日記39

2003年5月2日〜14日

  2003/5/2(27395hit) カンダタの気持ち

きさいちCC・竹梅(Aグリーン)・快晴
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 72
score 5 3 8 7 5 4 5 5 5 47 6 4 4 8 5 4 9 6 5 51 98
+4 +3 +6
putt 2 1 2 2 1 2 2 1 2 15 2 2 3 3 2 2 2 1 1 18 33

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア
Scoring average
7ボギー
3ダボ
1トリ
1白装束集団
98
(+26)
93.2
平均パット数
Putting average
1.833
(33)
2.032
(36.58)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0
(0/18)
1.8
(0.32/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
27.8
(5/18)
26.0
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
66.7 68.4
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
16.7 22.5
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
61.1 73.7
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
50.0
(7/14)
69.9
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
202.1 201.3
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
60
(3/5)
24.8
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
57.1 71.0
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
41.7 61.2
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
45.0 55.0
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
66.7 61.7


 一昨日の日記の冒頭、私はこう書いた。

 金曜日と日曜日は独りで星田ゴルフセンターへ。そこで地獄を見た(アイアンが打てば打つほど下手になる)ので、たまらず昨日は田辺プロの元へ走ったのであった。そして、田辺プロは地獄の底でもがく私にクモの糸を垂らしてくれたのであった。

 しっかり掴んだと思ったクモの糸は、やはりと言うか当然と言うかぶちぶちと音を立てて切れてしまった。そんな例えをした自分を本当にお馬鹿と思う私であったが、うまくいかない予感がしていたからこそ、その例えが頭に浮かんだといえる。そもそも、いくら正しい事を教わり頭で納得したとしても、1日や2日練習しただけでうまく打てるわけが無いのだ。しかも、ラウンドで。

 ただし、きっかけを掴めた分先週よりはるかにマシとは言える。もう一度糸を結び直して、ゆっくりとお釈迦様の待つ天国へと登って行く事にしよう。

 えっ?その糸の正体とは何かだって?それは明日以降、長い物語として貴方の前に提示されるだろう。

本日のベストショット 竹6番
(パー3)
 224ヤード、谷越え超打ち下ろしの名物ホール。風によって実質160-230ヤード打つ必要がある。4アイアンでのショットがきれいに当たる。でも当たり過ぎてオーバー。アイアンもティーショットだとまずまずなんだけどなあ。
本日のワーストショット  50ヤードのSWの寄せで3回ほどとんでもないミス(シャンク、トップ、シャンク)。着実に下手になってきている。
本日のトホホホール
(真骨頂)
竹3番
(パー4)
 スライスして(1打目)木に当てて(2)ダフって(3)トップして(4)オーバーして(5)寄せて(6)2パット。気づいてみればダブルパー。
梅4番
(パー5)
 引っ掛けて(1打目)チョロして(2)バンカーから土手に当てて(3)チョロして(4)奥へ乗せて(5)3パット。あっと思った時にはトリプルボギー。
梅7番
(パー3)
 6アイアンで2連続OB。後の事はよく覚えていない。気がつけばスコアカードに9という数字が書き込まれていた。

本日の体重・・・65.1kg(焼肉はダイエットの敵)

  2003/5/3(27521hit) クモの糸の正体(1)


 話は先週の日曜日、4月27日に遡る。

 アイアンがどうあがいてもうまく当たらない。考えれば考えるほど、打てば打つほど初心者並みのトップ、シャンク、ダフリを繰り返すのみで、解決の糸口さえつかめない。仕方なく、低くティーアップして打ち出したのだがそれでさえうまく打てるのは3球に1球。ほとんどが右へ低く飛び出すへっぽこトップである。

 あまりの不振に、アイアンのフェースに張り、インパクトでボールが当たる場所が分かるというシール(インパクトチェッカー)を大枚300円で購入し、チェックしてみる事にした。

 1はともかく、2はまぐれとして、一番当たる場所として多いのが3である。なんなんだ、このヒール寄りの打点は!

 なーんにも考えずに打ったら、8割がここへ当たっているようだ。それでまともに飛んで行ってくれればまだ良いが、ここに当たってへっぽこトップが出るのだ。一体どういう事だ?!

 という訳で、やっぱり田辺先生の所へ行く事にした。(続く)

本日の体重・・・65.0kg(うーん・・・)

  2003/5/4(27572hit) クモの糸の正体(2)


 さて、とにかく田辺先生に見てもらわなければ先へ進めないと判断した私は、火曜日(4月29日)に東香里ゴルフセンターへ赴いた。

 さすがに祝日はお客さんが多い。1時間ほど待ってようやくレッスンの順番が回ってきた。先生に今の状況を説明し、ヒール寄りに当たる事、地を這うようなプッシュスライスが多発する事を言うと、

 「それは多分シャンクでっせ」

 と教えてくれた。しかし、シャンクは「ぺち」と音がして右45度に飛び出すイメージがある。怪訝な顔をしていると、先生はさらに

 「ボールがヒール寄りに当たりますやろ。それと同時に、フェースより出っ張っているホーゼルにもぶつかってるんですわ」

 と解説してくれた。つまり、次のような感じである。


判りやすいようSWにて撮影。実際にはもう少しセンターに当たり、
ボールがつぶれた結果ヒールに当たる、という感じだと思う



 私のX-12アイアンはグースネックだから、フェースよりホーゼルがだいぶ前にある事になり、当たりやすいのかもしれない。確かに、そう言われればそんな気もする。打感も悪いし、全然飛ばないし。

 うーむ、では何故そうなるのか?それが問題だ。するとお釈迦様田辺プロが・・・(続く)

本日の体重・・・65.0kg(シュークリーム喰っちまった)

  2003/5/5(27665hit) クモの糸の正体(3)


 中日クラウンズ、星野英正がプロ初優勝を飾った。アマチュア時代に輝かしい戦歴を残し、いきなりスポンサーが付くという破格の待遇と周囲のお祭り騒ぎともいえる期待のなかプロ入りした星野だったが、意外というか当然というかプロの水は甘くなかった。しかし、4年目にしてとうとう銀杯を手に入れたのだ。しかも、バックナインで爆発し、3打差をつけて堂々の優勝である。

 彼がどんな苦労をしてきたのか解らないので無責任な事は言えないが、彼の顔つきが去年のそれと違って「闘う男の顔」になっていたのが印象的だった。それに、あれだけプライドが高かった彼が流した涙も。

 インタビューで自ら言っていたように、彼はこれからも勝ち続けるだろう。そして、これから20年、日本のトッププロの一人として活躍し続けるだろう。

 さて本題。お釈迦様(田辺プロ)とカンダタ(私)の話はいよいよ佳境に入る。

 何故ヒール寄りに当たるのか?そして何故ヒールに当たったボールがネックにも当たるのか?何故球が上がらないのか。それらの答は、私が100万回聞いたはずの事が原因となっていた。先生は私のスウィングを見て一言。

 「えらい外から(クラブが)入ってまっせ」

 そう。結局アウトサイドインの軌跡がじぇんじぇん直っていなかったのだ。トホホ。

 打てども打てども「外!」「また外から」と先生からの指摘が続く。やはり、ちょっとやそっとの修正では直らないものなのか。(続く)

本日の体重・・・64.5kg(カロリー制限+運動+ヨーグルトが良かった)

  2003/5/6(27761hit) クモの糸の正体(4)


 アイアンの不調の原因がまたしても(やはり・当然・意外な事に・嘘のようだが)アウトサイドインの軌跡にあると解った。我ながら自分の体の頑固さには驚かされる。

 そして、田辺先生からはさらに2つのポイントを指摘していただいた。1つはグリップをもう少しフック目に握る事、そしてもう1つは切り返しで手首をゆるゆるにしておく事である。これらも以前から指摘され続けている事だが。

 グリップについては、自分では結構フックグリップに握っていたつもりだったのだが、先生から見ればまだツーナックル(左手指の付け根の出っ張りが正面から見て人差し指と中指の2つしか見えていない)で浅いそうだ。ドローを打つには、やはりスリーナックル(薬指の出っ張りまで見えるぐらい)ぐらい被せなければいけないらしい。

 そして切り替えしからダウンスウィングでの手首。この時手首が固ければヘッドの重さが感じられず、腕全体でボールを打ちに行ってしまい(まさに私である)、アウトサイドからの軌跡になるらしい。逆に手首がゆるゆるだとヘッドの重さを感じられる分レイト・アンコックになり、グリップが遠回りしないで体の右側面(正確には右を向いているから正面なのだが)を通ってくれる。つまり意識しなくてもインサイドからクラブが出てくるらしい。

 もちろん、解ったからといってすぐに出来るわけではない。特に、手首の力を抜くと言うのは判っていてもなかかなできない。とにかく意識しながら数を打つ事が必要だろう。

 ただ、インサイドの軌跡についてはある程度強制的に作ってやっても良いと先生は仰った。具体的には切り返しでループを描く感じである。即ち、バックスウィングを真っ直ぐ挙げ、トップで停止してそのまま折り返すのではなく、トップでグリップを頭の後ろへ少し送ってやり、小さな半円を描いてダウンスウィングに移行する感じである。

 やって見ると、とんでもないミスショットも出るが、球は結構右へ飛びだし左へ曲がってくれる。イメージはジム・ヒューリックか佐藤信人(ちょっと違うか?)である。ただし、このドリルも思い切って極端なまでに変えないと中途半端に終わるので、私は今、ジム・ヒューリックのスウィングのパロディーを練習している気分でスウィングしているというわけである。

本日の体重・・・65.3kg(1日で800g増って)

  2003/5/7(27891hit) 色々


 という訳で体をいたわりながらも練習に精を出している編者である。しかし、春は雑用が多く(※1)、本業も忙しく(※2)、おまけに最近妻からコンピュータを新調しても良いという許可を得たので機種選びに忙しい(※3)のである。従って、イメージトレーニングは完璧(※4)だが実際の練習にはなかなか行けない(※5)のである。

 その代わりと言っては何だが、ここ数日家の中で5ヤード先のアプローチネットに向かってロストボールを打つ練習をしているのである。妻に「家を壊したりしたらただでは済まへんって、判ってやってるんやろなぁ、アンタ」と一応の許可(※6)も貰っている。

 と言っても一度に打つのは60球ぐらいなのだが、続けて打っていると何となくフィーリングが判ってくる(※7)。この距離のチップショットで最も大事なのは、意外な事にフルショットと同じく手首の柔軟性なのである。これを毎日続けていれば、必ずやスコアアップは間違いないと確信している(※8)

 それにしても、明日はまた雨(※9)の予報である。やっぱり厄年のパワーは侮れないのである。今のところ、(珍しい事だが)明日はラウンドを休む可能性が高い(※10)のである。残念だが大雨の中をラウンドする気力が萎えてきていると感じる今日この頃である。

※1 メールを書いたり、銀行に行ったり、風呂に入ったり、妻のご機嫌を伺ったりする事

※2 春は仕事嫌いの私にとっては憂鬱な季節なのである。

※3 今使っているのは今は無き某ホルスタインカラーの外資系直販ショップのパソコンで、私には珍しく3年間も我慢したのだ。さすがに挙動が不審になり、すぐにサボタージュを起こし、起動に15分かかり、突然FDDドライブからトーストを吐き出したり大事なデータを勝手にメールで送ったりするようになったので買い替えを決意した。

※4 私の得意技である。

※5 私の得意技である。

※6 許可のように聞こえないかもしれないが、妻が私の行動を許可する言葉としては最上位にランクされる。

※7 しかし、すぐに忘れてしまうのだが。

※8 勝手に確信するのはタダである。

※9 誰かの祟りに違いない。身に覚えのある方は、即刻やめて頂きたい。

※10 とか何とか書いて、結局行っちゃったりするかも知れない。

本日の体重・・・65.5kg(体重計の故障だ)

  2003/5/9(28104hit) クモの糸を結び直す


 ここ数年、毎週木曜日に必ずといって良いほどラウンドしてきた私であったが、朝から台風並みの暴風雨で、1時間で30ミリだか40ミリだかの豪雨である。ごるふどころか外を歩く事すらおぼつかない。いくらごるふ馬鹿の私でも昨日ばかりは行く気になれなかった(行っていたら素晴らしいネタを提供できる、という気持ちがなかったといえば嘘になるが、そしてそういう事を期待してくださっている読者もいるとは考えたが、もう40過ぎたのでそういう無茶はちょっと許して欲しい)。という訳で、半年振りに12時間ほど寝て、頭すっきりである。

 学生時代は15時間とか27時間とか平気で寝ていたものだが(その為留年したぐらいである)、さすがに貴重な休みである。起きたら金曜日の午前3時、とかだったらちょっと悲しいので無理矢理起きた。

 すぐ朝食兼昼食を取り、一服して練習へ。そう、カンダタの切れた糸を結び直すためにである。しかし、糸はもつれにもつれ、結び直そうにも切れた部分が隠れて見つからずという感じである。

 ショートアイアンはまだ何球かに一回はいい球が出るが、長いアイアンになるともう全く駄目。しまいにはどこへ上げてどうやって打てば良いのかすら解らなくなってきた。毎回毎回愚痴になって申し訳ないが、事実だから仕方が無い。

 毎月のように「スウィングにおいて一番注意すべき点」を変更しているわけだから、しかも今回の改造は特に根本的な部分をいじっているわけだから時間が掛かるのだろう。

 とにかく練習、練習・・・かな?

本日の体重・・・64.8kg(体重計が直ったようだ)

  2003/5/10(28198hit) 文明の利器と自由の終焉


 妻がケータイを買い換えた。3年近く前に買ったN501i(かろうじて折りたたみ式だが液晶はモノクロだし着メロは単音だしケータイ業界からすれば化石になりかけの機種である)の調子が悪くなり、また周囲が皆カメラ付きケータイに変えていたので思い切って新しい機種を買う事にしたのだ。

 日頃から「ケータイなんて話が出来れば十分」とは思っていたものの、やはり新しい機械を買うのはワクワクするものだ。という訳で夫婦で地元のDOCOMOショップへ出かけた。すると、あるわあるわ全部で数十機種。カタログを読んでもちんぷんかんぷんである。店員に特徴を聞きながら消去法で選んでいって、ようやく2機種に絞り込む事ができた。

 1つは以前使っていて操作に慣れたNEC製のN504is、そしてパナソニック製のP504isである。そこからさらに熟考を重ね、コンパクトさ、操作のしやすさ、格好よさなどからP504isに決定したのであった。


付けているマスコットは、右からASIMO、魚眼犬、そして
Mr.コンタックである。妻もこういう所だけはカワイイ。

 しかし、今どきのケータイは完全なるPDA(Personal Digital Assisutant:個人情報管理小型携帯機器・・・かな?)である。電話番号だけでなくメール送信端末、インターネット接続機器、スケジュール管理、電卓、アラーム機能、ゲーム、音楽、カメラ、画像管理(アルバム機能)、時計など、驚くほど多くの機能を持つ。そして、その端末がラウンド1回分前後の値段で手に入るのだ(月々数千円の使用料は必要だが)。科学の進歩は凄まじいものである。20年前、いや10年前でさえこれだけケータイが進化するとは誰も想像しなかっただろう。

 恐らく近い将来個人ID機能、電子マネー機能、ETC、定期券、免許証、保険証等の機能が付けられるだろう。そして人々はケータイなしでは生きていけなくなるに違いない。さらに、ケータイは生後すぐ登録されるようになり、命の次に大事なモノになって行く。個人情報はすべて通信会社そして政府が把握し、国民一人一人がどこで何を考え何をしているのかが全て筒抜けになり、犯罪と迷宮入り事件は減るかわりにプライバシーや自由というものが無くなっていくのだ。

 そして、オタク官僚たちは「リアル・シムシティ」や「リアル・シムゴルフ」に興じるのである。

本日の体重・・・65.1kg(1日おきに増えたり減ったり)

  2003/5/11(28289hit) 雑感(捨てネタ)


 また雨じゃ。木曜や週末になると雨が降りよる。お天気の神さんも今年は意地悪しるのう。わしは週末は関係ないが、日曜日を楽しみにしてるはずのごるふぁーには同情するのう。特に、今日コンペや久しぶりのラウンドをなさる人は残念じゃろうて。

 残念と言えば、川岸良賢は残念じゃった。なに?まだ終わってないじゃと?いや、確かにそうじゃが、2日目まで良い位置に付けておったのに、昨日はイーブンパーで11位に後退したであろう。何とか巻き返して欲しいもんじゃが。

 わしはデビュー当時のスケールの大きさと強さに惹かれて川岸のファンになったのじゃが、ここ数年ヤツは大スランプじゃった。予選会か何かでの「もうごるふやめます」発言にまるで自分の孫のように心底心配したもんじゃ。わしもどん底じゃから、復活した川岸はどうも他人とは思えんのじゃ。まあ、わしなんかと比較されたら気を悪うするかもしれんがの。

 ファンといえば、先週勝った星野も頑張って欲しいもんじゃ。今回は予選落ちしたようじゃが、国内ツアーで唯一残る高麗芝の川奈じゃ。まあ経験不足じゃろうて。逆に、目のきつい沖縄のグリーンに慣れておるはずの宮里、あいつの予選落ちはいかん。沖縄といえば鷲も若い頃に行ったのう。一泊二日で2ラウンドという強行軍じゃった。あの時は・・・ん?話がずれとるか?じゃあ、元へ戻そうかの。歳を取ると話があちこちに飛ぶのじゃ。そうあわてるな。

 何の話じゃったか。おお、宮里か。あの若造の事じゃの。宮里も周りからこれでもかというぐらいおだてられてのう、注目されてのう、自分を見失わなければ良いが、ごるふしかしとらん、ごるふしか知らん温室育ちのひよっこじゃし、ちょっとこのまま順風満帆とはいかんじゃろう。わしはそう睨んでおる。いや、そうに違いないぞ。初勝利はいくら早ようても3年先ぐらいじゃろうて。まあ、一皮も二皮も剥(む)ける為にはやつもどん底を経験せんといかん。アマの戦績はプロとしての経験とは全然別ものであるからのう。

 なに?偉そうに、お前は何様じゃと?まあそう言うな。年寄りのたわごとじゃて。ふぉっふぉっふぉ。

本日の体重・・・65.7kg(トンカツが美味かったんだよぉぉぉぉ)

  2003/5/12(28365hit) 森繁久弥


 朝起きてワイドショーを見ていたら、森繁久弥が卆壽(90歳のお祝い)の会見を開いていたので見るとは無しに見ていたが、想像以上に元気でしっかりしていた。記者会見の会場に歩いて現れたところで大きな拍手、そしてアナウンサーの「なんと歩いて会場入り!」の声。

 歩くだけでこれだけ喜んでもらえるとは、まるでASIMOである。というか、ひょっとしてASIMOが森繁久弥の着ぐるみを着ていただけかも。いや、そもそもASIMOの着ぐるみに森繁久弥が入っていて、ずっと歩いたり踊ったり電車に乗り遅れたりしていたのかもしれないなどと朝から馬鹿な事を考えたりしていた。

(ところでASIMOって、「Advanced Step in Inovative Mobility:革新的な可動性をもつ進化した一歩」の略だったって、知ってました?「SAMON(Science Attack Members Of Nippon)」並みの、いかにも取って付けたような命名なのだなあ。なお、SAMONを知らない人はここへ行って「空想科学大戦」第一巻を注文しよう!間違っても「巨人の星」を読み返さないように。)

 森繁久弥の話に戻る。私が驚いたのは、その歩行のみならず頭脳も明晰さを保っている事であった。以前車椅子に乗っていた時期には、インタビューでも言語内容ともあまり明瞭ではなく、さすがの大役者も歳には勝てないのか、この調子だともうボケ老人の役しかできないだろうなあと失礼極まりない感想を持ったのだが、今回の会見ではその内容は格段にパワーアップしていた。素で面白いのだ。

 まるで、晩年の笑福亭松鶴を思わせるような会話の「間」と内容であった。やっぱり森繁久弥の着ぐるみで、中にはASIMOが入っているのか? いや、ASIMOには松鶴師匠並みの「間」を科学的に計算することは不可能だろう。そうすると、今会見しているのは・・・






 わかった。森繁久弥の影武者だ!

(あと1ヶ月早かったらこのオチもタイムリーでもっと面白かったのに・・・と反省。というか、これのどこがごるふに関する日記なんだ?)

本日の体重・・・65.1kg(暴食した割にはマシだ。謎だ。)

  2003/5/13(28516hit) 昨日は行きました


 やっとまともな日記が書ける。久しぶりの練習だ。165球。そのうちアプローチ80球。

 昨日はアプローチが上手く打てた。アドレスからインパクトまで、左足に8割体重を乗せてそのままスウィングする方式を取り入れ、軸がぶれなくなった為だろう。ボールの手前を見て、バックスウィングで左手を伸ばし、トップから下半身始動でヘッドを自然落下させる。手首を極力使わない。ヘッドアップしない。これらの注意事項・用法・用量を正しく守れば、コースでも胃が痛くなるような結果は出ないはずなのだが。

 アイアンも、ダフリ気味ではあるものの少しづつマシになってきた。ボールを右上と左下に置き(下図)、アウトサイドインの軌跡になるとその置いたボールに当たるという矯正方法で、単純だが補正できてきたようだ。この方法は田辺プロに教わったのだが、見栄えが悪いとか面倒だとか言っていられないぐらい私は追い詰められているのだ。というか、こんな単純な方法でも結構効果があるのだ。それでも2-3回は球を2つ飛ばしたりしているが。

 果たして、地道な努力が身を結ぶ日がいつか来るのか?正直言って、40年生きてきて「努力は美しい。しかし報われるとは限らない」という人生の不条理に気づいてしまった今日この頃であるが、しかし報われる保障がなくても努力しなければいけないというのもまた人生であると言う事を私は知っている。

 まあ、簡単に書けば、下手にならないために練習するという事なんだけどね。

本日の体重・・・64.5kg(昨日は昼食をぬいた)

  2003/5/14(28682hit) 昨日わかったこと


左足の膝から下なのである。


 それは、アプローチを左足体重で練習している時、唐突に思いついたのである。アプローチだとどうして安定して球が飛ぶのか?

 →体重移動をしないからである

 →体重移動をしないと軸がぶれない

 →よって、アドレスの位置に正確にヘッドが返ってくる

 →しかしフルスウィングには体重移動は必要だ

 →じゃあ、体重移動をしながら軸を安定させるには?

 →やっぱり下半身だろう

 →バックスウィングは右足の踏ん張りだ

 →そしてダウンスウィングは・・・左足の踏ん張りじゃないか!

 帰納法と複雑系カオス理論と九九を使い、脳細胞をフル回転させた結果目を回した私は、3次偏微分方程式とフェルマーの最終定理と同位角・錯角の関係を理解したかのごとく悟った。そう、クモの糸は再び結ばれたのである!

 バックスウィングで右ヒザが右へ流れないよう我慢すると同時に左足のヒザから下に意識を集中し、左足親指で踏ん張りながらヒザの角度をキープする。そして、切り返しからダウンスウィング、インパクトまでそのヒザの角度を保つのだ。これにより、スウィング軸が傾いたり飛球線方向にずれたりすることなくスウィングできる(はずだ)。さらに左腰の開きまでが抑制される(はずだ)。

 今まで左足の親指に意識を集中させる事は何度かトライしたが、それだと力を入れる余りインパクトで左ヒザが伸びたり左腰が引けたりしていた。しかし、アドレスでの左ひざの角度をキープする事で、その欠点は見事に矯正されるのだ。

 この悟りにより打たれた球は飛球線の右へ飛びだし、そのまま右へ真っ直ぐ・・・いく事もあったが、インサイドからうまく入れば奇麗な弧を描いて左へ帰ってきてくれる。その美しい軌跡にわたしはしばし見惚れたぐらいである。これでとうとう私も「どろーひったー」の仲間入りだ!「はりーぽったー」ではないぞ!「すーぱーじぇったー」は全然違うぞ!「ねこふんじゃったー」は黒鍵だけで左右の手をクロスさせて弾けるぞ!

 今、私は猛烈に感動している。この感動を、明日の瀬田に持ち越せるのか?待て次回!

本日の体重・・・64.7kg(スパゲティ喰いすぎた)



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