日記66

2004年6月16日〜30日

  2004/6/16(118898hit) 会員権相場


 週間ダイアモンドという雑誌がある。ビジネスマン向けの硬派な週刊誌で、つまり私とは全く縁がない世界なのだが、少し前、5月1・8日合併号の特集が何と「ゴルフ復活!」であった。で、当然の如く買ったわけだが、ゴルフ以外の記事もまた新鮮で面白く、勉強になった。たまには他業種の動向に目を向けるのも良いものだ。

 とまあみえみえの見栄は置いておいて、その特集の中身である。パート1からパート5に分かれており、パート1はごるふ会員権の話。パート2はごるふ場売買の話、パート3はごるふ場ランキング、パート4はごるふを取り巻く様々な話題、そしてパート5はデータで見るごるふ異変、となっている。その中で、今日はパート1の会員権の話から面白い話題をピックアップしてみよう。

 会員権は、1989年のバブル景気をピークにずっと下がり続けてきた。その価格変動を数字で表すと次のようになる(関東圏約550コースの平均)。1982年を100とした場合、89年には500近くまで上昇するが、直後から急落し、95年頃に再び100まで落ち込む。そしてその後も下落が止まらず、2003年には25以下となってしまった。つまり、土地の下落やデフレとシンクロして下がり続けてきたという事だ。

 ところが、去年の6月を境に事態は一変する。まずは1000万円を越える高額の名門コースが回復しだし、それにつられて300万円〜500万円の中堅コースも完全に値上がり相場に転じたのである。つまり、会員権相場は完全に底を打ったのである。そして最近では、数十万円まで下落していた格安コースでさえ、70%から400%以上も値上がりする所が出てきた。

 ただし、これはあくまで都市圏の話で、群馬・長野・山梨などの地方ではまだ上昇する気配はない。また、このデータは関東圏のものなので、関西や他の地方ではまだ動きが鈍い可能性もある。しかし、流れとしてはこれから上昇に転じる可能性は高いだろう。

 もちろん、明るい話題ばかりではない。経営基盤の脆弱なコースはこれからも倒産したり整理されたりしていくだろうし、1ゴルフ場当たりの来場者数も1997年にやや持ち直すものの、その後減り続け、2002年には約8800人となっている。この数字はピーク時の3割減である。

 だが意外な事に、これだけ倒産しているにも関らずゴルフ場自体の数は増えているのだ。1992年が2028コース、2002年が2460コース。実に2割増である。

 コースが2割増で来場数が3割減という事は、のべラウンド数も減少している事になる。日本のごるふ業界の未来は暗いのか?

本日の体重・・・68.5kg(明日に期待だ)

  2004/6/18(119693hit) 先輩っ!

6/17・きさいちCC・松竹(Aグリーン)・晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 4 4 4 6 5 3 5 5 6 42 4 3 4 6 4 4 7 6 4 42 84
+3
topics       *1 *2 *3         *4     *5 *6     
putt 2 2 1 3 1 2 2 2 2 17 1 2 2 2 2 2 2 2 2 17 34

*1・・・セカンドのアイアンがトップし、バンカーへ。次が出ただけ。トホホ度1


*2・・・セカンドショットでシャンク。先週もここでシャンクしたのだ。トホホ度2

*3・・・ティーショットを引っかけてバンカーへ。セカンドは出すだけ。3打目も乗らず。トホホ度3

*4・・・残り90ヤード地点から4打費やす。トホホ度4

*5・・・本文参照。このホールは鬼門だ。
トホホ度5

*6・・・3打目、9アイアンのフルショットがまたシャンク。真横に飛ぶ。。トホホ度2

ウホホ20(パー9つ+寄せワン2つ) VS トホホ17 で何とかウホホの勝ち

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
7ボギー
1ダボ
1トリプル
84
(+12)
86.0
平均パット数
Putting average
1.889
(34)
1.914
(34.46)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0 4.7
(0.8/18h)
パーセーブ率(%)
Par saving average
50.0
(9/18)
41.3
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
88.9
(16/18)
80.9
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
44.4
(8/18)
35.1
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
83.3
(15/18)
83.1
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
78.6
(11/14)
72.3
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
227.1 223.1
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
33.3
(2/6)
30.6
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
71.4 75.5
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
75.0 67.7
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
50.0 60.5
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
73.1 68.2


 この日は大学時代のクラブの先輩、O谷さんとご一緒させて頂いた。O谷さんは私より10年ほど先輩で、学生時代は2〜3度しかお会いした事がなかったのだが、ここのウェブを偶然見つけて下さり、メールを何度か交換するうちに一度ご一緒に、という事になったのだ。


立っているだけで上級者の雰囲気を漂わせるO谷さん(右)と、
立っているだけでトホホな感じの編者(左)


 梅雨のまっただ中(?)であるにもかかわらず、お天気は最高。きっと、私の日頃の行いの悪さを、O谷さんが打ち消して下さったのだろう(←先輩を立てるのは後輩のつとめである)。

 さてO谷さんであるが、HDCPは私と同じぐらい。しかし、月例からキャプテン杯までクラブ競技にたくさん出ておられ、大変勝負強いごるふをされる。スウィングはフォローが大きくて美しく、その球筋もシングルハンデキャッパーと遜色がない。つまり、番手毎にきっちりと高さを出してこられるのだ。私のように同じクラブで5回打ったら5回とも弾道が違うというトホホさは微塵も持ち合わせておられない(←先輩を立てるのは以下略)。

 この日のラウンドでも、初めてきさいちをラウンドされたにも関らず、ダボが1つだけという安定感である。しかも松コースのHDCP1のホールでセカンドショットをピン奥1mに付け、バーディーを奪われるのだから上手いにも程がある(←先輩を以下略)。

 さらにO谷さんは、バッグからマイ砂袋を取り出しショットの度に目土をされたのだ。目土をするプレイヤーとラウンドしたのは、研修生を除き記憶にない。さすが私の先輩だ。O阪△△大学万歳。

 立ち居振る舞い、プレーの早さ、コースの攻め方など、自分より上手い人とラウンドすると本当に勉強になるものだ。O谷さん、ありがとうございました。是非またご一緒させて下さい。

本日の体重・・・67.8kg(いけるぜ!)

  2004/6/19(119907hit) USオープンと木曜のラウンド


 はるか太平洋の向こう、アメリカ合衆国のロングアイランドで行われている今期メジャー第二戦、USオープンは何と丸山茂樹が初日からトップ(タイ)に立ち、今日の予選ラウンドを終わってもフィル・ミケルソンと並んで6アンダーの首位である。すげえ

 メジャーで初日から2日間首位をキープするというのはこれはもうとんでもないことである。快挙と言ってよいだろう。

 まあこのまま簡単に勝てるほどメジャーの壁は薄くはないと思うが、数年前にThe Openで首位争いをした彼の事である。今回も期待が持てる、かもしれない。

 ただ、一つだけ気がかりなのは、予選ラウンドが終わった段階なのに「優勝したら日本中が大騒ぎになるかも・・(GDOの記事より)」と今から結果の事を考えている点だ。まあ冗談めかした発言なのだろうが、今からそんな事考えてちゃだめっ!目の前の1ホール1ホール、1打1打に集中するのだっ!・・・てマルちゃんも俺なんかに言われたくないとは思うが。


 さて、昨日は先輩の事を書くのが精一杯で自分の事を書けなかったので、今日書く(ほとんどの読者にはどうでもいい事だと思うけど)。今日はドライバーについて。

 この日のラウンドでは、ドライバーはまあまあ許容範囲。会心の一撃はなかったが、まあ無難に。ただし、無難すぎて思い切りが足りないという意見もあった。ヘッドが走っていなくて、相当加減して打っているように見える、と○に言われたのだ。確かにその通りだ。しかしこれは、クラブのせいだと思うのだ。

 今使っているキャロウェイビッグバーサC4は、ご存じの通りとにかく曲がらないクラブである。その代わり飛距離はそれほど出ない。つまり、このクラブを私が使っている背景には、「飛ばなくてもいいからOBを打たないようにしよう」という意識が働いている。

 そのような意識を持っているからこそ、また逆にこれだけ曲がらないクラブでOBを打ったら格好悪いという意識も働き、大振りしないで軽く振れるのではないかと思うのだ。

 だから、いくら○の買ったFusionが良く飛ぶクラブでも、○が「アンタも買っていいよ」と珍しくやさしい言葉をかけてくれたとしても、当分はC4で頑張るつもりなのであーる。

本日の体重・・・69.0kg(@o@)

  2004/6/20(120149hit) USオープン・その2


 予選2日間で印象に残った事。

 ごるふはパットに尽きる スコアはやっぱりパット次第。次に大事なのが寄せ。次がアイアン。最後にドライバー。難しいセッティングのコースだと、ショートゲームの重要性が際立つ。って今更書くまでもないほど当たり前だけど。

 タイガーがあれだけドライバーでフェアウェイを外してもそこそこのスコアでまとめられたのは、アイアンとアプローチのスーパーショットのお陰だし、あれで3−5mのパットがいくつか入っていたらトップに近い位置にいたと思う。

 マルちゃんの快進撃も、もちろん全て調子が良かったからだろうけど、ショートパットの安定感が良いリズムを生み出していたように感じた。

 勝負師の顔 そのタイガーとマルちゃんが一緒に映っている画面を見て思った事だが、マルちゃんの顔つきがタイガーに負けないぐらい良い感じになってきた。メジャーリーグに挑戦して2年目以降の野茂や、去年初優勝した星野英正、今回のミケルソンなどもそうだが、人間って充実してくると本当にいい顔になりますね。

 対照的なのがタイガー。鋭さが消えて丸くなった感じ。婚約者に美味しい料理を作ってもらうようになって、太ったのかな?

 健闘をたたえ合う そのタイガーが2日目の5番ホールで久しぶりのバーディーを獲った時、マルちゃんは拍手を送り、ナイスバーディー(と言ったかどうか知らないが)と声をかけていた。タイガーは苦笑いしていたような感じだったが、珍しいシーンではある。

 勝負師はそんな事すべきではない!という批判もあるだろうが、マルちゃんらしくていいかな、と。アメリカのツアーはヨーロピアンツアーに比べるとちょっと利己主義的なところがあるらしい(みんながみんな仲が良いとはいえない)ので、そういう観点からもマルちゃんの行為は好意的にとらえられて欲しい。


 さて、決勝ラウンド初日。ミケルソンとトップタイでスタートしたマルちゃんは4つスコアは落としたがまだ3打差の4位タイ。最終組には残れなかったが、追う立場の方がプレッシャーが掛からずかえって好都合かも知れない。失う物は何もないのだ。

 しかしまあとんでもないコースである。画面だけ見ていると、The Openみたいにラフは生え放題、パットパットごるふみたいにフェアウェイは曲がり放題、大海のうねりのようにグリーンも波打ち放題。特にセッティングの難しかった今日はアンダーパーがたったの3人。イーブンパーで回ったプレイヤーまで合わせても10人。

 ここで勝ち残るのは、アンラッキーなブレイクやアンフェアなバウンドをプラスのエネルギーに転換できる冷静沈着で図太い神経のプレイヤーであろう。

 というわけで、優勝予想はやはりエルス(3倍)か?レティフ・グーセン(3.5倍)、マイク・ウィア(3.5倍)も安定感があるし、ミケルソン(4倍)もまだまだ可能性大だ。本音は大枚はたいてマルちゃん(10倍)に賭けたい所だが、青木プロのインタビューでの否定的なコメントがやや気になる。まだ終わった訳じゃないんだし、最終ホールのダボを厄落としとでも考えて、自己最高のごるふを我々に魅せて欲しい。

本日の体重・・・69.0kg(いかんいかんいかん)

  2004/6/21(120379hit) USオープン・その3


 今年のUSオープンはごるふの大会ではない。まるで我慢大会であった。グリーンはグリーンではなくアイスリンクであり、パー3はパー4であり時にはパー5となり、パー4の半分はパー5であり、パー5はパー4であった。

 190ヤード先の、お椀を伏せたようなグリーン。その手前の、1m四方に落とさなければボギー確定となる7番ホール。掟破りの逆受けグリーン(手前が高く、奥が低い)。ゲームセンターのボール転がしのように、ジャストタッチのアプローチが要求される10番ホール(タイガーが3日目に2回アプローチを失敗してダボを打った)。

 そして世界の超一流プロはパーオンに四苦八苦し、寄せワンどころか(私の得意な)寄せ寄せツーとか寄せスリーを連発し、(私のように)パーを獲ってガッツポーズをしたり(私のように)ボギーパットが決まって喜んだりするのであった。

 そんな中、神がかり的にパットを沈め、この日1オーバーでラウンドし、勝ったのはレティフ・グーセンであった。いやあ、あれだけ黙々とプレーされると見ている方は面白くも何ともない、と失礼な事を思ってしまうほど沈着冷静だった。4日間通じてダボが1つだけ。

 今回のような我慢大会の場合、ピンチを如何にボギーで切り抜けるか(つまりダボを叩かないか)が勝敗を分けるポイントになったように思う(っていうか、今思いついた)。ダボは精神衛生上も良くないし。スコアにもすごく良くない(当たり前だ)。

 マルちゃんも4日間でダボは1つだけであった(3日目の最終ホール)。今回の健闘がフロックではない証拠と言えるだろう。3位に入ったジェフ・マガートも1つ。対照的に、アーニー・エルスは最終日だけでダボが4つ。全く期待はずれに終わってしまった。

 意外にも、タイガーでもダボは2つだけ。でもバーディーが少ない(1イーグル・5バーディー)。グーセンは14個。ミケルソンは13個。そりゃ勝てんわな。

 ミケルソンも、17番のダボ(4日間で2個目)さえなければ・・と悔やまれる。でも、全ホールでスタンディングオベーションという型破りな声援(現役の頃のニクラウスやパーマー以上?)を受け、彼は幸せ者だと思う。ずっとその幸せを噛みしめてプレーしてたし。もし彼がグーセンと同じ組だったら、その声援にグーセンが少なからず影響を受け、違う結果が出たかもしれない。

 メジャーに(そしてタイガーに)なかなか勝てなかったという、その悲劇性ゆえ皆に愛され、応援を受けるミケルソン。思いは複雑だろうな。勝てないが故に愛されるという自らの現状に満足し、安心してしまうのか、それとも闘争本能をさらに高い次元へ持っていく事ができるのか?

 今後もミケルソンに注目だ。

本日の体重・・・68.7kg(くじけそうである)

  2004/6/22(120855hit) あこがれのフォロー


 先週のラウンドでは、久しぶりにスウィングを動画で撮影した。もちろんO谷さんの分も。それを見比べると、やはりフォローが全然違うのだ。ちょっと皆さんにも見て頂きたい。私がO谷さんのスウィングに見惚れたのが単に後輩の気遣いではなかった事がご理解頂けるだろう。

 今日はインパクトからフォローにかけての3コマを取り出し、比較させていただくことにした。O谷さんも私などと比較されるのはご迷惑かも知れないが、快く許可を頂いたのでお言葉に甘えさせてもらった次第である。

 
 
 

 向かって左、O谷先輩のフォロースルーの格好良さは特筆ものである。ここまでスムースに腰が周り、安定したフォローを作れるアマチュアはざらにはいない。

 私のデジカメは、1秒間に30コマの静止画を撮影して動画にするので、3コマの時間は0.066・・・秒である。そのわずかの時間で、右ひざが飛球線方向にスムースに移動しているのだ。対して、私の下半身は完全に止まっている。

 また、軸も全くぶれていない。動画だとはっきり判るのだが、頸椎を軸に完璧なビハインド・ザ・ボールをマスターされている。一方の私は、軸が後方に倒れるように傾いていくのが判る。トホホ。

 そして一番の違いは体重移動だろう。O谷先輩は最後のコマで9割以上左足に体重が移動しているように見えるが、私のは贔屓目に見ても7割ほどであろうか。また、スウィングによる力のベクトルも先輩はどちらかというと下方へ向かっているように見えるのに対し、私のはすくい上げている感がみえみえである。これが、ドライバーは打ててもアイアンが打てない元凶なのかもしれない。

 こうして見比べさせてもらうと、悪い所は判る。しかし、それを練習でどう矯正していけばいいのか。ただ単に軸をぶれさせないようにだとか、体重移動させるようにスウィングしても全体のバランスが崩れて余計に当たらなくなるだけである。

 じっくり時間をかけ、悪い所を意識した練習を繰り返し、少しづつ理想のスウィングに近づいていくしかないのであろうか・・・

本日の体重・・・68.9kg(くじける寸前である)

  2004/6/23(121243hit) 捨てネタ


 USオープンが終わり、次のメジャーは来月のジ・オープンである。

 実はどこかで同じ話を読んだ記憶があるのだが、日本で言う「全米オープン」「全英オープン」の「全」って、一体何?と思いませんか?改めて考えてみると、実に変な日本語である。いや、意訳か。

 ちょうど良い機会なので、メジャーの呼び名と正式名称を比較してみよう。

日本での呼び方 正式名称 意味
マスターズ The Masters(日本語) 名手達(というより、もう固有名詞に近いかも)
全米オープン The U.S.Open アメリカオープン選手権
全英オープン The Open Championship オープン選手権
全米プロ PGA Championship PGA選手権

 蛇足に近い補足をしておくと、マスターズはボビー・ジョーンズが始め、オーガスタナショナルゴルフクラブが主催している(と思う)。USオープンはUSGA(アメリカゴルフ協会)が主催。ジ・オープンの主催者は言わずと知れたR&A

 で、最後のPGA選手権だが、意外にもPGA Tour(アメリカプロゴルフツアー協会)が主催しているのではなく、PGA(アメリカプロゴルフ協会)の主催である。ややこしくなってきたのでちょっと整理しよう。

←今回のUSオープンを主催したUSGAのロゴマーク。

←こちらがPGAのロゴ。GolfChannelをご覧の方にはおなじみ。

←これがご存じ、PGA Tourのロゴ。

 そう、つまりアメリカには3つも大きなごるふの団体があるのだ。

 USGAはアマチュアも含めてのゴルフの総本山で、クラブの検査やハンディキャップの管理など、社会的活動を主に行っている。

 PGAは読んで字の如く、プロごるふぁーを統括する団体。レッスンプロなども所属している。
 6/25訂正:PGAはインストラクター・プロを統轄する団体だそうです。高野さんからご指摘頂きました。

 PGA TOURはプロごるふぁーの試合であるトーナメント(アメリカツアー)を運営する団体。他にもシニアのツアーであるチャンピオンズツアーや、アメリカツアーへの登竜門、ネイションワイドツアー(昔Nikeがスポンサーだった頃はナイキツアーと呼ばれていた)なども運営している。


 さて、、最後にどうでも良い事だが、全英オープンを単にThe Openと呼ぶのは「うちが元祖で、世界一歴史が古く、唯一絶対のオープン競技なんだよーん」という英国ナショナリズムの現れである事はよく知られている。ちなみに犬関係の団体も、日本では「ジャパン・ケンネル・クラブ」であるが、英国では「The Kennel Club」である。自分の国名に「GREAT」を付ける国はする事が違う。

 と言うわけで、今日は知っている人には何の面白みもない、しかし資料的価値あふれる日記であった。←すごく言い訳がましい

本日の体重・・・68.4kg(胃の調子が悪いのに食欲がある)

  2004/6/25(121948hit) 親父っ!

6/24・きさいちCC・梅松(Aグリーン)・曇り
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 4 5 7 4 4 3 7 5 44 4 5 5 4 4 4 4 5 4 39 83
+3
topics     *1 *2       *3       *4   *5             
putt 2 1 2 3 2 2 2 2 1 17 2 2 2 1 1 3 2 2 2 17 34

*1・・・ティーショットを引っかけ、バンカーへ。2打目はグリーンの奥へ。3打目も寄らず。トホホ度3


*2・・・ティーショットがバンカーへ入り、脱出に2打費やし、4オン。さらに留めの3パット。トホホ度4

*3・・・セカンドショットがトップしてバンカーへ。そこからホームラン。さらに奥から乗らず。トホホ度5

*4・・・5アイアンのティーショットがほとんどチョロに近いトップ。セカンドの寄せも大ダフリ。涙。トホホ度5

*5・・・エッジからの長いパットが偶然入る。気楽に打つ方が結果がよいのは何故?
ウホホ度3

ウホホ27(3 + パー10x2 + 寄せワンx4) VS トホホ17 でウホホの勝ち

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
1バーディー
3ボギー
3ダボ
1トリプル
83
(+11)
85.8
平均パット数
Putting average
1.889
(34)
1.913
(34.44)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.6
(1/18)
4.7
(0.8/18h)
パーセーブ率(%)
Par saving average
61.1
(11/18)
42.1
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
77.8
(14/18)
80.8
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
50.0
(9/18)
35.7
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
83.3
(15/18)
83.1
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
78.6
(11/14)
72.5
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
237.1 223.7
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
50
(4/8)
31.3
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
80.8 75.7
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
83.3 68.2
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
53.3 60.3
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
45.8 67.5


 まずは訂正のお知らせから。

 一昨日、私はPGAの事を「プロごるふぁーを統轄する団体」と書いたが、それは大きな間違いで、正しくはアメリカのインストラクター・プロを統轄する団体であった。不正確な情報をいい加減に書いて(いつもの事だが)しまい、皆様ごめんなさい。ご指摘下さった高野さん、いつもいつもいつもいつもすいません。


 さて、話は今週火曜日に遡る。いきなり父親から電話があり、24日は時間が空いたので一緒にラウンドしないかとの事。親孝行を何よりも優先する私としては、当然OKの返事を送る。ところが、急な話で父親はクラブを用意できないらしい。仕方なく、以前使っていたアイアン(キャロウェイX-12)、ドライバー(ホークアイと女性用VFT)、FW(ビッグバーサ)、パター(ネバーコンプロマイズ)を取り出し、持っていく事にした。

 そして当日(つまり昨日)、今年古稀を迎える父親とコースで合流し、惚け老人の世話をするが如くボール、グローブ、ティなど全てを手渡す。


逆光で顔が真っ黒。誰が誰か判らん(^^;


 ラウンドの方は、前半バンカーに泣かされ連続ダボやトリプルを打つも、何とかパーを5つ重ねて44。父親は初めて持つクラブながら健闘し、45。アイアンの切れは抜群であるが、やはり初めてのアイアンでショートゲームのフィーリングが合わず、グリーン周りで苦労していたようだ。ちなみに○は5ボギー、1ダボ、3トリプルの52であった。

 後半、トップ目ながらアイアンが安定し、6ホールでパーオン。パットもまずまずで3週間ぶりの30台を達成できた。父親は46。OBなし、トリプルボギーなしの安定したラウンドであった。○は後半も52、今日は寄せで精彩を欠いていたようだ。

 ラウンドが終わって父親がぼそっと、「もうお前には勝てんなあ」と呟いた。ちょっと寂しい気持ちになった。

 その後、久しぶりに一緒に風呂に入り、コースを離れ、車で10分の我が家でくつろいだ後、息子を入れて4人で飯盛山のアイアイランド(すごいローカルネタだ)で食事をしたのであった。そして、そこのウエイトレス(研修中)に2回もコップの水をズボンにこぼされたり、冷房が強くて風邪を引いたりしたのであった。

 だから今日は体がだるくて、頭がぼうっとして、とてもオチなんてつけられません。あしからず。

本日の体重・・・68.4kg(やれやれ)

  2004/6/26(122352hit) 親子のスウィングは似るのか?


 今日は一見面白いようで実は企画倒れが書く前からほぼ証明されているネタである。

 前回のラウンドで撮影した私と父親のスウィングを比較し、似ているかどうかをチェックしようという、いかにも書く事が無くて困っていますという事がバレバレですか?っていうか日本語が変。

 ついでに○のスウィングも比較し、夫婦でスウィングは似ているかと言う事をどうかお願いします。つまり、そんな事どうでも良いですね。

 実は、早速比較しよう。
 

アドレス
  

トップ
  

インパクト
  

フィニッシュ
  


 結論。親子や夫婦でスウィングは似ない。っていうか、だから何なの?

本日の体重・・・68.6kg(風邪を引いても食欲はある)

  2004/6/27(122565hit) アメリカダッファー協会からのメッセージ


 昨日のナルシスティックな画像に対して、高野さんが掲示板にコメントを寄せて下さった。ネタに困る私にとってはまさに地獄に下ろされた蜘蛛の糸である(途中で切れない事を祈る)。

 そのきわめて的確で鋭いご指摘を、過去ログに埋もれてしまう前にここに書き記しておく事にする。昨日の画像と見比べ(るような暇人はいないと思うが)て頂ければ、高野さんのご指摘が如何に鋭いかがご理解頂けるだろう。


アドレス ○様が最高。hiroさんの右肩は出過ぎている(ターゲット・ラインに平行でない)ような気がする。

 はい、仰るとおりです。

トップ hiroさんがベスト。ただし、フェースが完全にクローズになっている(プル・フックが予想される)。○様のはフェースが完全にオープンになっている(超スライスが予想される)。夫婦仲が心配である。

 掲示板にも書きましたが、私はまさにプルフックでした。○は球の軌跡から判るとおり、やや右へこすりながらのトップ。ちなみに夫婦仲は良いです(少なくとも表面上は)。

・インパクト hiroさん。○様の下半身がもっとターゲットを向いていれば、○様の勝ち。

 ありがとうございます。でも、どうにかして○を勝たそうとしてませんか?

・フォロースルー ○様。プロ並み。

 同意いたします。

 と言うわけで、USDAの高野さんの判定により、この勝負○の勝ち。ああ、スウィングでも○に勝てないこの私。もしスコアで負ければ、○に勝る所が無くなってしまう。

 ○よ、どうかこれ以上、上手くならないでくれ。いや、上手くならないで下さいお願いします。

本日の体重・・・68.8kg(体重でも負けてるし)

  2004/6/28(122839hit) ミズノオープンとちょっと偽善的かもしれない意見


 ミズノオープン。会場となった瀬戸内海ゴルフ倶楽部は雰囲気が何となく好きで、一度回りたいと思っているコースである。

 さて試合の方であるが、若手が競い合い、最後の数ホールでバーディーを取り合うという見ごたえのある勝負となり、日本ツアーのレベルが上がってきている事を感じさせた。特に上がり2ホールをバーディーとして5位タイに食い込み、ジ・オープンへの切符をもぎ取った星野英正は素晴らしかった。彼はもっと活躍するはずの選手である。誤解されやすいタイプだと思うが、勝負師の目を持つ数少ない日本人選手として強く応援していきたい。

 5月30日の日記に書いた兼本貴司プロも首位と1打差の3位タイに入った。打球事故の精神的な後遺症は克服できたようで、良かった。でも、あれだけ試合中に笑顔を振りまいていると、緊張感が感じられないと思ってしまうのは私だけであろうか。まあいいけど。

 ビッケ(何て可愛らしいニックネームだ。少女漫画みたいだ)こと藤田寛之も、最終ホールでバーディーパットを沈めて3位タイ(2人)。こういう所で外さないのはさすがトッププロである。ちなみに、そのパット外せば4位タイであった(4人)。

 下世話な話で恐縮だが、その賞金の差は200万円弱(580万円と392.5万円)。1パット200万円。優勝のかかったパットだと、300万円にも500万円にもなる事もある。それでも沈めるのがプロのプロたるゆえんであろう。すげえ。

 そして優勝したのは実力者、ブレンダン・ジョーンズ。オーストラリア出身のこの若者(と言っても29歳だが)、今年はつるやオープンでも優勝し、つい2週間前にもアメリカのネイションワイドツアーで最終日に67でラウンドして逆転優勝しているのだ。PGAの下部ツアーといえどもその賞金額は65万ドル(約7150万円)。ミズノオープンの優勝賞金(2000万円)を大きく上回っている。すげえ。また彼は、今では少なくなってしまったキャロウェイの契約プロでもある。

 ところで、何故こんな調べればすぐに判るような事を書くかというと、こういった良い選手の事を少しでも皆さんに知っていただき、応援して頂きたいからだ。

 私の書く事で何かが変わるなんて大層な事を考えているわけではないが、ジョーンズやスメイル、それに先週優勝したD.チャンドなど、特に外国人選手に対するマスコミやギャラリーの対応に、失礼な言動が多すぎると私はトーナメント中継を見ていていつも思う(以前も書いたが)。都合の悪い事を編集している中継でさえこれなのだから、現場ではもっとひどいのだろう。

 韓国系や台湾系のプロに対してもそうだが、しかし彼らには応援団がついている事が多い。それに対し、多くは単身で来日している彼らを、仇やヒール役のように報道したり、あからさまな敵意を(しかも恥ずかしげもなく)投げかけるギャラリー達。同じごるふぁーとして、本当に恥ずかしい。

 今回、ジョーンズが最終ホールでアプローチをミスした末にようやくパーパットを沈めた際、彼はギャラリーに向かって舌なめずりをした。真意は分からないが、私にはそれが何らかの心ないギャラリーのリアクションに対する精一杯の抗議であったような気がしてならなかった。

 実際はそうではないのかもしれないが、そう思わせても不思議のないぐらい、彼の目は悲しみに沈み、また静かに怒りをたたえていたように思うのだ。

本日の体重・・・69.2kg(やばいですってばさ)

  2004/6/29(123271hit) 2つのプレーオフ

 引き続き、トーナメントの話を。

 先週は奇しくも男女ともプレーオフで決着がついた。男子ツアーでは(昨日も思い切り書いたぜ)ブレンダン・ジョーンズと(誰?と書いても失礼に当たらないかもしれない)飯島博明の、そして女子ツアーでは藤井かすみと木村敏美のベテラン同士の決戦となったのだが、この2つのプレーオフ、ある面から見れば(つまり無理矢理こじつければという意味である)非常に対照的で面白い結果であった。

 まずは試合の経緯から。ミズノオープンの方は首位のジョーンズを追う飯島が、最終ホールのバーディー(見事なショットとパットであった)で捉え、追いつかれてのプレーオフ。一方のプロミスレディスは最終ホール両者ともパーでプレーオフへ。

 もちろん最終組の1つ前を回る木村がバックナインで4アンダーノーボギー、最終組の藤井が同じく3アンダーノーボギーとレベルの高い競い合いではあったが、最終ホールでの順位の変動はなかった。

 パー5(男子)とパー4(女子)の違いももちろんあるだろうが、この時点で何となく「攻める男子」と「守る女子」という臭いがした(←臭いだけかよ)。

 さらにプレーオフの内容は、男子1ホール目をバーディー同士で分けたのに対し、女子の方は何と5ホール戦っても勝敗がつかず、6ホール目にパーとボギーでようやく決着がついたのである。

 まあ実際には男子の方は飯島が2ホール目で池に入れてしまい、女子と同じようにパーとボギーで決着が付くわけだが、飯島のドライバーもバーディーを狙ってのミスであるから、ボギーはその結果である。

 つまり何が言いたいかというと、男子ツアーではやっと欧米のツアー並みに「如何にバーディーを量産できるか」が勝負所となってきたのではないかと。一方の女子はまだ「あわよくばバーディー」というレベルでしかないのかな、と思った訳である。

 それが証拠に、男子ツアーの優勝スコアはここ数年でやっと欧米のツアーのそれに近づきつつある。1日で7アンダー、8アンダーも珍しくなくなり、コースによれば4日間で20アンダーを越えるスコアが出る事もある。20アンダーといえば1日に5アンダー、67である(当たり前だ)。いくら道具が良くなり、ボールが飛ぶようになっても4日間連続で5アンダーを出すというのはやはり至難の業である(ような気がする。出した事無いので判らないが)。

 まあ、海外には去年のメルセデス・チャンピオンシップのように4日間で31アンダー(アーニー・エルス)というお化けのようなスコアを出すプレイヤーがいるわけだから、完全に追いついたわけではないと思うが、それでも10年前に比べれば確実に差は縮まっているだろう。

 また逆に、女子ツアーに目を向ければ、レベルがそれほど高くないからこそ、経験も技術も荒削りの中学生や高校生プレイヤーが活躍できるとも言えるのではないか。事実、女子プロには腰掛け感覚でプロになっている選手が少なからずいるらしいし。

 と言うわけで、運動神経の良い娘を持つお父さん、娘をプロごるふぁーにしませんか?というのが今日の結論である。って何ていい加減な。

本日の体重・・・68.6kg(ただいま○○増量中)

  2004/6/30(123679hit) 超高速度撮影カメラ


 今週は2回練習に行ってきた(土曜日と昨日)。というのも、ミズノオープンで見た超高速度カメラによるプロのインパクトにインスピレーションを感じ、今ならアイアンが上手く打てる!と思ったからである(そのインスピレーションは、やはり単なる勘違いだったが)。

 しかしこの超高速度撮影カメラの映像は本当に面白い。まさにインパクトの神秘である。TVで見た方ならご存じだろ思うが、ティーショットにおけるアイアンの軌跡などまさに奇跡だし(シャレではない)、ボールに当たった瞬間クラブヘッドが減速したり方向を変える様子など、息をのむほど神秘的である。

 ただ、我々アマチュアの立場として欲を言うなら、ナイスショットだけでなく、とんでもないミスショットの時の映像を一度見てみたいものだ。でも、プロは我々みたいにどトップしたりスライスしたりしないから難しいか。

 それならいっそのこと、アマチュアがミスショット(トップ、ダフリ、シャンク、スライス、フック、チーピン、パーピン、キューピン、てんぷら、唐揚げなど)した時の軌跡を収録し、これをDVD化したら売れると思うのだが如何であろうか。売れないか。

 いや本当は、このカメラが欲しい。喉から手が出るほど欲しい。あんまり欲しいので、ネットで検索した事もあるぐらいである。

 こいつ(注:リンク切れ)は38400コマ/秒で撮影できる(ちなみに、一般のTVやビデオや動画は30コマ/秒程度である。私の動画デジカメも同じ)。さらに、これ(注:リンク切れ)なんて2億コマ/秒の撮影が可能だ。デジタルの超高速度カメラもできている。

 でも・・・乗用車どころか下手をするとベンツが買えるぐらいの値段なんだ、これが。いやそれどころか、マンションや一戸建てでさえ買えてしまうのである。

 え−っと、誰か買いませんか?
 

本日の体重・・・68.3kg(○○の効果かも)



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