日記14

2002年4月16日〜30日

  

2002/4/16(4675hit)  丸山、偉い!


 昨日は本当に死んど買った(もういいって)。20代前半までは、徹夜をしても次の日何でもなかったのに、月日の流れというか、生物の老化というか、私の精神力のなさというか、とにかく残酷なものである。

 まだ頭の中が痒い感じがする。完全に復調するまで2〜3日、いやひょっとしたら1ヶ月ぐらいかかるかもしれない。その間、日記の文章が昨日のようにおかしくなるかもしれないがどうか許して欲しい(えっ、昨日は別におかしくなかった、だって? もって回った、あまり意味のない言葉の羅列の、結局何が言いたいのかわからない、いつも通りの日記じゃないか、だって? ・・・そう思う人の日本語読解力は大変優れていると私がお墨付を出そう)。

 いや、丸ちゃんである。最終日、5バーディーノーボギーの最終日ベストスコアは見事の一言。まさに天晴!である。とにかくショットが完璧に近かった。いわゆるゾーンに入っていたのではないだろうか。攻めた結果が上手くはまった、ということか。まあ、ある意味開き直って、プレッシャーのかからない状況でラウンドできたのが良かったのではないかと思う。優勝争いしている状況であのショットを選択し、あの結果が出せるようになればメジャー優勝も夢ではないだろう。

 インタビューでの、こぼれんばかりの丸ちゃんスマイルと頬に光る嬉し涙の痕は、多くの日本人に感動を与えたと思う。そして、このベストスコアに対してコースから与えられるクリスタルの花瓶は、きっとこれからの丸ちゃんの宝物となり、その輝きはUSPGAツアー2勝目、3勝目への原動力となるだろう。とにかく、おめでとう!(って、本人がこのホームページを読んでくれる確率は限りなくゼロに近いのだが)。

 予選落ちした谷口も、パーマーと2日間一緒だったというのは「人生で一番大きな経験ができた」と言っているぐらいだから、今後のゴルフ人生にとって大きな経験になるに違いない。何と言っても、「マスターズでアーノルド・パーマーと一緒にラウンドした」というのは孫子の代まで自慢できる出来事である。

 例えて言うなら、ローマで若いおねーちゃんをナンパしたらどこかの国の王女だったとか、道端で困っているおばあさんを親切にしたら実は大金持ちで数十億円の遺産相続人に指定してくれたとか、趣味で彗星を観測していて偶然天文学の常識を覆すような星を発見するとか、手塩にかけて育てた息子がノーベル賞を受賞したとか、毎日ホームコースを馬鹿の一つ覚えのように回っていたらある日パープレーでラウンドできたとか、全然例えになっていないような気もするがとにかく努力と幸運が上手くシンクロした稀な出来事に違いない。

 よし、私も明日から道端のおばあさんには親切にし、彗星を観測し、息子を手塩にかけて育てる事にしよう。

 

  

2002/4/17(4704hit)  パーを狙わない勇気


 道端のおばあさんを親切にしよう。一日一善!というわけでなんだか良くわからないマスターズボケの編者である。

 ここ数日、世界の一流プレイヤーのゴルフをイヤと云うほど見て、またコースの攻め方をつぶさに観察して、ひとつ悟ったことがある。それは、「我慢の大切さ」と「リカバリーショットの大切さ」である。

 我々アマチュアに置き換えて考えてみると、「ダボを叩かない」大切さ、逆を言えば、「ミスショットしてもボギーに抑える」事こそが、スコアメイクにとって大変重要な核になると改めて思う。状況によって、潔くパーをあきらめる。その代わり、ダボ以上を極力叩かない。じっと我慢して、パーやバーディーのチャンスを待ち続ける。つまり、こういう「パーを狙わない勇気」が時として重要になってくるのではないか。

 そして、その我慢を貫くためには、そこそこのアプローチの腕が要求されることは明らかであろう。寄せワンを取るための、精度の高いアプローチを極めていくことも重要だ。しかし、それよりもバンカーから確実にグリーンオンできるとか、寄せで大きなミスをしないとか、難しいライでも確実に2パット圏内に寄せるとか、そういう総合的な寄せの技術を高めていくことが今の私には必要なのではないか。

 さらに、ダボを叩かないためには、1mのパットを入れる確率を上げるとか、OBを叩かないとか、総合的な技術の向上も必要だろう。また、コースマネージメントも必須である。

 コースマネージメントと言っても、上手い人から見れば噴飯もののレベルの低さである。例えば、ティーショットをチョロした場合、私はロングホールであろうとどんなにライが良かろうと、必ずミドルアイアンを手にして2打目を打つようにしている。ロングアイアンやFWでは、ミスを取り返そうと無意識に力が入り、さらに傷口が大きくなる可能性が高いからだ。これは、ボギーで上がる確率が高いクラブを選択している、という事に過ぎない(言い方を変えれば単にロングアイアンやFWの自信がない、と云う事であるが)。

 同様に、ロングホールの2打目も、ほとんどフラットなライでないとFWは持たない。530ヤードのロングでも、220(ドライバー)、160(6アイアン)、150(7アイアン)で十分3オンないしグリーン近辺まで運ぶ事ができるからである。FWを持つのは、ライが良くて、2打目の落下地点が非常に広いロングホールにほぼ限られる(きさいちCCで言えば松の4番や竹の8番である)。

 さらには、バンカーを避けてわざとピンの反対側にオンさせたり、2グリーンの真ん中を狙ったり、奥にナイスオンするより手前のエッジで止まった方が良いと考えたり、一見消極的で根性なしのようだが、それこそが「我慢」であり、私のレベルでの「コースマネージメント」であると自分で勝手に考えている。

 パーを狙わない勇気。常時80台前半で回れるようになれば別だろうが、いまの私のアベレージではそれが一番のスコアメイクの鍵であると考えている。

 

 2002/4/18(4736hit)  ダボを叩かないなんてどの口が言うた?どの口がぁ!

きさいちCC・梅松(Aグリーン)
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 3 5 5 7 5 4 4 4 6 43 5 4 6 9 6 2 6 6 4 48 91
putt 1 2 3 1 2 2 2 2 2 17 3 2 3 3 2 1 3 2 2 21 38
項目 今回 今年
アベレージスコア Scoring Average 2バーディー
7ボギー
5ダボ
1トホホ
91
(+19)
88.8
(+16.8)
パーセーブ率 27.8%
(5/18)
34.4%
(6.2/18)
ボギーセーブ率 66.7%
(12/18)
75.9%
(13.7/18)
パーオン率 Greens in Regulation Pct. 33.3%
(6/18)
31.8%
(5.7/18)
ボギーオン率 83.3%
(15/18)
80.4%
(14.5/18)
フェアウェイキープ率 Driving Accuracy Pct. 64.3%
(9/14)
64.3%
(9.0/14)
ドライバー平均飛距離 Driving Distance 208.6yard 210.9yard
アプローチリカバリー率 Scrambling 10.0%(1/10) 21.3%
平均パット数 Putting Average 2.111
(38)
1.996
(35.9)
ファインショット率 Driver 64.3% 72.5%
ファインショット率 F.Wood - 61.8%
ファインショット率 Iron 54.5% 62.8%
ファインショット率 Approach 60.0% 62.2%

今日はノーコメント!!(怒)

  

2002/4/19(4769hit)  ごるふが出来る幸せ


 ちょっとスコアが悪かったり、内容が悪かったり、3パットを量産したり、寄せでざっくりをしたりしたからと言ってすぐに不貞腐れる輩がいるが、如何なものか。ごるふができる時代と国に生まれ、健康にも恵まれ、ごるふを一緒にしてくれる妻にも恵まれ、毎週のようにラウンドできる、それ以上の事を望むと言う心理は不遜と云うより傲慢であり、また、今そこにある幸せが認識できない不幸なヤツである。そんなヤツになってはいけない。

 さて、気を取り直して昨日のラウンドだが、何故だかショートゲームのフィーリングがとても悪かった。さらに、アイアンもイマイチだった。付け加えれば、ドライバーも思いどおりに打てなかった。という事で、内容的には100を叩いても不思議のないものだった。3パット5つというのは前代未聞であると言っては大袈裟であるが、かなり悔しい。

 言い訳ではないが、昨日は馴れないサングラス付きのメガネをかけていたため、ボールを見る感触や距離感がいつもと多少ずれたのかもしれない。しかも、安物のレンズなので端の方が微妙に歪むのだ。パッティングのアドレスをした時、ボールやホールが楕円形に見えたり不等辺五角形に見えたりしたのも、レンズのせいだったのかもしれない。妻も美人に見えていたので、多分間違いないだろう。

 研修会当日で、ピン位置が異様に難しかったせいかも知れない。言い訳ではない。半分ぐらいのホールで、ピンがグリーン手前から5m以内に切ってあったのだ。砲台の受けグリーンでこのピン位置は反則である。パットは殆どが下りである。しかも芝は最近の陽気で良く伸びており、球の転がりはとても悪い。下りだから弱めに、でもいつもよりはだいぶ強めに、という微妙なタッチを要求された。それが3パット5つと1m以内を2度外すというフラストレーションのたまる結果を招いた。

 水曜日の夜、練習しすぎたのも体の切れが悪かった理由かもしれない。言い訳と思われるだろうが、やや違うと思う。練習では良いフィーリングで打てていたのだ。体の回転とクラブヘッドの重みを利用してスウィングする、ニューバージョンのショットに移行しつつあるのだ。昨日はそれがうまく行かず、どっちつかずのスウィングになってしまった。

 昨日のラウンドを象徴していたのが松の4番のパー5であった。ドライバーは狙いより15ヤードほど右に打ち出し、OB。前進4打からのドライバーはやや右へ出たがまずまず。5打目のAWはトップ。6打目のSWでの寄せもトップしてグリーン奥7mにオン。そこから下りのパットをオーバー、返しはショート。ここで「きゅうりの9ちゃんです。うっまぁ(角田氏の真似)」とか「6年3組、来年は中学生です」などと意味も無くオヤジギャグを言えれば私も大人物と思われるのだろうが、口から出たのはため息だった。修行が足りない。

 ただ、悪かったことばかりではない。バーディーは快心のショットとパットが入ってくれた結果だし、最終ホールも長い(といってもたかだか2mぐらいだが)のパーパットを根性で入れた。思わずガッツポーズが出てしまったが、ちょっと悲しいガッツポーズだな、と思ったりもした。

 スウィング改造のため、数ヶ月はスコアが低迷するかもしれない。そういうわけで、しばらくは成績に関してはあまり一喜一憂しないようにして頂きたい(誰が?)。

 

  

2002/4/20(4792hit)  練習場にて


 昨日、今日と練習へ行ってきた。アイアンを打ち込むためである。とにかくドローが打てるように、というよりつかまる球が打てるようになりたい。上級者でへろへろのこすり球を打つ人は少ない。皆、綺麗なドローを打つか、フェードヒッターでもしっかり球を捕まえていると思う。ここで一歩脱皮して憧れのドローヒッターになるのだ。

 しかし、20年近くこすり球を打ってきた体を矯正するのは並大抵のことではない。3ヶ月どころか、半年や一年でできるようになるのだろうか。練習場で右へ右へと流れていく球を見ながら、多難な前途を考えて暗鬱たる気持ちになる。

 今日は、7アイアンでとにかく左へ曲がる球を打つことだけを考えて練習した。どフックでも、引っ掛けフックでもいい。最悪、引っ掛け真っ直ぐでも良い。とにかく、意地でも右曲がりのボールを打たないぞ、と思ってがんばるのだが、2球に1球はスライスである。トホホ。

 何度か書いたが、やはりフックボールを打つためには左肩の充分な捻転と右下半身の粘り(我慢)が必須である。さらに、最大限ヘッドを走らせるため、腕に力が入らないように気をつける必要がある。この、たった2つのことだけを考えて振っているのにできなくて右へへろへろ。俺はへろへろ坊主か。

 そこで、一大決心をする事にした。9月いっぱいまで、スコアはあきらめる。OBが出ようがアプローチのフィーリングを忘れようが100叩こうがとにかくフックボールを打つことだけを考えて練習し、ラウンドする。練習場では7アイアンしか打たない。とにかく、秋までにドローをマスターする。するったらする!絶対する!!

 

  

 2002/4/21(4824hit)  メールマガジン


 「メールマガジン」というものをご存知だろうか。個人や企業が、e-mailと云う媒体を使って特定多数の読者に対して定期的に配信する、雑誌形式のメールの事である。内容は、企業の広告や特価情報あり、趣味の話あり、日記あり、小話あり、とまさに百花撩乱で、ウェブとはまた違った積極的な情報発信方法として、今後大きく伸びていく媒体だと思われる。

 当然、ゴルフに関するものも沢山ある。当ウェブでリンクさせていたいている「Golf Planet」もメールマガジンである。先日、Golf Planetを発見したまぐまぐ(メールマガジンを紹介するWeb)のこのページを何となく覗いていたら、大変役に立つメールマガジンを発見した。編者の羽田さんにご了承いただいたので、ここで皆さんに紹介したいと思う。

 「サラリーマンゴルファー・シングルへの挑戦」と題されたそのメールマガジンは、月2回のラウンドでシングル入りされた羽田春夫さんという方が発行しておられる。詳しくはバックナンバーを見て頂ければ判るが、誠実な人柄がにじみ出ている文章で、判りやすく、大変面白い。

 ウェブの文章はえてして一人よがりになったり(私だ)自慢になったり(私だ)こだわりすぎて読みづらい文章になったり(まさに私だ)しがちだが、羽田さんの文章は全体の構成がまるで学術論文のように理論的に構築されていて、とても判りやすい。そして、時間的、理論別、思考の流れ別に理路整然と文章の流れが整理されているため、読みやすく頭に残りやすい。私には逆立ちしてもできそうもない。見事な構成力である。

 で、内容の方だが、羽田さんご自身がシングルになるまでの過程、思考、練習方法が余す所なく紹介されている。私のようなトホホごるふぁーに取っても、共感、納得できる部分が非常に多く、また技術的にも大変ためになる事がたくさん書かれている。私が最も感銘を受けたのは、問題点を箇条書きで洗い出し、その一つ一つに大しての対処を考えていくという点と、「ボギーペースでシングルになる」という点である。

 特に、後者の考えには大きく感銘を受けた、というか、虚をつかれて鱗が落ちたとでも言おうか。この言葉には、色々な意味が隠されていると思う。私の、「ダボを叩かない」とも共通すると思うのだが、シングルと結び付けられるなんて私は思ってもいなかったのだ。(続く)

 

  

2002/4/22(4851hit)  「サラリーマンゴルファー・シングルへの挑戦」


 掲示板にまたすばらしい書き込みを頂いた。穂高さん、ありがとうございます。半年あまり日記を書きなぐっていて、技術的に参考になったと書いて頂いたのは穂高さんが初めてです。私は今、猛烈に感動している。これで、穂高さんのお名前も将来まとめられ(るかもしれない)、ベストセラーになる(かもしれない)本に載る事になりました。おめでとうございます!でも、私の言う事をあまり真に受けるとトホホごるふぁーになってしまうので、その点だけはどうかお気をつけください。

                           ★

 さて、昨日の続きである。羽田さんの考察では、「ボギーペースでシングルになれる」という事であった。羽田さんの実際の考えについてはここでは触れない。ぜひメールマガジンを購読し、バックナンバーをお読みになり、ご自分の目で確かめていただきたい。ここでは、私がその考えから派生して、主にメンタルな部分で思った事を書いてみよう。

 ボギーペースではもちろんアベレージは90であり、単純に考えればハンデは18止まりである(もちろん、HDCPの計算はもっと面倒だがここでは単純に考える)。ここで私が言いたいのは、シングルハンディキャッパーとして、私が当たり前と思いこんでいた「パーを取らねばならない」という考えから、「ボギーでOK、パーなら儲けもの」という考えへの変換である。大げさに聞こえるだろうが、これはまさにパラダイムの転換である(パラダイムと云う意味がわからない人は安心して欲しい。私も良くわからない)。

 ボギーで良い、と考えた瞬間から肩の力が抜けるではないか。何が何でもパーオン、何が何でも寄せワン、といきり立つ所からスコアは崩れていくのではないのか。この気持ちの持ち方は、今後の私の生き様に大きな影響を与えると言っては過言だが、そうでないとも言いきれないと考えても差し障りはない、と云うレベルまで来ていると推測されると思うが如何なものだろう。

 しかし、この考え方は「ダボ以上を(極力)叩かない」という前提が絶対条件であるのは言うまでもない。ボギーペース、パーがちらほら、でもダボもちらほら、トリ以上もありでは絶対にシングルにはなれないだろう(まさに今の私である)。

 と云うことは、スコアに対する欲を捨てよ、と云う事である。さらに、ダボを叩かないコースマネージメントをせよと云う事である。うん、やっぱり最近の私の考え方は間違っていなかったのだ。えらい。

 

  

2002/4/23(4882hit)  上手くならない!!(3度目のレッスン)


 先日、3回目のレッスンを受けに行ってきた。先週は忙しくていけなかったので、2週間ぶりである。この2週間で、5-6回自分で練習しただろうか。たまにプロのような惚れ惚れするハイドローが出るようになったが、10球に1球の割合である。あとはトップ、ダフリ、プッシュアウト、スライス、フェード、引っ掛け、チーピンなど、ありとあらゆる球筋(トップやダフリは球筋ではない!)がランダムに出る。まるで球筋の総合商社である。

 いや、レッスンである。下半身(特に右膝)の我慢と左肩を十分回す点はだいぶできてきたらしく、あまり先生から注意されなかった。それよりも、やはりインサイドアウトらしい。自分で相当インサイドからクラブを降ろしているつもりでも、先生からは「まだ外から入っている」と言われる。その元凶だが、トップからの切り返しに難があるらしい。

 我慢したトップから、手が遠回りして降りてくるらしい。つまり、腰が左へスライドするより先に上半身(特に肩)のねじれがほどけてしまい、それがクラブが外から降りてくる要因になっているのだ。非常にわずかなタイミングのずれのような気がするが、だからこそ非常に大事な部分であるような気もする。

 そう、プロのスウィングなどで、上半身はまだトップ位置直前でねじれが続いているのに下半身はダウンを開始している、というあの時間差である。私の場合、理屈ではわかっていても実際には打ち気がはやり、先に手が下りてしまうのだろう。

 という事は、切り返しのタイミングを下半身で制御する、と云う事が必要なのだ。先生は、腰を左へ少し動かす事でダウンのきっかけにする、と教えてくれた。これが上手くできれば、クラブが最短距離でインから降りてきて、しかも軽く振っているようでヘッドスピードが早い、というカッコいいスウィングになるはずなのだが。

 でも、問題は実際にそれができるかなんだよねえ。

 

  

2002/4/24(4917hit)  ドライバーが当たらない!!(3度目のレッスン・パート2)


 さて、レッスンはまだ続く。次は7Wである。個人練習と同様、上手く当たらない。やはりアウトサイドから入ってきている。上からボールをつぶすようにと指導されるが、そう言われると余計に手を使ってしまい、さらにインサイドアウトとは程遠いスウィングになってしまう。低くティーアップしたら上手く打てるのだが。・・・と云うことは、やはりアッパースウィングになっていると云うことか。

 もともとフェアウェイウッドは苦手意識があるからか、余計な力が入ってしまうのか、ナイスショットは出にくい方である。一去年当たりは何も考えずに綺麗な球を打っていたんだけどなあ。また、ティーアップした球とマットに置いた球を交互に打ち、苦手意識をなくす練習をしよう。

 問題はドライバーである。FWは最悪使わなくてもラウンドできるが、ドライバーはそういうわけには行かない。また不思議な事に、コースではひどいミスショットは出ないのに、練習場ではチーピン、チョロ、トップのオンパレードなのである。30球打ってもまともな球が1球も出ない。ドライバーの練習だけ見たら、私はHDCP80ぐらいと思われるだろう。あるいは、今日初めてクラブを握ったと思われるだろう。もしくは、もともと左打ちなのに右打ちで練習していると思われるだろう。

 私は結構長いティーを使う。練習場で一番高いティー位置にしてもまだ私には低いので、そのせいかも知れない。ただ、坂田プロのDVD(スウィング進化論)によると低いティーでも打てるようになれば上達した証拠らしいし、中島常幸プロも曲がらないティーショットのためにはティーを低くして打て、と何かの番組で言っていた。従って、ティーの高さのせいにするのは卑怯であると言える。

 先生によれば、やはりアッパースウィングになっていて、右足体重で振っているらしい。従って、インパクト後も地面に水平に、そしてクラブを左方向に振っていく意識でスウィングしろと言われるのだが、これが全然できないんだ。あんまり意識するとアウトサイドインになるし。

 ドライバーのドロー打ちのへ道は、妻に反抗するより難しいのかもしれない。もしそうなら絶望的である。

 

 

2002/4/25(4957hit)  雨のち晴れ、ところによりダボ

きさいちCC・竹梅(Bグリーン)
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 4 3 4 4 4 3 4 5 35 71
score 5 4 5 8 6 5 6 7 5 51 4 5 3 5 5 4 4 4 5 39 90
putt 2 2 1 3 2 2 2 3 2 19 2 2 1 2 3 2 2 2 2 18 37
項目 今回 今年
アベレージスコア Scoring Average 8ボギー
4ダボ
1トリ
90
(+19)
88.9
(+16.9)
パーセーブ率 27.8%
(5/18)
34.0%
(6.1/18)
ボギーセーブ率 72.2%
(13/18)
75.7%
(13.6/18)
パーオン率 Greens in Regulation Pct. 27.8%
(5/18)
31.6%
(5.7/18)
ボギーオン率 72.2%
(13/18)
79.8%
(14.4/18)
フェアウェイキープ率 Driving Accuracy Pct. 71.4%
(10/14)
64.7%
(9.1/14)
ドライバー平均飛距離 Driving Distance 210.0yard 210.9yard
アプローチリカバリー率 Scrambling 12.5%(1/8) 20.8%
平均パット数 Putting Average 2.056
(37)
2.000
(36.0)
ファインショット率 Driver 67.9% 72.2%
ファインショット率 F.Wood 50.0% 60.8%
ファインショット率 Iron 34.6% 61.4%
ファインショット率 Approach 57.5% 61.9%


 先週はあまりの不甲斐なさに恥ずかしくも未熟にも我を忘れて叫んでしまったりした編者であったが、今日は違う。なんとなればこの一週間、練習を積み重ね、アイアンの切れが出てきているのだ。

 と言うのも、昨日の練習でトップからの切り返しにおいて、下半身始動のタイミングを取るコツをつかんだのだ。そう、一昨日の日記の最後に書いた、カッコいいスウィングの元である。惜しげもなくここに皆さんに公開しよう。

 トップで左足を少しだけヒールアップし、そのかかとを降ろす事で切り返しをスタートさせるのだ。まだ体に覚えこませるには時間がかかると思うが、練習場では非常に上手くタイミングが取れている。これで怖いもの無しである。ふっふっふっふ。

 で、望んだ今日のラウンドであるが、全然ダメ。最低。ボロボロ。無茶苦茶。馬鹿。カメムシ。親子どんぶり。サッカーボール。逆上がり。三越。みたらし団子。ルールブック。ガンジャ。セロテープ。ワモンリクガメ。僧帽筋。うる星やつら。夕刊。見積書。もう、ごめんなさい。私が悪うございました。

 ドライバーはドローを打とうとしてボロボロ。アイアンは13ショット中フェアウェイからまともなショットが1つだけ。アプローチの距離感は出ないというより判らない。パターは4つぐらい短いのを外す。

 ごるふのかみさまわたしはやっぱりどんなにがんばってもあべれえじ90どまりですか?

 

  

2002/4/26(5005hit)  真実はどこにある


 自分の下手さ加減に呆れ、怒り、落ち込み、いじけ、くじけそうになりながらも自分を信じ輝かしい未来を夢見て頑張らなければと思いつつもやっぱり自分には全然ごるふの才能がないんだなあ30台のスコアはフロックなんだなあと考えへこんでいる編者である。

 昨日はたまたまHDCP3の知り合い(で、きさいちCCの役員をされている人)と同じ組になり、意識しなかったと言えば嘘になるだろう。無意識に肩に力が入っていたということもあるだろう。それにしても、アイアンが全くまともに当たらず、アプローチも全く寄らず、トリ、ダボ、ダボ、ダボ、ダボと続いた時は本気でごるふなんかやめてやると思った。

 後半は距離が短い梅コースで、アイアンのフルショットが5回しかなかったのであのスコアでおさまったが、そうでなければ100叩きのラウンドだっただろう。

 で、あんまり自分に腹が立ったのでラウンド後に練習してきた。いくらコツをつかんでも、頭でわかっても、コースでできなければただの小泉純一郎である(その心は、口先だけ)。6アイアンを手にとり、100球打ち込んだ。ホントは300球ぐらい打ちたかったが、腰が根を上げた。心が壊れそうなのに、体も壊れたら再起不能である。

 黙々と100球球を打ち続ける。そして、80球ほど打った時、私は悟った。毎回毎回、「わかった!」と偽の悟りを繰り返すごるふぁーは上手くならないと云うのが定説だが、そして私の場合もまさにそうだが、その理由がわかったのだ。

 そもそも、コツをつかんだとか、目から鱗が落ちる、というのは下手で才能がないごるふぁーが枝葉末節にこだわり、たまたま上手く行った時の動きをあたかもスウィングのすべてと思い込み、それを盲信するところから起こる。すなわち、些細な事にこだわり、最も大事な事、一番重要な事をないがしろにしていると云うことなのだ。

 何故それが判ったかというと、スウィングにおける本当に大事なことがわかったからだ。

 あっ、今、笑いましたね。吹き出しましたね。「またこのパターンか」と思いましたね。でも違う。今度こそ、プロとアマチュアが、上手い人と下手な人が、才能のある人と無い人が、上達する人とそうで無い人が決定的に違う部分を私は発見したという確信がある。私を笑った人はここより先は読まないようにしていただきたい。そして、私を信じる人だけこの先を読んで欲しい。スウィングの真実、全国1300万人の悩めるゴルファーが、一斉に目から鱗を落とす日がやってきたのだ。

 では、発表しよう。ごるふスウィングにおける最も大事な事、それは・・・・

































体の力を抜くこと

である。


・・・・・・信じなさい。笑ってはいけない!これだけ!絶対の真実!本当だってば!!

 

  

2002/4/27(5027hit)  究極のコツ


 と云うわけで、皆に笑われながら、ガリレオの如く「それでも地球はコツは回って力を抜くこといる」としばらく言い続けるつもりの編者である。昨日は力を抜きすぎてバックスウィングでクラブが上がらないという夢まで見てしまった(本当)。

 ただ単に「体の力を抜く」だけではいくら私が力説しても納得してくれないだろう。どこの力を、どう抜けばいいのか。これを今日は書いてみることにしよう。

 まずは、アドレス。ここで全身に力が入っているとあなたのミスショットは約束されていると言っても過言ではない。特にグリップと肩。クラブが落ちるぐらい、ゆるゆるのへにゃへにゃで構えよう。さらに、ここでモジモジしているとだんだん力が入ってくること請け合いなので、構えたらすぐテークバックを始動しよう。

 次にバックスウィング。上げていくにつれて、ぎりぎりと力が入っていきやすい。アドレスの脱力感をそのまま維持しながら、下半身の緊張感だけを持ってクラブを上げていく。この時、肩を思い切り回さなければとか、左手を棒のように伸ばさなければとか考えすぎると肩に力が入る。

 これを防ぐためには、できるだけ無意識に正しいトップへ持って行けるよう、トップの位置でスウィングを停止する事を何度も繰り返し、形状記憶肉体を作ってやると良い(と思う)。

 そして、ダウンスウィング。一番力が入るところだ。ねじりを戻す力と体重移動だけで振れればベストである。特に右手に力が入らないよう注意が必要だ。ここでは、右手の力を抜く事を意識するより体重移動のタイミングだけを考えて振ったほうが良い結果が出やすい(私の場合)。即ち、4/25の日記に書いたとおり、左足のヒールアップを戻すこと以外何も考えないのだ。

 今日の練習では、トップで体を一瞬静止させ、ヒールアップし、すぐにヒールを落とす事でダウンスウィング始動のタイミングを掴むスウィングを試みると、一番腕の力が入らなかった(私の場合)。しばらくはトップで止めるスウィングで練習するつもりである。

 後はインパクトからフォロースルーに入るのだが、ここはどう力を入れ、どう力を抜くのか私にはまだ良くわからない。右肩を飛球線やや右側(つまりインサイドアウトの軌跡になるように)に押し出し、低く長いインパクトゾーンを作れば良いと思うのだが・・・。まあ、いずれまた練習を積み重ね、先生に見てもらう事でコツがわかってくるだろう。

 と云うわけで、とにかく「確かに力を抜くと言うのは大事だと知っていたけど、こんなに、想像以上に、これでもかと言うぐらい、いくらなんでもそれは抜きすぎと違うか、というぐらい力を抜く」という事が大事であると思った39歳の春である。

 (なお、例のごとく、これを読んでスウィングがボロボロになっても私は一切関知しない。どうかご了解いただきたい。あくまでトホホごるふぁーである私の主観に基づくコツである。信用できない、と考える方が普通かもしれない)

 

  

2002/4/28(5049hit)  頭ではわかっていても


 ハーフで50以上叩くトホホごるふぁーが偉そうにコツを伝授しても、全く説得力が無いなあと昨日の日記を読み返してつくづく思う編者である。

 現に、昨日の練習でも満足のいく球は5球に1球という情けなさである。新庄の打率より低い。最初のうちはまだ良いのだが、50球を越えるあたりから体がへばってしまい、最後の方はへろへろくんである。つまり、頭ではわかっていても体がついてこない。こんな事では、ラウンド後半良いショットが望めるわけも無い。ああ、スタミナも、記憶力も無い不器用な我が筋肉よ。

 スタミナと言えば、最近ラウンド前後にアミノ酸飲料を飲むようにしている。アミノ酸と言うのはたんぱく質を分解したものであり、即ち超こま切れ肉である。で、アミノ酸飲料にはこれが1000mgや2000mg入っている。それだったら肉(や魚や卵)を100g喰えばアミノ酸100,000mg摂取だからその方が良いとも思うのだが、吸収率の違いなのか吸収スピードの違いなのかやはり違うような気がする。

 ごるふよりはるかに体を使うサッカーで走り回っているライバルN君に聞いてみると、やはり次の日の筋肉痛や疲れ方が全然違うそうなのだ。言うまでもないが、飲んだ方が疲れが残りにくいらしい(当たり前だ)。

 ちなみに、私が今飲んでいるのはアミノバイタル「ウォーターチャージ」の粉末である。これを1リットルの水に溶かしてラウンド中に摂取するのである。やはり、多少は違うような気がする。中年を迎え、ラウンド後半にへろへろになる同士や、ラウンドの次の日に疲れてしまう仲間にはお勧めしておこう。

 なお、私は発売元「味の素」の回し物ではない。味の素の関係者がこれを読み、製品を送ってくれるようなことがあっても、謹んで受け取る事をここに付け加えておく(そんなこと無いって)。

 

  

2002/4/29(5077hit)  ゴールデンウイーク

 世間はゴールデンウイークらしい。7連休とか、9連休とかで浮かれているらしい。しかし、私には関係ない。カレンダーが赤くても、それが木曜日でなければ休みでは無いのだ。我ながら因果な仕事であると悲しい気持ちになるが、平日に休めるのでそれはそれで嬉しい気持ちもある。でも連休が無いと言うのは悲しい。でも木曜日のラウンドは安いので嬉しい。でも連休が無いと旅行もいけない。でもエントリーが取りやいつまで続くねん!!

 失礼した。関西人は放っておくとすぐに漫才を始める、と言う噂は本当である。さらに、私のような生粋の関西人は油断すると一人ボケ突っ込みをするので、細心の注意が必要である。皆さんも、関西人と付き合うときはこの事を頭に叩きこんでおかないと大変な目(大事な商談中に笑いの発作で話ができない、大事な商談中にしらけてしまい話が途絶える等)に遭うこともあるので気をつけて欲しい。

 さて、休みが無い、と言っても午後からは一応体は空く。で、最近多くなっている「薄暮プレー」に行きたいと考えている。大阪には淀川の河川敷に結構たくさんのパブリックコースがあるのだ。京阪ゴルフ倶楽部高槻ゴルフ倶楽部くずはパブリック、そして牧野パークゴルフ場などである。最近は河川敷でも乗用カートがあったり、ベントグリーンだったり、コンディションが非常に良かったりと、クオリティが上がっているらしい。是非とも半日の休みを利用して回ってみたいと考えている。

 それが、連休が無い悲しい私のせめてもの抵抗だ。とは言え平日休めると言う点では贅沢と思われるかもしれない。だからと言って皆が休んでいる時働くのは業腹だ。そういいながらゆっくり木曜日にもおええ、ちゅーねん。もう、あんたとはやっとれんわ(べたなオチですいません)。

 

  

 2002/4/30(5105hit)  貧弱な坊や


 しばらく練習しない事にした。といきなり書くと、結構インパクトがあるなあ。まあ、別にプッツンした(懐かしい)訳ではないのだ。

 前々回のラウンドぐらいから薄々感じてはいたのだが、右手親指の付け根が痛いのだ。今習っているT先生に言われて、グリップを2ナックルから3ナックルに、つまり今まで以上にフックフリップに握るようにしてから、古傷がまた痛み出した。最近また数日連続で練習に行って、痛みがだんだんひどくなってきたため、無理しないようにと考えての事である。

 それにしても、肩を痛めたと思ったら足首の筋を痛めるし、首の寝違えが1ヶ月近くたってやっと治ったら腰を痛めるし、それら全てが収まってきたと思ったら今度は親指。故障がローテーションを組んで襲ってくる。世間の中年はみんなそうで、異常があっても私のように弱音を吐かないだけなのか?それとも、私の体があまりにヘボいのか?

 若い頃から体を鍛えていないからなあ。運動といえば、中学時代に卓球部に入っていたぐらいで殆ど鍛えていないからなあ。雑誌の裏表紙に載っていた、ブルワーカーの「女の子にもてない貧弱な坊や」そのものだったもんなあ。

 今も歩くのは大嫌いだし、300m先のコンビニへ行くのも車で行くし、仕事も室内だし、仕事の合間はずっと座ってコンピュータで遊んでいるし。ごるふ以外の趣味もすべてインドアだもんなあ。

 せめて、乗用カートを使わず歩いてラウンドしようといつも思うのだが、私はヘビースモーカーなので灰皿の付いているカートについつい乗り続けてしまう。これではいけないと思い、一度、携帯用灰皿をコースに持って行った事があるが、何となく変でそれ以後使っていない。

 歩いて下半身を多少なりとも鍛えられれば、スウィングにも良い影響が出てくると思うのだが、だましだましでもごるふができている間はきっと何もしないんだろうなあ。そして、老人になって、体が全然言う事を聞かなくなってから「せめて中年の頃から歩いていればよかった」とか思うんだろうなあ。

 鍛えるべきは、体ではなく精神の方かもしれない。

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