日記225
(2013年3月)

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2013/3/1(1201972hit) 詰めが甘い


 ドライバー実戦投入2回め。

 1.5ラウンドでドライバーを持った18回中、ほぼ満足な当たりが11回(61%)。残りの7回のうち、良いミスが3回(プッシュx1、プルx2)、イマイチのミスが2回(ヒールの引っ掛けスライスx1、上っ面を叩いて低空飛行x1)、そして大失敗が2回。

 大失敗はいずれもチーピン一歩手前のプルフック。右を向いてドローを打とうとした打ち下ろしのパー5と、フェアウェイが狭く220y地点から急激に左ドッグレッグしているパー4。雑念、欲、恐れという心の動きが起きた時にとんでもないミスが出るのはまあ仕方ないとはいえ情けない限り。

 置きにいって体が止まると左へ行くのはどんなドライバーでも同じ。でも、今までならきっとアウトだろうな、というのが2発ぐらいセーフだったのでクラブそのもののポテンシャルはやはり高い。



 しかしツメが甘い。9ホール単位で考えた時、前半3ホールの平均スコアが1.3オーバー、中盤3ホールが2オーバーであるのに対し、終盤3ホールの平均スコアは何と3.7オーバー。ボギーペースですら回れてない計算だ。

 今回は特に、終盤の大事なパットが決まらなかったり短いのを外したり。1m弱を2回連続で外したらちょっとがっくりくる(そのせいでN谷くんとのニギリは負けてしまった)。


 詰めが甘い、クラッチパットを決め切れない、終盤で崩れる、こんなことでは3合目への道すら厳しい。

(ドリルB:1812/10000)
(アプローチ:8555/10000)
(素振り:1060/10000)

2013/3/2(1202256hit) クラブがスイングを壊す・治す


 先日ちょっと触れた、クラブが大事って話。

 ぜんぶ工房の大将や若の受け売りなんだけど、悪いクラブ、合わないクラブを使っているとどんどんスイングが悪くなり、いつまでたっても上手くならないどころか下手を固める事になるらしい。

 例えばアイアンで、ライ角がフラットだったりシャフトの硬さが合っていない(柔らかすぎても硬すぎても?)クラブの場合、きちんとインパクトしても右へ逃げていくような、つまり捕まりの悪い球になるよね。

 それをスイングのせいだと勘違いし一生懸命捕まえにいく。するとどうなるか?無意識に手首を返したり、捕まえようとインサイドからあおったり、逆に左へ引っ張るつまり体を開いたりアウトサイドインのスイングになってくる。

 でもそれはナチュラルなスイングではないわけで、体にも無理がかかるし安定もしない。何より打っていて気持ちが悪い。その結果クラブを買い換える。そのクラブが今度はアップライトだったりしたら、今度はとんでもなく引っかかる。体を無理にクラブに合わせる。ボロボロ。そして振り出しに戻る。

 「昔の人はクラブに体を合わせたもんだ」・・・一生そのクラブを使い続けるならそれでいいかもしれない。その代わり、体力的にそのクラブが振れなくなったらゴルフ人生終わりだけどね。

 「20年前のアイアンで70台を出してくる上級者もいるじゃん?」・・・そんな人は他人の3倍練習してると思う。あとドライバーと小技が上手かったら、アイアンなんて適当でも70台出るし。

 「どんなクラブでも良いスコアを出す人もいる」・・・そういう人はアジャスト能力が高いのではないかと。あと、自分のスイングをきちんと客観視出来るとかね。いずれにせよプロ並みの上級者だと思う。


 という訳で結論。自分にあったクラブをフィッティングし、見つけ、調整し、それからスイングを固めましょう。良いクラブはスイングの欠点の矯正もしてくれるらしいよ。

(ドリルB:1812/10000)
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2013/3/4(1202614hit) やっぱり詰めが甘い


 土曜日はまたホームコースで薄暮プレー。またここの読者であられるN井さんとご一緒させてもらう。ネットのヴァーチャルな世界に居る、ごる日々の編者である私と、実際の世界つまりきさいちカントリーで薄暮ラウンドする私を、N井さんはどう感じておられるのだろうなどと思いつつ(←大げさ)スタート。


 で・・・やっぱり同じようなラウンド結果になってしまった。出だし、ドライバーは見事なチョロ→フェアウェイウッドはダフリ→3打目もダフリでダボだったけど、2番3番は寄せワンのパー。

 4番から6番は1オーバー。そして最後3ホールでまた5オーバー(ボギー・ダボ・ダボ)。まったく成長しないにも程がある。

 コースの難易度も関係あると思う。この日回った松コースは最初3ホールのHDCP平均が3.3、4−6ホール目の平均は6.6、最後3ホールの平均が5.0だから、真ん中の3ホールは最もやさしいのだ。でも、最後3ホールもそれに次いでやさしいはずなんだけど・・・

 この日の大叩きパターンは2回がフェアウェイウッドが暴れる→次のショットもミスしてリカバリーできず→寄らず→入らず。最近フェアウェイウッドがうまく打てないんだよね。

 さらにもう一つはドライバーがバンカーへ→アゴがあるけど何とか超えるだろうと6アイアンでフルショットしてアゴに当たる(あれ、デジャブ?)出す→寄らず→入らずダボ。トホホ。


 この日の教訓その1:フェアウェイバンカーからはショートアイアンが実力相応

 この日の教訓その2:フェアウェイウッドをプロに見てもらおう


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2013/3/5(1202877hit) 仕事もゴルフも


 一昔もふた昔も前、銀行には中小企業など融資する場合「シングルの社長にはカネを貸すな」という掟というか決まりがあったらしい。

 これは「社長がシングルになるぐらいゴルフにのめり込んでいると仕事が疎かになっているはずだ」という推測に基づく経験則だが、この法則について今日は考えたい。

 最初に「一昔もふた昔も前」と書いたが、これは第一次〜第二次ゴルフブームの頃を指していると思う。即ち、1950年代の高度成長期と、1970年代のAONが活躍した頃のゴルフはたいへん贅沢なスポーツであり、クラブも難しいパーシモンや重いスチールシャフトが主流だった(メタルウッドが一般化するのは80年代)。

 よって、その頃はゴルフそのものがステータスであり、会員権やメンバーコースなどまさに高嶺の花。庶民は朝5時から河川敷コースの受付に並んでゴルフを楽しんでいたのであった。

 で、そういう状況でシングルになるためには、今の何倍もの努力とセンスと経済力が要求されたと思われる。私は高校までパーシモンのドライバーでゴルフをしていた(などと書くとジュニアゴルファーの走りみたいだけど全然そんなことはなく、年に1回か2回、夏休みなどにコースに連れて行ってもらうのが関の山であった)を使っていたが、そりゃあもうまともに当たるのは100回に1回(え、今とおんなじじゃんって?トホホ)、ほとんどが低空飛行の引っ掛けスライス(それはただ下手なだけだろって?トホホ)で200yなんて夢のまた夢だった。

 だからその頃のシングルプレイヤーは上手かった。客観的に考えてもホントに上手かったと思う。そりゃあ仕事なんてする暇ないだろうし、その頃は携帯電話なんかもないわけだから現場も店も放ったらかしで週に2回も3回もゴルフ場に居るんだから、銀行が金を貸さないのも当然だったと思う。


 さて、時代は流れて現代。460ccのチタンヘッドと様々なしなりを有するシャフトが刺さったクラブが、中古であれば月の小遣いで買えてしまう。しかも何千本の中から選び放題。そしてそのクラブは現代技術の粋を集めただけあって、初心者にも230yドライブが可能。

 アイアンも軽くて振りやすくて芯が大きくて、ダフろうがオフセンターヒットしようがピンに飛んでいってくれる。パターなんか、前衛芸術家が作ったような珍奇なヘッド(2ボールは草間彌生作だよね)のデザインさえ我慢すればオートマチックにまっすぐ転がる。腰は痛い人には長尺パターをどうぞ。

 バンカーからは「デルンダ」。チャックリに悩む人にはSSウェッジとマークスマン。そして飛んで曲がらず、スピンが効く」という夢のようなボールたち。


 そう、私が何を言いたいかというと、今を生きる我々にとって、シングルの壁はかつてないぐらいに低くなっていると思われる。とはいえ、道具だけでシングルになれるわけではないので、そこそこの「努力」はもちろん必要だし、そして何よリシングルになるために大事なのが「うまくなるための戦略(頭脳)」となっているのではないかと思うのだ。

 そう考えると、仕事も一流でないとゴルフも上達できないのではないかと。「仕事は一流、ゴルフはイマイチ」ということはあるとしても、逆の「ゴルフは一流、仕事はスカタン」は恐らくありえないだろう。そう考えると、私がゴルフで伸び悩んでいるのはやはり仕事が三流だからなんだろうな。トホホ。いかん。本気で落ち込んできた。


 というわけで、21世紀の銀行員は「シングルの社長には金を貸せ」と思っているに違いない。って、シングルでない私が書いても関係ないしどうでもいいんだけどね。

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2013/3/6(1203155hit) 啓蟄


 今日は啓蟄。というわけで季節の話題を。

 これは何かというと日の出・日の入り時刻と昼間の長さを表したグラフである(こちらからお借りしました。一部改変)。青が日の入り時刻、赤が日の出時刻、そして真ん中の黒が昼の長さを表す。



 こういうのは小学校で習ったはずなんだけど、もうすっかり忘れているので復習。なぜ今さらこんな知識がいるかというと、薄暮プレーや1.5ラウンドした時、何時ぐらいまで明るいかを調べるためである(くだらねー)。

 春分の日は3月20日頃(今年も)。元々「春分」とは最初に書いた「啓蟄」や「立冬」や「大寒」などと同じ、二十四節気つまり昔の中国そして江戸時代の日本で使われていた季節を表す言葉である。もちろん「秋分」も「夏至」も「冬至」も同じ。

 で、春分は「太陽が春分点を通過した瞬間、すなわち太陽黄経が0度となったとき」らしいのだが日本語としての意味が全然わからないので、昼と夜がほぼ同じ(12時間)になる時と覚えればいいかと。当然秋分の日も同じ。


 ここで日の入り時間を考えてみると、冬至前の12月上旬ごろが最も早くて5時前(大阪。以下同じ)。つまり5時過ぎには真っ暗になるので、12月の薄暮は少なくとも2時半ぐらいまでにはスタートしたい。

 その後、どんどんと日は長くなり、春分の日前後で6時過ぎ。冬至より1時間20分も長くなっている。よってこの時期は4時前にスタートしてもハーフ回れそう。

 そして夏至前後。昼が最も長くなるのは6月末で、日の入りも7時15分。冬より2時間以上遅くなる。この頃なら4時半とかにスタートしても楽勝だし、河川敷などだったら4時から3時間で1ラウンドできる事もあるんだよね。

 あと、早朝スルー(1ラウンド)も5時頃からラウンドできる6月なら朝の始業時間に間に合・・・わないか。でも、理論的には夏至の頃なら、5時〜8時で1ラウンド、8時〜11時30分で1ラウンド、12時〜3時30分で1ラウンド、4時〜7時で1ラウンド、合計4ラウンドも可能だな。

 死ぬ前に一度やってみたいものである。1日4ラウンド。


(ドリルB:1812/10000)
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2013/3/8(1203643hit) 今日はお休み


 すいません。確定申告が佳境(っていうか締め切り限界)に達したので、今日の更新はお休みさせて頂きます。




 プエルトリコオープンで久々のアンダーパーを出した遼。2アンダー42位タイの初日から、2日目は日本時間午後9時40分現在1つ伸ばして33位タイ。去年相性の良かったこの裏トーナメントで巻き返せるかな?

 表(キャデラックオープン)ではタイガーが首位スタート。他にもビッグネームが揃ってて楽しみ。

(ドリルB:1812/10000)
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2013/3/9(1203908hit) 花粉舞い散る加茂カントリー


 一昨日はN谷くんのホーム、加茂CCへ。超暖かかったんだけど、そのぶん花粉がすごくてストロークの10倍ぐらいくしゃみしたぜ。



 パーオン率37%は自分としてはまあまあ。でも、27ホール中10ホールと考えるとショボイっすな。せめてハーフ4つ、44%まで行けば30台も十分見えてくるんだけどなあ。

 しかしいくらパーオンしてもパットがスカタンだとね。1.5ラウンドで3パット5個は残念的といえよう。朝イチ、東アウトの2番3番は難しいところに切ってた+距離が長かった+エアレーションしてた+朝露で重かったなどと言い訳に事欠かないけんだけど、東インの2つは言い訳できない。

 加茂のグリーンはほとんどドーム型になってて、しかも2グリーンだから小さいし、上からは結構速いし、おまけにアンジュレーションが微妙で読みにくいし難しいんだよね。完全に言い訳だけど。

 まあ寄せワンが5個(パー5の3打目を入れると6個)あったから良しとしよう。アプローチのスカタンは2個しかなかったしね。アプローチは「体動かさない+バックスイング小さめ+加速+フィニッシュの大きさで距離を調整する」で最高に調子いい。Nプロのお陰だ。


 では今日のトホホ。東アウト5番のトリプルボギーは左まっすぐOB(フェードを打とうと思って左を向きすぎた)+バンカーからホームラン。6番も同じく左まっすぐOB(同上)。東インの4番はティショット・2打目・最初のパットと3つもミスして素ダボ。西インの3番はお先(40cm)を外してダボ。40cmを外す理由を知りたいと思われるだろうけど、私も知りたい。


 あ、新しいドライバーの魔法はまだまだ効いてるよ!


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2013/3/11(1204239hit) 検証


 今日は3月11日。2年前の震災は、我々にとっては「事件」として風化しつつあるけど、当事者にとっては今でも「現実」そのものなんだよね。だからといって何ができるというわけではないんだけど、少なくとも東北の事を忘れないようにしなければいけないよね。

 特に、除染で手抜きをしてる業者だったり、未だこれっぽっちも責任を取っていない原子力村の面々だったり、廃炉まで一兆円掛かる原発のことだったり、これから増えてくるかもしれない福島の子の甲状腺がんのことだったり、そういう火事場泥棒的なというか、コケたやつから財布を奪う的というか、人間としてあってはならない事をしている面々については許してはいけないと思う。

 我々関西の人間にとっても福井県の原発がやられると琵琶湖が逝っちゃって水も飲めなくなるわけで、福島県のことは他人事ではないのだ。山本太郎氏のように一線を越えちゃって変なところまで突き抜けてしまう(そして影の勢力に利用されてしまう)のも困るけど、問題意識と怒りの気持ちは常に心の底に置いておきたいなというか。



 さて本題。これから書くことは単なる事実とその検証であり、個人的感情(自慢・いい気になる・偉そうにする)という気持ちは一切ない事を最初にお断りしておく。

 土曜日、いつものようにホームコースの薄暮プレーに出かけたのだが、そこで34が出た。内訳は3バーディ1ボギー。ちなみに3バーディは連続

 もちろん「宝くじに当たるぐらいの偶然」に「隕石が自分の街へ落ちるぐらいの偶然」が重なった結果なのだが、偶然でない部分がひょっとしたらPM2.5ぐらいあるかもしれないと思い、振り返ってみることにした。


 体調は悪くなかったけど、いつもより肩と首が少し凝っている感じで10段階で言うと6ぐらい。練習は月曜日に行ったきりなので、クラブを握ったのは木曜のラウンド以降中1日。

 調子は木曜日のラウンドでそこそこ良い感じで打てていたので悪くなかった。ダウンスイングで上体を突っ込まない、同じくダウンで右腰の位置をキープして左腰を引く(大事なことなんで何度も書きます)、という今習っていることを気にしてのラウンド。あと、特にティショットだけど、とにかくOBを怖がらず「思い切って振る」。

 コースはラウンドし慣れた松コース。バックティからだけどサブグリーンだったので3156yと短め。グリーンの上体はだいぶ重かった。たぶん8出てなかったと思う。


 で、実際のショットなんだけど、ドライバーは上にも書いたけどとにかく軌道や曲がりなどを気にせず、思い切って振ることだけを考えて打ったら逆に曲がらなかった。薄暮の練習ラウンドだからこそ、なんだけどね。これがコンペや競技や勝負でもできるようになれば本物なんだけど・・・

 アイアンも上の注意点だけ気にして、ドライバーと同じくとにかく思い切って打つことだけを心がけた。具体的には「フィニッシュまで振り切る」「加速する」「球にヘッドを合わせに行かない(きちんと当てようなどと思わない)」「ダフってもトップしてもいいからとにかく思い切り良く」って同じ事ばっかり書いてるような気がするけど、とにかくそういう気持ちで打つとやっぱり方向が出るんだよね不思議なことに。だからちょいダフリでも大きなミスにつながらない。

 アプローチも「足を固めて手打ち、ただし加速させて」(ほんとに何回も書いて馬鹿みたいだけど自分で自分を洗脳してるんでお許しあれ)だけで2つOKの位置についた。それもまあたまたまなんだけど、しっかり加速して打てば距離感も合いやすいような気がした。最終ホールで強く入っちっ(てボギーになっ)たけど、それでもいいミスだったからおk。

 パットは純粋に偶然。3−5mが3つ入るのはラッキー以外の何物でもありません。3パットはなし。1mぐらいのパットも2つぐらい入ってくれた。


 で、結局何が一番良かったかというと・・・・運(笑)。でもそう行ってしまうと当たり前なので、あえて考えてみると、やっぱり「結果を恐れず、思い切って振る」ことに尽きるかなと。というわけでゴルフは恐怖との戦いということでファイナル・カウントダウン?(←惜しい)。


(ドリルB:1832/10000)
(アプローチ:8665/10000)
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2013/3/12(1204503hit) タイガーのストラテジー


 ビュイックインビテーショナルを見た感想。タイガーのゴルフの内容が良かったのは当然として、何がスゴいかってやっぱりあの戦略というかマネジメントですな。

 フィールドの状況(他のプレイヤーのスコア)に応じ、臨機応変、変幻自在にショットを組み立ててくる。下が伸び悩んでいるなら絶対安全な位置にオン。ブルーモンスター(池)に対しては「どう間違っても入らない」ショットを選択。それも中途半端ではなく、徹底して。

 普通ゴルフは「自分との戦い」だったり「コースとの戦い」だったりするんだけど、彼の場合は一回り半しちゃって「優勝するための戦い」なんだよね。

 よく、「リーダーボードを見ないで戦う」というプロがいるけど、それは逆をいえば「リーダーボードを見ちゃって他人のスコアが気になったら自分のゴルフが出来ない」と言い換えられるわけで。それは30台やベストスコアが出そうな時、スコアカードを見て計算しちゃうとプレッシャーを感じてボロボロになる」というのと同じ、つまり本当の実力ではないのかな、などと思ったり(だからベストスコアを自分で意識しながら出してこそ真の実力なんだよね)。

 つまり「自分との戦い」は、タイガーにとってはすでに決着が付いているということなんだろうね。やっぱり次元が違う。


 あと、タイガーのパットはを見てて思ったこと。彼のパットは打った瞬間ボールが勢いよく飛び出し、加速すような気がした。まるでカタパルトから発進する戦闘機のような感じ。しかし他のプレイヤーはそこまで急加速してない感じなんだよね。あれはパットのヘッドスピードなんだろうね。

 昔、メリーさんがブログで「タイガーのパッティングにおけるバックストロークはうんと小さい」と看破しておられたけど、小さな助走から同じ力を与えようと思ったら速度を上げるしかないわけで(極端に重いパターを使ってるわけじゃないだろうし)、その加速が、初速の大きさと力強さとクラッチパットを入れる確率の高さにつながってるんだと思う。って今さらですかですね。

 今年のタイガーのパットに関するスタッツが楽しみだね。



 突然ですが明日から22日までお休みします。ちょっと旅行に出かけてきます。すいません。では10日後に!


(ドリルB:1832/10000)
(アプローチ:8665/10000)
(素振り:1170/10000)

2013/3/22(1206190hit) ハワイ「ベタベタ」旅行記(1)


 お待たせいたしました。今日から再開いたします。

 今回はオアフ島へ行ってきたのであります。旅の目的は3つ。1つは79歳になる◯のお母さんが一度も海外旅行へ行ったことがないということだったので、せっかくならハワイへ行こうという親孝行が1つめ(その後、黙ってグアムに行ったことがあると分かったのはご愛嬌)。

 2つめが愚息の予備校卒業が無事決まったこと。第一志望に受からなかったのは仕方ないけど河合塾2回生にならずに済んだのはやはり喜ぶべきだろう(手放しで喜べない理由があるにしても)。

 3つめが仕事関係の物品の買い付け。ホントは年に1回ぐらいは行きたいんだけどね。経済的理由がそれを許さない。

 というわけで4人(私、◯、愚息、義母)で関空。


から一路ホノルルへ。文章なら1行、実際には7時間弱で到着。眼下に広がるはカポレイGC。



 今回は、インターナショナルマーケットプレースの横にある・・・



 シェラトン・プリンセスカイウラニに宿泊。



 隙間からワイキキビーチがチラ見え。パーシャルオーシャンビューってやつですな。



 そのワイキキビーチからダイアモンドヘッドを望む。ベタですな。



 初日の夕食はワイキキに進出したロイズで。料理は75点、コスパは50点、サーヴィスは30点。メインディシュの皿が下げられてからデザートが来るまで25分掛かるってどうよ。時差ボケの初日だし思い切り寝たわ。



 2日目はこれもベタ中のベタ、ロイヤルハワイアンセンターで買い物。さらに、そのすぐ近くにあるゴルフショップへ。ロジャーダンゴルフショップ。ここは今回はじめて行ったんだけど、品揃えも価格も商品の見やすさもピカ一。カピオラニ通り北側、アラモアナセンターの真裏。河川敷プレーにとてもいい物を買ったんだけど、また改めてご紹介します。



 も一つゴルフショップへ。こちらは日本人御用達、日本語を喋るスタッフも居るプロアマゴルフショップ。同じくカピオラニ通りの南側。ボールが安い、かな。



 その後新しくなったワードセンターのクレイジーシャツアウトレットで2年分のTシャツを買い込み(50%オフのセールをしてたので正規の半額の半額、つまり1枚10ドル以下でクレイジーが買えたのだ)、ワイキキへ帰って義母のリクエストでお寿司。ハイアットの1F、ふるさと寿司。ハワイはやっぱり魚が美味しいんだよ。よって寿司も美味しい。



 カリフォルニア巻き(ベタその3)はあーた、馬鹿にできませんぞ。鮪とアボカドは大変相性がよろしい。



 年寄りが1人いるとはいえ、4人でお腹いっぱい食べて飲んで1万円ちょっと。ふるさと寿司ナイス。ハワイナイス。ハワイへ来て寿司なんて、などと言わずぜひご賞味を。ベタもなかなかいいものです。

(続く)

(ドリルB:1832/10000)
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2013/3/23(1206391hit) ハワイ「ベタベタ」旅行記(2)


 3日目。ウイークデイで1日だけゴルフを、と思っていたので金曜日であるこの日がラストチャンス。午前中はちょっとゆっくりして、昼からトワイライト(薄暮)プレーを選択。場所はワイケレカントリークラブ。ワイケレ・プレミアム・アウトレットから目と鼻の先である。



 ワイケレカントリークラブは純粋なリゾートコースでもないけど、地元の人ばかり来るわけでもないという中間的なコース。コース・プレーフィー・ワイキキからの距離・接客などは中の上から上の下。椰子の木が多く、広すぎず狭すぎず、難しすぎず易しすぎず、こう書くとなんの特徴もないように思われるかもしれないけれどそうではなく、適度なアップダウンもあって海の見えるホールもあってなかなか。お薦め。

 ちなみに設計者はカポレイGCと同じテッド・ロビンソン。池の配置に特徴のある人。あと、2年前にはここでアメリカLPGAツアーも開催されてて、その時は藍ちゃんが優勝してるんだよね。

 常夏のハワイとはいえ、3月は雨季の終わりにあたりしかも最高気温は25度前後。つまり昼間でも日本の梅雨前や秋の頃と同じでたいへん過ごしやすい。よって昼からのトワイライトでも十分快適にプレーが可能なのである。

 しかもトワイライトの場合プレーフィーは正規ラウンドの6割程度、貸しクラブも普通45ドルのところが25ドル。唯一の欠点は18ホールプレーできない可能性がある(午後6時30分にはクローズ)ことだが、幸いこの日はトワイライトのスタートが1時40分と早めだったので、余裕を持って18ホールラウンドできた。ウイークエンドはプレイヤーが多いのでこの時間が3:30からになり、こうなると18ホール回るのは難しい。

 さて、1時前にコースに着いた我々はプロショップをのぞき、体をほぐすために練習場へ。



 地元のプレイヤーも練習してた。そうそう、レンタルクラブはこれ。私のはロケットボールズ、女性用はアイアンがロケットブレイズのほぼ新品。今まで借りたレンタルクラブの中で一番良かった。唯一合わなかったのはパターで、ピンのアンサータイプ。普段重いマレットタイプを使ってるので、長め(35インチ)のピンを短めに持ったら軽くてもう全然イメージが出ない。海外でレンタルクラブでゴルフをされる人は、使い慣れたパターを持って行きましょう。



 1時30分、インスタート。電話で予約した時は「我々は要求する可能性がある組み合わせプレーを」と言われていたのだが、幸いというか残念ながらというか2バッグだった。ちなみにここのカートにはGPSナビが装備されているし、フェアウェイにも自由に乗り入れ可なのでたいへん回りやすい。



 以下、ホールの紹介を抜粋して。17番181yパー3。池は超えたけど左に巻いてブッシュでロスト。トホホ(ある意味お約束=ベタか)。



 折り返して1番。この頃には雲も切れて日差しが出てきた。遠くワイキキとダイアモンドヘッドを望む。ベタ。



 シグネチャーホール、4番284yパー4。左の池をぐるっと迂回するように打っていくホール。空から見たらこんな感じ。



 グリーンは池の正面に見えるけど、フェアウェイは池の左側、しかも池に傾斜してる。ドライバーで打ったら突き抜けて右端のバンカーの先へ。白から回った(6261y)んだけど、青から(6663y)のほうがやっぱり楽しかったかも。



 7番514yパー5。打ち下ろしていってグリーンが砲台という、何となく日本的なホール。ここの左側はすぐH1ハイウェイです。



 ホームホールもパー5。3打目地点から。ハワイのように年中温暖な地域は植物が1年間同じようなペースで成長するため、あっという間に大きくなる。そういう場所でこのような景観を維持していくためには、そうとう管理をきちんとしないと難しいと思う。そういう点でも、ここワイケレはプロの仕事をしている良いコースだと思う。



 成績はまあね、3パットが4つ、4パットが1つ、ロストボールが2つあった(ボールが無くなりかけて焦った・・・笑)ので大大突破ですが何か?



 夕食はワイキキからちょっと離れた、老舗の中華料理店へ。麒麟レストラン。4人で2万円だったけど、このロブスターは絶品だった。あと、このソースをチャーハンにかけて食べるんだけどそれもなんというか天国の焼飯(笑)。タクシーで12ドルの場所です。調べてみると、2010年ハワイのベスト中華料理店だった。そりゃ美味しいはずだわ。



 手をベタベタにしながら食べる。というわけでちょうど日程は折り返し。少しづつ英語が聞き取れるようになってきたのでありました(といっても1割が3割になるぐらいだけどね)。

(続く)

(ドリルB:1832/10000)
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(素振り:1170/10000)

2013/3/25(1206691hit) ハワイ「ベタベタ」旅行記(3)


 4日目、の前にひとこと言い訳というか説明。3日目我々がゴルフをしている間、義母は息子と一緒にビショップ博物館へ行ったのでありました。行きは送っていって、帰りだけザ・バスで帰ってもらった。だから決して放ったらかしにしたわけでは・・・いや、放ったらかしてましたすいません。

 では4日目、なんだけどもう1つだけ。ついに、やっと、とうとう、iphone5でびゅー。色々なことができるワクワク感は、昔windows3.1が初めて我が家に来た時のワクワクを思い出す。タダーン!みたいなね(わかる?)ゴルフ関係のおもしろいアプリがあればまた教えてね。ただし無料が100円以内

 というわけで本当に4日目。この日は土曜日、ノースショアまでドライブである。のーすしよあまでどらいぶ。ひらがなで書くと呪文みたいですな。

 とちゅう、ベタすぎて一度も来たことがなかったドールプランテーション(観光農場)でパイナップルと軽食を摂り・・・



 H2ハイウェイから99号線を北上し、1時間ほどで海が見えてくる。



 で、バラエティ番組で何度も取り上げられている、ワイアルアの石鹸工場(ソープ・ファクトリー)へ。なんかあまりにもベタすぎて恥ずかしくなってきたぜ。この店を、「ノースショア3大ベタ地点」のその1とさせて頂きます。



 次にノースショア3大ベタ地点その2。ハレイワのマツモトシェイブアイスへ。これもハワイの青空の下で食べると妙に美味しんだよね。ちなみに松本さんのすぐ先にはアオキさんのお店もあります。ナカジマさんとオザキさんの店はありませんでした。



 こんなに並んでいます。



 あと1つは、そう、ガーリックシュリンプですね。一番端にあった老舗っぽいところよりも、その1つ手前の黄色いバスの方が美味しかった事を付け加えておこう。そう、我々はプレートランチをハシゴしたのである(正式には最初の所でただの塩ゆでを頼んで失敗したのでリベンジしたのであった)。ちなみに写真は美味しかったほうね。



 あとはポリネシアン文化センターをチラ見し、サーファーが見たらヨダレが止まらなくなるぐらいの波を横目で見ながら・・・



 東海岸を通り、無事ワイキキへ。ホテルで一服し、夕食はコリアン・焼肉レストラン「兄弟」へ。ここもゲーノージンが死ぬほど行ってるベタなお店です。店の中には色紙がいっぱい。まあ普通の焼肉でした。いや、ハワイで普通の焼肉が食べられるというのは実はちょっとスゴイ事なんだろうけどね。4人で130ドルぐらいだったかな?ただ、お店の場所がちょっと寂しいところなので夜は少し治安が心配。



 そして本日のハイライト、タンタラスの丘夜景ツアー。いや、自分で車運転していっただけだけど。ワイキキからはちょっとだけ道がややこしいけど、レンタカーとカーナビがあったらツアーで連れて行ってもらう必要ないし、無問題(ただし、ハワイのレンタカーについて来るカーナビは日本語表記だけど持ち運びができる4インチぐらいの小さなチャチなものなので、アイフォンさえあればわざわざ借りる必要は全くないと思われる)。

 でも、右ハンドル右側通行でつづら折りの坂を登り降りするのはだいぶ勝手が違うので、気をつけて下さい。右カーブなんてまったく車幅感覚分かんねえ。

 そして美代子の夜警。いや違った、見よ、この夜景。



 これはワイキキ方面。でも、ここから左にパンして見える、住宅地の街頭がまたなかなかいい感じなんだよね。それはぜひ皆様自身の目でお確かめ下さい(←ベタな台詞)。

 残すところあと1日(明後日の昼には飛行機だからね)。明日はメインイベント、クアロア牧場である。ではおやすみなさい。

(続く)

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2013/3/26(1206916hit) ハワイ「ベタベタ」旅行記(完結)


 いまさらだけど他人の旅行記なんて誰が興味あんねん!という気がしないでもないが、あと1日だけ我慢すればいつものくだらないゴルフ日記に戻ると思うのでご容赦を。

 あと1つ訂正。昨日、ドール・プランテーションの説明で観光「牧場」と書いたけど、正しくは観光「農場」ですな。パイナップルに足がついてて、馬で追い立てるわけじゃないもんね。

 さて日曜日。9時頃ワイキキを出て、H1、リケリケハイウェイ経由でカネオヘへ。



 そこから海岸沿いにカメハメハ・ハイウェイを北上して1時間弱でクアロア・ランチに到着。



 「龍の背中」に例えられる見事な山がお出迎え。右端に見えてる馬に乗って1時間この辺りを周遊するってのがここの一番の目玉なんだけど、生まれて初めての乗馬を79歳の義母にさせるわけにはいかず(当たり前だ)、主に乗り物に乗っての周遊を選択することに。



 このバスに乗って・・・



 こんな景色を眺めつつ(日程中、この日が唯一美しく晴れた日だったのは本当にラッキー)・・・



 映画「ジュラシック・パーク」で主人公と子どもたちが恐竜と一緒に逃げるシーンを撮影した場所。


 これね。よく見ると山の稜線が全く一緒!って当たり前か。


 これまたお約束。主人公たちが隠れた枯れ木、という体なんだけど枯れ木は風化して1年で腐っちゃうので、毎年良く似た枯れ木を探してきて設置してるらしい(笑)。



 こんな感じでバスは進む。大草原を。



 そして再び、海。天気が良くて最高。日頃の行いがいかに良いかだな、などと思っている私(←伏線)。



 あと、軍用ジープに乗って道なき道(嘘。ちょっと凸凹の道)を走ったり(義母に軽く命の危険があった)、ボートに乗って大きな溜池を回ったり、ハンバーガーを食べて歯が欠けたり、自然の大パノラマに心を奪われたり・・・



 すっかり疲れきって(いい意味で)ワイキキへ。最後の晩餐はシェラトン・ワイキキのイタリア料理店で。大変おいしゅうございました。

 翌日。朝9時にホテルの電話がなる。別室の◯と義母からと思って電話に出ると、旅行会社からだった。



「帰国便のデルタ277便が機材故障のため欠航になりました。もう一日延泊になります」



 最後にどんでん返し。緊急事態にあたふたしながらレンタカーを返却し、チェックアウトし、旅行会社の用意したバンに乗り込みアラモアナホテルへチェックイン。32階からの景色はキレイ(そんなこと言うてる場合か)。



 さいわいホテル代も食事代(1人3食で50ドルのクーポン)も航空会社持ちだったので良かったけど、かえって次の日の仕事がどうしようもない。関係各所に電話をかけまくり、何とか最低限滞りのないようにはできた。

 夕食はそのクーポンを使ってアラモアナ・センター4階のババ・ガンプ・シュリンプ・カンパニーへ。



 こういうのとか(エビのガーリックバター炒めってまたエビかよ)。



 こういうのとか(エビとタコと白身魚のフライってまたエビ)。



 ハンバーガープレートとか(バンズを向こうのお皿と比べてみて頂ければその巨大さがお分かりになるだろうか)



 こういうのとか(シーフードレストランの肉はいくら美味しそうでも頼んではいけません。美味しくないからです)。



 とりあえず堪能し。再び夜景を見ながら6日目の夜は更けていくのでありました。



 次の日。こんどこそ747-400に乗り込み・・・



 UP(邦題「カールじいさんの空飛ぶ家」)の冒頭10分で滝のように涙を流し(45歳以上の皆さんにお勧めです)。



 無事1日おくれで日本の着いたのでありました。ご清聴ありがとうございました。



(ドリルB:1832/10000)
(アプローチ:8710/10000)
(素振り:1190/10000)

2013/3/27(1207155hit) 愛宕原の奇跡


 という訳で現世に1日遅れで帰ってきた我々であったが、ホッとする間もなく次の日は兵庫県の愛宕原ゴルフ倶楽部へ。ここはK藤くんのホームで、個性的かつテクニカルなホールが多いので楽しいのだ。もう一人の同伴競技者は我々と同じくゴルフの虫に噛まれたI上さん。

 帰国後16時間でティに立つという状態であるが故、まったく欲がない状態で西コーススタート。案の定、ティショットは激しく右プッシュ、2打目は木の間からフェアウェイへ出すだけ、3打目は10cmほど派手にダフり、結局4オン2パットのボギー(パー5)。

 2番ホールはグリーン手前に池がある打ち下ろしのパー4。3アイアンでのティショット、今度は派手に左ヘ引っ掛けてOB、ダボ。

 2ホールで3オーバー。いやあ、今日はもうスコアについてはノーチャンスと思った。本気で思った。ところが。



 1.5ラウンドの自己ベストキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 ハーフパープレーキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


 愛宕原はパー71(西東)でバックティからでも全長が5973y(同)と短く、5つあるパー5のうち3つが400y台であること。同伴競技者に恵まれたこと。天候にも恵まれたこと。アプローチがそこそこ上手くいったこと。そして何よリ、帰国直後で「悪くて当たり前」と気楽にまわれたこと。たまたまいろいろな要因が重なった結果だと思うけど、これほどスムースにラウンドできるのは珍しい。

 特にパー3がすべてパー以上というのは空前絶後にして天衣無縫(意味不明)。いや、単なるミラクルなんだけど。アイアン半分ぐらいトップだったし。

 でも、ハーフ3つを30台でまとめたのは生まれて初めて。いやあ嬉しい。なんていい気になってたらまたどん底に落ちるのがゴルフなんだけどね。



 明日は雨のサイプレスでコンペ。サイプレスはティショットがそこそこまっすぐ飛んでくれればそんなに難しくないんだけど、左右の林に入ったら自動的にボギー確定なんだよね。でも雨は嫌いじゃないので、楽しみだ。

(ドリルB:1832/10000)
(アプローチ:8710/10000)
(素振り:1190/10000)

2013/3/29(1207607hit) サイプレスの悲劇(序章)


 サイプレスゴルフ倶楽部。



 フロントでチェックインする時、万年筆でサインするサイプレス。従業員が皆、高級リゾートホテル並みの笑顔と振舞いで挨拶してくれるサイプレス。練習場が芝の上から打ち放題(しかも本球)のサイプレス(この日はコンディション不良でダメだったけど)。そんなサイプレスの14番で起こった、ある悲劇を今日は皆様にお伝えしようと思う。

 この日は業界団体のコンペ。29人が参加する中規模コンペだ。4年前からここサイプレスでこの時期に開催してくださるので、年に1回の贅沢ということになる。


 この日の目標は80台半ば。HDCP一桁のホールはすべてボギー狙いという皮算用でアウトスタート。1番(HDCP3)は目論見通り3オン2パットボギー。2番パー5(HDCP9)も予定通りボギーオンしたものの、3パットしてしまいダボ。この日は9.8というスピードが出ていて、下りの順目など実際の距離の3分の1ぐらいの力加減で打ってもオーバーするという状態。50cmでも油断できない。

 3番パー3、またしても10mから3パットしてボギー。4番、ウェッジショットが2mに付くもそこから3パットしてしまいボギー。3連続3パット。今日はパットがカギを握る日だ。っていうか、すでに鍵をなくしている状態だ。

 5番(HDCP7)、ティショットを右の林に入れ、ボギー。6番パー5(HDCP1)で3打目のウェッジショットが10cmに付き、初めてのパーならぬバーディ。借金2つ返済。

 7番パー3でもセンターにオンして8mを2パットでパー。8番パー4、軽い左ドッグレッグの短いパー4。ティショットは3アイアンで良い感じで打てるも、フェアウェイ左へ。2打目は木が邪魔になってグリーンを狙えない。低い球でフックを・・・と思ったら掛かりすぎてと(いうより最初から左ヘ飛び出して)左の林の中へ。トホホ。3打目でエッジまで、そこから2パットボギー。

 最終も飛びすぎると右の池に入るホール。9番367yパー4(HDCP5)。



 5Wでレイアップして2打目7アイアンでオン。でもまた3パットしてボギー。9ホール中4ホールで3パット。如何に速いグリーンが苦手かよく判る。

 で、前半は結局1バーディ6ボギー1ダボで43。3パットがなければ39でまあこんなものでしょう。



 そして後半、霧も晴れてきて暑いぐらいの気温に。10番から14番まで、3パット無しの1オーバーと健闘。特に13番・14番はクリーク越えのややこしいホールだったが両方ともパーが取れた。しかし、こうやって調子がいい時、人はえてしていい気になり、判断ミスをしてしまうのであった。

 15番、362yパー4(HSCP2)で起こった悲劇については、明日じっくりと。


(ドリルB:1832/10000)
(アプローチ:8710/10000)
(素振り:1190/10000)

2013/3/30(1207607hit) サイプレスの悲劇(本編)


(あらすじ:サイプレスでコンペで前半3パット4つでトホホで後半5ホールを1オーバーでウホホと思ったら罠が待っていたのを知る由もなかった私であった)


 15番、362yパー4。一見何の変哲もない軽い左ドッグレッグのパー4なのだが、HDCPが2なのでティショットから「ボギーでいいや」という意識でいるべきであった(反省点その1)。しかし、この時実は世界初(嘘)の「実況ゴルフ・オン・フェイスブック」というのをやっていて注意力が散漫になってしまっていたのであった(って言い訳ですな)。

 散漫なままティショットして、昔の悪い打ち方で左へ引っ掛け、林の中。「まあサイプレスに来たら2〜3回は林に打ち込んでおかないと(サイプレスを堪能できないし)ね」などと超上から目線の発言をする私(反省点その2)。こういう傲慢さをゴルフの神様は見逃さない。

 2打目地点は林に入ってすぐの所であった。この時の状況を図で説明しよう。緑のモジャモジャは木、赤い丸がボールである。



 前は開けているので、低い球であればフェアウェイへ出すぶんにはまったく問題なかった。しかし、直接グリーンは狙えないし、ましてや一番奥のバンカーの先に切られているピンなど絶対に狙えない状況だった。

 普通は短いクラブでフェアウェイセンターに出すのが定石である。それも、できればバンカーが掛からずできるだけ狙いやすい左サイド(下図)。



 というわけで、私は7アイアンを持って50y先ぐらいにちょこんと出すつもりだった。しかし、ここで私の中の悪魔がささやいた。「フックを掛ければグリーン近くまで持っていけるじゃん。さっきも林から左に曲がる球打ってたし。あわよくば乗っちゃうまであるかもね〜」(下図)



 はい、誘惑に負けました(ボギーでいいはずなのに・・・反省点その3)。で結果は(下図)。



 絶対に行ってはいけない右サイドの、ベアグラウンドに近い松葉の上へ(しかも左足下がりというオマケ付き)。

 えー、ここからだと1000球打ってもピンに寄りません。それどころか100球打ってもグリーンにすら止まりません。石川遼ですらグリーンにボールを残すのは至難の業でありましょう。この時点での選択肢は、(1)花道を狙ってそこから寄せて2パットのダボ狙い(2)バンカーにわざと入れてのダボ狙い、しかないのであります。

 しかし、何とかボギーで上がれないかとバカで阿呆でいい気になってて状況判断ができない私は「グリーン左サイド(手前)に乗せる」という難易度Sのショットを選択した(反省点その4)のでありました。

 あとはどうなったか、もう賢明な皆様ならお分かりになるでしょう。でもね、あなたが今した想像より、現実はもっと「あれ」なのであります。






答え:3連続チャックリ

3連続チャックリ

3連続チャックリだぜまたしてもトホホ

 松葉の上から3回打ってやっとバンカーに。バンカーからピンハイ3mに乗せて2パット、結局ダブルパー。

 残念ながらここで緊張の糸が切れ(反省点その5)、16番は3オン3パットの素ダボ、17番こそパーだったものの(HDCP16のパー3だったし)、最終18番(パー5)でもティショットは飛びすぎて突き抜け、2打目出すだけ、3打目盛大にダフリ、4打目アプローチはうまく打つもショート、5打目アプローチはトップ気味、2パットと全くいいところなくパー5で素ダボってお前は初心者かっ!って自分自身に突っ込みながらホールアウト。

 深い深い溜息とともに今年のサイプレスは終わったのでありました。しかしパーオン率50%で88って・・・orz



 おまけ:この日のグリーンはホントに難しかったようで、この数字でも4位入賞できた(ダブルペリアだけど)。15番は隠しホールに入りませんでした。残念。


(ドリルB:1832/10000)
(アプローチ:8710/10000)
(素振り:1190/10000)



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