日記251
(2015年5月)

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2015/5/2 (1357783hit) 自分のため、他人のため


 土地柄のせい?と言ったら名古屋の人に怒られるかもしれないけど。

 現在行われている、男子ツアーの中日クラウンズ。番組のイントロをわざわざ英語で作り、日本語字幕を入れるという、30年遅れてるダサすぎるセンス(そういえばそっくり同じ構成のCMを流している某国内ブランドもあるね・・・)に辟易とするわけだが、そういう「大時代的」というか「虚仮威し的」というか、そういうのが好きなんだろうねえきっと。

 まあ16番のホールインワン賞である「若草色のクラウン」も優勝副賞の「空色のクラウン」にしてもまったく同じような「本人はかっこいいと思ってるけど周囲はドン引き」的な臭いがするし、さらに和合というコースにしてもいくら格式が高くても、



 こういうドレスコードを許すんだから推して知るべしである。途中、背中の裾出っぱなしだし。だらしないし下品だし。このシャツでオーガスタラウンドできる?できないよねー。

 ファッションは自分のセンスだし勝手だけど、プロゴルファーは魅せてナンボ、観られてナンボ。中学生がこの格好をお手本にしてオリンピックに出たら日本の恥。そういうところまで気を配るのがプロフェッショナルじゃないのかと。


 プロフェッショナルとして気を配って欲しい、といえばもう一人。



 ボロボロになっても挑戦し続けるという美学はわからなくもないし、永久シードの権利といえばそれまでなんだけど、それはあくまで「勝ち目が少しでもある」からドラマになるんであって。

 こういう言い方は偉そうかもしれないけど「権利があるからそれを当然のように行使する」ということは美学と最も遠い振る舞いに思えるんだよなあ。「ゴルフアパレルとして販売されているなら何を着てもいい」「誰が何と言おうと自分がカッコイイと思うので英語のナレーションを入れる」っていうのと似てて。


 シニアツアーに軸足を置くだけで1人レギュラーツアーで若手がプレーできるし、シニアのギャラリーも増えるし、シニアツアーのスポンサーも喜ぶし、良いことづくめのような気がするんだけどなあ。

 もし仮にジャンボが「シニアに行くのはゴルファーとして敗北だ、都落ちだ」と考えているのなら、それは間違いだと思う(そういうことを言う奴がいたらそいつがバカなだけだ)し、シニアツアーの面々に失礼だと思う。まあそんなことは思ってないだろうけど。

 それよりも「シニアツアーでも予選落ちばっかり担ったらそれこそ目も当てられない」という状態がイヤなんだとしたら、それも違うと思う。

 「自分が本来あるべきフィールド(シニアツアー)で、(仮に)予選落ちが続いても挑戦し続ける」という姿こそが、ジャンボにふさわしい挟持であり美学だと思うんだけどなあ。

2015/5/8 (1358622hit) 最悪のGW


 約一週間のご無沙汰でした。いやそれには理由があって。


 ゴールデンウィークは午前中仕事をして、午後から薄暮行き倒そうと思っていたのだが、3日(日曜日に)ちょっとした用事があって大阪市内を数時間うろついたところ、その日の晩から

ギックリしていないのにぎっくり腰(筋肉のほう)

 になってしまい、体の捻転はもちろん前傾姿勢すら取れなくなってしまった。トホホ。歳は取りたくないぜ。っていうか、

腰痛のK山S呉の悪口的なこと

(服装がどうとか、その服装を許すコースがどうとか、40すぎの腰痛持ちのオッサンが3日目までトーナメントの優勝争いできるツアーってどうよ?とか)をここや某所に書いたのでその

バチが当たった

のかもしれない。


 まあ一時的なことですぐ良くなるだろうと思い、4日(月)は可能な限り安静にしていたのだが、次の日の5日(火)、前日よりも前々日よりも酷くなっているではないか。前傾姿勢どころか洗面所で顔が洗えない。歩くのにも支障が出て、体は5度も捻転できない。壊れかけのアンドロイドになった気分だ。

 これでは明日は車椅子、明後日には寝たきりになるかもしれないということで7日のラウンドを泣く泣くキャンセルし、最高の天気を横目に6日、7日もずっと家で悶々と過ごしたのであった。

 幸い、腰は5日をピークに徐々に回復してくれて、今日8日の時点ではやっと顔も洗えるようになり、壊れかけのアンドロイドから壊れかけの人間にまで戻ることができた。


 いやあしかし故障や怪我が何の挨拶も予兆もなく来られるとたまったものではないですな。これも老化か。ヤダヤダ。頭のなかはまだ10代のつもりなんだけどなあ。

2015/5/9 (1358842hit) 意識高い系


 さて、最近巷では「意識高い系」というキーワードが大流行である。NHKがドラマにするぐらいだからピークは過ぎつつあるのかもしれないが、知らない人のために解説すると、意識高い系とは、

自分磨きが大好きで自分の言動は全て正しいと思っているのだが、頑張る方向が80度ぐらいズレている。それ以前にそもそも本人が薄っぺらで中身が伴わっていないため、周囲からは完全に浮いていたり笑われていたりしている。さらに「こんなに努力している、こんなに他人とは違う、こんなに俺ってスゲー」という虚像の自分をSNS等でアピールする事に命を懸ける困ったちゃん

 という感じだろうか。もうちょっと分かりやすく書けば「イタイ奴+お子ちゃま+構ってちゃん」って感じか。こういうのが部下にいると大変だが、プライベートではまあいじられる対象ぐらいで済んだりする。




 え、まんまお前じゃん!という声が聞こえてきたのだが無視して進める(他人の忠告を聞かないのも「意識高い系」の特徴である)。そう、そういえばあなたの周りのゴルフ場や練習場にいないだろうか「意識高い系ゴルファー」

 今日は独断と偏見で、意識高い系ゴルファーの特徴をまとめてみた(えー、ここからの文章はあくまで一例であり見立てなので、どうか軽い気持ちでお読み頂きたく)。




 服装編

1,ウェアのことを「(ゴルフ)アパレル」という
2,そのアパレルにお金は惜しまない(ユニクロなんて冗談じゃない!)
3,勝負服は男性なら真っ赤なパンツ(ズボン)、女性ならミニスカート
4,スカル(頭蓋骨)系プリント・ワンポイント・ブランドが大好き
5,メーカー(スリクソン・ブリヂストン・タイトリストなど)のマークが入ったウェアは死んでも着ない

 練習編

6,有名なレッスンプロのスクールに入っている
7,その有名プロに一度見てもらっただけで「◯◯プロの弟子」と名乗る
8,練習器具が大好きで売るほど持ってる(でも数回使って飽きる)
9,流行りのレッスン本はかならず買う(しかし流し読みするだけで終わる)

 コース編

10,前日から何を着るか1時間は悩む
11,名門コース大好き
12,ラウンドはSNS関係のゴルフサークルの仲間と
13,その仲間と一緒にティグラウンドで撮った写真をSNSにアップする
14,その際、かならず全身を、お決まりのポーズで(特に女子)
15,バックティから回れないと文句をいう
16,能書きが異様に多い
17,言い訳も異常なぐらい多い
18,スコアよりもショットの内容にこだわる
19,プレショットルーチンが完璧に完成されている

 用具編

20,クラブのことを「ギア」という
21,ドライバーは地クラブ、アイアンはマッスルバック、ウェッジはボーケイ
22,ドライバーのシャフトは年2〜3回替える
23,パターはキャメロン。誰が何と言ってもキャメロン。それもセレクト。しかもニューポート
24,バッグはデニム地か帆布
25,サングラスはオークリー

 その他編

26,人に教えるのが大好き
27,しかし人に教わるのは嫌い、人の言うことは聞かない
28,「ゴルフはコミュニケーションツール」と断言しスコアにこだわらない
29,ゴルフ関係のブログをしている
30,「◯◯カントリーなう!」とつぶやくことがよくある




「うん、俺ってプロセス重視だから、ゴルフはギアとフィジカルがコミットする事が重要よね。まあ、グローバルなツールとしてビジネスシーンでもマストアイテムだからね。つまりコミュニケーションツールとしてのプライオリティ高いよね。特に営業マターとしてはデフォルトだし。メンタルをブラッシュアップするにも、セルフスキーム整備するにも、ゴルフゲームはもはやドラスティックなポジショニングだよね」

 ・・・なんていう意識高い系がいたら、おしり蹴っ飛ばしますが。



次週予告:ゴルフにおける「マイルドヤンキー」の台頭について

2015/5/11 (1359093hit) アホすぎるメンバー


 先日ホームコースへ薄暮プレーに行った時、こんな光景を目撃した。


 前提その1。うちのホームコースにはジュニアプログラムがあり、月1回か2回、保護者同伴でジュニアゴルファー(小学生)に薄暮プレーが出来る環境を提供している。

 前提その2。ホームコースの練習グリーンは2面あり、コースでA(メイン)グリーンが使用される時はメインの練習グリーンを使用し、サブ練習グリーンはクローズになる。逆の場合も然り。



 その日はちょうどジュニアプログラム開催日だった。メイングリーン使用日だったので、多くのジュニアがメインの練習グリーンで熱心に球を打っている。その数、10名強。そこに保護者も加わるので広いメイングリーンも結構な人口密度である。

 私はジュニアたちに混じってボールを転がしていたのだが、保護者の数人に1人は「ゴルフ場には似つかわしくない」服装をしているんだよね。もちろん本人がプレーするわけではないが、敷地に入り一緒にカートに乗ってコースに出るのであるから、完璧なゴルフウェアとまでは言わないでもコースで違和感のない服装をしやがれ人の親のくせにしていただきたいなあ・・・・と心の中で毒舌ため息。

 しかし、上には上のアホがいる。メインのグリーンが一杯なのを見て、我が子をクローズしているサブ練習グリーンに呼び練習させる親(両親)発見。メンバーなら一方のグリーンがクローズなことは100%知っているはずだから、これはもう間違いなく(いわゆる)確信犯。

 いやあすごいですねー自分の子供をマナーを守らない社会不適合者の嫌われ者に育てたいんですねー英才教育ですねー(馬鹿になるための)。こういう親に育てられた子は、きっと他人が見えない所で球を動かしたり卵産んだり投げ銭したりスコア誤魔化したりするジュニアに育つんでしょうなー。

 え、なぜ注意しない?そんなもの、不快な結果になるからに決まってるじゃない。相手はルールやマナーを守れない、つまり社会性が欠落してる人間。常識が通用しないから話せば分かるなんて無理。こういうのに関わると高い確率で逆恨みされてひどい目に合う。



 最近、20代の若者がジーンズでクラブハウス内をうろつき回るのを目撃している。それも一度や二度ではない。2ちゃんねる用語で言えば「部下なら怒鳴りつける話」である。しかし若者は過ちを犯すものだし、昔はビジターの不始末は招待したメンバーの責任だけど、いまやネットで予約して4人ともビジターという場合も少なくないし。まあそういうコースだし。

 つまり誰も教えないし教えられないのだから、若者(ビジター)のある程度のドレスコードやマナー違反は仕方ない時代になってきているのだ。コースも商売第一だから本気で注意しないしね。


 しかし、メンバー、しかもジュニアプログラムを利用している親となると話は別だ。嘆かわしい話である。こういうアホを見るたびに、白洲次郎氏に蘇ってもらいきびしいお灸をすえていただきたいと思う。



 没後30年。原理原則をモットーとした白洲氏が今の現状を見たらどう思うだろう。まあそもそも私自身、偉そうなことを言えるほど品行方正ではないんだけど。

2015/5/13 (1359551hit) ひょっとして・・・


 10日ほど前に腰を痛めたと書いたが、お陰様でだいぶ治りつつある。ただし、不用意に、あるいは強く腰を捻転させると痛みが出るのでまだ完調ではないんだけど。


 さて、そんな中で、先日の薄暮プレー。ここのところ練習もろくにしていない状態で9ホールラウンドしたわけだが、腰をかばうため、

いつもの半分ぐらいの力で打ってみよう、
ただしヘッドだけはきちんと走らせるイメージで

 と思ってラウンドしてみた。具体的には

バックスイングではノーコックぎみのイメージではなくフルコック

インパクトでは体の正面でヘッドがびゅんと走る感じ

フォローでフェースを逃がす(フェード)感じから思い切り捕まえる感じ(ドロー)


って感じね。補足すると、私は元々コックをあまり使わないイメージで振るんだけど、それだとどうしてもボールが捕まらず力を入れれば入れるほどスライスするんだよね。だから力を抜くんだったら(あんまり体や体重移動を使わず)、そのぶんヘッドだけ走らせてやろうと。



で、どうだったか。アイアンとフェアウェイウッドだけ書きだすと。

1番、155yアゲンストやや打ち上げ、6アイアン、◯でグリーンオーバー
2番、200y打ち下ろし、4アイアン、△(スライス)でピンハイ右ラフ
3番、185y打ち上げ、4アイアン、◯でピン上3m
4番、230yフォロー、5W、◯、ピンまで10yの花道
5番、145y打ち上げ、7アイアン、◯、ピン下5m
6番、125yフォロー、9アイアン、◯、グリーンオーバー
7番、165yアゲンスト。5アイアン、◯、グリーンオン
8番、140yアゲンスト、8アイアン、◯、ピンハイ4m
9番、125y打ち上げ、9アイアン、◯、ピンした3m

なんとほぼノーミス。

 ほぼ全ショットで芯食って全部ピン刺した。OB1個とアプローチミスが2回、3パットが1回あったからスコアこそ41だったけど、逆を言えばそれ以外はノーミス。

 まあ偶然の可能性が99.9%だろうけど、こんなにアイアンの調子が良かったのはここ10年、いや52年なかったことだ。あと、つま先上がりのフェアウェイバンカーからユーティリティで芯食うとか、ドライバーが打ち下ろしフォローで290y飛ぶとか。軽く打ってるのに、だぜ。



 まてよ、ひょっとして、今まで使ってたスイングにおける力(パワー)って全然必要ないのでは?クラブヘッドが胸の前で「ヒュン!」と加速するだけ考えて打てばいいのか?そうなのか?



 ・・・って、まあいつもの「その場限りの開眼」だと思うけど。

2015/5/15 (1359950hit) 初めての亀岡カントリークラブ


 仕事でもう10年以上付き合いがあり、ゴルフでも何度もご一緒しているK高さんにお誘いいただき、亀岡カントリークラブへ。



 昔は大阪北河内から亀岡方面へ行くのは曲がりくねった山道も含め1時間以上車で走らないといけなかったのだが、第二京阪と京都縦貫道ができ、ゆっくり走っても45分で着くようになった。便利だ。帰りは高速代節約のため(セコい)下道で帰ったんだけど、高槻の八丁畷と1号線(京阪国道)天の川手前で渋滞して結局1時間40分ぐらいかかった(笑)。



 さて、亀岡カントリークラブである。40年の歴史ある、山の中のコース。ただすごいアップダウンはない。ちなみに私は今回が初めて。フェアウェイは広いんだけど、ティグラウンドからの間口がせまく、ティショットはプレッシャーが掛かる。刻もうにも距離がそこそこあり、2打目が打ち上げになるホールが多くて距離以上に長く感じる。

 今回はインスタート、レギュラーティからだったのだが、6583y。そんなに長くないじゃん、と思われるだろうが、4つあるパー5の平均ヤードが507yパー3の平均も154yとそんなに長くない。つまりそのぶんパー4の距離が長いってことだ。そう、400yを超えるパー4が5ホール、390y台のパー4も2つある。結構、いやだいぶタフ。

 というわけで、パー3を除く14ホール中12ホールでドライバーを持ったのだが、左へ引っ掛けたのが4回、右に飛んだのが2回。バンカーに4回も入れたぜ。

 あと、グリーンのアンジュレーションが結構きつく、スティンプメーターは9.0と私にしてはやや速いのと相まって3パットが3つ。パットホントにヘタだなあ。

 ではコースの写真など。フェアウェイが超狭くみえる11番。357yパー4。



 357yなのでスプーンでもいいと思ったんだけど、初めてのコースだしまだ2ホール目なので思い切ってドライバーで。ちょっと引っ掛けて左の木の後ろへ。高い球で乗るには乗ったが3パットボギー。トホホ。


 14番パー4。狭くみえる。グリーンに向かって打ち上げ、しかも416y。



 フェアウェイ右サイドの林の右側はセーフだけど窪地のラフ。しっかりその窪地にプッシュ。ラフからの6番アイアンはさすがに飛ばず、残り40yからセミチャックリで乗っただけ、しかも3パットでダボ。

 18番パー5。ここもフェアウェイセンターの林が無ければなんてこと無いホールなんだけどね。ただ、林までは180yぐらいなのであんまり関係ない。遠くに見えるバンカー狙いが正解。右は隣のホールへ突き抜ける(セーフ)。距離が出る人は左の林の上をショートカット。


 一緒に回ったF留先生(飛ばし屋)は果敢に山の上からドローで、難しいアプローチとパットを決めてバーディゲット。私はバーディ逃しのパー。

 1番パー5。スタートホールはのびのび打てる。しょうもない3パットしてボギー。



 個人的には一番打ち辛かった、8番パー5。524y。


 短く持って置きに行ったドライバーは左サイドフェアウェイへ。不安がある時は短く持つに限る(笑)。それでも2打目は左の丘越えブラインド。7アイアン・8アイアンと刻んで2パットパー。

 ちなみに今回はパー5の4ホールでイーブンパー以上を目標にしてたんだけど、結局ボギー・パー・ボギー・パーだった。2オンもできる短いパー5でボギーはあきませんなあ。というわけで。



 K高さん、ありがとうございました。F留さん、ぜひまたご一緒に。










 え、成績?そう?どうしても?



 パーオン率低すぎ。アイアンが左右に散りすぎ。つま先下がりのラフから右へ行くと思ったら真っすぐ飛んだり、フック掛かりそうなライからまっすぐ抜けたりとか、打ち上げの砲台グリーンに突っ込んで奥へこぼれたりとか。いや、もともと下手はヘタなんだけど。

 特にこれからの時期はティショットがラフに行くとパーオン率下がるもんね。もう少しメリハリの効いたティショットをしようぜ。

2015/5/16 (1360172hit) トーナメントの実況


 前々から思ってたんだけど、日本のプロトーナメント(もちろんゴルフのね)の実況ってちょっと酷いよね。っていうか、実況っていらなくね?


 解説者については、タケ小山氏が「黒船襲来」してほんの少し変わってきたように思う。青木プロや中島プロはもう伝統芸能だから評価の対象外だし、マルちゃんも自慢が入る事を除けば面白い解説してくれるし。

 昔みたいにまったく勉強も予習もせず、「このパットは大事ですよ」とか「最終ホールのトーナメントリーダーはとにかくティショットはフェアウェイに置くことが大事ですね」とか素人みたいな事しか言えない大御所や、ちょっとだけひとりよがりのトーナメントディレクター氏や、現地のライブ映像を先に見て結果を知った上で、放送しているディレイの画面に合わせて「このパットは入る気がするな」などとあたかも予言めいた事を言うようなインチキ解説者はだいぶ減ってきたとおもう。


 というわけで、今日問題にしたいのは実況なのである。まあ進行役っていうか説明役っていうかそういう役割なんだろうけど、とにかくしゃべりすぎ、説明しすぎ。

 ティショットでボールが右のラフへ飛んだのは画面を見てれば誰でもわかるわけで、それを

「◯◯の打ったボールは右ラフです」

って、お前視聴者をバカにしてるのかと。目の不自由な人のための副音声かと。

 こんなのはまだ序の口で、2打目がグリーンに届かなかったら

「ああっと、ショートです!!」

 奥のバンカーに入ったら

「グリーンをこぼれ、奥のバンカーに転がり落ちます」

 パットがカップ左を抜けたら

「わずかに左に外れました!」

って見たらわかるわい!!


 わざわざいちいち説明しないといけない理由がまったくわからない。100%要らんやろと。黙ってろと。っていうか、こういう「実況アナウンサーがしゃべりすぎる」というのは以前も書いたけど日本テレビの河村亮アナウンサーなんかが悪しき前例、悪しき手本になってるような気がするんだよね果てしなく。

 河村亮アナは野球の実況でそこそこの名を馳せた人物みたいだけど、大騒ぎして応援する野球と静寂の中でプレーされるゴルフとはそもそも視聴者の心構えもまったく違うわけで。

 まあそんな事プロである河村アナは百も承知で、わざと「変な抑揚と変な間と変な言い回しのマスター●ーション実況」をしてるんだろうけど、いかんせんとにかくしゃべりすぎ、自分の語り口に酔いすぎ。聞いててイライラすることナンバーワン(笑)。どうせなら「静寂を尊ぶ実況」という境地まで達していただきたいと思う。


 全部が全部アメリカが良いとは思わないけど、USPGAツアーの実況は少なくともそういう「見て分かることを全部説明する」ようなことは無いよね。

 え、お前英語聞いて分かるのかって?わからないけど、何となくそんな気がする。

2015/5/18 (1360411hit) パッティングの秘訣、あるいは常識


 つい先月、パットについて私はこう書いた。

すべてのパットを、ジュニアゴルファーと同じように、外れた後のことを考えず
まっすぐ強めに打つ


 これは弱めのパットは入るものも入らないじゃないか、真っ直ぐ強めに打つのが結局一番入るんじゃないか、という考えで思いついたものだが、

 完璧に間違ってました。


間違ってた理由その1:

「強め」の意識だとラインに乗ってる時はいいが乗っていない時にリップアウトや大オーバーが酷い。

間違ってた理由その2:

ジュニアみたいに純真な気持ちではなく、「入れたい」という欲から「強く打つ」のではタッチもフィーリングも出ない単なるノーカン野郎になるだけである。

間違ってた理由その3

そもそもまっすぐ打てない





 というわけで、パットはグリーンにあった転がりの速さで打つのが一番入ると思います。あと、(状態の)良いグリーンなら弱めに、バンピーな(砂が入ってたり芝が長めの)グリーンは薄めの強め、つまり

結局、臨機応変が正しいと。

 「今ごろなんちゅう基本的なことを発見してるんですか?!」とマッツに笑われそうだけど。なんか頭でばっかり考えてるからダメでヘタなんだろうなあ。


 もっと頭空っぽにして球打とうっと。


2015/5/19 (1360634hit) アプローチの致命的欠陥


 何度も何度も、それこそ星の数ほどの開眼と挫折と試行錯誤とウェッジ買い替えと祈りとレッスンを繰り返してきたウェッジショットである。



 そもそも、スイングスピード1つとっても「等速に動かせ」と言う人がいると思えば「絶対に加速させて打つのが重要」と言う人もいるわけで。おい、等速に動かそうと思ったら減速するし、加速させようとしたら二度打ちする俺はどうしたらいいんだ?

 スイングの大きさもそうだ。「バック(スイング)とフォローの大きさは同じ」と言うのから「インパクトで当てて終わり。フォローなんか考えなくていい」というやつ、と思ったら先日テレビでプロが「バック1に対してフォロー2か3の大きさで。フォローの大きさで距離感出しましょう」なんて言うし、もう一体どれが正しいねんと。ちなみにどれでもうまく打てません。

 クラブもSW1本が良いのか、48度ぐらいのウェッジのほうがいいのか、はたまた3本のウェッジを使い分けたほうがいいのか。どれやねんと。9アイアンで転がしてもチャックリするんやけど?

 あと、とにかくピッチエンドラン1種類ができれば十分と思ってたら「こういう時にはこういう打ち方の方がいいです」とか。ランニングだったらいっそ7アイアン持ったら?とか。とにかくグリーンの端に乗せるだけで3オン2パットボギーか3オン3パットダボでも良いんやったらそうするけど。

 もっと細かいことも言い出したらきりがない。肩はしっかり回すのか?体で打つのか?膝は使うのか?体重移動はするのか?手首は固めるのか柔らかくしとくのか?意識はクラブヘッドかグリップ下それとも首根っこか足の裏か。

 これらの1つ1つに正解がない。っていうか、プロ・アマ含め、みんな言うことがバラバラ。

 もう、何がなんやら分からんっちゅーねん(怒)!!!!!



 パッティングと同じで、打ち方の自由度が比較的高く、よって正解というのもないというのが正解だと思うのだが、どの打ち方が自分に合ってるか、どれをチョイスすべきかが分からず、頭のなかは完全にグチャグチャのゴチャゴチャの混乱状態にあるわけだ。

 そんな中で中途半端に練習するからどれも中途半端に覚えて、結局全部足したら何一つ固まってないという。さらにコースでの失敗の体験が積み重なって精神的にもどんどん悪い方向へ。

 っていうか、10000球アプローチ打っても治らないんだから、何か致命的な欠陥があることは間違いないと思うんだよね(まあそれでも練習不足なんだろうけど)。残念ながら、その致命的な欠陥は未だわからない。






 突き詰めて考えれば、打ち方に自由度があるとはいえ、

アドレスの位置にクラブヘッドがきちんと戻る

事が絶対条件だよね。それが出来ないからチャックリしたりトップしたりする。


 で、その原因としては、「スエイ(軸のブレ)」とか「右肩が下がる(軸の傾きが変わる)」とかの体軸動く関係がまず第一に思い浮かぶ。

 しかしだ。両足を揃えたり片足立ちしたりして体重移動を抑え、ヘッドアップにチョー気をつけ、そして軸ができるだけ動かないようパッティングのようにクラブを振ってもなお、ダフったりトップしたりチャックリしたりするんだよねコースでは。

 これはもう軸以外の何かがクラブヘッドの動きをおかしくしてるとしか思えない。私の第二の人格とか、妖怪とか。



 まあもう少しまじめに考えてみよう。例えば「体の捻転で打つ」という考え方がある。これは手で打たないで体の大きな筋肉(腹筋や背筋)を使ったほうがスイングの再現性が高くなるということだと思うが、じゃあ逆に

手で打ったらなぜ再現性が低いの?

 飛ばす必要ないし、アドレスの位置に戻すだけなんだったら器用な手だけでも十分じゃないかと思うんだよね。現に、青木プロみたいに完全に手打ちと思われる打ち方でアプローチの名手もいるわけで。あと、70過ぎてもシングル維持してるようなおじさんも、綺麗な体の回転でアプローチする人よりも手の振りだけで「パチン」と打ってワンピンに寄せてくる人のほうが多い。


 実は以前、H田ゴルフセンターのNプロにそうやって教えてもらい、「100%手打ちのアプローチ」というのをしばらく練習したことがある。しかしこれも、練習場ではそこそこうまく打て再現性もまあまあなんだけど、

コースへ出ると全くうまくいかず。

 おまけに周囲の上級者(K見師匠やN谷くん)からダメ出しされてやめた。やっぱりコースには妖怪がいるので手打ちではダメなようだ。



 とそんなことを考えていたちょうどその折、薄暮でKさんとラウンドする機会があった。Kさんは70をとっくに超えているにも関わらず片手レベルの腕をキープしているんだけど、なかでもアプローチがむちゃくちゃうまい。50y以内からだと簡単に1mぐらいに寄せてくる。悪くてもワンピン。

 私はKさんがアプローチする時、その技術を盗もうと背中側にまわり、そのアプローチを凝視した。凝視すること数回、ついにその秘密を発見する!Kさんは、

両肘を体にくっつけたままスイングしていたのだ!

 50y前後のアプローチなのでハーフショットぐらいなんだけど、バックスイングでは右肘が右わき腹に、フォローでは左肘が左わき腹にくっつくように動いている。これは、誰がどう見ても


手を使わず体の捻転だけで打っている

 ということだよね。(しかもこれ、K見師匠に教えてもらった動きだったりする)


 そしてそこからさらに発見が続く。ひじを締めて脇を固めて打つと、

手首(特に左手首)がよけいな動きをしないのだ。

 で、左手首を意識してみると、「アドレスの位置にクラブヘッドがきちんと戻る」確率がすごく高いんだよね。これはひょっとして、致命的欠陥を直してくれるイメージかもしれないと思う編者であった。




結論:ミドルレンジアプローチの鍵は「両わき」と「体の捻転」と「左手首」かも。


 今度こそ、今度こそ、いい線いってると思うんだけどなあ。



 蛇足:わきを固めるイメージは、あの懐かしの



「だっちゅーの!」

 のイメージだったりする(上の写真はエロい気持ちでアップしているわけではありません)。

2015/5/20 (1360879hit) 倉本プロの真意


 ゴルフダイジェスト・オンラインでとんでもない記事を見つけてしまった。

 それは先日の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」での事。3日目、2位の岩田や川村に6打差をつけ、17アンダーで首位に立ったのがオーストラリアのアダム・ブランド32歳。

 多くの人が「え誰それ?」と思うのも当然で、去年から日本ツアーに参戦しだしたほとんどルーキーである。そして彼の特徴は、



 現在の日本ツアーシード選手で唯一のレフティ。

 そんな彼は最終日スコアを落としながらも逃げ切り、初優勝が(いわゆる)日本メジャー(と呼ばれる試合)になった。その素振りもしない淡々としたプレースタイルは見習うべきところが多いと感じた。おめでとう。


 で、ここからが本題。日本プロはJGTOではなくPGAの試合。つまりディレクター(でいいのかな?)はPGA会長である倉本昌弘プロ。その倉本プロがすごい発言をしてるのだ。

 以下、GDOの記事から抜粋する。赤字は編者による。

倉本昌弘会長はこの最終ラウンドのピンポジションで、“レフティ対策”を考えたという。「3日間、右打者を想定してセッティングしたが、最終日は左打者を意識したもの」。今大会に出場した144人のうち、ただ1人の左打ち選手であるブランドの独走を脅かし、接戦を演出するためだった。


 え?これって、ブランド選手が優勝しにくいよう、恣意的に彼を狙い撃ちしたってことだよね?そんな事していいの?っていうか、公表しないという選択肢はなかったの?

 倉本会長にそういう権限があるとしても、物議を醸す内容だよね。なぜなら、そのレフティの選手は日本人ではないから。結果的に差別的行為と捉えられても仕方ない行動のような気がするんだけど。

グリーンの左エッジから4.5yd にカップを切った4番のほか「8番やインコースはほとんど打ちにくいセッティングだった」と倉本会長。「ボギーを打っているホールは打ちにくいはず。ちゃんとハマって、彼(ブランド)はスコアを落としている。下(後続選手)が伸びてくれれば、もっと面白い展開になった」と話した。


 このセッティングで、もしもブランド選手が大叩きして後続の選手に優勝をさらわれていたら、倉本プロは「良い展開になった」と言って喜ぶのだろうか。そしてブラント選手に「試合を面白くするため、君にだけ不利なセッティングにした」と胸を張って言えるのだろうか。

 さらにまた、独走しているトップ選手が日本人で、しかも初優勝を待たれている若手のスター選手だった場合はどうだっただろう。もちろんその選手がレフティであると仮定してだ(その仮定が荒唐無稽なら、スター選手を飛ばし屋にして、セッティングの調整は総距離の長短で行うと考えてもいい)。

 同じように、「優勝が待ち望まれているスター選手のスコアが落ちやすく、後続組が逆転しやすくなるセッティング」をしただろうか?

 こういうことを書くと、「3日目まではレフティのブランド選手が有利なセッティングだったんだからいいじゃん」などという反論が来そうだが、3日目までは偶然(無作為)であるのに対し、4日目は意図(ブランド選手のスコアを落とすという)を持って作為的に行われたというのがまったく違うわけで。



 スポーツが筋書きのないドラマと呼ばれるのは、人間の恣意が入らず、時にはまるで神の意志があるかのように劇的なことが起こるからである。その根本にはフェアプレーの精神とプレイヤー一人一人の人生がある。

 なのに、薄汚れた恣意が入った試合の何が楽しいか。アドリブ発言の一字一句まで台本に書いてあるような猿芝居は、東京キー局のバラエティだけで十分である。


 今回の発言、倉本昌弘プロの真意を聞きたいところである。大好きなプロだっただけに非常に残念。最後にアニメ的叫びで今日の日記を締めくくりたいと思う。

 倉本会長よ、あなたは神にでもなったつもりか!!

2015/5/22 (1360879hit) 有馬CCで久々の


 昨日はI上さん、O谷先輩、O谷先輩の同級生と4人でI上さんのホーム有馬CCへ。そこで年に何度も無いこと起こった。

 ちなみに天気、気候とも最高のコンディション。



 今年はじめてお代わり(1.5ラウンド)したが、できれば3ラウンドか8ラウンドぐらいしたい1日だった(注:そんなにできません)。

 さて、内容だが、かいつまんで言うと、

 ドライバー:大暴れ(ほとんど芯に当たらず)
 フェアウェイウッド:優良可の「可」
 アイアン:「テイク・ザ・デッド・エイム」で何とか。
 アプローチ:私にしては上出来(チャックリが3つぐらいしかなかった)
 パター:ここ1年で最高

 という感じ。そう、昨日は年に1度のパッティングフェスティバルであった。

 5m前後が3つか4つ入ったし、それより長いのもカップを舐めたりかすったりが多かった。極めつけは15mぐらいのパットがラインに乗ってするするとカップに沈んだやつかな。残念だったのはそのパットがバーディパットでもパーパットでもなかった事。でもダボを覚悟した上でのスーパーボギーだもんね。

 で、なんでそんなに良かったのかよくわからない。グリーンは8.6と有馬にしてはやや重め。でもコンディションや転がりはよかった。でも先週の亀岡も良かったけど36パットもしてるしね。

 パターは古いロッサ・マラネロ(オデッセイで言うと#9)だし、手じゃなくて腰で打つ(マッツに教えてもらった)というのは1ヶ月ぐらい前から実践してるし。ただ、今回初めてしたことが1つ。それは、

 素振りをしないでさっさと打つ。

 これのお陰だったのか、それとも単なる偶然に偶然が重なっただけだったのかは今後のラウンド結果を待ちたい。

 というわけで。



 1.5ラウンド目はトホホだったけど。久々の30台だった。



 8番パー5。有馬で一番好きなホール。

2015/5/25 (1360879hit) 5月月例


 昨日は月例だった。定点観測の松4番パー5。



 いやあ、今回も色々なことがあった。


 数日前、競技の先輩であるN谷くんとメッセンジャーでチャットしてて、「競技出てる上手な人はティショットもセカンドも『だいたいこんなところでいいか』って感じでポーンと打つだけで、飛ばそうとか乗せようとか寄せようとか全然考えてない。勝負どころのパットだけ気合入れるねんて」と聞き、なるほどと思って「飛ばさない・乗せない・寄せない・入れない」ゴルフに徹したら前半ハーフで38が出た。

 とにかく無理をせず、OBと次打てないところとアプローチの難しいところを徹底的に避けただけでバーディなしの2ボギー。っていうか、「乗らないでいいや」と思って打ったほうが逆にグリーンに乗ってるってことが多かった。ゴルフは逆説のゲームだ。

 ティショットでは14ホール中4ホールでスプーンを持ち、良い結果が出せた。スプーンのほうがドライバーより気持ちよく振れるんだよね。

 アイアンはリキむと左へ、緩むと右へ。その中間で打てない。

 アプローチは芝が長くなってきてだいぶ精神的に楽になったためか、あるいは「だっちゅ〜の」のお陰か、大きなミスは2つだけ。寄せワンが3個。

 パットは「素振りしないでさっさと打つ」で好調。後半3パット2個あったけど、2つとも1m弱が強すぎて蹴られたもの。その他も入りそうなパット多数。


・・・とここまでは良い事ばっかりなんだけど。


 後半竹2番パー3。2グリーンの間がちょっと谷になっていて、縦長のグリーンに対して横へ外すと乗せるだけでも難しくなる。ここには絶対に打ってはいけないホール。

 ここで手前花道でもいいや的な「明確な意志を持って、適当に」打たなかったため、リキんで引っ掛け、「左足下がりのラフから横幅が12yしかない砲台グリーンのニアサイドのピンを狙う」という、「50代独身ハゲデブチビメガネでコミュ症のオタニート(私ではない)が篠田麻里子(最近見ないね)と結婚する」ぐらい難易度の高いアプローチを残してしまう。

 8アイアンで土手にぶつけ2クッションでオンを狙うも勢いが足りず手前ラフ。そこからパターで8mオーバー、3パットでトリプルボギー。

 実は最近どこかで「パー3はティアップして平らなところから打てる。パー5は大きなミスさえしなければウェッジでパーオンを狙える。よってパー3とパー5はパーがマスト。8ホールあるパー3とパー5をパーで上がれば、パー4全てボギーでも82でラウンドできる」というのを読み、感銘をうけた私はこのホールでついパーを狙いに行ってしまったのだった。

 そんなに簡単なものじゃないし、短めのパー3にはそれなりの罠が潜んでいるのだ。トホホホホ。


 3番はティショットのミスをリカバリーできてパーを拾うも、4番パー5では80cmがカップに蹴られて3パットボギー。そして何の変哲もない5番パー4で右プッシュOB。その後も微妙にパットが入らなくなり、2打目が外してはいけない方や入れてはいけないバンカーにばかり飛ぶようになりボギーを取るのがやっと。

 8番、打ち下ろしパー5ではカート道を走ってドライバーが290y、残り250y(これも打ち下ろし)をスプーンでピン下5m、イーグルパットはわずかにショート。これがイタチの最後っ屁。最終ホールもニアサイドに外して(あほすぎる)左足下がりで万事休す。

 というわけで。



 教訓:18ホール、明確な意志を持って、適当に

2015/5/26 (1361952hit) ドライバー


 ここ数回、いや数ヶ月、ひょっとしたら数年かもしれないがドライバーが芯を食わない。



 芯食わないってプロじゃあるまいし当たり前だろと思われるだろうが、感触いいのは1ラウンドに1回か2回、あとはギリギリ許容範囲ってのが2〜3回、それ以外は明らかにトゥだったりヒールだったり。トゥが多いのはアウトサイドインになってるからかなあ。上や下ってのはあまりないんだけどね。

 そのせいか、最近プッシュスライスもチーピンも両方出るので思い切って打てない。フェード狙いに行くとどスライスになるし、フェードの曲がりを少なくしようとすると引っ掛ける。こんなだと狭いホールだったりOB浅いところでは全然気持ちよく打てない。よけいに曲がる。悪循環。


 というわけで、ドライバーの練習に行ってきた。今回した練習は、

「スプーンでショット、女性用Lシャフトのドライバーでショット、エースドライバーを短く持ってショット、同じく普通に握ってショット」

というのを延々繰り返すもの。スプーンは気持ちよく振れるし、女性用ドライバーはシャフトがクニャクニャだからリキみ様がないし、短く持ったら飛ばそうという気にならないし、そしてその流れで普通にショット。


 この練習でわかったことは、

・スプーンと短く持って打つ時だけ芯に当たりやすくなる

・女性用ドラをHS40ぐらいに落として打っても210yぐらい飛ぶ

・っていうか、女性用ドラの方が逆に真っ直ぐ飛ぶ

・短く持った時は球は低くなるけど一番真っ直ぐ飛ぶ

・普通に握った時はビハインド・ザ・ボールを意識しないとスライスがひどくなる(振り遅れる)

・俺はドライバーが超ヘタである




 まあ自分のドライバーショットにあんまり期待しない方がいいのかもね。飛距離とか、きれいな球筋とか、芯に当てるとか。

 でも気持ち悪いんだよね、芯を外たドライバーショットって。なんか、



 こんな気分。

2015/5/27 (1362142hit) アプローチ、決着ゥゥウウ!(ストーンオーシャン風に)


 5月19日の日記に私はこう書いた。

結論:ミドルレンジアプローチの鍵は「両わき」と「体の捻転」と「左手首」

 これは正しい。正しいのだが、この打ち方だと40yぐらいまでしか打てない事に気づいた。それ以上打とうとすると体のバランスが崩れてたちまちチャックリダフリトップシャンクだ。

 だったらクラブを替えればいいと思ったりするが、打ち方とロフトと飛んでいく球の高さにちょっと違和感があって気持ちよく打てずチャックリダフリトップシャンクになる(ド下手のくせにこういうところは気になるのだ)。

 私が一番困っているのは50y〜80yであり、この距離は基本的にはフルショットと同じ打ち方で打ちたい。っていうか上にも書いたとおりそうでないと打てない。でも、中途半端なスイングになるので一番ミスをしやすい。




 で、色々考えたり悩んだり思いあぐねたりアプローチ鬱になったりイップスになったり諦めたり復活したりそれを100回繰り返したりしているうちに、ついに、ある日、天の啓示が降りて来たのである。


「汝、アプローチ基本的に緩んでるやん。で、それを避けようとすると手打ちになるねん。まあ、基本緩まんように打たなアカンわな。ほなどーするか。
バックスイング半分にして、そこからフルショットしたらええんちゃう?


これで解決やん」



 そうなのである!バックスイングが中途半端だからショットも飛距離も中途半端なのである!クラブを9時の位置までしか上げず、そこからフルショットするイメージで打てばいいのだ。もちろんきっちり肩を入れたりコックしたり体重移動したりフォローをきっちり取るなど、スイングの基本は一緒だ。

 で、これで打つと、だいたいピンアイ2のSW(56度)で50y〜60y、50度のウェッジで60y〜70y、PW(46度)で70y〜80y打てる感じなんだよね。


 そう、今ここに宣言する。ついに長年の「アプローチへっぽこ野郎」を返上する時が来たのだと。アプローチの悩みがこれで解決するのだと。



 まあ、コースですぐにうまくいく程甘くはないと思うけどね。

2015/5/29 (1362510hit) 第16回GB月例


 昨日は仲間内の月例競技が奈良國際GCであったわけだが、1番素ダボ、2番ロストボールからのダブルパーという最低のスタートから、谷底からの脱出に3打掛かってトリプルボギーあり、バンカーに6回入れる、3パット2回(これはいつも通りだな)とひどい内容だった。



 しかし、内容はいいとして(本当はよくないけど)、180度間違っていたことが1つ。こっちのほうがしばらく立ち直れないぐらい落ち込んだ。それは、今まで、

チャックリしないようにアプローチするためにはどうすればいいか

ばっかり考えてたんだけど、そうじゃなくて

正しくアプローチをすればチャックリしない

 というふうに考えるべきだったってこと。似てるようだけどちょっと違う。チャックリするのは結果であって、その結果から物事を考えてたのではダメってこと。しかるべき方法でしかるべき打ち方をすればチャックリしない。つまり、

ショットを根本から見なおさんとあかんなと。


N谷くんにアプローチ見てもらって思った編者であった。というわけで当分旅に出ます。



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