日記10

2002年2月15日〜2月28日

2002/2/16(3292hit)  反省


 最近の日記は暗い。モチベーションが下がってきている。ごるふに関係ない、オリンピックや政治の話をしている。という風な批判が風に乗って聞こえてくるような気がしないでもない、という感触がある、という想像をしているのは嘘のようだが本当である、という点は否めない、というフィーリングを感じる今日この頃である。

 確かに練習のモチベーションは下がってきている。今日で10日間ほど行っていない。夢の中や想像では非常に熱心に練習している気がするし、ごるふのテレビ番組は欠かさず見てイメージトレーニングは欠かさない。しかし、それだけでは少々不十分のようだ。

 一昨日のラウンドでも、良いショットと悪いショットの落差が激しかった。真芯に当たったナイスドライブの次のホールでチョロをしたり(言うまでもなくドライバーである。いくら私でもパットでチョロをする事は年に4-5回しかない)、べたピンのショートアイアンを披露したと思ったら残り50ヤードからグリーン手前のバンカーに入れたり、OBは無かったものの満足のいくショットは2割程度だったと思う(もちろん、考え方次第で5割にも8割にもなるし、思い切って「100%満足のいくショットでした」と言ってしまえば誰にも文句を言われる筋合いはないのだが、生真面目で正直な性格がそれを許さないし、やはりそれは悲しい)。

 毎晩、妻と離れてコンピュータの前へ座り、このページを考えるのは至福の時間苦痛ではないが、あまり時間がかかりすぎると、何か悪さをしているのではないかと勘ぐって心配して妻がコンピュータの部屋へしのび足で音を立てないように気遣いながら入ってくる。今まで、何度驚かされたことか。

 今も、何となく背中に気配が・・・・・・・・・・あっ。

2002/2/17(3324hit)  アプローチの練習に

 行ってきた。久々の練習である。いつもは2階の打席を使うのだが、今日は1階の、打席前がフラットな場所に陣取り、ランニングアプローチだけ120球練習した。

 マットではなく足を置く固い人工芝の上から、サンドウエッジで5-7ヤード先を狙う。最初は全く上手く当たらない。やはり固い地面からはサンドウエッジは難しい。しかし、あえてSWで練習するのは、トップやダフリが判りやすいようにするためだ。本当ならPWや9アイアンのほうが良いとは思うのだが(へそ曲がり、とも言う)。

 何度打っても、満足な感触が得られない。あんまり腹が立ったので、力任せにSWを地面に叩きつけてやったら、ヘッドが嫌な音を立てて5-7ヤード先に飛んでいった・・・ら嫌なので、何とか我慢して打ち続けた。

 両足は・・・・・転がしの場合は揃えるが正解だろう。
 スタンスは・・・・・やはり、ヘッドが抜けやすいように気持ちオープンに。
 ボールの位置は・・・・・右足指の前、体に近めで。
 グリップは・・・・・ややハンドファースト、そしてハンドダウン。
 ロフトは・・・・・必然的に立つ事になる。
 フェースは・・・・・ターゲット方向、つまりストレート
 体重は・・・・・当然左足に7割から8割かけている。
 スウィング軌道は・・・・・気持ちカット打ちかな?
 手首の動きは・・・・・最小限
 フォローは・・・・・無理に作らない

 と10項目も気をつけているのに、良い感触のショットは5球に1球。残りの3球はボールの手前3cmをダフり、1球はトップ。ミスショットが出るたびに、切れて暴れ回り、練習場の備品を破壊する・・・・と警察を呼ばれるので止めておく。

 まあ、当分は初心者に戻ったつもりで地道に転がしを練習する事にしよう。

 

2002/2/18(3344hit)  どうしたらいいの?


 さて、ランニングアプローチである。

 妻が「ALBA」という月刊誌を買って来てくれた。私がアプローチに悩んでいる事を知っていて、その特集が載っているのを見つけて買ってくれたのだ。なんと優しい妻であろう。普段でも、コンビニに弁当やラーメンを買いに行ってくれたり、美味しいお惣菜をスーパーで買ってくれたり、出前の電話をかけてくれたり、過労で倒れないように人一倍昼寝をしたり、私に洗濯や掃除をさせてくれたりと、文句の付け所が無い。せめてものお返しに、(10年ほど)旅行へ出かけてはどうか(そのまま蒸発してくれても良いと思ったが口には出さなかった)と言った事があるのだが、責任感が強いのか、私という奴隷伴侶がいないと寂しいのかそういう気配も無い。

 閑話休題。妻の話になると何故か止まらなくなる。これも妻を心から恐れて愛しているからだろう。ALBAのアプローチの記事である。USPGAのプロ十数人がアプローチのコツを伝授してくれている記事なのだが、みんな言う事がばらばらである。一体誰を信じれば良いのか?

 ガルシアなんて、「右手のコックを使わない」と記事には書いているのに、写真では思い切りコックが入っている。良くわからないがさすが神の子である。また、ランニングも「パターのように肩でスウィングする」とか「肘から下で打つ」とか、読んでいると余計に頭が混乱する。まあ、色々試してみて自分に合った感触を掴めばいいのだが、私のようなレベルだと毎日の調子そのものが不安定だからある日良くても次の日はだめ、という調子でどれが良いのか判断もできない。

 確かに、パッティングのように打つのが一番簡単そうだが、アプローチの上手い人を見ていると誰もそんな打ちかたしていないぞ。それに、何度かその打ちかたは試したが上手く行った記憶がないぞ。何故だ。さらに、私はパッティング自体が苦手だぞ

 当分苦悩は続くようである。

2002/2/19(3376hit)  やっぱり練習はするもんだ


 パットの練習を再開した。練習すればするほど悩みが多くなりそれで最近練習していなかったのだが、思い返して再びパターを手に取った。我ながらなんと強靱で人間離れしたな優柔不断さであるか。しかし、昨日は一つすばらしい事を発見した。

 だいぶ前の日記に、振り子式ストロークに変え、振り子の幅を広く(バックスウィングを大きく)取り、ショート傾向のパットに対処すると書いたのだが、実はこれが悪い結果を生んでいたようなのだ。どういうことかと言うと、

バックストロークを(考えるより)大きくする → 大オーバーするのではないかという不安 → インパクトがゆるむ(減速する) → 弱いタッチでショート

というパターンにはまっていた気がする。フォローを長く取るようにしてからこの不自然さに気づいた。

 逆転の発想で、バックスウィングはやや小さめに、そこから加速させてインパクトでしっかりと球をヒットし、フォローを少し長く取るようにしてみた。するとあら不思議、力強い球足でボールが伸びていくではないか。

 「これ(バック小さめ、加速、フォロー長め)」だったのか!

 私は裸で「ヘウレカ!」と叫びながら夜の街へ飛び出して行った。

2002/2/20(3398hit)  理想と現実のギャップ


 昨日裸で町へ飛び出し、危うく風邪を引きかけた私はすぐに家へ帰り、高揚した気持ちのまま他に何かできないか考えた。そうだ、パットのストロークをビデオに撮ろう

 初めてテープレコーダーで自分の声を録音し、それを聞いた時の事を覚えているだろうか。自分の声が、異様に変に聞こえたはずだ。これは、自分が普段聞いている声というのは頭の中を伝わってくる伝道音と合わさるため、その伝道音がない地声を異様に感じるという原理なのだが、ビデオでも同じような事が言えると思う(原理は全く違うが)。

 自分では、体は全く動かず、プロのようによどみないストロークをしていると思い込んでいた。ところが、ビデオに撮って見てみると、まるでアル中患者の如くふらふらである。タイガーと思っていたらただのトラだった。格好悪いこと極まりない。これでは、入るパットも入らないわな。

 かくのごとく、イメージと実際は違うものである。プラス4ぐらいまで高揚した気持ちは一気にマイナス7ぐらいまで落ち込んでしまった。

2002/2/21(3428hit)  ランニングアプローチ


 昨日練習に行って、マイナス7からプラス1ぐらいまで気分が戻った編者である。ちなみに、最高はプラス100で、最低はマイナス100である。今までの最高は初めて○○○○した時(変な想像をしているのは誰だ。もちろん「ラウンド」に決まっている)で、プラス75である。最低はマイナス100である。どういう時だったかは聞かないでそっとしておいてあげて欲しい。

 前回同様、固いマットの上から今回はPWでランニングの練習である。ダフリを恐れるあまりか、どうもトップ目にヘッドが入る。左足体重、球を体に近づけて、手首をできるだけ使わないで・・・と注意しながら打つが、前回同様やはり上手く当たらない。しかし、試しに多少手首を使ってみると、イメージ通りフェースにボールを当てる事ができる。

 さらに、基本はアウトサイドインだと思うのだが、それではヘッドのトゥ側にボールが当たり打った感触が異様に悪い。しかし、インサイドからヘッドのヒールをぶつけていく感触で振ると気持ちよくフェースにボールが乗り、ドロー気味にターゲットへ向かうボールになる。

 うーん、これもひとつの理想と現実のギャップなのか。自分(の感触)を信じるか本を信じるかだが、自分が信用できないことは自分が一番良く知っている

 悩みは深まるばかりである。

2002/2/22(3460hit)  「それ」だった!(2/19の日記参照)

きさいちCC・梅梅
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 72
score 7 7 3 8 4 4 4 5 6 48 4 5 4 5 4 4 4 4 5 39 87
putt 2 3 1 2 1 2 2 2 2 17 2 2 2 2 2 2 2 1 1 16 33
項目 今回 今年
Scoring Average
(アベレージスコア)
6ボギー
3トリ
87 90.0
パーセーブ率 50.0% 35.7%
ボギーセーブ率 83.3% 73.8%
Greens in Regulation Pct.
(パーオン率)
27.8% 35.7%
ボギーオン率 83.3% 84.1%
Driving Accuracy Percentage
(フェアウエイキープ率)
64.3% 62.2%
Driving Distance
( ドライバー平均飛距離)
206.4yard 207.5yard
Scrambling
(アプローチリカバリー率
36.4%(4/11) 18.5%
Putting Average
(平均パット数)
1.833 2.103
ファインショット率(ドライバー) 65.4% 70.4%
ファインショット率(フェアウェイウッド) 75.0% 61.8%
ファインショット率(アイアン) 67.9% 65.4%
ファインショット率(アプローチ) 60.5% 57.0%


 今日はパッティングが全てだった。悩みに悩みぬき(といえば大袈裟だが)、練習に練習を重ね(と言う程したわけではないが)、その苦労が報われた日であった。今日は、ちょっと嬉しい。いや、だいぶ嬉しい。実は、無茶苦茶嬉しい。数字に換算すると、プラス17ぐらいである。まるで、長いトンネルを抜けたようすがすがしいな気分である。

 出だしからトリ・トリ・パー・トリのスタートで、今までの私なら100、いや110を叩いても不思議のないパターンである。しかし、パットのフィーリングがとても良かったので、不思議とあせったり腐ったりする事無く、我ながら冷静にプレーする事ができた。

 3パットが1つあるが、攻めてオーバー、オーバーの3パットだったから悔しくない。また、1パットが4つはどれも入れ頃外し頃の長さを強めに狙って打てたし、しかも全てパーパットと云うのが本当に嬉しい(裏を返せば2打目のアイアンがぶれてパーオンしなかったということだ。パーオン率の低さがそれを証明している)。

 後半も、グリーン上に不安が無くなったせいかショットにプレッシャーがかからず、久しぶりに良いスコアで上がる事ができた。今の私には出来過ぎのスコアである(というか、やっぱり少し謙遜しすぎで嫌味ですか?というか、やっぱり無意識に自慢していますか?としたら、嫌なヤツですか?ってゆーかぁ、こゆ事をー、書き連ねる事自体がぁー、すごーくヤな性格と思わないー?友達にぜーったいなりたくないタイプだよねー。よくいるじゃん、自分が攻撃されそうな時、前もって予防線を張ったりぃ、安全なポジションに自分を置いておいてぇ、保身を図るヤツ。根性腐ってんじゃないの?ってカンジィー?)

 もちろん課題が無かったわけではない。アイアンの酷すぎるミスショット(はっきり書けばチョロ)がAWで2回、PWで1回あったし、ティーショットのOB(完全なミスショット)と2打目の7WのOB(狙い所を間違えた)が1つづつ、寄せのざっくりも3回あった。バンカーショットも下手糞である。アイアンでの距離の読み違えも2回あった。ということで、(仕方のないミスもあるが)考えれば予防できたミスも多かった。

 これに慢心せず、冬の薄い芝の攻略とパッティングの精進を続けるつもりである。・・・・てな事書きながら、来週また42パットとかするかも・・・・とか思う弱気な編者であった。

2002/2/23(3488hit)  アプローチは?


 ところで、一昨日のラウンドでは、アプローチの方はどうだったか。まだまだ満足のいく転がしには程遠いが、少し上向きにはなって来ていると思う。

 昨日のラウンドでの、アプローチのファインショット率(60.5%)の詳細は以下の通りである。

ショット内容 19ショット中 内訳
ランニング エンドラン ピッチショット バンカーショット
まずまず 7(37%) 3 3 1 0
イマイチ 9(47%) 2 2 4 1
ミス 3(16%) 1 1 0 1

 18ホールで19個のアプローチショットは異様に多いと思われるだろうが、これには理由がある。50ヤード未満のコントロールショットを全てアプローチショットとして計算していること、梅コースが全長2944ヤードと短く、ドライバーがそこそこ飛べば後はアプローチの距離になるホールが多い事、出だしの1番で4回アプローチをした事(注1)、私が下手くそな事、昨日の昼食がカレーライスだった事(注2)、JR西日本の新快速が敦賀まで延長される事などである。

 肝腎のピッチショットは、まずまずが1回、イマイチが4回である。あまり良くないように思われるだろうが、先週までは殆どがミスだったのだから結構な進歩である。また、イマイチのショットでも距離感が合わせられなかったり方向が悪いだけでショットそのものは上手く打てているのだ(フェースにボールを当てる事で喜んで、方向や距離感までまだ考えが回らないとは・・・レベルが低い。低すぎる・・・・・)。

 また、バンカーショットも距離感のコントロールが全然できない。ピンに寄せようとまでは思わないが、近く・遠く・すごく遠く、の3段階の距離感ぐらいは出したい(書いていて恥ずかしくなるぐらいの低レベルである)。

 パットに救われたが、このレベルのアプローチではいくらショットが良くてもボギーペースが関の山であろう。更なる努力が必要と思われる。しかし、改めて書いてみるとこんなにレベルの低い所で苦労しているとは・・・やっぱり私はまだまだトホホごるふぁーであった。

 注1・・・2打目の50ヤードをややオーバー、グリーンの奥へ(1)。行ってみると、ボールが木の根にくっついていて、普通に打てない。真横へ出すだけ(2)。そこからのエンドランがトップしてグリーン反対側へ(3)。そこからランニングで都合4回のアプローチとなりました。ちゃんちゃん。

 注2・・・注が1個だけでは寂しいので、意味もなく付けてみました。


2002/2/24(3507hit)  トホホごるふぁーとは?


 今は廃刊になったか名前が変わったかして無くなったあるコンピュータ雑誌に、「トホホ君」なる投稿ペ−ジ(詳細は忘れた)があった。これが無茶苦茶面白かったのだ。

 トホホ君とは、「(コンピュータをいじっているうちに)しなくていい事、してはいけない事をつい魔がさしてしてしまい、ハードディスクをぶっ壊したりデータを全てぶっ飛ばしたりしてしまう、しかもそういう行為を性懲りもなく何度も繰り返してしまうかわいそうな性格の人」である。

 例えば、「windowsフォルダの中のわけのわからない実行ファイルをつい何気なくダブルクリックしてしまい、コンピュータの挙動がおかしくなり、あわてて電源を落としたらそれが原因でハードディスクが昇天してしまった」とか、「買ったばかりのディスプレイのケーブルが刺さらないので深く考えず無理矢理押し込んだら実は上下が逆でピンを折ってしまい修理にン万円かかった」とか、とにかく共感の涙無しには読めない感動的投稿ページであった。まさに、「おお、我が同士よ!」と思わず駆け寄って抱きつきたくなるような感じである。

 つまり、何が言いたいかというと、この世には「トホホ君」というおもろうてやがて悲しき人たちが少なからず存在し、その人たちはこの世に笑いと話題とさわやかな一陣の風と優越感と共感と感動と、とにかく色々なものを我々に与えてくれるのだ。

 そして、そういう人たちはどんな世界にも、もちろんごるふの世界にも存在する。そんなトホホごるふぁーの話を書こうかと思ったのだが、今日はトホホ君の説明だけで疲れてしまった。また後日と言う事で。

 ん? 私? トホホごるふぁー協会の副理事をしております。

2002/2/25(3532hit)  トホホごるふぁーの実態(1)


 さて、実際に、この世にいるトホホごるふぁーの話に入ろう。あらかじめ断っておくが、昨日も書いたとおり「トホホごるふぁー」は決して嘲笑の対象ではない。むしろ、同情と共感(とわずかな微苦笑)を与えてくれる、みんなの人気者なのだ。以下の文章も、そういう好意的な視線から書いている、と思って読んでいただきたい。思えなくても思い込んでいただきたい。

なりきり君(トホホ度1)
 好きなプロごるふぁーに心頭するあまり、服装からクラブセッティング、スウィング、果ては立ち振る舞いやしゃべり方までそのプロをコピーしてしまうごるふぁー。似合っていればまだ見られるのだが、5頭身で短足なのにタイガーの真似をする、というのは見ていてもはや微笑ましい。平均スコアは95だが自分では本来の実力なら85以下で回れると思っている。

ウンチク君(トホホ度2)
 夏坂健氏のエッセイでごるふのウンチクに目覚め、殆ど全ての著書を揃えている。もともと話をする事が大好きで、頭も悪くない。しかし、話がくどすぎて周りの人たちから少し煙たがられている事に本人は気づいていない。コースでの昼食時には必ずビールを注文し、午後のラウンドはスコアを崩すことが多い。しかし、スコアにはあまりこだわらない(実際の所はわからないが)。平均的な像としては年の頃なら50歳前後、中間管理職、メガネをかけている。アプローチとパットは結構上手く、悪くても90台前半で回ってくる。

理屈君(トホホ度3)
 とにかく理論については誰よりも勉強し、事実良く知っている。レッドベターの信奉者だったが、数年前ブッチハーモンに乗り換え、現在は江連氏の理論を絶対的なものと考えている。ゴルフ雑誌のレッスン記事をスクラップしていたりする。自分のスウィングについては弱点や改善すべき点を完璧に把握しているつもりだが、実はちょっとずれていたりする。また。もともと練習嫌いだからいつまでたっても上達しない。持ち球はチョロである。ミスショットの後、何故いまのミスショットが出たのかを聞かれもしないのに解説してくれる。平均スコアは100-110。口ぐせは「おかしい。何故だ。」である。

 明日に続く。
(ここに書いてある事はフィクションであり、実際にモデルがいるわけではないと思う

2002/2/26(3562hit)  トホホごるふぁーの実態(2)


 トホホごるふぁーの話の続きである。昨日書いてみて、「トホホ君」というより「こまったちゃん」という感じがしないでもないが、それでもこれはトホホ君である、と思って読んでいただきたい。思えなくても思い込んでいただきたい。

クラブ君(トホホ度3)
 ことクラブに関してはクラフトマン顔負けの知識を有し、奥さんの白い目にさらされながら自宅の一部に「工房」を作ってしまった貴方は、間違いなく「クラブ君」である。バランス計を持っている(実は2台目である)。ボーナスでロフト・ライ角調整器を買いたいとここ何年も思っているが、奥さんの許可が得られない。もちろん、練習している時間よりも工房にこもっている時間の方が長いし、ラウンドにかかる費用よりもクラブにかける費用の方が高かったりする。意味も無くグリップを交換し、余計に感触を悪くしたりする。シャフト交換でにっちもさっちも行かなくなり、青くなってプロショップに駆け込んだ過去を持つ。平均スコアは90前後、ベストスコアは一度だけ70台を出したことがある。

ニギリ君(トホホ度3)
 お互い朝の挨拶が済み、まだ手袋も嵌めないうちから「ちょっと、握りまへんか?」と言ってくる人がいれば、その人が「ニギリ君」である。ニギらないゴルフはゴルフではないと思っており、高額のニギリになればなるほど良いスコアを出す。平均スコアは85前後で、パットが異常に上手い。職種は自営業、その中でも工務店や不動産業、焼き肉やさんを営んでいるケースが多い。歳の割には非常にエネルギッシュで、大体顔は脂ぎっていて、冬でも汗かきである。人は良いが、あまりお友達にはなりたくないタイプではある。

初心者君(トホホ度4)
 「初心者君」は、練習場に一人で出没する。黙々と練習しているが、とんでもないスウィングでとんでもない球を打っている。見ていて、「なぜちゃんと教わらないのだ!」とイライラしてくるが、本人は一向に気にせず、ただただ球を打ち続ける。手元を見ると、父親のお古であろうと思われるスチールシャフトのブレードアイアンで、「本格的にするならもっと易しいクラブを買え!」とイライラしてくる。しかも5番アイアンばかり練習している。「もっと優しい番手から練習しろ!」とイライラしてくる。1度だけ父親と河川敷のコースに行ったが、その時のスコアは142であった。友達は少ない

しつこく明日も続く。
(最初は2日で終わると思ったのだが、書いているうちにどんどんアイデアが膨らんできた。水増し、という感じがしなくもないが下手な鉄砲と云う意見もある。本当の所は、破れかぶれというか、あとは野となれ山となれである)

2002/2/27(3588hit)  トホホごるふぁーの実態(3)


 トホホごるふぁーの話もいよいよ佳境である。願わくば、「ああ、こういう人いるいる!」とか「うーん、これは俺だ・・・」とか思いながら読んでいただきたい。もちろん、思えなくても思い込んでいただければ、少なくとも私を喜ばす事はできるだろう。

練習君(トホホ度4)
 「理屈君が」デスクワーカーなら、この「練習君」はフィールドワーカーである。週に3回は練習場に行き、毎回200球から300球を打ち込む。ドライバーが大好きで、毎年買い換えたりしているが、現在のエースドライバーは「地クラブ」である。最近は80ヤード以内のアプローチを集中して練習しているが、なかなかうまく行かない。ゴルフ雑誌に書いている事、インストラクターに教えてもらう事をすべてメモし熱心に練習するのだが、理想のスウィングを追い求めるあまり複数の先生(や理論)に浮気し、なかなかスウィングが固まらない。
 調子の良いときは80台前半で回るが、ちょっとしたきっかけからとんでもない大叩きをして、100を叩く事もままある。大叩きをすると途端に機嫌が悪くなるのもこのタイプである。


上司君(トホホ度5)
 キング・オブ・トホホ君はどこにでもいる貴方の上司である。悪い人ではない。そう、けっして悪い人では無いのだ。しかし、一緒にラウンドすると周囲の人たちを全て奈落のトホホに落としてしまう。良くしゃべるし、口だけは絶好調である。ゴルフは三度の飯より好きだし、ゴルフ暦も長い。しかし、スタートホールの第一打からチョロをして、「ちょっと体が回ってないなあ」と解説が始まる。2打目も、3打目も解説してくれる。そしてそれは18ホール続く

 昼食時の話題も、午前中のラウンドの解説から人生訓、説教、仕事の心構えと、ゴルフ場での話題に一番相応しくない方向に膨らんでいく。午後もラウンドしながら仕事の心構えの続きをしゃべったりする。トホホ。

 もし、この人より自分がヘタだったりすると大変で、ラウンドレッスンが始まってしまう。同伴競技者の事はお構いなしで、部下である君を自分のようなへっぽこスウィングに仕立て上げるべく、泡を飛ばしながら熱心に教えてくれるのだ。しかし「こうやって打つねん」と言いながらの見本のショットや、自分の本番でのアプローチはミスショットばかりである。そして、「なっ。今のはヘッドアップや」と聞いてもいないのにまた解説してくれる。こちらは笑いをこらえるのに必死である。結局、アベレージは100ぐらいでいつも落ち着く。しかし、こういう上司を持った君が実は日本一のトホホ君かもしれない。

おたく君(トホホ度5)
 「上司君」がキング・オブ・トホホ君ならば、「おたく君」はゴッド・オブ・トホホ君であろう。この人を一言で表現するなら、「ヘタの横好き」である。ゴルフを始めた頃は「初心者君」であり、それから「ウンチク君」、「リクツ君」、「クラブ君」、「練習君」などの血筋を少しづつ受け継ぎ、経験をつむ事で一人前の「おたく君」が出来上がる。

 練習が好きで、それも異様に熱心である。練習場ではぶつぶつと独り言を言いながら球を打っている。でもヘタである。傘を持つと無意識にスウィングしてしまうし、喫茶店のお絞りをオーバーラッピンググリップで握ってしまう。立っている時は体重移動と腰の動きをついついチェックしてしまう。でもヘタである。クラブにもこだわるが、持っているのは誰もが持つキャロウェイで、実は只のミーハーである。でもヘタである。アプローチとパットの重要性に気づき、練習はしているものの、本番ではざっくりやチョロをしてしまう。ヘタである。スコアをコンピュータで管理し、数字を見て一喜一憂している。ごるふに関するホームページを作っちゃったりもしている。でもヘタである。1ヶ月に1回、「今度こそ悟った。もうスウィングが判った。」と言う。「目から鱗が落ちた!」とも言う。でもやっぱりヘタである。調子の良いときと悪いときの差が激しい。午前中50近く叩き、午後40を切ったりする。平均スコアは89.4ぐらいだが、本人は85ぐらいに目標を置いているらしいが、それは世間では無謀と云う。他人事ながら、まさにトホホである。

 以上、9パターンのトホホ君を解説したが、ちょっと企画倒れの感は否めない。もう少しアイデアを練って書けばよかった。トホホ。

2002/2/28(3612hit)  チップショットのコツをつかんだ!


 とうとうやった。ついにきた。昨日の練習で、ついにチップショットのコツを掴んだのだ。もう、有頂天で、自信満々で、鼻高々で、意気揚々で、力もりもりで、ハウスフルーチェである(と云っても、本当にそれが正しいかどうかは今日のラウンドでその成果が現れるかどうかであるが)。

 2/21の日記に、私はこう書いた。

 左足体重、球を体に近づけて、手首をできるだけ使わないで・・・と注意しながら打つが、前回同様やはり上手く当たらない。しかし、試しに多少手首を使ってみると、イメージ通りフェースにボールを当てる事ができる。

 前半部分はともかく、後半は大間違いだった。やはり手首は使ってはいけないのだ(いけないことは無いのだろうが、私に取ってはその方法は難しすぎた)。やっぱり、一番信用できないのは自分だという事が判った次第である。

 さらに、2/17の日記ではこう書いた。チップショットの注意点として、

 両足は・・・・・転がしの場合は揃えるが正解だろう。
 スタンスは・・・・・やはり、ヘッドが抜けやすいように気持ちオープンに。
 ボールの位置は・・・・・右足指の前、体に近めで。
 グリップは・・・・・ややハンドファースト、そしてハンドダウン。
 ロフトは・・・・・必然的に立つ事になる。
 フェースは・・・・・ターゲット方向、つまりストレート
 体重は・・・・・当然左足に7割から8割かけている。
 スウィング軌道は・・・・・気持ちカット打ちかな?
 手首の動きは・・・・・最小限
 フォローは・・・・・無理に作らない


 と10項目もチェックしていたのだが、たった一つ、大事な事を忘れていたのだ。今まで、短いエンドランでは気をつけていた項目が、すっぽりと抜け落ちていたのだ。それにさえ気をつけていれば、上の10項目はおまけみたいなもので、7-8割の確率で思うような球が打てる!しかも極めて簡単なコツで、である。

 ややミスショット気味でも、ざっくりやトップなど、ひどい怪我につながらないのだ。この方法は、まさに目から鱗である。またかと思われるだろうが、今回はしっかり落ちた鱗を確認した!コンタクトレンズではなかった!と思う。

 さて、前置きはそのくらいにして、そろそろそのコツを発表しよう。全国24万5029人の、チップショットに悩める同志たちのために!冬の薄い芝に泣かされてきた、全ての仲間のために!

 そのコツとは・・・!!



 あ、もうラウンドの時間だ。行ってきまーす!

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