐらいは飛んでくれる。


 え、飛距離要らないって言ってたじゃん。それに、それだとドライバー要らないじゃん。そうなのである。基本、ティショットはこれだけで十分かも、と思っている部分もある。ドライバーより曲がり幅少ないし、大きなミスもないし、何より振りやすい。振り遅れて大スライス、ってのもあんまりないし。

 じゃあ何でドライバーを持っているのか。はい、実は心のどこかで「250y飛ばしたい」という気持ちがやっぱり捨てきれないんですねー正直ですねー私。その中途半端さが上達を妨げてるんですねー。

 まあもうちょっとまじめに書くと、バフィーはナイスショットで220y、ちょいミスショットで200y。一方、ドライバーはナイスショットで240y、ちょいミスで210y。だからドライバーの方が基本有利。あと、右がイヤなところはバフィー、左がイヤなところはドライバーという組み立てもできるし。

 あと、バフィーでティショットするもう一つのメリットは、

 ニギリの相手に「フェアウェイウッドでティショットするようなヘタレにドライバー持って飛距離で負けるわけにはいかん!」と気負わす

効果もある点。はい、私、とっても性格悪いんですよねー(笑)。



2016/3/18 (1409293hit) アイアンがダフります


 昨日は久しぶりにひとりでホームコースへ。さくらの蕾もだいぶ膨らんできた。春はすぐそこ。



 天気はこれ以上ないぐらいのゴルフ日和で、9時スタートだったんだけど4ホール目で半袖に。そりゃ20度もあったら半袖ですな。



 同伴競技者はアラ古希(言いにくい)の仲良しグループ3人の中に入れて頂いた。皆さん楽しく和気あいあいとされていて、楽しい1日だった、のだがスコアっていうか中身は散々。

 何でかなー花粉の時期は体がシャンとしないのかなー。それとも練習不足がじわじわと蝕んでるのか、はたまた単にヘタなのか(それだよ)、ドライバーはまだマシだけどアイアンとミドルレンジアプローチが壊滅。つまり1度もいいショットなし。全部ダフリ。

 それでもキレない自分って偉いと思ったぐらい。もうね、アイアンショットが心底イヤになるよ。もう打つ前からミスするイメージしか沸かない。ホントに情けない。

 しかしなんでアイアン全部ダフんねん!!

 1,手打ちになってて体が使えてない

 2,腰ばっかり先行して右肩が下がってる

 3,手首の角度が狂ってる(ヘッドダウン)

 4,頭が狂ってる


 まあこの中のどれか、あるいは全部か。でも1と2は真逆のような気もするしなあ。まあとりあえず練習しますわ。

 ずっと練習してるショートレンジ(30y以内)のアプローチはほぼ問題なし。PWでの転がしが一番距離感が合うような気がする。寄せワンは4個(そのうち2個はパーじゃなくてボギーだから厳密には寄せワンじゃないんだけどね)。今ウェッジ4本入ってるけど、逆に減らしたほうがいいかもね。それのほうが悩まなくて済むかも。

 でその結果は。



 まあ酷い(笑)。内容も酷いけど。まあこれが実力ってことで。



2016/3/19 (1409497hit) アイアン・アプローチ・ダフる・理由・判明


 昨日の日記で私はこう書いた。

 しかしなんでアイアン全部ダフんねん!!

 1,手打ちになってて体が使えてない

 2,腰ばっかり先行して右肩が下がってる

 3,手首の角度が狂ってる(ヘッドダウン)

 4,頭が狂ってる


 まあこの中のどれか、あるいは全部か。でも1と2は真逆のような気もするしなあ。まあとりあえず練習しますわ。




 で、今日練習に行って速攻理由判明。答えはやっぱり4でした。いや実際には3なんだけど、すぐ忘れるお粗末な頭のせいだから4ね。そう、ただ単に

 左手首の角度がスイング中キープできてなかったんですな。

  手首が伸びるからヘッドが体から遠くなる。そしてトゥが下がる。よってダフる。しかも右へ飛ぶ。さらにトゥヒットする。チョー簡単なことだった。そう、これを日記に書くのは108回目だけど、



左手首の角度をスイング中キープする。

 これでアイアンもミドルレンジアプローチも復活。しかし、


 いったいなんど、おなじ「かいがん」をすればおぼえるのか。

 いったいおまえののうみそはどうなっているのか。

 スタンド「ジェイル・ハウス・ロック」にこうげきされても3つのことはおぼえるというのに。

 おまえはどこまであほなのか。

 もうこんどから、「ひだりてくびのかくどきーぷ」だけをかんがえてらうんどしなさい。


 ひだりてくびのかくどきーぷ。

 ひだりてくびのかくどきーぷ。

 ひだりてくびのかくどきーぷ。

 ・・・・



2016/3/20 (1409598hit) アイアンがダフる・追記


 昨日の日記で私はこう書いた。


 そう、ただ単に

 左手首の角度がスイング中キープできてなかったんですな。

  手首が伸びるからヘッドが体から遠くなる。そしてトゥが下がる。よってダフる。しかも右へ飛ぶ。さらにトゥヒットする。チョー簡単なことだった。





 それで思い当たった。

 だから(重さで左手首がより伸びちゃうから)重いアイアンのほうがダフりやすかったのか!そして(ミドルアイアンよりも)バランスが重いウェッジのほうがダフりやすかったのか!



・・・いったい、なんねんごるふしてんだおまえは。




2016/3/21 (1409678hit) アイアンがダフる・実践編


 ということで左手首(の角度)を気にていればダフらないのかを検証するため、薄暮プレーへ。ホームコース。

 ドライバー、フェアウェイウッドはちょっと左へ引っ掛けたり、捕まらなかったりもしたけどまあまあ。練習場で連発してたような大プッシュスライスは出なかった。

 そして懸案のアイアンとミドルレンジアプローチだが、左手首の角度をキープするとヘッドがボールまで届かないような気がして怖いんだよね。空振りしそうで。だからどうしても球に当てにいってしまいがちになる。その結果。

やっぱりダフる(笑)。

 ただ、左手首の角度を気にして振ってると、ダフってもほとんど距離が落ちない。不思議だ。

 私が思うに、左手首が伸びてダフるのと、手首の角度をキープしようという意識の上でダフるのとではクラブの入り方が違うような気がするんだよね。正確にはわかんないけど、バウンスを使えてるというか、クラブが立って降りてきてるっていうか、ダフってもクラブの芯に近い所に当たってるというか。


 あと、ハーフトップ気味に当たる事もあったけど、これも大怪我にならない。つまり、ダフってもトップしても大きなミスにならない。これはアイアンを安心して振れることに繋がる。

 私のように不安と厭世観に支配されながらアイアンやアプローチを打ってる人間にとって、この安心感は特筆すべきものではないかと。まあそもそも、僕みたいなへっぽこヘタクソ野郎は

ミスショットがデフォルト

 なんだもんね。ナイスショットは偶然。だからアイアンはグリーンセンター狙うわけで。というわけで、当分は手首の角度に注目していきたいと思った。



2016/3/22 (1409775hit) 社会


 人が2人集えば「社会」が生まれる。そして、社会には社会の「ルール」が存在する。最低限のルールとは「他人に迷惑をかけない」だろうか。しかし、その最低限さえも守れない人間は残念ながら世の中には多数存在する。

 電車の中で化粧をする若いOL。喫茶店で大声でしゃべるオバサンたち。マイペースで走行し、ウインカーも付けず安全確認もしないもみじマークの爺さん。社会に反抗する俺カッコイイと傍若無人に振る舞う若造。酔っぱらい。


(写真は私ではありません)

 そしてそういう奴は、(意識して迷惑をかけている若造をのぞき)自分が周囲に迷惑をかけているという自覚がまったくないから余計にたちが悪かったりするんだよね。もうおまえら、氏ん(ry。ただ、そんな輩でも遭遇が一瞬ならまだ許せる。



 さて、2人〜4人で何時間も行動を共にするゴルフのパーティ(組)もまさに立派な「社会」だが、そこにそういうモンスターが紛れ込んでいたらそりゃもう大変だし心の底からげんなりするのである。

 まず服装。この手の輩のほとんどがドレスコードを無視している。そして何となくむさ苦しく、清潔感がない。「人間を外見で判断してはいけない」とよく言われるが、それは「好き嫌いで見てはいけない」という意味であり、「どんな格好をした人間でもニュートラルに見るべき」というわけではないと思う。

 余談だが、一流ホテルへカジュアルな服装で宿泊に来た客がいた時、ホテルのフロントはその客の素性を「靴」や「カバン」で判断するというのは有名な話だよね。ヨレヨレのTシャツ・ジーンズであっても、シューズやカバンが小奇麗でブランド品なら宿泊OK、というやつ。これはまさに、「外見をよく見ればその人となりがきちんと分かる」という事を表しているわけで、つまり「人は見かけで判断される」のである。

 そしてその「服装・外見」を気にしないというのはイコール「人にどう見られているかを考えていない」であり、さらには「人に不快感を与えているという概念を持ち合わせていない」ということであり、つまりは、自己中心的で人の気持ちを慮ることができない、という言動につながるのである。

 自分の影に無頓着

 自分より遠い人がいても平気で打つ

 人が打つ前方に出て、さらに背中を向いて佇む

 自分のスコアを申告しない

 人のパッティングラインを平気で踏む

 人が打つすぐ横やすぐ後ろで素振りをする

 素振りで芝を削り、そのまま放置

 人のスコアやプレーを全く見ていない

 ピンフラッグをグリーン上に放り投げる


 こっちはその都度イライラ、でもあちらは涼しい顔で好き放題な振る舞い。1度2度なら我慢するけど、3回同じことをされると私は行動に移る。

 「すいません、ちょっと移動してもらえますか」「打ちますよ〜」「(スコア)いくつでしたか?」「・・・(無言でピンフラッグをエッジにそっと置く。これはいつもやってるけど、ことさら丁寧に、音を出さずに)」



 まあ、こういうことはふと気が緩むと自分もしてしまうということだから、一番大事なのは人のふり見て我が振り直す、って事なんだけどね。



2016/3/23 (1409964hit) クラブはやっぱりやさしい方が良いのか?


 今日も戯れ言レベルの駄文です。

 ズバリ、クラブはやさしい方が良いのか?それともちょっと難しいぐらいのほうが良いのか?


 スコアの事だけを考えるなら、もうこれは絶対にやさしい方がいいに決まっている。ドライバーは曲がりにくく、芯が大きく、振りやすい適度な重さの、右(あるいは左)へのミスが出にくいもの。アイアンはミスヒットに強く、軽い力できちんと飛ぶもの。パターだけはフィーリングってのがあるから一概にやさしい物がいいとは言いにくいけどね。

 その思いを強くしたのが、プロが意外なぐらいやさしいクラブを使っているという事実。キャビティアイアンは言うに及ばず、ドライバーも「セミアスリート系(スリクソンの545とか)」という優しいタイプやアベレージ用(テーラーメイドのグローレFとか)をバンバン使っている。あの、ジョーダン・スピースでさえタイトリストAP2という中空アイアンでメジャーを獲っているらしいし。

 もちろん一打が十万円・百万円という額の収入に直結するプロだからこそ、という側面もあるだろうけど、今や「プロならではの難しいクラブ」なんていうのは過去の遺物になりつつある。ユーティリティもばんばん使ってるしね。



 というわけでドライバーもアイアンも、スコアを考えればアベレージ向けのやさしいクラブが絶対に有利なはずなんだよね。それを拒むものは何か。あくまで私が考えた理由ね。

 1,見栄・挟持

 アスリート向けのカッコイイクラブを使いたい。アベレージ向けは恥ずかしい。ゼクシオだけは使いたくない(ゼクシオ使いの人ごめんなさい)など、自尊心っていうか変な見栄がやさしいクラブを選択肢から外してしまう。難しいクラブで大叩きするほうが本当は恥ずかしいんだけどね。

 2,ロマン(笑)

 「このクラブが好き」「このクラブを使いたい」「このクラブを使いこなせるようになるのが目標」「嫌いなクラブは使いたくない」「カッコイイクラブでないと使う気にならない」「このメーカーが好き」「あのプロと同じ道具を使いたい」など。ゴルファーはロマンチストなのだ。

 3,後戻りできなくなる恐怖

 ひとたびやさしいあるいは軽いクラブを使ってしまうと、これから年齢を重ね衰えてくるとどんどんやさしいクラブしか使えなくなり、ついには使えるクラブがなくなってしまうのではないかという恐怖感がある。だから使えるうちは多少厳しくても難しいアイアンや振れる範囲で重いクラブを使いたいという気持ちが出るのではないかと。

 4,事実を知らされる恐怖

 もしやさしいクラブを使って(替えて)今よりスコアが良くならなかったら、自分のスイングが致命的におかしい、自分はとんでもなくヘタなんだという事実を突きつけられるという恐怖。これは怖い。本当に怖い。

 5,練習のモチベーション

 多少難しいクラブのほうが練習に精が出る。きちんと打とうと努力する。使いこなせなかったら恥ずかしいので練習に励む。つまりはモチベーションの維持ですな。

 6,2日以上連続でプレーすることがほぼ無い

 プロやバリバリの競技ゴルファーなら2日、3日、4日、5日と連続でプレーするのは当たり前。だから体に負担の掛からない、やさしく軽いドライバーやアイアンのチョイスは必要不可欠。一方私のようなお気楽へっぽこゴルファーの場合、せいぜい1日でワンハーフ回ればいいところ。次の日に腰が痛くなろうが肩が痛くなろうが休めるわけで、それが「ちょっと難しいクラブ」を見栄を張って使うという意識につながってくるのではないかと。

 7,上達したい・諦めたくない

 たぶんこの理由が一番大きいんだと思う。例えばなぜアプローチ恐怖症の私がチッパーを使わないか。なぜPWの転がしに徹するのを拒むか。それは、「(ウェッジのアプローチを)諦めたらそこで試合終了」だからである。いや、もちろん競技の時は一番確率の高いクラブを選択するけど、普段のラウンドでそれをしちゃったらもう上達の道は閉ざされるような気がして。もう半分閉じかかってるんだけど。




 とまあそんな理由でランバックスSシャフトのドライバー使ったり4アイアン入れたりMP64なんてちょっと難しめのアイアン使ったりしてる私なんだけど、さすがにもう考える時期に来てるんちゃうかなあと。53歳だし。

 だから915D2(タイトリスト)とか、アイアンならZ545(スリクソン)とか、いっそのことエアロバーナーアイアンとか、そんなやさしいクラブを一度使ってみたいなあと思っている今日このごろである。




2016/3/25 (1410299hit) 第25回GB月例@奈良カントリークラブ


 昨日は今月3日に初めて行った奈良CCで仲間内の月例競技会。大阪から二上山方面に車を走らせ、一時間強で到着。



 予報では曇り一時晴れ、風やや強くって感じだったんだけど、幸い曇り時々晴れレベルで日が照っている間は暖かく感じられた。前回大叩きしたインコースから。



 2打目が谷超えになる16番。



 2打目地点からグリーンを望む。前回はティショットでOB打ってトリプルボギーだったけど、今回は奇跡的に2打目がグリーンの側まで飛んでくれて寄せワンのパーが取れた。リベンジ達成。



 午後になり、雲がだいぶ少なくなってきた。5番509yパー5。2打目でグリーン左のバンカーまで持っていき、3mぐらいにつけるも下りのパットを打ちすぎて3パット。でもこの日はパットのミスがこのホールだけだった。天変地異の前触れかもしれない。



 7番405yパー4。ティショットが打ちにくい。4Wを持ったのにダフリプッシュでOB。しかしチート(ズル)な前進4打(残り100y)からグリーンオン、パットがポコンと入ってボギーで済んだ。



 同じ7番ホールグリーンからティグラウンド方向を振り返る。金剛山が綺麗。ここはとにかく景色が素晴らしい。景色を堪能するだけでも価値がある。



 というわけで。



 何故かパットが絶好調で、長いパットはそこそこ寄るし、3−5mが半分近く入ったし、短いパットを外したのは5番だけ。何でか分からない。練習もしてないのに。

 思い当たることがあるとすれば、「長いパットは大きく構えて背中で打ち、短いパットは極端にかがんで上腕内側を体にくっつけて体で打つ」っていうアドレスと打ち方を採用したことかな。後は距離感を合わせるため、ちょっとしたイメージ出しをしてからきちんと素振りをして打つことぐらい。まあこんな好調さは一時的、瞬間的なもんだと思うけど。

 OB2発打ってるのに2回ともボギーで済んでるのは、上にも書いた極端に近い前進4打ティのせい。あと、10番も元々パー4だったのだが、コースの一番偉い人が「2打で届かないからパー5にしてしまえ」と鶴の一声で407yなのにパー5になったそうだ。だからちょっと難易度にちぐはぐな点はあるんだけど、それでも十分難しい、何度も挑戦したくなるコースだった。


 ちなみに今回はフロントティ使用(前回はレギュラーティ)。一度予習したから余裕を持って臨めた。出来過ぎでした。



2016/3/26 (1410466hit) 緊急避難的アプローチ


 一昨日のラウンド。ミドルレンジ(30y〜70y)はダフりながらもグリーンに乗ってくれた(そう、私の場合ミドルレンジはグリーンに乗れば100点だ)のだが、ほぼ毎日練習している30y以内のショートレンジアプローチがイマイチだった。

 イマイチっていうのは「芯に当たらない、素振り通りに打てない」ってことね。軽くダフって2割ショート、トゥヒットで2割ショートがほとんど。それでも上りのパットが残るから致命傷にはならないんだけど、打感が悪いし打音も悪いし打ち方もかっこ悪いし(これはもう諦めている)、何より毎日練習している成果が出ないのが辛いね(いやそんな簡単には出ないって)。

 今の私の打ち方は、恥も外聞もなく、「イチ」と声を出してハンドファーストにする、「ニー」といいながらテークバック、そして「サン」でヒット。つまりとにかくリズム重視。恐くて打ち急ぐ(=手打ちになる)のをこうやって防ごうという作戦だ。

 本当は、

・上腕部内側を体にくっつけたまま振る
・ヘッドは低く引いて低く出す
・ハンドファーストでインパクト
・フォローで左肘を逃がさない
・ヘッドアップしない


という注意点があるんだけど、練習ではできてもコースでそんな事考えながら打ったらパニックになるからね。



 ただ、正しい(普通の)アプローチ、即ち「ヘッドを上から落とす」ということはいくら練習でできててもコースではほぼできない。

なぜならチャックリが怖くてアプローチ恐怖症が進行するから。

 今はとにかくブサイクな方法でも成功体験を積み重ね、アプローチに対する恐怖心を取り除くことが絶対に必要なんだ、と自分では思っている。

 それに、こんなブサイクなアプローチでスピンが入らなくても、スティンプ9.5のグリーンぐらいまでなら何とか対処できる。それ以上速い(あるいは硬い)県競技レベルのグリーンだったら手も足も出ないだろうけど、幸いホームコースはそんなに速く固くないし。

 そのホームコースでは、9番アイアンのワンレバーのアプローチだけでシニアチャンピオンを取った人もいるぐらいだし、もう今の打ち方で固めてしまってもいいのかもしれないと思ったり。日本アマに出るわけじゃないからね。


 恐怖症・イップスは恐ろしい。無意識に体が支配されるっていうのは昔で言う「狐憑き」みたいなもんだからねー。自分が自分でなくなるんだもん。周囲から見てたら滑稽なんだろうけど、やってる本人はもう必死なのだ。イップスでゴルフを辞める人(プロ含む)の気持ちがよく分かる。

 


2016/3/28 (1410641hit) 3月月例競技


 ホームの月例。桜ちらほら。
 


 今日はいきなり結果から。



 情けないのは百も承知だが言い訳させてくれ!この日はいつものグリーンと全然違ったんだよー。

 きさいちといえばスティンプ7ぐらいで真横からでも切れない、真上からでもショートする、下半分からはまっすぐしっかり打てばほぼ正解(つまり感じを出して打てば全部ショートかカップ手前でヘロっと切れる)グリーンとして有名なんだけど、グリーンキーパーさんが熱を出したのか、はたまた家庭がうまく行ってないのか、逆にすごく良いことがあったのか(離婚したとか)、とにかく何を間違ったのかスティンプ9以上出てた。

 それだけならまだしも、いつも以上にグリーン面が硬い!ボールマークが半分ぐらいの深さにしかならない。つまりいつものようにグリーンを狙うと、良くて奥にオン、ちょっと大きかったら奥へこぼれて難しいアプローチが残るという状態。

 するとどうなるか。3パット5つという(そのうち3つはグリーン周囲からのテキサスウェッジだったんだけど)惨劇になるわけですねー。怖いですねー。ヘタですねー。バカですねー。


 あと、緊急避難的アプローチなんだけど、これも全然通用せず。まあ付け刃だしね。今の時期、芝が薄くてライが難しかったらSW持とうがPW持とうがユーティリティ持とうがチッパー持とうが一緒だね。だって心の病気だもん(開き直ってどうする)。

 パーオン44.4%だったからショットはまあ可もなく不可もなくだったんだけど、松3番のトリプルボギーはティショット左引っ掛け、樹の根元にくっついたボールをアンプレアブル、残り210yをユーティリティ強引に狙いにいって、ショットは良かったものの方向が悪くまたグリーン横の木の後ろ、4打目木に当たって乗らず、5オン2パット。

 アンプレアブルを選択した段階でダボを覚悟すべきだったのかなあ。でも、ユーティリティだしフック掛かると思ったんだけどなあ(そういうのを身の程知らずというのだ)。


 いつまでたっても競技になれば大叩き。情けないったらありゃしねえぜ。



2016/3/29 (1410838hit) ドライバーが打てなくなる


 最近、ここ半年ぐらいかな。

 前半はそこそこ当たってくれているドライバーが、後半つまりバックナインに入ったぐらいからだんだん当たらなくなり、最後はもうヘロヘロのヨロヨロになってしまう。

 単純に考えればスタミナ切れってことなんだろうけど、そしてそのスタミナを維持するために3秒スクワット(3秒掛けてお尻を落とし、また3秒掛けて伸び上がる。これを5回×数セット)とかやってるんだけど、どうもそれだけじゃないような気もするんだよね。

 単に距離が落ちるだけじゃなく、芯に当たらなくなったりとんでもないミス(チーピンとか)が出だす。そしてそれは、苦手なホールやフェアウェイが狭いホール、そして打ち上げのホールで起こるのである。


 つまり、これは身体的な問題プラス精神的な問題であろうと。前半はまだ結果に対する欲もなくのびのびと振れていたものが、後半になってスコアとか順位なんかを考えたりすると気持よく触れなくなり、恐々当てに行くようなスイングになってしまう。

 もちろんそれ以前にドヘタってこともあるんだけど、精神的な部分はいかんともしがたい。で、最近考えだしたのが「古閑美保」である。



 これは古閑美保のことを考えながらスイングして雑念を払う・・・というわけではなく、彼女のゆったりとした、飛ばそうという力感のない、それでいてヘッドがスムースに走るスイングイメージで振るという作戦である。、

 我々男性にはいくつになっても「ドライバーをぶっ飛ばしたい」という幼稚な願望があり、そして腕力でそれをなんとかしようとしてしまう。それが無意識に起こるんだからタチが悪い(え、俺だけ?)。

 よって、そのイメージを払拭するため、古閑美保を憑依させてスイングするのだ。そうすれば「飛ばそう」なんて考えず、ただお手本のようなスムースなスイングが実現できるという寸法である。

 事実、これが成功した時にはゆったり振っているのにそこそこ飛んでいる、いやむしろリキんで振った時より飛ぶこともあるのである。ゴルフはまさしく矛盾のスポーツだ。


 ただ、この方法には1つ欠点があって、あまりにもゆったりと振ろうとするあまりタイミングがグチャグチャになったり、スイングが緩んだりして、普通に振った時より何倍も酷いミスショットが出る点である。


 まあ、普通に振っても7割ミスショットだからそんなに変わらないんだけどね。
 


2016/3/30 (1411022hit) ある日のゴルフ侍を見て


 今さらだがゴルフ侍見参!がやっぱり面白い。第一回目から欠かさず全部見ていて、ほとんどをハードディスクに保存しているが、何度見てもこの番組は今まで放送されたすべてのゴルフ番組の中で最高ランクだと思う。何が面白いか。

・毎週出演者が変わる、シニアプロの熟練技と人となりが興味深い

・懐かしい、今では殆ど見られないような有名大御所プロのプレーが見られる

・プロと侍の会話で、微妙に牽制しあったり尊敬しあったりという人間模様

・侍のピンからキリまでのバラエティあふれるスイング

・多くのゴルファーのいろいろな技やルーチンが勉強になる


 など、見どころは多いのだが、何よりこの番組で一番楽しい点は、

・個性の強い侍にツッコミを入れながら見る

というのが、もうね、とにかくね、最高なんだよね。そう、この番組は侍の一挙手一投足やそのプレーに外野から好きなことを言いながら見る、というのが正しい(?)鑑賞方法だと思うのだ。もちろん、自分のことは完全に棚に上げて。

 だから、ソツがなく品行方正な侍が出てきてもいまいち盛り上がりに欠けるし、スイングが個性的なのもなんとも思わない(こんなスイングで五下まで行けるのか、クラチャン取れるのか、という励みにはなる)が、やっぱり盛り上がるのは

性格の悪さや頭の悪さがにじみ出る侍(笑)

 である(繰り返すが自分のことは完璧に棚に上げている)。


 よくいるのが、自分でハードルを上げる侍。はじめのインタビューで「パットが得意です」「どちらかといえばアプローチでスコアを作るタイプです」「飛距離では同世代に負けたことないですねぇ」「ここ(のコース)では風が吹くとプロでも苦戦する(そして私が勝つ)かもです」「グリーンに癖があるので、勝てるとしたらそこですね」などと

つい自慢してしまう。

 ちょっと考えれば、どれだけそのコースのグリーンや風を熟知しているといっても、商売で何十年もゴルフをしているプロの経験値にかなう筈がないのだが、その辺りはまあご愛嬌というか無邪気というか。

 で、実際はどうなるかというと、よほどメンタルが強い侍でないかぎり、その自慢がプレーに反映されることはまずない。いやむしろ、そこから崩れていってしまうケースがほとんどである。当たり前だ。「◯◯が得意とカメラの前で公言した」ということは、どうあっても「それにふさわしい◯◯を見せねば」と気負ってしまう。つまりその段階で

平常心とはかけ離れた精神状態にあるのだから。

 そんな事もわからず自慢してしまう(まあ番組スタッフに言わされている部分はあるにしても)、そしてそれを口に出して(ドヤ顔で)言ってしまうと、意地の悪い私はさて今日はどんなスカタンを見せてくれるのかなと思ってしまう。



 次に多いのが、「若い時◯◯(スポーツ)で全国大会に云々」「週に6回は練習してます」「年間◯◯◯回のラウンドが練習みたいなものです」というゴルフに対する姿勢の自慢、「忙しいので週1しかラウンドしません」「◯年間はゴルフから遠ざかってました」「真面目に取り組みだしたのは最近です」「練習場にはほとんど行きません」「子育てが」という「試験前勉強してないアピール」的自慢も多いね。

 そんな「過去の栄光」や「ラウンド回数」や「練習してないのに俺上手いぜ」という侍は、中途半端(5−7ぐらい?)なHDCPの侍によく見られる気がする。それでも私なんかからしたら雲の上の人なんだけど。でもワクワクするよね、そういうふうに自慢してくれる侍はどんなプレーしてくれるか。色々な意味で。

 

 あと、ラウンド中もマイクによってすべての音声が拾われるため、そのつぶやきで人間性がもろに出る。

・プロの「ナイスパー」という掛け声を無視する侍

・言い訳侍(しつこいが自分のことは棚に上げて書いてます、以下同じ)

・年上のプロに無礼な態度を取る侍(年下の侍に無礼なプロもいたけどね)

・解説侍。噛んだ、擦った、体が起きた、風で落とされた、緊張してる。

 そしてもっと性格が悪い侍になると、

・プロのミスをいちいち指摘

・プロに敵愾心を燃やす

・不機嫌になる


・今日は調子悪かった(爆)

 それは侍のプライドがあるなら言っちゃあダメでしょ。


 最初の数ホール見てたらだいたいその人となりがわかるよね。この人普段から威張り散らしてるんだろうなとか、慇懃無礼なんだろうなとか、強いものには弱く、弱いものには強いんだろうなとか、ボンボン育ちでほとんど苦労してないんだろうなとか。いやまあ大きなお世話なんだけど。



 赤星四郎いわく、

「なまじゴルフなどやらなければよかったのにと思う人物がいる。静かにしてればいい人で終わったのに……」

 私は加えて言おう。

「なまじゴルフ侍など出なければよかったのにと思う人物がいる。ホームコースで威張っていればそこで嫌われるだけで済んだのに・・・・」

 そういう私に、読者の声を代弁して。

「なまじブログ(ウェブ)などしなければよかったのにと思う人物がいる。静かにしていれば腐った性根がバレなかったのに・・・・」


 うん、ほんとに俺って性格悪いね。




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